投稿日:2015年05月29日 (金) 18時33分
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みなさん、こんばんは。
一昨日、希ちゃんが、輪島警察署の一日署長を務めました。 見に行きたかったなぁ。 で、今朝の地元紙には、ロケの記事が大きく載っていました。 記事は読まなかったけど、ロケシーンの写真が、しっかり目に入ってしまいました、がっかり。
さて、今週の『まれ』は、ゴンタくんに癒やされた、ただそれだけでした。(笑) みのりが、徹の部屋に閉じこもったときの、ゴンタくんのお願いポーズで、ピンときちゃいましたよ。 はなの養女、美里がかわいがっていて、軍用犬として徴集されたテルじゃないですか。 連れ去られるときに、立ち上がって悲しげに鳴いた顔を思い出しちゃいましたよ。 それで、オスと分かっちゃったんだよね。(笑) これまで、はるの店内などでよく見かけましたが、全く気づきませんでした。 テルの話の時、ももちゃんもいたから、太鳳ちゃんは、二度目の共演ということね。(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 場面は、クリスマスイヴの夜、店じまいして、池畑家のクリスマスを祝った後の、うだぁーとした天中殺の店内から始まりました。 これも、おそらくは、毎年恒例のことなんじゃないの。 ここでも、池畑家のメンバーは、しっかり揃っているし、毎年、無理しなくても家族でクリスマスを祝えるじゃん。(笑)
陶子さんのあくびが、印象的でした。(笑) 希の椅子の上での船漕ぎは、わざとらしすぎ。(笑) ガクッとなった時点で、普通、目は開くものでしょ、そのあと、すぐまた眠り込むにしても。
美南ちゃんから、家族でクリスマスを祝えたお礼をいわれた浅井さん、罪の意識に耐えきれず、みんなに、ルセットは、希が考えたものだと正直に話しました。 おまけに、クリスマスケーキのルセットを盗まれたのも自分のせい、と告白。 でも、これに反応したのは、陶子だけでしたね。(笑) で、このエピソードも、あっさり終了、あいかわらず中途半端でしたね。
希は大悟から、ルセットは、パティシエの命、それを他人に自ら差し出すのはクズだ、といわれ、不合格を言い渡されました。 外へ出た大悟を追いかけた高志は、希はクズじゃない、と、ついに歌声以外の声を発しました。 これが、全く中途半端で、これまで声を出さなかった効果が、ほとんどありませんでした。 何のために、ここまで、ひた隠しにしてきたんでしょうね、もっと劇的な場面で、発声させてあげれば、よかったのに。(笑) それにしても、天中殺でのみんなの様子を見ると、真夜中みたいでしたけど、大悟と高志が外に出たときの中華街は、どう見ても、20時から22時といった感じでした。
その頃、能登では、年忘れパーティーの真っ最中。 一子からダメ出しされていた看板は、赤地に白字でToshiwasure Partyと書かれた、おしゃれなものになっていました。(笑) 一子を外に呼び出す圭太。
この行動は、全く理解不能。 こっそりならまだしも、みんなの前で誘っておいて、しかも、雪が降る外へ連れ出すなんて。 ホワイトクリスマスを意識するなら、もっと景色のいいところまで誘うよね。 雪も白い粉を風に流すだけ、あまりにも、ちゃちい演出でした。 だいたい、雪は、強い風に流されていたけど、外に出てきた連中の髪は、全く揺れてなかったじゃんね。(笑)
圭太からプレゼントを受け取る一子、あの包装じゃ、持った瞬間に箸だって分かるはず。(笑) これは、圭太がひどすぎる。 後で、洋一郎もいってたけど、女心が、全く分かっていないんだね。 徹以上のダメンズじゃん。(笑)
その洋一郎も、外に出てきて、希に励ましの電報を送ったことについて、圭太をなじりました。 この情報は、どうやって入ったんだろうね。(笑) 高志がみのりにいったのかな。
そのころ、室内では、うみねこ座による『切手のないおくりもの』の合唱。 飲んだくれて酔いつぶれていた慎一郎も、最前列で殊勝に聴いています。(笑) ステージ前のスペースの脇に置かれたダンボール箱には、『GOD NOODLE』の文字。 このカップ麺も、『あまちゃん』に登場していたんだよね。 このドラマは、ウォーリーを探せか。(笑)
そこで、いきなり、夢あきらめ宣言をする徹と、無理に夢をあきらめる彼は嫌、という藍子さんが口論に。 無理矢理、合唱を続けさせる文さん。 なぜか、室内に戻ってきて、殴り合う圭太と洋一郎、まさにカオスでがんすな。(笑)
マシェリ・シュ・シュの厨房では、希が、大悟に、ルセットを浅井に渡した言い訳をします。 何かを得たいなら、何かを捨てろ、と大悟は、希に言い放ちました。 これって、監修している辻口さんの言葉なのかな。 ケーキの道を究めるために家族を捨てた幸枝さんも、そうだったんでしょうね。 今風にいえば、トレードオフというやつですね。 辻口さんは、捨てる必要のない、ほんの一握りの天才を、フランスで見てきたのかな。
大悟が、お怒りモードのところに、なんと厨房の電話が、鳴りました。 だいたい、こういうこだわりのお店は、作業が中断される電話を厨房になんて置かないよね。(笑) 置いても、内線的な使われ方をして、電話番号は、公開しないだろうし、一徹が掛けてくるのは、不自然だよね。 番号は、百歩譲って希が一徹に教えたとしても、あの大悟が、しかもお怒りモードの大悟が、自ら電話を取るわけないじゃんね。(笑) それはともかく、一徹からの電話は、両親が離婚する、というものでした。
マシェリ・シュ・シュを不合格となった希は、荷物をまとめて、輪島に逃げ帰ってきました。 元治さんや文さんは、暖かく迎えてくれました。 戻ることは、連絡したけど、不合格になったことは、いえなかったんだね。 藍子さんと徹も、笑顔で仲良く迎えてくれましたが、表面上、取り繕っているだけでした。(笑) 実態は、またしても、家庭内別居状態でした。(笑) それも、やがて自然消滅しちゃいましたけどね。(笑)
要するに、夢をあきらめきれんお父さんに愛想尽かしたっちゅうことけ、って希、それは違うんじゃないの。 夢をあきらめる、と宣言して、己をだまし続ける徹に、愛想が尽きたんだよね。
まいもんでは、殴り合って傷だらけの洋一郎と圭太を見た希は、びっくり。 みのりが箸の件や、一子が、圭太はまだ希が好きじゃないか、と疑っている、といったことをぶちまけました。 荒療治だけど、元の鞘に収めるには、いい方法だよね、さすがはみのり。
希は、圭太に告白してフラれた、と話しますが、一子は、自分が希の気持ちを確認して、好きじゃないというから、アタックしたのに、嘘つき、となじりました。 このあたりは、脚本家も混乱しているね。 確かに一子は、希の気持ちを確かめたけど、それは希がフラれたあと、つまり一子が圭太と付き合ったあとだから、嘘つきじゃないんだよね。 箸を受け取った希の行動も批判しますけど、それは八つ当たりだね。 希も、恋愛話をオーディションの話にすり替えるのは、いかがかと思うぞ。 そんな訳で、女性同士のけんかには立ち入らない、それが一番だね。(笑) 希は、圭太への気持ちを、このやりとりで、気づかされたみたいですね。
そして年の瀬、唐草模様の、あまりにもベタすぎる風呂敷包みを抱えた元治さんが、嬉々として家を飛び出してきました。 集会所では、みんなが集まって、お面をつけています。
アマメハギ、いわば、なまはげでがんすな。 『あまちゃん』では、ナモミが出てきましたよね。 『てっぱん』では、ベッチャーでしたね。 みんな、ルーツは一緒なんだろうな。 アマメというのは、くるぶしあたりにできるタコのことでがんすな。 冬にぬくぬく、火鉢や囲炉裏にあたって、座ってばかりいるとできるとかで、なまけものの象徴なんでがんすな。 そのアマメを剥ぎにくるから、アマメハギというんでがんす。 以上、一口メモで、がんした。 結局、ここでも、元治の祭り好きという設定なんでしょうね。
桶作家では、藍子さんが、希に、採用試験の結果が楽しみ、合格したらおいしいものを持って、横浜まであいさつにいく、とノリノリです。 希は、不合格をいいだせなかったのね。 ていうか、あれだけ希の横浜での個人情報が輪島に流出しながら、なんでこの情報だけ伝わってこないんでしょ。(笑) さすがの高志も、気の毒で、伝えることができなかったのかな。 だいたい、荷物まとめて戻ってくれば、横浜から撤退してきた、と普通なら分かるじゃんね。(笑) 一徹だけは、感づいているみたいね。(笑)
徹は、希を自室に呼んで、夢追っても叱られて、夢諦めても叱られて、と愚痴ります。 以前、弥太郎さんの作業場に長崎みかんの箱があって、他の生産地への配慮も必要では、と書いたら、徹の部屋に有田みかんの箱が、置いてありましたね。 スタッフは、ちゃんと私の文章をチェックしてるんだね。(笑)
そこへお重を探しに来た文が、幸枝が藍子さんに、徹を駄目にしているのは藍子さん、どんだけ失敗しても待っとる、逃げ道を作るから、駄目になるんだ、といったことを教えました。 それを聞いた徹は、藍子さんに、でっかい夢より藍子と希と一徹と、お前たちの方が何倍も何百倍も大事だ、といいました。 一緒にいよう、一緒にいてください、そういって手を握る徹、そして和解成立、と思いきや、IT企業の社長から電話があり、再起したので、一緒にやろう、と誘われた、と上機嫌になってしまい、すべてご破算に。
そして、2002年の大晦日、テレビからは、紅白歌合戦でのBEGINの『島人ぬ宝』が流れる中、一徹は、徹にIT企業の情報をプリントアウトして差し出しました。 業務内容は、ホームページの作成代行、会社名は、ライブゲイツになっていましたね。(笑) 行かないという徹、行けという藍子さん、二人が言い合う中、一徹は、二人して東京に行けば、といいました。
一徹は、大学に行かず、デイトレードで、生計を立てていくとのこと。 それを聞いて驚く徹と藍子さん、なんという放任主義な家庭なんだ。 大晦日まで、息子の進路について、ほとんどノータッチだったわけ? 希の時は、進路希望調査票のようなものに、輪島市役所福祉課とかなんとか、輪島市役所ばかり三つ書いていたよね。 親子との進路相談もあるけど、一徹は、学校にも関東の大学に進学、といい続けてきたのかな。
そして、さらには、高校卒業後のみのりとの結婚宣言。 予想がズバリ的中しましたけど、このドラマを見続けた人は、大方そう思ってたでしょうから、自慢はできませんね。(笑) 一番しっかり者のみのりが、一番とんでもない行動に出る、というのは、『ちりとてちん』の順ちゃんをかなり意識していますね。(笑)
そこへやってきたアマメハギ一座、って大晦日の夜の9時過ぎだよ、そんな時間に一般家庭を回ったら、はっきりいって迷惑でしょ。(笑) 元治さんが、うちで一杯飲んでいけ、とみんなを誘ったのかもしれませんね。 そのメンバー真人は、娘の結婚話にボーゼン。(笑)
そりゃ、反対しますわな。 高校卒業したばかりの未成年が、デイトレードという、いわばバクチで生計を立てていく、というんですから、そんなところに娘を喜んで嫁がせる親は、いないよね。 結婚だって、もう少し、自立できるめどが立ってからでも、十分じゃんね。 浩一の、徹の息子だから、彼が藍子さんを不幸にしたように、一徹もみのりを不幸にする、という発言、ロジックはめちゃくちゃですが、妙に説得力があったのよね。(笑)
で、反対されたので、みのりは、徹の部屋に立てこもり、そのまま夜が明け、元旦を迎えました。 このあたりは、父、剛三に抗い、真知子さんが、陽子と一緒に須藤家の便所に立てこもったことを思い出しました。(笑) 里やに立てこもった、純愛の天野巌さんを思い出した人も、いたでしょうね。(笑) 部屋の中の荷物を取らせろ、とみのりに頼む徹が、昨日と同じパンツをはいている、といったのは、アドリブですね。(笑) あれから風呂に入った人もいないだろうし、みんなそうだよね。(笑)
真人のゴンタ作戦も、文さんのおせちの匂い作戦も、みのりには通用しませんでした。 ていうか、真人は郵便局員だろ、元旦に年賀状配達しなくてもいいのか?(笑) 一子もやってきて、希との間に気まずい空気が流れたとき、高志と大輔が、現れました。 元旦だよ、元旦、お正月の朝なんだから。 このタイミングで来るって、おかしいでしょ。 夜行バスで、朝到着したんなら分からないこともないけど、横浜からのは、金沢止まりだからね、早朝に輪島は、ありえないのよね。(笑)
それはともかく、大輔は、ちゃっかり居座って、おせちのお相伴に預かりました。 そこで初めて、希との関係を大輔に問う徹。 あんたが、希のファーストキッスの相手か、とストレートに大輔に問う文さん。 ゴン太、塩田体験さしてやる、となぜか希のファーストキッスの相手に、お怒りモードの元治さん。(笑) 結局、塩田体験、させたのかな。(笑)
したわいね、確かにキッスは、と逆ギレ状態の希。 希まで、年寄り臭くキッスといっちゃいましたよ、って、突っ込むところは、そこじゃありませんね。(笑) 問題は、した、と能動態の表現を使っていることよね。 これって、自分自身も、キスする意思があった、と認めてるってことよね。
そうじゃないでしょ、酔っ払いに無理矢理された、っていわなきゃ。 相手が覚えていようといまいと、初めてだろうとそうじゃなかろうと、19歳だろうと何歳だろうと、犯罪は犯罪だからね。 なんかもう、希は、心の中で許しちゃってるし、まわりも、希が自分の意思でしたと、思い込んじゃってるもんね。 もし、この先、大輔と結びつけるつもりなら、この出会いのエピソードは、朝ドラ史上に残る汚点だね。 圭太も洋一郎も、殴り合いしてないで、こぴっと大輔をぶん殴れし。(笑)
希は、みのりと一徹のために、水ようかんとお茶を持って、2階に上がりました。 この時は、ちゃんとお盆の上には、お茶碗も二つあるのよ。 ところが、みのりに差し出した時には、背の高い方のお茶碗が、消えちゃってるのよね。 このあたりが、あまりにもずさん、ドラマがつまらないからスタッフもだれるのか、こういうスタッフだからつまらないのか、って、そんなことどっちでもいいよね。(笑) 『カーネーション』や『あまちゃん』の微に入り細にわたっての行き届いた演出、こぴっと見習えし。
みのりは、希に、一徹との馴れ初めを語りました。 きっかけは、ゴンタを散歩中のみのりが、一徹が、6年振りに東京から帰ってきた父親への怒りをはき出すところを目撃したことでした。 父親の代わりになって、藍子さんと希を、津村家を自分が支えよう、としている一徹の姿に、惚れたのね。 捨蔵師匠の代わりに、西門家を自分が支える、と頑張った通天閣を思い出します。
そして、夏祭りの準備をしているときの会話で、地元で結婚して、ここで暮らすというみのりの夢が好き、と一徹が、いってくれたことで、好きになったとのこと。 なんか、今一つ、盛り上がりというか、説得力に欠けるエピソードだなぁ。
その晩、外に出ている大輔に、晩ご飯だと声を掛ける希。 結局、泊まることにしたんだね。 4,200円払うんだろうね。(笑) 高志は、どこにいったんだろ、実家に戻ったのかな。(笑) 桶作家に泊まる、ということは、宿を確保せずに来た、ということだし、最初は、高志が、自分の家に泊めるつもりだったのかもしれないね。 ていうか、二人旅を決意して実行したってことは、大輔も、高志と言葉なしで意思の疎通ができるってことだよね。 珍さんもできるし、それができない幼なじみ連中って、本当に高志と仲がいいのか。(笑)
希は、大輔に、大悟のケーキへの熱い思いと、みのりと一徹を応援する決意を述べました。 そして、おそらくは翌朝、1月2日ですよね、多分、希が応援団となって、みのり、一徹とともに、真人さんたちと直談判することになりました。 いきなりの、あけましておめでとうには、ガクッ。(笑) はるは、年中無休といっていたけど、こんなところにいて大丈夫なのか。(笑)
しかし、一体どういう会議なんでしょうね。 津村家と寺岡家だけでいいと思うけど、桶作家はまだしも、蔵本家に高志を含む幼なじみたち、大輔までいるって、それだけで、真剣味が感じられないんだけど。 しかも、結果を見る限り、みんな、みのりたちの応援団だった感じがするし、無責任というか、ストーリーに一貫性がないというか、なんだかなぁ。(笑)
一徹は、3年間経ってもものにならなかったら、デイトレードをやめる、という妥協案を提示しました。 逆に3年待って、その間にものになり、生計を維持できる見通しが立ったら結婚すればいいじゃん、と思ったし、同じ思いを抱いた人も多かったでしょうけど、すぐに文さんがそういってくれてすっきり。(笑)
ところが、みのりは、9人子供を産みたいから、3年も待てない、と反論。 実は、母親の久美が、みのりの弟となる男の子を流産して、悲しみにくれた経験があり、そのときに、チビみのりちゃんが、男の子をたくさん産んで、野球チームを作る、と約束したのでした。 もしかすると、流産した子供の代わりにゴンタを飼ったのかもしれませんね。 ちびゴンタも、かわいらしかったですね。
で、この話を聞いて感涙にむせぶ、は大げさですけど、涙を流す久美さん。 真人も、不幸にしたら絶対許さん、二人で必ず幸せになれや、と結婚を許しちゃいました。 ここは、やっぱり視聴者も、感動すべき場面なんでしょうね、ホントは。 でもね、私は、全然、感動できなかった。
だって、男を連続9人って、奇跡だし、女の子を入れて10人以上、産まなきゃいけないんだよ。 その間、みのりは、産休と育休で、給料は、よくて現状維持、でも年々、生活費は、膨れあがっていく。 とても、彼女の給料だけじゃやっていけないし、地道にこつこつといっても、高校卒業後3年間、定職についていなかった一徹を雇ってくれるところは、限られるぞ。 得意の村人みんなが里親、みたいに育ててくれることを期待しているのかな。 とにかく、あまりにも、非現実的で、話に入っていけないのよね。
希は、二人の婚約パーティーのために「みのり&一徹おめでとうエンゲージケーキ」の試作に入りました。 希にまとわりついていた大輔は、明日、桶作家を出、北陸をまわって帰る、と伝えました。 藍子さんは、東京には行かない、と宣言しました。 一子は、両親に頼みごとをしようとしています。
明日で、決着がついて、希は、再び、横浜をめざすのかな。 腹をくくるんだろうね。
さて、第8週の関東地区の最高視聴率は、大悟が、能登大納言と元治さんの塩を使って、クリスマスケーキを完成させた22日(金)の20.8%で第1位でした。
月曜から土曜までの詳細は、18.0%、20.3%、19.4%、19.2%、20.8%、20.7%で、第8週の週平均は19.73%、『ごちそうさん』の第8週の平均は22.35%、『花子とアン』の第8週の平均は22.58%、『マッサン』の第8週の平均は19.33%でした。 第8週までの全平均は19.74%、『ごちそうさん』は21.60%、『花子とアン』は22.07%、『マッサン』は20.41%でした。
関西地区の最高視聴率は、閉店後、大悟がつくったクリスマスケーキで、池畑家初の家族揃ってのクリスマスパーティーが行われた22日(金)の20.5%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、大悟のクリスマスケーキが完成するも、駅の近くのミニョン・ミニョンで、そっくりのケーキがつくられていることが判明した19日(火)の20.2%で第2位、第1位は大相撲の20.5%でした。
『花燃ゆ』の第21回は、関東地区が10.8%でした。 ちなみに、八重の第21回は14.1%、官兵衛の第21回は14.8%でした。 第21回までの全平均は、花燃ゆ12.44%、官兵衛15.50%、八重15.48%です。 関西地区は12.1%でした。
今回は、金子ありささんの脚本でした。 今回は、思ったほど、悪くはありませんでした。
ドラマは、文久3年(1863年)4月、吉田家が復権され、梅太郎の長男、小太郎が吉田家の家督を継ぐところから始まりました。 予想どおり、前回のラスト英国大使館の焼き討ちは、紀行をもって打ち止め、今回は、全く触れられませんでした。(笑)
京都では、辰路が、玄瑞に急接近、前回の二重スパイのことなど、全くなかったかのように話は進みます。(笑) そういえば、滝さんは、玄瑞を着た切り雀だから、と心配していましたけど、着た切り雀って言葉は、この頃には、もう存在していたということなのね。 でも、実際は、糸をかみ切ってもらったり、よろしくやっておりました。(笑)
その京には、家茂公が、天皇と会うために来ておりました。 家茂といえば、和宮と結婚した、いわば、先に長井雅楽も唱えていた公武合体作の象徴なのですが、そのあたりに関するコメントは、一切ありません。(笑) そういえば、新撰組のメンバーも、誰一人として、登場しませんね。(笑)
長州では、なんと利助とすみが結婚。(笑) 本人たちが言い出すまで、誰も知らないってどうよ、ありえる?(笑) あれだけなんでも話し合っていたすみが、文たちに何もいわないなんて不自然でしょ。 寿も、怒るかと思いきや、利助にきれいといわれて、にこにこ喜んじゃいましたよ。(笑)
京では、晋様が、寅次郎の遺骸を移すときに、将軍しか渡れない橋を渡ったり、攘夷祈願に詣でる家茂公に、よっ征夷大将軍と声を掛けたりやりたい放題、とうとうあの桂小五郎さんにまで、ちゃんちゃらおかしい、といわせちゃいましたよ。(笑) 周布に、10年待て、といわれて、暇をもらい、西行をもじり東行と名乗り、萩の山中で出家しちゃいました。 これを聞いた小忠太は、激怒したと思うんですけど、そこを描いてほしかったなぁ。(笑)
亀は、わざわざそこに行ったのか、偶然出会ったのか、その情報を杉家にもたらし、文が、あわてて駆けつけます。 よっ、文と片手を上げる雅、どうしちゃったんでしょう、キャラぶれまくり。(笑) 官兵衛で、糸が出てくるたび感じた脱力感を、今度は、雅に味あわされることになるのね。(笑) おまけに、辰路のことを、文にチクっちゃいましたよ。(笑)
京では、攘夷に消極的な家茂公が、二条城に閉じこもります。 そこへ押しかけ、警護を名目に、城を取り囲む玄瑞たち。 この絵柄が、あまりにもショボイ。(笑) どう見ても、押し込み強盗に入る盗賊団としかみえないものね。 征夷大将軍なんだから、それなりの警護はしているはずだし、あんなたった十数人の者たちのいいなりになるって、ありえないっしょ。 本当にあれだけの人数なら、あっという間に亀太郎状態にさせられちゃってるよね。(笑)
でも、ドラマだと、彼らのこの行動のおかげで、攘夷決行の日が、5月10日に決まった、としか思えない流れでしたね。(笑) それを聞いた敬親公が、伊之助の前で、まだ、攘夷実行に迷いを見せています、本当に優柔不断なんだから。(笑) 京では、成功を喜ぶ長州の面々、周布さん、また乾杯したりして、飲みまくってますよ。(笑) 長州では、攘夷決行を前に、藩庁が、萩から山口に移されました。 そして、玄瑞たちも、萩には寄らず、山口に向かいました。
それを聞いてショックを受けた文は、伊之助相手に、愚痴る、愚痴る、愚痴る。(笑) おかげで、都美姫の世話役になれるかも、と山口に連れて行くことになりました。 なんと、あの基本的に機嫌が悪いか、ひどく機嫌が悪いしかない、春子さんのような寿が、文を後押し、塾は自分が守る、と力強いお言葉。 息子が塾に入ると、愛着が湧くものなのね。 というか、この際、文から奪っちゃえ、って感じなんでしょうか。(笑)
最初は、女一人旅なのかと思っちゃいましたよ。 それが、伊之助との二人旅とは。 普通は、重臣だもん、伊之助には、供回りの者たちが付くよね。 文からすれば、かつてのあこがれの人との二人旅、玄瑞なんてどうでもいいんじゃないの。(笑) こんな旅行を許す寿は、文の気持ちを知らないのかな。 子供しか眼中になくて、夫のことなんて、もうどうでもいいのかも。(笑)
玄瑞は、念願の武士、25石取りの藩士に取り立てられました。 その彼は、下関で光明寺党を結成、攘夷実行を誓います。 そうとは知らない文が、山口に着きますが、玄瑞とは会えません。
そこへ都美姫が登場。 高橋英樹さんや松坂慶子さんが登場すると、絵面が大河になっちゃうから不思議ですよね。(笑) 何の脈略もなしに、玄瑞の妻か、と問いかけます。 これだけでも、不自然なのに、初対面の小娘に、何を血迷ったか、いつ戦が終わるか、勝てるか、と質問しちゃいましたよ。(笑) それに動じることなく持論を語る文、すごすぎる。(笑)
戦う前から負け戦という者もいる、という文の発言に、都美姫は怒りますが、敬親は、よく分かる、といい、何と一対一での面会が叶います。 百合之助さんも、寅次郎のことで、迷路のようなところを歩かされた挙げ句、やっと会えたのに、小娘があっさり、それも正式に畳の上ですからね。(笑)
とどめは、近こう、という殿様の声に、ズカズカと立ち上がって、畳5枚分も歩いちゃいましたよ。 普通は、顔を上げることはできないし、近こう、といわれても形だけ這い進む、そんな感じですよね。 こんな、めちゃくちゃな展開は、どこにでも顔を出しまくった江以来じゃないでしょうか。(笑) 堂々と殿と語り合う文の姿を見たら、百合之助さん、卒倒しちゃうんじゃないでしょうか。(笑) 滝さんは、へらへら笑って、せわあない、というんでしょうね。(笑)
結局都美姫から世話役を断られ、下関の光明寺を訪ねた文は、玄瑞と再開しました。 玄瑞さん、文が贈った羽織を着ていてよかったね。(笑) そして、下関で、フランス国旗を掲げた外国人商船に発砲、攘夷の戦端を切りました。 あれれ、史実では、最初は、アメリカ商船だったはず、いいのか時代考証は。(笑) ついでに、下関海峡といってるけど、当時は、馬関海峡の方が、一般的だったんじゃないのかな。 それはともかく、次回も、この緊迫したラストとは全く結びつかない、のどかな展開が、繰り広げられそうですね。(笑)
それでは来週も、己を捨てて公のために生き、色事に血迷わず、攘夷を立身出世の方便とせず、世間に向けて、その気運を高め、でくの坊にならず時代を転覆させ、道なきところに道をつくる英断をなし、捨てられんものが多い奴ほど動けん、身軽が一番と悟り、戦う覚悟を心に刻み、士気を高め、この国を、民を守るとの決意で、外威には決して屈せず、ないものは得、志を成し遂げることを誇りに思い、いつか、この国を俺が変えてみせる、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、ようやく我が家にも春が来るじゃんね。
「志ある者の邪魔立てだけは、すまいと決めておる。なぜなら、誰しもその命ついえる刹那、生き切った、そう思うて欲しいからじゃ。背中を見送るときは常に願うておる。行け、輝け、と」 CATCH A DREAM!! |
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