投稿日:2015年06月12日 (金) 19時01分
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みなさん、こんばんは。 梅雨本番を迎えましたね。 でも、こちらは、今日入るといってたのに、予想は外れたみたいね。 そんななか、沖縄は梅雨明け、日本列島は、ホント南北に長いねぇ。
さて、今週の『まれ』は、あいかわらず、くだらない恋愛にかまけてますね。 パティシエとしての成長物語かと思えば、ただのドタバタ劇だね。 我ながら、ウイスキー造りの物語だと期待してしまった前作の後悔が、反省として活かされていないことに、忸怩たる思いでがんす。 それにしても、このドラマ、実は、って情報の後出しが多すぎるぞ。
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 ついに、料理の巨人が、始まりました。 そうそう、私の記憶が確かならば、っていってましたねぇ、思い出しましたよ。 それは、ありがたいんですけど、少しは台詞、変えるもんでしょ、普通は。(笑)
審査員は、向かって左から、元横綱大乃国、辻口博啓、服部幸應、友吉鶴心の4人。 辻口さんは、自分で自分の料理を審査するのね。(笑) 服部さん、よく出てくれたなぁ。 台詞のなかった友吉さん、大河の芸能監修として有名なお方、『平清盛』には、出演もしちゃっています。 でも、なんで、審査員を引き受けたんでしょうね。(笑) 大乃国さんは、甘党なのかな。 そして、司会は、ファイヤー福澤さん、主催者の山口馬木也さんといい、豪華すぎる。(笑)
絶対勝ちます、とカメラ目線で微笑む陶子さん、恐れていたキャラブレをおこしちゃいました。 小麦粉を手の感覚で量り、豆腐を素手で握りつぶす大悟。 さっきまでトイレに閉じこもっていて、ちゃんと手を洗ったのか、と不安視した人、多かったんじゃないでしょうか。(笑) 私も、とても食べる気にはなりません。
一方、一真は、魅せる料理を展開中。 スカイパウダーって、飛び散って、無駄なだけのような気が。(笑) 福澤さん、青い炎、まさにブルーローズ、なんて絶叫していたけど、赤かったですね。(笑)
大悟は、残り13分で、6品目に突入、客席の希を呼び、メレンゲを作らせます。 陶子に作らせればいいじゃん、と多くの方が思ったことでしょうね。(笑) 美南が子供の時に、作ってあげていたパンケーキを作りました。 希が、夜、天中殺でメレンゲの練習をしていたのを見て、思い出したんでしょうね。 美南に、途中まで、メレンゲをかき混ぜさせたりして、一緒に作っていたんじゃないかなぁ。 だから、手練れの陶子さんじゃなく、素人の希にメレンゲを作らせた、ということにしておきましょう。(笑) もし、あの真剣勝負の場で、希にメレンゲの作り方を指導しようとした、となれば大したもんですが、あがり症の大悟に、それを求めるのは、無理だよね。(笑)
できれば、審査員の評価を聞いてみたかったですね。 ただ、問題は、品名を聞かれて、メレンゲ入りパンケーキと答えたことなのよね。 お題は、柚子だからね。 それを使っていないと、失格じゃんね。 付け合わせも、リンゴと苺、そしてオレンジ、柚子は使われていませんでした。 パンケーキの中には、柚子の果汁も入っているんでしょうけど、それが活かされていなかったら、パンケーキ自体は、どんなにおいしくても、0点のはずなのよね。
とはいえ、無事に、勝つことができました。 災厄と幸運は西からやってくる、という輪子の占いは、なんだったんでしょうね。(笑) 桶作家は、大喜びでしたが、せっかく仕込んだクラッカーが、使われずじまいに終わりましたね。(笑) 後ろの方で、クラッカーの紙テープが、微かに飛んだようにも見えましたけど、それだけでした。(笑) それにしても、あんなに小さいテレビを、あの人数で、よく観られましたね。(笑) そういえば、希がメレンゲを作るシーンを映し出すテレビの画面を、洋一郎がケータイのカメラで、写真に撮ってましたね。(笑) みんな、録画してなかったのか。(笑)
桶作家のテレビには、番組終了後、韓国ドラマ?『愛のエチュード』が始まりました。 これって、希が横浜に来て、最初に大悟が閉店を決めて、天中殺で夕食を食べているときに観ていたものですよね。 なるほど、そういう場面を映すことによって、大悟が、巨人を観ていた、ということを暗に説明しているわけね。(笑) そういえば後日、希は、このドラマを観て、男が去って行くのに理由はない、という台詞をメモしていましたね。(笑)
マ・シェリ・シュ・シュ、まんで愛しい人、今では、大悟の家族のことを意味しているんですね。 で、なんと、メレンゲだけで、弟子入りが認められちゃいました。 たしかに、ロールケーキ選手権の時、才能じゃなくて努力だ、といってましたもんね。 というわけで、修行が、始まりました。
眠気にカツオの目覚まし音が鳴ったとき、自分家の何かが、鳴りだしたのかと思っちゃいましたよ、人騒がせなんだから。(笑) とりあえず、5時を指していましたね。 しつこいけど、高校生の時は、毎日、もっと早く起きて、野菜の収穫をしていた設定なんだからね。 もっと、はつらつとしてほしいなぁ。 りんごの皮をむきながら寝るなんて、ありえん。(笑)
陶子さんや浅井の部屋も、同じフロアだったんだね。 どうでもいいけど、なんで、大輔が希の部屋に入ったのか、未だに謎なのよね。 どうやら、大輔の部屋も同じ階にありそうだけど、昨日の回を観ても、部屋のレイアウト全然違うし、酔って単純に間違えた、というより、若い女性のにおいを嗅ぎ付けた、変質者の匂いがプンプン。(笑)
出勤した希は、ようやく、パティシエのユニホームを身にまといますが、いきなり前髪出してちゃダメじゃんね。 厨房に入った時は、前髪は、さすがに隠してたけど、後ろ髪は、出しっ放しだしね。 陶子さんのように、髪の毛が落ちないようにしなきゃ、不衛生なんだから。 不衛生といえば、ケーキを作っている最中に、コロコロはないよね。 埃がたって、ケーキに降りかかっちゃうよ、一真のスカイパウダーみたいにね。(笑) 辻口さんも、そのあたりをしっかり指導してほしいなぁ。
しかし、ド新人が、いきなり仕上げを任されるって、洋菓子業界って、そんなに大胆なところなのか。(笑) テレビで、みんなで料理を作った後、総料理長が、仕上げのソースをかけて完成、なんてのを観ているせいか、仕上げって、一番重要なところなんじゃないのかな。 あの、こだわりの大悟が、そんなところを希に任せるって、ちょっと腑に落ちないなあ。
それどころか、テンパリングを任されちゃいましたよ。 月9ファンの方なら、松潤のテンパリングを思い出しますよね。 彼は、チョコレート職人でしたけど、やっぱり、テンパリングは、重要な作業工程の一つでしたもんね。
大阪の一子、雰囲気変わっちゃいましたね。 都会の絵の具に、染まっちゃったんちゃう。(笑) 圭太との遠距離恋愛も、順調なんだよね、多分。 一子は、バレンタインには、輪島に戻る、圭太に似合うシャツを見つけた、と電話で伝えました。 バレンタインと浮かれまくってスキップする圭太、もう、ここまでキャラブレさせちゃって、ファンの子は、ついていけるのかな。 こんな賢人なんか観たくないって、悲鳴あげてるんじゃないの。(笑) 会えない時間が愛を育てるって、川端さんは、新御三家世代なのね。(笑)
キャラブレといえば、顔パック中の陶子さん、また人の恋愛のために疲れ果てる、むなしい季節ね、って、ためいきつくのはいいけど、浅井の友達と合コンしたり、宅配のあんちゃんの厚い胸板をチェックしちゃだめじゃんね。(笑) しかも、妻帯者と分かった途端につれない態度。(笑) どんどん、おかしな方向に行ってるぞ。(笑)
美南ちゃんは、毎日、マ・シェリ・シュ・シュでバイトすることに決めました。 大輔は、おめでたいよね、あんなスピーチ一つで納得しちゃうんだからね、っていってましたね。 珍さんには、夜釣りに行ってて観てなかった、興味ない、って素振りでしたけど、本当は、観ていたのかな。 それとも、録画してたのを観たのかな。 美南ちゃんが、大輔に、釣り行くなら厚着しなよ、すぐ風邪ひくんだから、といってましたけど、これって恋心の伏線だったのかな。
希は、パティシエへのコツコツ道に続く第二弾、一流パティシエへの道、を天中殺のみんなに公開しました。 22才で一人前、25才でスーシェフ、に陶子さん激怒。(笑)
今は、恋愛より仕事、という希に、乱入してきた大悟が、一人前になりたきゃ愛に溺れろ、と、のたまいましたよ。 何かを得るためには、何かを捨てろ、といっていた、あの大悟が。(笑) で、バレンタインまでに恋をしろ、と命じました。
それを受けて、希は、今度は結婚への道を作成、女性の初婚平均年齢27.4才から逆算すると、20才で恋する必要があるとのこと。(笑) 夜景のきれいなところで散歩中に手を握られ、デスティニーランド(笑)で初めてのロマンティクなキッス、とかなんとか書いてありましたね。 それが同棲して、彼氏の実像を知って別れ、新しい彼氏とは早い段階で同棲、と大胆に変身。(笑) 徹が見たら、卒倒しちゃうね。(笑) 文さんの感想が、聞きたいなぁ。 そうそう、新婚旅行は、フランスって書いてありましたね。
右脳か左脳かはともかく、恋を求め、希は、珍さんに合コンを依頼しちゃいました。 で、3対3プラスなぜか珍さんでの、おしゃれな船上合コンが、始まりました。 相手の三人組は、みんなイケメン揃い、珍さんの人脈恐るべし。(笑) 一方、女性陣は、希、美南、そして我らが陶子さん。 あの孤高のスーシェフ陶子さんが、どんどん壊れていくよー。(笑)
希の理想の結婚相手は、公務員だったんだね。 なら、輪島市役所の人と合コンすればいいのに。 変人として名前が売れちゃったから、誰も相手してくれないか。(笑) ところで、共稼ぎで暮らしていけるぐらいの収入があって、っていってたけど、これどういう意味なんだろ。 共稼ぎでいいなら、ほとんどの社会人に資格あるんじゃないの。(笑) 要は、自分が夢を追って好き勝手しても暮らしていける収入、という身勝手な意味なんだろうね。(笑)
合コンで浮きまくった希に、美南は、チョコを一緒に作ってほしいと頼みました。 得意げに、請け負う希。 あんたねぇ、ケーキの下準備と仕上げを任されただけで、チョコ作ったことないじゃん。 ケーキ以上の、究極のド素人じゃん。(笑)
輪島では、圭太がこっそり箸置き、じゃなくてペンダントを作っています。(笑) 箸で、失敗しているからね。 これは、喜んでもらえそうですね。
厨房では、希が、テンパリングの練習中。 大悟は、基礎くらい教えてあげたんだろうね。 なんか、ただ、掻き回しているだけって感じがしますけど。 松潤は、テンパリング用の鉄板?の上でやってたけどなぁ。 ケーキの粉に続いて、チョコを顔や服に付けまくる希、ホント、前にも書いたけど、こんなわざとらしい演出やめてほしいなぁ。 そういえば、『あまちゃん』の再放送で、お座敷列車に向け、潮騒のメモリーズの看板を作ったヒロシ、種市、菅原さんも、顔にわざとらしくペンキを付けていたけど、それは不快に感じなかったのよね。(笑) やっぱり、食べ物をあんな風に粗末に扱われるから、嫌な気分になるのかな。
天中殺で、希が取ってきたアンケートを元に何を作るか検討しているときに、バンド帰りの高志と、夜釣り帰りの大輔が、帰ってきました。 動揺する美南ちゃん。 美南ちゃんが、チョコをあげたい人は、大事にしているペンダントをくれた人とのこと。 もう、この時点で、高志じゃない、大輔だって分かるよね。 なのに、厨房でラーメンを作る高志と大輔、そして美南ちゃんを見て、希は、美南の相手が高志だと早合点してしまいました。
で、早速、みのりに高志の好みをリサーチ。 そのことを、あっさりと高志に報告するみのり。 最初のキャラ設定からすると、こんな口の軽い子になるわけないのにね。 高志との間には、特別なホットラインがあって、お互いに何でも話し合っているのかな。 横浜での希の行動も、高志からみのり経由でみんなに広まったからね。 みのりも高志も、交換し合った情報は自分の胸にだけ秘め、誰にもいわない、そんな子のような気がするけどなぁ。 結局、脚本家には、登場人物に対する愛情がない、ということに尽きるんだけどね。(笑)
その高志は、美南ちゃんに話しかけちゃいましたよ。 大悟さんに続き、二人目だね。(笑) 高志が、声を出して話す基準が、よくわかりません。(笑) 美南ちゃんが、思わず、しゃべった、といっちゃったときの表情、好きです。(笑)
それより、高志が好きな、かなわない相手って、誰なんでしょうね。 本命は、みのりでしょうけど、インパクトがないよね。 対抗は、音楽つながりで、マキさんかな。 大穴は、輪子さんか藍子さん、といったところでしょうか。 希の線もあるけど、かなわない相手ってわけじゃないしね。 かなわない、ということは、もしかして珍さんか。(笑) 個人的には、陶子さんとお似合いだと思うけどなぁ。
能登では、とと楽の浩一と真人が、娘の写真を見ながら腑抜け状態。 はるさんも、虚脱感に襲われたよう。 みのりから高志のことを聞いた洋一郎は、自分だけ浮いた話がないことに愕然。 せっかく、携帯電話を買ったのにね。 その洋一郎は、漁協のおばちゃん、ジュンコさんからの電話を彼女からのように、思わせぶりに対応。(笑) 母親、高畑淳子さんを連想したひとも、多かったんじゃないでしょうか。
横浜では、希が、美南がチョコを贈る相手は、あまいものが苦手、と聞いて、甘さ控えめ、能登の塩チョコを作りました。 試食し絶賛した美南は、高志じゃないことを希に打ち明けました。 そこへ、夜釣り帰りの大輔が登場。 なんと、美南に、新しいネックレスを贈りました。 ようやく、希は、美南の好きな人は、大輔だと分かりました。 大悟の息子なのに、甘いものが苦手なんだね。
しかし、大輔は司法書士だけど、好きなときに好きなだけ働いて自分の時間を大切にする、って、いったい何様? そして、こういうタイプにありがちな、実はものすごく優秀だ、という設定、あまりにも現実味がなさ過ぎるから、そんなのいらないって。 たまに着るスーツ姿が、あこがれの対象になるようじゃだめ。 有能な社会人なら、スーツが身体の一部になってなきゃね。 それにしても、冒頭にも書いたけど、実は何々でした、とか、そんな脚本家やプロデューサーの、視聴者を無視した身勝手な後出し情報、なんとかならんのか。
一子は、バレンタインに輪島に戻ることを連絡しました。 わざと、そっけない振りをするはるさん、かわいいね。(笑) 当日は、圭太の計らいで、うみねこ座が歓迎会を開くことになりました。 高志の歌を、練習していましたね。(笑) 恋愛と仕事は、分かりませんけど、うみねこ座とデートくらい両立できるんちゃう。(笑) 最も、どうやら、バレンタインには戻れないみたいで、浩一とはるさんの落胆する姿が、目に浮かびます。(笑)
その頃、希は、重大な秘密を知ったと、頭を抱えます。 ちょうど同じ日の再放送、アキは、ミズタクとユイが東京行きを計画していることを知ったのよね。 重大な秘密、というのは、こういうものをいうのよね。(笑) 結局、希は、自分一人じゃ抱えきれず、魔女姫に語りかけるところを徹に聞かれる、というベタすぎる展開に。
ところが、徹は、全然茶化さず、まじめな悩みとして、受け止めたのよね。 やっぱり、父親なんだねぇ。 希には関係ないから、首を突っ込まず、美南からのSOSを待て、というしごくまっとうなアドバイスを与えました。 でも、おせっかい、が、朝ドラヒロイン共通の性(さが)だからね。(笑) 徹も、ここでやめときゃよかったのにね。(笑)
藍子さんは、希採用のお礼をいうため、天中殺に電話し、美南ちゃんが出る、という、これまたベタな展開です。 お礼なら、マ・シェリ・シュ・シュに電話するのが筋ってもんでしょ。 しかも、大悟の所在を確かめないまま、最初に、輪子に話があるって、藍子さんは、そんな非常識な人じゃないんだからね、脚本家さん。(笑) おまけに、兄が迷惑かけた、という話をキス事件のことと勘違いするって、普通は、ありえないっしょ。 で、結局、藍子さん、美南ちゃんにゲロしちゃったのね。(笑)
一方、非常識の権化、希は、たった一人で、大輔の部屋に入っちゃいましたよ。 無理矢理キスされた相手の部屋だよ、ありえないっしょ。 そこで、大輔から愛を告白され、また、キスされそうになりますが、今度は、うまくかわしました。 やれば、できるじゃん。(笑) 俺、酔っぱらってても好きだと思わなきゃキスしないよ、なんて大輔は、いけしゃあしゃあといってましたけど、自分が好きだからって、相手の同意もなしにキスするのは、犯罪だからね。 そんなことも分からない司法書士って、怖すぎる。
大輔の部屋を脱出した希が、下に降りると、キスのことを聞いた美南ちゃんが激怒し、希を外に投げ飛ばしました。 実は、太極拳を修得していた、という、得意の後出し情報でがんすな。(笑) だいたい、警察まで呼んで大騒動になったキス事件、同じ建物に住む美南ちゃんだけが知らないって、これまた無理ありすぎです。 そこへ、大輔が、告白の返事を求めて、大輔の気持ちも、美南ちゃんの知れるところとなりました。
おまけに、この様子を見ていた徹は、娘には、あれだけ首を突っ込むな、といいながら、大輔に美南ちゃんの気持ちを伝えたことから大混乱。 美南は、大輔と希の会話を聞いて、希がバラしたと思い込みました。 美南ちゃんの気持ちを中学の時に知って、一人暮らしを始めた、という大輔は、この修羅場を逃れるため、何年か旅に出ることを決意しました。 仕事は放棄して、友人の司法書士に迷惑をかけるのかな。 そもそもあてにしていないか。 どうせ、旅に出ない幕切れでしょうけど、正直、どーでもいいや。 早く、パティシエの修行の様子を見せておくれ。
さて、第10週の関東地区の最高視聴率は、取材に来たマガジンホームの坂本が、フランス菓子と洋菓子の違いを知らないことに、大悟が激怒した2日(火)の20.8%で第2位、第1位は、イッテQ!の20.9%でした。
月曜から土曜までの詳細は、18.2%、20.8%、18.6%、18.6%、19.4%、19.0%で、第10週の週平均は19.10%、『ごちそうさん』の第10週の平均は23.40%、『花子とアン』の第10週の平均は21.98%、『マッサン』の第10週の平均は19.65%でした。 第10週までの全平均は19.54%、『ごちそうさん』は21.94%、『花子とアン』は22.16%、『マッサン』は20.28%でした。
関西地区の最高視聴率は、希が、男子トイレに入り込み、個室に閉じこもったあがり症の大悟に、料理の巨人に出て、覚悟を見せるよう迫った5日(金)の20.5%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、大悟の華麗な経歴が明らかになり、それがプロデューサーの目に止まって、料理の巨人出演のオファーが届いた3日(水)の21.1%で第2位、第1位は、イッテQ!の21.9%でした。
『花燃ゆ』の第23回は、関東地区が10.4%でした。 ちなみに、八重の第23回は15.0%、官兵衛の第23回は16.0%でした。 第23回までの全平均は、花燃ゆ12.29%、官兵衛15.57%、八重15.37%です。 関西地区は11.6%でした。
今回も、続けて大島さんの脚本でした。 まさかの、タイトルどおり、まんま、浮気の告白でした。(笑) 雨が降る萩と京、いずれも同じ花が咲いている、という必殺技は健在でした。(笑) それにしても、大河で、玄瑞と文の恋の行方を気にしている人は、少数派でしょう。(笑) せっかくの8月18日の政変という食材が、全く活かされませんでしたね。
八重における8月18日の政変の描き方、覚えている人が、まだまだ大勢いるんですから、手抜**い加減にせい、といいたくなりますよ。 本当は、大和行幸に行きたくない市川染五郎演じる孝明天皇、その心中を慮り、苦悩する容保、本当にすばらしかったですよね。 会津と薩摩が手を組み長州を排除、容保は、孝明天皇から感謝状である御宸翰を賜って、君臣揃って、感涙にむせび泣いたのよね。 まさに、会津藩の絶頂、これがあっという間に、朝敵として追われることになる悲劇、いやぁ、今思うと本当におもしろかったなぁ。
もう、浮気話に現を抜かしている場合じゃ、ないのよ。 京では、こんなすごいことが行われていたんだから。 こんな甘っちょろい展開じゃ、大河初心者は、本当に何が起きたのか、全く分からないんじゃないかな。 それもこれも、長州の目でしか、描かないからだよね。
番組の冒頭では、まだ、女(おなご)台場という名の砂遊びに興じています。 こける久米次郎、あわてて助け起こす寿、こんな甘っちょろい母親じゃなかったはずなのにね。
杉家では、晋様からスカウトされた敏三郎が、奇兵隊入りを希望しました。 晋様から敏三郎に宛てられた手紙の日付は、8月11日、政変の一週間前でした。 絵心が、認められました。 敏三郎は、前にも、兄の意を汲み、京で雅楽を暗殺しようとして、寅次郎に止められたんでしたよね。 寅次郎は、肉親には甘い、という印象を視聴者に与えたのよね。
なんとなんと、あの、せわあない、の滝さんが、反対しちゃいましたよ。(笑) で、後ろから、棒で叩こうとしますが、気配を察知した敏三郎が受け止め、安心して送り出すことに。(笑) 文は、なんとなんと、あのボタオを勝手に敏三郎に与えちゃったけど、いいのか。 完全に、私物化しているよね。 寅次郎の大事な遺品を勝手に処分して、塾生たちに知れたら、ボコボコにされちゃうぞ。(笑)
京では、辰路が、薩摩藩士阿久根の意を受けて、玄瑞に近づきます。 文から玄瑞に届いた手紙は、8月2日付けでした。 やっぱり、萩から京まで、1週間はかかるんだね。(笑) で、この大河だけを観た人は、8月18日の政変は、玄瑞からの情報が辰路経由で薩摩藩に漏れたことが原因で起こった、と思っちゃいますよね。 テレビって、こわいですね。(笑)
長州では、文が、敏三郎を下関の奇兵隊の屯所まで送り届けます。 もう、萩と下関は隣町、そんな感覚で描かれています。(笑) なんで、文が付いていくのかと思いきや、下関に到着した途端、政変の知らせが届きました。(笑) そういうことだったのね。(笑) いきり立つ晋様たちの前に、飄々と姿を現し、京で血は流れていない、と観てきたようにいう伊之助。 どこからやってきて、いつ、どうやって政変の情報を掴んだんだろ。(笑)
萩に戻った文が、滝さんに渡した敏三郎から預かった、寅次郎を模した家計簿のような手紙は、8月19日付けでした。 どうみても、前日に買ったものが、書き並べられていましたよね。 下関に着いたその日にまんじゅうとかを買ったとしても、それを整理して手紙に書くのは、どんなに早くても、到着した翌日だよね。 文も、下関で一泊あるいは数泊して、それを預かって萩にもどった、と考えるのが自然ですよね。
で、何がいいたいかというと、この手紙が書かれたのが下関到着の翌日だと仮定すると、文たちが到着し、晋様が戦じゃといきりたち、伊之助がなだめたのが、8月18日、つまり政変が起きたその当日ということになっちゃうんだよね。 文たちが到着したとき、まだ、太陽は高い位置にあったので、伊之助や晋様は、ほとんどオンタイムで、遠く離れた京の情報を入手していたということになるのよね。 さらに、まだ、政変の真っ最中、といった時間に、玄瑞の安否を問う文に、伊之助は、血は流れなかったようだ、とまでいっているのよ。 明らかに、時の流れが、矛盾しちゃうのよね。 伊之助が、文を安心させるため、でまかせをいった、そう解釈するしかないのよ。(笑) それでも、晋様や伊之助が、どうやってオンタイムで情報を掴んだかは、説明不能なのよね。
何気ない手紙の日付が、ストーリー展開の矛盾を呼ぶなんて、スタッフは、考えだにしなかっただろうな。(笑) 例えば、手紙の内容を、無事、下関に着きました、くらいにしておけば、文たちの到着した日を8月19日だと解釈できたのにね。 へんな小細工をするから、墓穴を掘るのよね。(笑)
それはともかく、伊之助から、藩の政(まつりごと)に加われ、といわれた晋様は舞い上がり、奇兵隊はお前たちに任せた、とあっさり切り捨てちゃいました。 晋様の奇兵隊への思いって、この程度やったんかい。(笑)
辰路と玄瑞の、殺して、いや殺さぬ、という茶番はさておき、三条実美ら七卿とともに、長州藩士2,000人が、長州の三田尻に到着しました。 三田尻といえば、伊之助が、越氏塾の塾頭として暮らしたところですが、このエピソードも、完全宙ぶらりんのまま、物語は進んでいます。(笑)
萩の文の元には、どこで書いたものかは分かりませんが、8月23日付けの玄瑞からの手紙が届きました。 久米次郎を養子にしたい、と書かれていました。 その文面から、玄瑞の死ぬ覚悟を読み取った文は、三田尻に玄瑞を訪ねました。 そこで、京で女と情を通じた、と告白され、ショックのあまり、玄瑞の元を去りました。
もっともっと、濃厚な政治ドラマが観たいけど、無理なんだろうね。
それでは来週も、寅次郎の残した村塾の双璧が力を発揮し、日本国が一致団結、一丸となり、気落ちしている暇はなく、食べていくためには何でもし、何度転んでも立ち上がり、大らかに構え、仲間がいることを忘れず、いい人と出会い、役に立ちたいと願い、こまい家に閉じこもらず、ただヤジを飛ばすだけではなく、やるべきことをなし、くじけず、胸を張って、こぴっと仕事がんばれば、心の本当の真ん中に触れることができるじゃんね。
「高杉晋作、奇兵隊総督を免じ、政務座役専任とする。この危機に藩の政(まつりごと)にお前を加えるとの、お殿様のお達しじゃ」 「おもしろい。ならば、俺が、藩を動かしちゃる」 CATCH A DREAM!! |
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