投稿日:2015年07月31日 (金) 18時28分
 |
みなさん、こんばんは。 暑い日が、続きますね。 そんななか、小原糸子さんが、ご結婚されました。 おめでとうございます、パチパチ。
さて、今週の『まれ』は、横浜編の最後でしたね。 せっかく、横浜でパティシエになったのに、修行の様子は、ほとんど描かれず、消化不良でした。 そして、水曜日からは輪島編、タイトルバックも歌詞も変わりましたね。 でも内容は、、、(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 輪島からマシェリに戻ってきた希は、大悟に、能登に戻って塗師屋を手伝う決意を伝えました。 パティシエの修行は、一旦休むだけという希に、そんな甘い世界じゃない、感性やセンスは、若いうちにしか身につかない、今、しばらく休むということは、パティシエ人生を棒に振るということだ、と大悟はお怒りモードです。 私は、大悟は、希を買いかぶりすぎだとしか思えませんけどね。(笑)
その大悟は、オリジナルのロールケーキを作れ、うまかったら辞めさせてやると、卒業試験を課しました。 好きだねぇ、こういう展開。(笑) で、それまでは、久し振りの閉店になっちゃいました。
漆職人なんかとの結婚を何で許した、と大悟は、徹にも八つ当たりです。(笑) そこからは、完全な子供の口げんかです。(笑) 俺はな、3年間、大事に育てた会社失って、夢も希望もなくした気の毒な男なんだぞ。 たかが3年でギャアギャア騒ぐな、俺はパティシエになって40年だ。 俺だって、夢追い続けて40年だ、俺は4歳の頃から夢追ってたからな。 お前と俺じゃ1年の重みが違う。 何だ、人も猫もラクダもその辺の雑草だって、1年は1年だろ。 てな具合で、大悟は、完全に徹を見下していますね。 もっとも、幸枝さん以外、全員に対してそうかもしれませんけど。(笑)
徹は、藍子さんに、何かもうどうでもよくなってきたな、帰るか、能登、といいました。 徹さんがいいなら、って、藍子さん、なんでこんなに、しおらしくなってしまったのかな。(笑) ていうか、そもそも、実家でもなんでもないもんね、桶作家は。(笑) 一徹とみのり、彼らの息子夫婦が、住んでることは住んでるけど。 でも、まずは、元治さんと文さんに相談するのが、筋なんじゃないの。(笑) そんなこと、お構いなしに、津村家の三人が、円陣を組んで、ふんばるぞー、おー、と掛け声をかけて、徹と藍子さんは、能登に戻っていきました。 まだ、日が高かったので、リッチに電車か飛行機で帰るんだね、自己破産したくせに。(笑)
希は、これまで、大悟に教えてもらったことの集大成としての、横浜ロールケーキを作りました。 大悟は、一言、まずい。(笑) 希は、これがはなむけ、つまり、マシェリ卒業の儀式だと思っていたみたいね、甘いんだから。(笑) 大悟の評価に不満の希、自作のロールケーキに、かなりの自信をもっているようです。
希は、何度も新しいロールケーキを作って挑戦しますが、ことごとく大悟に跳ね返されました。 作るたびに、どんどん、まずそうになっていきましたね。(笑) そりゃそうですよね、第一作に、大悟に教えられたことをすべて込めちゃったんだから、本来、それ以上のものを作れるはずないもんね。 かつて、大悟が渾身の力をふりしぼって作ったオリジナル・クリスマスケーキのルセットが盗まれ、というか浅井のせいで流出して、ミニョン・ミニョンに真似されましたよね。 あの時、大悟は、ベストな食材を使ったベストなルセットなので、代わりは作れん、と閉店しちゃったのよね。 やっぱ、卒業試験なら、希も、それくらいの覚悟で作らなきゃね。
天中殺では、みんなで、希が作った4種類のロールケーキの試食会です。 みんな、おいしいといってくれましたが、輪子だけは、お茶のお代わりをいれるね、と、評価を口にしませんでした。(笑) その頃、厨房では大輔が大悟に、人生の優先順位は人それぞれで、誰もが、あんたみたいに仕事第一って訳じゃない、そんなに許せない?自分の期待に応ない人間が、気持ちよく辞めさせてやればいいじゃん、と希をフォローしてくれました。
藍子さんは、弥太郎さんの塗師屋に戻れたみたいですね。 圭太は、陶胎漆器のデザインが決まらず、苦しんでいるようです。 これって、弥太郎さんが、何年もかかって実現にこぎつけ、あとはサンプルを作るだけ、ってところで入院しちゃったんですよね。 なら、素直に弥太郎さんに相談すればいいのに。 その方が、弥太郎さんの夢の実現に繋がって、いいんじゃないでしょうか。 再発の心配があって負担はかけられなくても、アイデアを出してもらうくらいは、できるでしょうしね。
それより、徹は、心配ですね。 でも、ホームページ関連なら、パソコンがあれば、能登でもどこでもできますしね。 家族に心配かけないためにも、はやく、元気を取り戻さなきゃ。 とと楽組は、何してるんでしょうね。 昔は、神社にかくまったりして、あれこれ世話を焼いてくれたのにね。 逆に、今の徹にとっては、そういうのが、うざったいのかな。(笑)
そんなある日、天中殺の希の部屋を、一子が訪ねました。 彼女は、再び、東京で暮らすようになりました。 これも、はるさんのおかげだね。 一子まで、土産に魚の干物を、むき出しで持って来ちゃいましたよ。(笑) 洋一郎の時もいったけど、周りの乗客の迷惑だって。(笑) 希は、それをいきなりあぶり始めましたけど、どうするつもりなんだろ。 まさか、一子と一緒に食べるつもりなのかな。 としたら、お持たせ、ってことになるのよね、やっぱり。(笑)
一子は、ブログで、正直に謝ったところ、応援や面白いというコメントをたくさんもらって、フリーライターを目指すことにしたとのこと。 育子も結局、編集者になれたし、一子もきっとなれるよ。(笑) それにしても、何か仕事くださいと、出版社に売り込みに行ったところが、すごいよね。 横浜に来た頃の希も、そうだったよね。 今は、あのがむしゃらさが、感じられないのよね。
そういえば、一子の謝罪文の中に、レシピを自分で考えたというのは嘘でした、広告代理店のSの言いなりでした、みたいなことが、書かれていました。 Sは、仙道のことですよね。 でも、レシピを考えていたのは、本当は、料理研究家の岡島だったんですよね。 それを伏せて、こんな風に書くということは、デキレース騒動で、相当、仙道に悪感情を抱いているんですね。(笑)
しかし、時々、一子は、いいことをいいますね。 ほりゃあまあ、頭には来るわいね、弟子にしてくださいちゅうて、いきなり押しかけてきて、やっとものになりそうになったら、旦那の世話で休みますやろ、誰かって怒るわいね。 そうなのよ、その誰でも怒ることが、希には分からないのよね。 一子、よくぞいってくれました。 おかげで、すっきりしちゃいましたよ。(笑)
それで、ちょっとは反省したのか、希は、大悟に頭を下げますが、クビを言い渡されました。 そんな大悟に、輪子は、希にも大輔にも、自分の気持ちを素直に伝えるように諭しました。 希と、ずっと一緒にやりたい、将来は、マシェリを継いで欲しいと思ってるんでしょ、と輪子はいいましたけど、それはどうよ。 そんなこと、思っていないんじゃないかな。 愛する妻のために作った店だから、自分一代限り、と思っているんじゃないでしょうか。 そもそも、希のパティシエとしての成長過程が、全く描かれていないから、誰が、どんなに彼女の腕を褒めても、上っ滑りになっちゃうのよね。 全く、響いてこないのよ。
で、マシェリでは、常連さんたちが、希の退職を聞いて、駆けつけました。 閉店中にも関わらず、正面のドア、鍵がかかってないのね。(笑) そして、彼女たちの口から衝撃の事実が。 レ・キャトル・サン・クーを買って帰ると、大悟から電話が掛かってきて、そのケーキについて、あれこれしつこく聞いてきたとのこと。 はぁー、そんなばかな、そういうキャラじゃないでしょ。(笑) 店先に出るわけじゃないから、常連の顔くらい記憶にあっても、名前や連絡先なんて知ってるわけないし、いつ、誰が、それを買ったかも知らないっしょ。(笑) そういえば、やっぱりまだ、レ・キャトル・サン・クーは、400円のままでしたね。 一子、450円なんて、誇張しちゃだめだぞ。(笑)
天中殺では、希の送別会が、開かれました。 久し振りの陶子さん、登場。 横浜編も最後ということで、とってつけたような登場でしたね。(笑) 陶子さんも、当然ながら、浅井のスーシェフには反対みたい。(笑) そういえば弥生さん、どさくさにまぎれて、陶子さんのおっぱい触ってたよね。(笑) 珍さんは、奥さんと娘たちを中国に残しての単身赴任だったのね。 珍さんの笑顔、ちょっと切なかったなぁ。
希の部屋では、高志が荷造りを手伝っています。 もう、しゃべっても驚きません。(笑) そこへ大輔が登場、大悟は、一番希ことを思っている、怒ってるんじゃなくて、泣きたいんだよ、と父親の気持ちを代弁しました。
その言葉に触発され、再び、横浜ロールケーキを作って、マシェリの大悟の元に走りました。 厨房で落ち込んでいた大悟が、何事もなかったかのように希の前に登場。(笑) ロールケーキを食べた大悟は、うん、うん、と納得したようにうなずくと、一言、まずい。(笑) 幸枝さんも、この前、大悟を指導していたもんね。 すべてに合格点を与えちゃうと、成長しなくなっちゃうから、いわば、愛の鞭ってやつでがんすな。(笑) 師匠にとって、弟子は、いつまでも弟子なんだよね。
大悟は、彼のイニシャル「D」が刻まれたペティナイフを、希に与えました。 そして、これで、いつか世界一のケーキを作れ、俺が食いに行ってやる、と伝えました。 『天皇の料理番』で、徳蔵がパリに立つとき、師匠の宇佐美さんが、バンザイ軒で彼に牛刀を託した時のことを思い出しました。 同じようなシチュエーションなのに、今回は、全く感動しないのは、なぜ。(笑)
大輔は、おそらく、希の後を付け、二人の会話を立ち聞きしていたんでしょうね。 希が、店を出た後、大悟のケーキが食べたい、作ってくれ、とリクエストしました。 ガラス越しの二人、なかなかよかったですね。 最後に、わだかまりが解けたようです。 そんな二人のやりとりを知らずに、希は、横浜を後にしました。
そして、希は、塗師屋での雑用と家事をはじめました。 圭太と二人、塗師屋で暮らすみたいね。 祖父の家なんだから、ただなのかな。 二人は、一度も夜を経験していなかったのかな。 新婚旅行も何もなく、ただ、籍を入れただけだったのかな。 藍子さん、すごいあおり方でしたね。(笑)
希は、夜、寝ながら笑ってしまうって、どうして分かるんだろ。 藍子さんにでも、いわれたのかな。 でも、これまで、そんなシーンはなかったし、作家の思いつきっぽいね。(笑) 二人して手をつないで就寝、圭太も幸せそうに笑いながら眠っています。 つないだ手を見て気づいたんですけど、希は、右手の甲にほくろが、あるのね。(笑) 圭太が、希の布団を自分の方に寄せたり、希が、圭太の洋服のたたみ方を真似たり、どうでもいいシーンでしたね。(笑)
希は、翌日の夕方、修理した輪島塗のお重を届けるため、文さんを訪ねました。 数年前も修理に出していたけど、そんなに頻繁に傷つくものかな。(笑) 文さんは、希に、人間、時には、わがままになり切ることも必要、希は、優等生すぎる、といってましたけど、十分にわがままだし、決して優等生なんかじゃないと思うぞ。 孫のような感じだし、さすがの文さんも、欲目には勝てないのね。(笑)
桶作家の中庭では、いつの間にか鶏が飼育され、肩を落とした徹が、えさをあげています。 やり直せばいいと、希に励まされますが、すっかり自信喪失状態に陥っています。
で、希が塗師屋に戻ると、今さらながら、圭太の母親、直美が登場。 タイトルバックで、出るんだ、とは思いましたけど、こんなに強烈なキャラだとは。 とてもじゃないけど、圭太と希の結婚話を聞いて、寝込むタマじゃないっしょ。(笑) 『ちりとてちん』ファンとしては、あの優しかった草若師匠の女将さん、志保さんとのギャップに、ただただ、戸惑うばかり。(笑)
突然、登場して、いきなり鬼のような姑を演じられてもね、視聴者は、ついて行けませんよね。 やっぱ、『ごちそうさん』の和枝さんを意識してるんだろうな。(笑) この直美さんは、藍子さんとも、文さんとも、絶対に合いませんね。(笑)
しかも、順番は後先になりますが、実は、塗師屋の娘だった、とまで言い出しましたからね。 ここまで、正面切って後出しじゃんけんをやられると、開き直りを超えた、ある種の潔さを感じちゃいますよ。(笑)
座敷に、みんなを集めた弥太郎さんは、引退宣言をしました。 そして、後継の五代目紺谷弥太郎に、圭太を指名しました。 博之は、この時点では、まだ、敷居をまたいでいませんでしたね。(笑) いままで、いけすかない奴だと思っていましたが、あんな嫁さんじゃ、いじけた性格になっちゃいますよね。(笑) しかも、公衆の面前で、あれだけ態度を変えられたら、いくら鼻声を出されても、引いちゃいますもんね。 ちょっと、同情しちゃいました。(笑)
直美は、その話を聞いて、私が責任を持って、きっちり仕込みます宣言をしました。 塗師屋の女将が、こんな体たらくじゃ、恥かきますさけね、とか、好き放題いってますけど、別に希は、女将になるために戻ってきたわけじゃないからね。 ここで、そのことをきっちりと説明して、妻をかばえない圭太の方が、よっぽど体たらくだよ。 圭太ちゃん、なんてちゃん付けで呼ぶ母親にして、このダメ息子あり、でがんすな。(笑)
希を仕込む気まんまんの直美は、まわりが女将になるつもりはない、と取りなしても、聞く耳を持ちません。 逆に、藍子さんに、いっぺん嫁に出したら、死んだと思てもらわな困るげよ、と説教をかまします。 自分は、塗師屋の娘から博之の妻になって、別に女将修行をさせられるわけじゃなく、別居して、義父の面倒も一切みず、楽をしまくっているのにね。(笑) 返す刀で、結納もなし、結婚式もなし、顔合せすらなしで、あいさつに、いっぺん来たっきりやげね、普通、親が、何とか意見するもんじゃねえけ、といいたい放題です。(笑) 自分が、寝込んでただけじゃん。(笑)
圭太は、蒔絵師の葛西に、もう一度、話を聞いてもらえることになり、張り切っています。 ところが、その日、やってきたのは、漆器組合の組合長、遠藤忠雄ご一行。 弥太郎さんに、若いし、経験も足りない、陶胎漆器もうまいこといってない、そんな圭太に五代目を継がせることを、考え直すように迫りました。 葛西も、圭太に具体的なデザインを提示するよう求めますが、圭太には、プランがなく、応えられません。
そんな、ある日、博之が、敷居をまたいで、弥太郎さんの居間に上がり込みました。 なんと、五代目紺谷弥太郎は、自分が継ぐ、と宣言しました。 漆アレルギーが直っていた、とこれまた強引な前提覆しです。(笑) あれだけ、希の中途退職を非難しておきながら、自分も役場の仕事を、無責任に放り出すわけね。(笑)
博之の言い分は、圭太が、輪島中の塗師屋から総スカンを食っている現状で、五代目の仕事を全うすることは困難であり、成長するまで、自分が中継ぎとして、五代目を引き受けると。 えー、博之の方こそ、輪島中の塗師屋から総スカンを食っているんじゃないの。 塗師屋の長男として生まれながら、跡継ぎを拒否して、役場の人間になったんだからね。 輪島の塗師屋なら、絶対に許さないと思うな。 それを満場一致で認めちゃう漆器組合も、大したことないね。(笑)
それよりは、輪島塗の職人として、年季も明け、一人前になった圭太の方が、よっぽど信頼が厚いはずっしょ、普通は。 組合長たちが、圭太のことをあれこれいうのは、彼が嫌いだからじゃなく、弥太郎さんに現役を続けて欲しい、そういう気持ちの裏返しから出ただけなのよね、きっと。(笑)
ところが、弥太郎さんは、博之の五代目襲名を、あっさり認めちゃいました。 博之は、早速、陶胎漆器の仕事はキャンセルする、と宣言しました。
その後、希の元に、裏市長のキミ子が、やってきました。 博之の狙いは、市長選挙を勝ち抜くことだ、と五代目襲名の目的を語りました。 そうそう、前にも書いたと思うけど、実際に、漆器屋の方が、市長になるケースが多いのよね。(笑) 圭太には内緒に、と懇願する希に、さっきもういっちゃった、というキミ子さん。(笑)
真っ直ぐな圭太は、当然、博之にぶつかります。 自分が五代目を継ぐ、一度でいいから尊敬させろ、と熱く語りました。 そんな二人を見て、おろおろする家族好きの直美さん、目に涙を浮かべちゃいましたよ、似合わないね。(笑) そんな直美を見て、父子が仲直りすることを願っている、と看破した藍子さん、見かけのわりに、と褒められちゃいました。 褒められたことより、見かけのわりに、に反応した藍子さん、かわいい。(笑) ついに、直美は、希をばか嫁呼ばわりしちゃいましたね。(笑)
博之は、弥太郎を伴い、漆器組合で、五代目就任を表明し、さっきも書きましたが、組合員から、歓迎されました。 そういえば、紺谷家に『不退転 紺谷弥太郎』という書が、掲げられていましたね。 弥太郎さんも、四代目だから、本名じゃないんだよね。 先代と区別するために、四代目紺谷弥太郎と書くもんじゃないのかな。 それとも、あれは、初代の書なのかな。
いずれにしても、弥太郎さんにも、本名があるんですよね。 小さい頃は、本名で呼ばれていたでしょうし、元治さんや文さんが、弥太郎というのは、本来は違和感があるはずなのよね。 幼なじみなので、今でも、本名で呼ぶのが、一般的ですよね。 今さらながら、引っかかりました。(笑)
その組合の会合に、圭太が乱入、組合員みんなで、陶胎漆器をやろう、と呼びかけました。 最終的には、そうなるという伏線ですね。(笑) 必ず輪島塗の将来のためになる、と語ってましたけど、どういう理由でそうなるのかを説明しないと、分からないよね。 圭太は、自分でデザイン画を描いた、と見てもらおうとしますが、相手にされません。 そりゃ、そうですよね。 完全分業制のプロ集団相手に、ド素人のデザインが、通用するわけないもんね。 もっとも、希のケーキは、プロの世界で、通用しちゃいましたけどね。(笑)
論理構成もなく、ただ、情熱だけで、組合長はじめ組合員にぶつかる圭太を見た希が、感動して、後方支援に乗り出しました。 希が、役場に行くと、博之が、アンドレと立ち話している現場に遭遇しました。 立ち話って失礼な、ちゃんと応接室で話すもんでしょ。(笑) ところで、フランスから呼び寄せたのは、博之なんでしょうね、おそらく。 圭太と希、そして同席した亜美と井田しか、アンドレとコラボの話をしていないと思うけど、博之は、どうやってこのコラボの話を聞きつけ、どうやって、アンドレの連絡先を手に入れたんでしょ。(笑) これが、能登のネットワークの、なせるわざなのか。(笑)
それを見た希は、陶胎漆器のコラボ企画をキャンセルされたと早合点しましたが、キミ子から、逆に、市として全面支援するという約束をしたことを聞かされました。 キミ子は、市長選の話はダミーで、わざと芝居をして、圭太を本気にさせたんじゃないか、と希に話しました。
そのことを聞いた希が、博之を直撃、その真意をただしますが、要領を得ません。 夕食時に戻ってきて、弥太郎の姿を見た圭太は、親子の縁を切る、といって、飛び出しました。 三世代にわたる紺谷家の確執が、終わりを告げることになりそうですね。
さて、第17週の関東地区の最高視聴率は、希のパリ・ブレストのおかげで、ディニテと弥太郎の塗師屋とのコラボがまとまった24日(金)の20.1%で第1位 でした。
月曜から土曜までの詳細は、19.0%、17.7%、19.6%、20.0%、20.1%、18.8%で、第17週の週平均は19.20%、『ごちそうさん』の第17週の平均は22.67%、『花子とアン』の第17週の平均は22.53%、『マッサン』の第17週の平均は21.82%でした。 第17週までの全平均は19.47%、『ごちそうさん』は22.31%、『花子とアン』は22.57%、『マッサン』は20.37%でした。
関西地区の最高視聴率は、藍子さんが、見晴台で、高志に横浜の家探しができなくなったことを伝え、なぐさめてもらった23日(木)の20.2%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、安西が逮捕されたというニュースがきっかけで、徹が起業資金5千万円の融資を受ける保証人を彼に頼んでいたことが判明した21日(火)の19.8%で、第3位、第1位は27時間テレビの21.0%、第2位は、花咲舞の20.1%でした。
『花燃ゆ』の第30回は、関東地区が11.5%でした。 ちなみに、八重の第30回は12.6%、官兵衛の第30回は15.6%でした。 第30回までの全平均は、花燃ゆ12.02%、官兵衛15.87%、八重15.06%です。 関西地区は12.6%でした。
今週も、宮村さんでしたね。 宮村さんは、前回といい、伏線を張り、どんでん返しの展開に持って行くのが、好きなんでしょうか。 そんな意味では、今作もよくできていました。
兄の墓前に捧げる羊羹を意識させ、赤子が生まれた家臣への祝いの品を活用するところなど、お見事でした。 ただ、残念なのは、これが大河だ、ということなのよね。 長州が朝敵となり、家老三人の首が捧げられた状況で、暢気におはぎ作りはないんじゃないでしょうか。 椋梨の粛正が始まり、伊之助の兄、松嶋剛蔵も、野山獄に入れられてしまいましたしね。
別に、萩藩だから、おはぎって訳じゃないですよね。(笑) でも、ここで、お菓子づくりに自信を持つ美和が、クローズアップされました。 元徳からも、おいしいといってもらい、ますます図に乗っています。(笑)
表では、椋梨たちが、伊之助に晋様の行方を尋ねました。 晋様の父、小忠太も、椋梨派の一員になっていました。 そんな馬鹿な、普通なら、連座して罪を問われるんじゃないでしょうか。 例えば、晋様が出頭しなければ、彼をかくまった罪により、父親を死罪にする、と触れ回って、おびきだしを計るとかね。 もっとも、晋様なら、父親を見殺しにしてでも、自らの大義のために生きようとするでしょうけどね。 それはともかく、椋梨は、寅次郎の命日、10月27日に晋様が戻ってくると踏み、待ち構えることにしました。
そして、なんと伊之助が取り調べを受けた表の様子が、鞠から美和に伝えられました。 その後の、伊之助の投獄情報も、鞠が持ってきたのよね。 どこから、どうやって仕入れたんだろ。(笑) ていうか、いったい何者?(笑)
鞠情報により、美和は、晋様の危機を手紙に書いて、雅に知らせようとしますが、日出は、許してくれません。 美和が、晋様の知り合いだ、ということは、奥に広まっているのね。 私が日出なら、その手紙を預かって、中を読んじゃうけどなぁ。(笑) 蓮様の宮本宛の手紙をこっそりと読んだ、タミさんみたいにね。(笑)
そこへ何と美鶴が登場し、10月27日まで関係者は見張られる、と美和に教えちゃいましたよ。 先週の寿といい、なんで、自由に奥に出入りできるんでしょうね。(笑) それはともかく、これは、美鶴が椋梨に語ったところによると、美和を動かし、晋様の居場所を見つける作戦のようでした。 けど、機密情報を漏らしたことになるし、この結果、美和の機転で晋様が死地を脱する、というストーリー展開なのよね。 美鶴が、一番悪いなんて、椋梨は、夢にも思っていないのよね。 椋梨こそ、砦のほころびに気をつけろし。(笑)
で、なんと美和は、銀姫に晋様のことを相談しちゃいましたよ。 テロリストが捕まりそうなの、何とか助けて、といっているようなものなのよね。(笑) これを助ける銀姫も、銀姫だけどね。(笑) まあ、このドラマの銀姫としては、そんな天下国家のことなんか知っちゃいないでしょうし、自分をだまして側室を入れた恨みから、椋梨をやりこめたかったんでしょうね。
で、潮を巻き込んで、銀姫のラブラブ手作り羊羹大作戦が、展開されました。(笑) そんな、姫様が、自ら、調理するなんてありえないとは思いますが、そこはスルーさせていただきます。 まずは、美和さん、あんな昔の船橋屋のルセット(笑)を、よく覚えていましたね。 御半下頭の志乃も、美和を嫌っているくせに、銀姫の前では、卑屈な笑みを浮かべて、羊羹作りを積極的にサポートしてましたね。(笑)
で、10月27日、銀姫は、さっきも書いたとおり、赤子が生まれた家臣のための祝いの品として作った羊羹を、都美姫に試食してもらいます。 都美姫も、赤子が生まれた家臣とは誰のことか、聞けばよかったのにね。(笑) そもそも、銀姫の家臣なんて、奥の女性陣しかいないでしょうに、よくばれませんでしたね。
で、杉家では、届いた羊羹を汚い手で改める役人たち。 晋様はどこにいる、どこに行ったと、ただ、おろおろするばかり、情けなかったですね。 羊羹をめくるときに、ちょっとスローになって、ためたのは、視聴者に、手紙が見つかるんじゃないかと、ドキドキしてほしかったんでしょうね。 でも、あそこにあると思った人は、あまりいなかったんじゃないでしょうか。 そもそも、あんなところに入れたら、手紙がふやけて、羊羹にくっついて、読めなくなるから、その機能を果たせませんもんね。(笑)
その頃、晋様は、なんと野山獄の伊之助のところにいました。 これは、捕まっちゃうでしょ。 犀之助さんは、非番だったのかな。(笑) この日は、寅次郎ゆかりの場所は、すべて見張らなきゃ。(笑) 小忠太でも、気づいたくらいだからね。(笑) その小忠太から、晋様は、縁を切られてしまいました。 松下村塾の塾生となるとき以来、二度目ですかね。
そういえば、晋様が、野山獄で伊之助に、今朝、雅から美和の手紙を受け取った、といってましたね。 都美姫に羊羹を試食させ、それを家臣へのお祝いや、寅次郎の墓前に手向けることを了承してもらったのが、10月27日だったのよね。 それから、銀姫名義の羊羹が、雅の元に届き、彼女は、なぜか夫の居場所あるいは連絡ルートを知っていて、美和の手紙を届けるか、託すかしたのよね。 そして、晋様の手元に届いたのが、10月27日の朝。
ということはですよ、都美姫が試食したのは、かなりの早朝だったということよね。(笑) おそらく、朝食前じゃないと、間に合いませんよね。 『篤姫』にあったように、姫様は、朝目覚めてから髪梳きや朝食、殿との顔合わせ、祖先へのお参りなど、きっちりスケジュールや作法が、決められているはず。 早朝に、羊羹の試食なんて、そんなこと、できるわけないのよね。 長州は、そのあたり、かなりルーズだったということなのかな。(笑)
銀姫は、元徳に羊羹を食べさせることは、忘れてしまいましたが(普通はありえないけど)、お渡りがあって、無事に仲むつまじくなることができました。 鈴がなってのお成りは、江戸城と同じなのね。(笑)
奥では、晋様を逃がす手伝いをしたものがいる、とのことで犯人捜しに。 そんなん、晋様と関係がある美和しかいませんよね。 それと知りつつ雇った園山や、御次への昇格や、名前に便宜を図った都美姫も、責任重大だと思うぞ。(笑)
美和危うし、のところに現われた銀姫が、懐妊を報告しました。 喜んだ都美姫は、おはぎの成果に大満足。 でも、お渡りがあってから、まだ、間もないでしょうし、あの時の懐妊なら、発覚が速すぎますよね。 その前から、ご懐妊していたのよね。 そうした体調不良もあって、おはぎづくりを欠席したのかも。 とにかく、美和は、銀姫の懐妊で解任を免れたのね。(笑)
今回は、とにかく花がきれいでしたね。 そこら中に生けられていて、目の保養になりました。(笑)
それでは来週も、御次という分をわきまえ、懸命になれば思いは必ず通じると信じ、離れていても仲間と通じ合い、好物があれば話が弾み互いに心開くと知り、今生の願いと聞き届けを願い、仲間の命を守り、皆の思いを抱えて事をなし、父のことを誇りに思い、一人では何もできなくても周りを巻き込み、まだ、希望はあると信じ、目の届かぬところで砦にほころびがないよう気を配り、奥向きのことは外に漏らさず、どのような思いも貫けば外を動かすと信じ、危うきを知れば必ず動き出す者がおる、その先を探り、次の一手をどうするか考えながら、こぴっと仕事がんばれば、子孫繁栄を願うおはぎを味わい、お世継ぎに恵まれるじゃんね。
「椋梨に惑わされ、大事なものを見失うてはいかん」 「大事なもの」 「幕府は、遠からず崩れ落ちる。その後、この日本を誰が率いる。我らじゃ。我らの手で、徳川の世に幕を引く」 「長州の手で」 「そして、雄藩を結び、日本を動かす」 「おもしろい、日本を狂わせよと」 CATCH A DREAM!! |
|