投稿日:2015年08月07日 (金) 18時20分
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みなさん、こんばんは。 今週も、暑い日が、続きますね。 こんな猛暑の中、能登では、今週『まれ』のロケが、行われたようです。 お疲れ様です。
さて、今週の『まれ』は、塩田の後継者問題、ほとんど、パティシエの要素は、ありません。 博之もあっさりフェードアウト、直美も、今日ちょっと顔を見せたけど、女将修行は名ばかり、ほとんど描かれません。 このドラマ、この先、どこへ向かっていくんでしょうね。(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 藍子さんと希の、博之が自分を犠牲にして、圭太のやる気を引き出した、ということに関する会話から、始まりました。 男前やねえ、と博之を褒める藍子さん。 今は、圭太にいわない方がいいけど、いわないと父子の溝が埋まらない、と悩む希。
しかし、いつの間にか、市長にも協力してもらい、市役所を辞めるふりをしていた、というオチになってるのね。(笑) 市長を巻き込んでまでやることか、というか、こんな話に市長が、ホイホイ乗るか。(笑)
漆器組合の会議室Aに再び乱入して、自分の絵を見て欲しい、という圭太。 散々馬鹿にされながら、陶胎漆器は親方の悲願やさけ、成功させんまま引退させるわけにいかんげ、という圭太の言葉で、なぜか、みんなが、突然、協力的になっちゃいました。(笑) そんなん、最初っから分かっていたのにね。(笑)
それにしても、圭太の絵は、ひどかったね。(笑) 歌も絵もダメで、でも、漆器の才能だけはあるのね。(笑) 蒔絵師の葛西さんが、デザインを引き受けてくれることになり、組合員みんなが、弥太郎さんのところに集まっちゃいました。 弥太郎さんも、輪島中の職人 味方につけてしもたわいえ、と驚いていましたけど、この人たち、極端から極端に振れちゃうのね。(笑)
でも、もともとは、葛西さんが何度描いても、そのデザインが、アンドレに認められなかったことから、こじれはじめたんですよね。 それが、似たようなデザインなのに、あっさり、アンドレが、オッケーを出すなんて、納得できないなぁ。 おまけに、内側をプラチナの蒔絵を施したといってましたけど、あの色じゃ、紅茶とか映えないんじゃないの。(笑) いくら、漆で白は出せないからって、あの色はね。(笑) でも、圭太は、長く使える輪島塗の丈夫さと、飲みもんをうまそうに見せる磁器、両方の良さを引き立てるデザインに仕上げた、と自信満々です。
そして、あっさり、契約が、締結されました。(笑) アンドレって、アートディレクターですよね。 彼が、オッケーを出せば、契約できるほどの権限を持っていた、ということなのよね。(笑)
そこへ、葛西が、博之が後継者になるのは、市長選のためだ、という情報を持ってきました。 悪びれずに、それを認める博之。 塗師屋出身の市長なら、ほっちも損はせんやろいね、って、その通りですよね。 業界から、市長を出せれば、こんなに心強いことは、ないんじゃないの。(笑)
でも、この極端な組合の人たちは、みんな、大激怒です。 おらち職人はな、損得で動かんげぞ、計算できん漆バカや集まって、輪島塗っちゃできとるげ、って、おいおい、陶胎漆器が失敗したら、大きな損失や、と損得勘定で、圭太に反対してたじゃん。(笑) 一緒に気持ち動かして、涙流してくれる塗師屋とじゃなけりゃ、とってもやっていかれんげ、って、おいおい、塗師屋は、見る目とプロデュース力さえありゃいいげんさけ、っていってたじゃん。(笑) 輪島塗は、漆は、絶対に俺や守る、と圭太が宣言して、跡継ぎ問題に、けりがつきました。
希は、弥太郎家を去る博之に、お礼をいいました。 圭太が尊敬するお父さんは、きっと、悪もんのまま去っていく、カッコイイお父さんやさけ、って、そんなことないような気が。(笑) 博之も、希に、すっかり塗師屋の女将やな、って、語りかけました。 これには、日本中のお茶の間から、どこが、ってツッコミが、入ったことでしょう。(笑)
直美も、あっさり、なかなか根性座っとるわいね、と希を認めました。(笑) 本気であんたを、完璧な塗師屋の女将に仕込んでやるさけね、って、どうして、このドラマの登場人物は、みんな、キャラ変しちゃうんでしょうね。 で、魔女姫のナレによると、しばらくは女将修行編で、パティシエは、お休みなのね。(笑)
そして、週が明けて月曜日は、元治さんの塩田での海水撒きから、スタートしました。 これが、めちゃくちゃ、かっこいいのよね。 かつて、室伏選手のハンマー投げに例えましたけど、ホント、体幹がしっかりして、軸がぶれないスタイルは、なかなかできるもんじゃありません。 その身体能力たるや、恐るべし。
ところが、弥太郎さんの座敷での紺谷家の会談に移るやいなや、せっかくの感動が、上書きされちゃいました。(笑) 直美を、和枝さんを彷彿とさせる鬼のような姑として登場させながら、あっさり、希たちと仲よくさせちゃいましたよ。 どうせコントに近いドラマなんだから、現実と妥協せずに、開き直って突き抜ければいいのにね。 もう、すべてが、中途半端というか、行き当たりばったりな感じなのよね。
それはともかく、圭太の親方修行と、希の女将修行が、始まりました。 圭太は、まず、お得意さんと、その漆器を覚えることからスタートです。 これは、帳面だけじゃ、無理なんじゃないでしょうか。 まずは、お得意様のところに足を運んで、五代目就任のあいさつをして、漆器を実際に見せてもらう、そこからスタートしないとね。
希は、相変わらず、女将ノートを作成する、という形から入りました。(笑) パティシエへの未練を口にしつつ、直美に指導をお願いしちゃいましたよ。(笑) 希は、藍子さんに、塗師屋の女将は、スーシェフと似ている、と語りました。 おまけに、輪島塗とケーキ作りも似ているところがあって楽しい、って、これは似てないんじゃないの。(笑)
希は、一子とは、すっかり仲直りしたようです。 その一子、記事が編集者に認められ、新しい仕事も、もらえたようです。 安くて、うまくて、素早い仕事、フリーライターの一子でぇーす、が、キャッチフレーズみたいですね。 わんこという名前は、もう、使わないのね。(笑)
サロンはるでは、敗残者には故郷だって冷たいと、いじける徹と、それを励ますトト楽組との三文芝居が、毎日のように繰り広げられているようです。 バナナをかじる慎一郎を見ていると、三文芝居というより、猿芝居という気がします。(笑) とうとう、はるさんに、たち悪いとまでいわれちゃいましたね。(笑)
その頃、元治さんは、手のひらに乗せた塩をじっとみつめ、物思いにふけっていました。 その元治さん、希たちのたまり場だった、まいもんに、弥太郎さんを呼び出しました。 まいもんのマスターは、小野さんという名前だったのね。(笑) 熟慮の末、引退を表明し、穏やかな表情になった弥太郎さんと、引退を決意しつつある厳しい表情の元治さん、この二人が、酒を酌み交わすシーンは、絵になりましたね。 でも、まいもんって、朝市食堂だからね。 本来、酒を飲みに来る店じゃ、ないと思うのよね。 できれば、居酒屋か屋台で、話してほしかったなぁ。 桶作家での、文さんを交えての一杯でも、見応えがあったでしょうね。
その桶作家の居間では、藍子さんが、元治さんの塩田の釜で茹でた、じゃがいもを出しました。 塩田での、茹でたてのじゃがいもは、おいしそうでしたね。(笑) 桶作家じゃ、もう冷めて、あまりおいしそうには、見えませんでした。(笑) そこには、藍子さんの他に、希、圭太、文、元治、みのり、一徹が、集っていました。 となりの部屋には、圭太に、日本一の親方を目指すから、一緒にがんばろう、といわれて、いじける徹が一人。(笑)
そこで、元治さんが、年内での引退を宣言しました。 そして、なんと、希に、釜炊き小屋でケーキ屋をするように、いいました。 もしかすると、このドラマを観ていて、元治さんと文さんが、希の祖父母だ、と勘違いしている人もいるんじゃないでしょうか。 もう、完全に、そんな描き方ですもんね。 この二人は、津村家とは全く関係ない、赤の他人ですから。(笑)
みんなは、他にやりたいことがあるのか、身体が悪いのか、と引退の理由を詮索しました。 去年と今年の塩をなめてみますが、誰も、違いが分かりません。 味が落ちている、という元治さんに、徹が、大丈夫、ちゃんと、どっちもしょっぱいから、って、どんな慰め方やねん。(笑) みんな、塩の味見をしているときに、みのりは、一人で、じゃがいもを食べていましたね。(笑)
みのりは、塗師屋でも、なぜか、職人たちとランチを食べています。(笑) じゃがいもをパクパク食べまくるのは、おめでたのサイン、ってことでしたね。 きっとそうだろ、と思った人、多いでしょうね。 柑橘類は、よくあるパターンだけど、じゃがいもってのは、私にとっては、初めてでした。 こういうケースの妊婦さんって、巷には、いるのかな。
桶作家では、中庭にいる文さんに、一徹が、家賃を渡しています。 徹の分も払ってあげるって、偉いじゃないの。 藍子さんは、自分の分しか、払ってないってことね。(笑) ところで、中庭に、しょぼくれた徹が餌をあげていた鶏の姿は、もうありません。 すでに、水炊きの具にでも、なってしまったんでしょうか。(笑)
まいもんでは、またもや元治さんと弥太郎さんが、希と酒を飲んでいます。 今度は、寿司桶が、置いてありますよ。 これは、マスターの小野さんの料理じゃないでしょ。(笑) まさか、近所の寿司屋から、出前を取ったということなのかな。(笑)
潮時っちゅうことか、と尋ねる弥太郎さんに、ほうや、と答える元治さん。 弥太郎さんが帰った後、元治さんは、希に、潮時っちゅうがは、ものの終わりっちゅう意味じゃねえげぞ、何かをちゃするがに、ちょうどいい時やっちゅう、前向きな言葉ねん、と語りました。 さらに、うまいと思てもろとる間に、やめるがや、ものづくりや、気付かれてしもうてからでは遅えげ、駄目にせんうちに引くがも、職人の仕事や、と続けました。 元治さんがいうと、説得力がありますね。 圭太がいうと、薄っぺらで、軽薄にしか聞こえませんけどね。(笑) 元治さんの職人の美学を、幸枝さんにも聞かせてあげたいね。(笑)
希が、心配になり、桶作家に元治さんの様子を見に行くと、雨で塩田作業がお休みのため、いつものメンバーを呼んでの送別会になりました。 この人たちは、年中、仕事がないのか。(笑) 何かを振り払うように、太鼓に合わせて踊る元治さん、どう見ても無理しているとしか、思えませんね。(笑)
相変わらず、じゃがいもをパクつくみのり、それに対抗して、何本もバナナを目の前において、むさぼり食う慎一郎。(笑) いつまでも事業失敗を引きずり、マイナスオーラを放ち続ける徹は、マキに悪霊退散、と悪魔払いされちゃいました。(笑)
厨房で、希が、料理を準備しているところに、水を飲みに元治さんが、やってきました。 今はやっぱり無理やさけ、と釜炊き小屋でのケーキ屋を断る希に、元治さんは、何と、哲也にも断られたわいえ、と答えましたよ。 何、この取って付けた感は。(笑) たった今、希が断った、ということは、先に哲也に打診して断られたから、次に、希に声を掛けた、ということなのかな。
確かに、東京での事業が順調なら、一度断られた、塩田を潰して駐車場にして、釜炊き小屋を改装して、カフェをやる、なんて決断できませんよね。 だからといって、大切な塩田を潰して、赤の他人に使わせるってのは、それとは、次元が違う問題ですからね。
将来、哲也が、塩田の土地を相続するときに、他人の店が、建っているってことだからね。 ずっと、東京にいて、能登の土地は、運用してお金にする、というなら、それでもいいかもしれませんけど、それでも、その時には、賃料で、もめますよね。 だって、きっと、ただ同然で希に貸すのは、見えているしね。(笑) だから、近い将来の、もめ事を考えたら、希としても、断ったのは、正解じゃないでしょうか。 でも、これが伏線となって、いずれ、塩田に店を構えそうな気がします。(笑)
希は、弥太郎さんに、元治さんの様子を伝えました。 これから第2の人生やっちゅうて、こう、吹っ切った感じやった、って、希にだけは、あの無理している様子が、伝わらなかったみたいね。(笑)
塩田で、文さんと元治さんが、今年で最後やね、このジャガイモ、と話している様子は、味わい深いものがありました。 欲をいえば、背景の一徹は、いらなかったです。(笑) この会話、もしかすると、明日以降の伏線になるかもしれませんね。
弥太郎さんに、そうとう無理をしている、と聞かされた希は、桶作家に戻り、元治さんに、後継者を探そう、と提案しました。 元治さんが、塩作りは一日一日、自然との真剣勝負、風を読み間違えると塩が薄くなり、お天道さんの気まぐれで全部やり直しにもなる、と希にいい聞かせました。 そこに、なんと、真剣勝負の対極にいる徹が、立候補しました。(笑)
徹の言動にキレた一徹が、彼に殴りかかりますが、空振りばかり、挙げ句の果てに、肩をつっちゃいました。(笑) 野球部でも、頭脳担当だったからね。 怒りにまかせて、一徹は、自分が塩田を継ぐと宣言しました。 この体力じゃ、とてもじゃないけど、80kgの海水を運ぶことは、できそうにありません。(笑)
ところが、一徹は、頭を使えば何とでもなる、と啖呵を切りました。 そこで、文さん主催のクイズ大会ならぬ腕相撲大会が、開かれました。 で、予想どおり、一徹は全敗。(笑) なんと、文さんに、一徹の得意技、頭脳プレーで負けちゃいましたよ。(笑) 業を煮やした元治さんが、 徹への意地で後継ぐなら迷惑や、下手なもん作るがなら、やめた方やええわい、とキレちゃいました。
パソコンで、塩作りの勉強をする一徹に、徹が、お前は俺とおんなじで頭脳派なんだから、と声を掛けた途端、みのりが、希、藍子さん、徹を別室に連れて行きました。 みのりによると、お父さんとおんなし、は、一徹には禁句とのこと。 希は、驚いてましたけど、あれだけ父親に反発していたら、普通は、気づきますよね。(笑) 一徹にとっては、徹から一文字もらったことが、ずっと恐怖だったんだね。(笑)
その一徹は、洋一郎を使って、海水を撒くスタイルの研究に余念がありません。 こんなことに付き合ってあげる洋一郎は、いい奴なのか、ばかなのか?(笑) この様子を見た文さんは、一言、自分でやれま、と吐き捨てました。(笑) 海に入り、海水を汲む元治さんは、もうじき風がやむ、と予測し、25分後、南南西から3メートルの風や吹く、という一徹のデータを粉砕しました。
徹は、サロンはる、そして、弥太郎さんの作業場で、あいかわらず、愚痴ってます。 いろんなものに手を出すな、とアドバイスする圭太の話を聞いて、彼も希や一子に手を出した、と突っ込む井田さん、思いっきり亜美に、頭をはたかれました。 亜美は、圭太に、自分が先輩だから、と敬意を払うよう求めましたけど、自分は、大先輩の井田さんに、おかまいなしなのね。(笑)
桶作家では、希が徹に、お父さん、本当に駄目になっとるよ、と説教です。 藍子さんも、徹を見て、残念そうに、ため息をついています。 その横で、バクバクじゃがいもを頬張る、みのり。 赤ちゃんの前掛けのようなものを、編んでいましたね。 これも、伏線だったんでしょうね。
一徹が塩田にこだわるのは、徹への反抗心以外にもあるのでは、と考えた圭太は、希とともに、彼をまいもんに呼び出しました。 ここに来て、急に、まいもんのシーンが増えましたね。 せっかく、セットを作ったので、活用しようということなのかな。 そういえば、画面の奥、店の出入り口の外にある電柱の広告に、寄道旅館って書かれていましたね。(笑)
圭太は、デイトレードがうまくいっていないのでは、と推測しますが、一徹に否定されました。 助けや必要なときは、絶対に一人で抱え込むなや、俺はお前の兄貴ねんさけ、と一徹に声を掛ける圭太に、希はベタ惚れ。 さすがの一徹も、あきれてましたね。(笑) 一徹は、父親以外にも、塩田にこだわる理由があるが、心配はいらん、今は好きにさせてくれ、といいました。
そこで、一徹を応援することに決めた希は、特訓と称して、塗師屋での雑用を押しつけますが、直美に見抜かれちゃいましたね。(笑) 頑張る一徹を見て、だめな自分に気づかされ、さらに落ち込む徹。 とうとう、みんなの目に付かないよう、物置場で座り込んでしまいました。 そんな徹を慰める、優しい藍子さん。 落ち込んで、リハビリして、また夢を追えばいい、徹さんは夢でできているから、って夫思いですね。
笑え、と徹のほっぺたをひっぱる藍子さん、和枝さんを思い出しましたよ。(笑) 倒れた捨蔵さんのために、母親直伝、柿の葉ずしの作り方を習いに来た、め以子のほっぺたを引っ張ったのよね。 め以子のほっぺたを、のびーる、のびーる、と引っ張って、面の皮の厚さを測る和枝さんが、印象的でしたよね。(笑)
そんな中、久し振りに高志が登場。 『little voice』が、メジャーデビューに誘われたけど、断ったのね。 のんびり歌いたいって、贅沢な。(笑) 高志は、メジャーデビューすれば、いつもテレビで歌が聞けたのに、私は彼の歌のファン、と藍子にいわれて、いつでも呼んでくれれば、と嬉しそうでしたね。(笑)
塩田では、一徹が、海水撒きに挑戦しますが、おちょけごと投げ飛ばしちゃいました。 特訓で、筋肉、付きすぎたんちゃう。(笑) そんなダメダメ一徹を後押しするため、希は、文さんの茹でたじゃがいもに、元治さんの塩を加えて、ガレットを作りました。 久し振りに、お菓子を作る場面が、映りましたね。(笑) そういえば、マシェリとは、連絡を取っているのかな。 せめて、高志に、横浜の様子を聞いても、バチは当たらないと思うぞ。(笑)
翌日、桶作家の居間では、一徹が、真剣に、元治さんに跡継ぎのお願いをしました。 元治さんクイズ、見たかったなぁ。(笑) 希と徹は、毎年、じゃがいもを食べたいよね、と文さんに、婉曲に後方支援を依頼しますが、一徹以外の後継者なら、と冷たくあしらわれます。 そこへ、病院帰りのみのりが現われ、安定期に入ったと、妊娠の事実を告げました。 母親の久美さんや、藍子さんにも相談しないなんて、ありえるかな。 まして能登だもん、産婦人科に行けば、そんな情報、一瞬で町内を駆け巡ると思うけどね。(笑)
この流れは、一徹が、跡を継ぐのかな。 今、デイトレードをやめれば、リーマンショックの直撃は受けずにすむけど、収入は、当分、見込めないよね。 少なくとも、元治さんの元で、何年か、修行しないとね。 また、あっという間に時が流れて、一徹が、いっぱしの塩づくり職人になってたりして。(笑)
さて、第18週の関東地区の最高視聴率は、漆器組合の遠藤組合長たちが、弥太郎の家にやってきて、圭太の五代目に反対、それを受け、博之が、五代目に名乗りを上げた30日(木)の19.5%で第1位 でした。
月曜から土曜までの詳細は、19.0%、18.7%、19.3%、19.5%、19.1%、18.7%で、第18週の週平均は19.05%、『ごちそうさん』の第18週の平均は22.62%、『花子とアン』の第18週の平均は22.60%、『マッサン』の第18週の平均は22.77%でした。 第18週までの全平均は19.45%、『ごちそうさん』は22.33%、『花子とアン』は22.57%、『マッサン』は20.50%でした。
関西地区の最高視聴率は、大悟にロールケーキがまずいといわれ、落ち込む希の元を、魚の干物を手土産に、一子が訪ねてきた27日(月)の19.3%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、輪島市役所で、博之とアンドレが立ち話する姿を見て熱くなった希に、キミ子が、市役所を辞めるのは芝居だ、といってきかせた31日(金)の20.7%で、第1位でした。
『花燃ゆ』の第31回は、関東地区が10.5%でした。 ちなみに、八重の第31回は15.4%、官兵衛の第31回は18.2%でした。 第31回までの全平均は、花燃ゆ11.97%、官兵衛15.95%、八重15.07%です。 関西地区は11.7%でした。
今週は、久し振りの助っ人、金子ありささんの脚本でした。 山場は二つ、美和による椋梨暗殺と、伊之助の処刑でしょうか。
前者は、美和が殺鼠剤を入れた酒を、椋梨に飲めといわれ絶体絶命、といったところでしょうか。 でも、みんな主役の美和が、死ぬことはないと知っていますから、サスペンスタッチで描いても、空回りするばかりです。(笑)
後者も、随分前の紀行で、伊之助は、維新後も生きる、と紹介しちゃってますから、このドラマを見続けている人にとっては、ただ、距離を取りつつ傍観するだけ、緊張感が高まりません。 やっぱり、あの紀行は、早過ぎたんじゃないでしょうか。 そして、金子さんは、その紀行は、観てないんじゃないの、そう思ってしまうような、そんな、ちぐはぐな様子に、ドラマの末期を感じとってしまいます。(笑)
ドラマは、元治元年、1864年から始まりました。 幕府に恭順の意を示すため、三家老が切腹し、四人参謀が打首となりました。 これは、二週前に登場した吉川経幹さんの決断によるものと、いわれております。 それはともかく、さらに、伊之助も、その兄、松島剛蔵も、野山獄に入れられています。
そんな中、城内では、暢気に祝いの品をチェックしたり、都美姫が銀姫に医者を紹介したり、相変わらず、お気楽なムードが漂っています。 岩国の殿様から昆布が届いていましたけど、この長州存亡の危機に、そんな贈り物をしている場合じゃないと思いますけどね。(笑) 園山は、自ら、美和を引き入れておきながら、あの者が来てから、どうも騒々しい、この先、何かよからぬことを謀りそう、不穏な芽は早めに摘んでおかなければ、と完全敵視。(笑) 園山は、奥の保守派からすれば、あんなとんでもない女を採用して、戦犯ものですよね。(笑)
長府の奇兵隊駐屯地では、諸隊が集まり、赤禰を中心に、今後について話し合いました。 あらら、いつの間にか、山縣有朋が、最前列に陣取って、存在感を示し始めましたよ。(笑) これまで、影も形もなかったのにね。 紺谷家の直美状態です。(笑) もっとも、この時点では、山県狂介という名前になっていましたね。 金子さんが、どうしても彼を描きたかったのかな。(笑)
そのころ、晋様は、筑前の平尾山荘、野村望東尼の元に、いました。 真行寺君枝さん、懐かしいなぁ。(笑) 長州藩と戦う覚悟を決めた晋様を見送る、これだけの登場なのかな。
野山獄では、松島剛蔵が、処刑されてしまいました。 そのことを知った寿は、なんと、またまた奥の美和に面談しちゃいましたよ。(笑) 美和に、伊之助を助ける力なんて、あるわけないじゃんね。 ここは、やっぱり、美鶴さんのところに、お願いに行くべきでしょ。(笑)
長府の奇兵隊駐屯地では、雪の中、全く濡れていない、髪に雪もかかっていない晋様が登場しました。(笑) つい、先週まで、夷狄と和議を結び、攘夷を捨てた裏切り者として、奇兵隊の面々が、血眼になって、彼を捜していたのにね。(笑) 普通なら、飛んで火に入る夏の虫、とばかりに、みんな一斉に、晋様に斬りかかるところじゃないの。(笑) それなのに、赤禰とディベートし、主戦論を展開する晋様を、みんな、ただ、見守るばかり。 なんで、諸隊の晋様へのスタンスが、こんなに変わってしまったのか、説明してもらわないと分かりませんよね。(笑)
それはともかく、山県狂介と語った晋様は、また算段か、見えんか、この程度の明かりじゃ、俺には見える、また会おう、といい、去って行きました。 本来なら、かっこいいシーンなんでしょうけど、ちょっとイマイチでした。(笑)
奥では、伊之助の斬首が決まった、という寿からの手紙を読んで、落ち込む美和。 志乃は、手紙の内容を、事細かに知っていましたね。(笑) 日出が、検閲していて、教えてくれたのかな。(笑)
都美姫は、毛利伊勢から、出産に関するお祝いを自粛するよういわれ、ブチ切れて、椋梨を呼びました。 ちょいちょい、これも数週前の紀行で、都美姫が、質素倹約の旨を、奥の隅々にまで徹底させていた、といってたじゃん。(笑) 藩の存亡の危機に、贅沢してる場合じゃないっしょ。 しかも、お祝いの存続を椋梨に迫るのに、なぜか、奥の人間を集めた席で、彼に酒肴を供しましたよ。(笑) この都美姫の金銭感覚、なんとかなりませんかね。(笑)
そこで、美和に酒を飲め、と突然勧める椋梨。 これはありえないっしょ、と思っていたら、なんと、園山や都美姫までが、飲めと指示。 てぇー、美和は、堂々と飲み干しちゃいましたよ。(笑) もう、三者三様、はちゃめちゃな展開に閉口していたら、酔いに任せてか、この席で、美和が、椋梨に伊之助の助命嘆願ですよ、いやはや。(笑)
これだけのことを、しでかしながら、美和は、座敷牢に入れられただけ、しかも、銀姫に逃がしてもらいました。 このあたり、とにかく、ただすごい、としかいいようがありません。(笑) とどめは、美和の、伊之助は初恋の人発言でしたね。(笑)
ところで、銀姫が、美和のいる座敷牢に入ってきたのは、夕暮れ時でした。 ここで、寿が、美和を訪ね、伊之助の助命を嘆願した場面を、振り返ってみましょう。 日出がやってきて、もう七つ時、閉門の時間だから戻れ、と美和にいい、土下座する寿の目の前で、門が、閉じられたんでしたよね。 七つ時は、午後4時ですから、その時間に、城の門が、閉ざされる、ということよね。 ということは、夕暮れ時に、銀姫に伊之助に会ってこい、といわれても、門が閉まっていた可能性が、あったのよね。 無事に、伊之助に会えた、ということは、なんとか、閉門前に、すり抜けることができた、ということですね。 このあたりを描いた方が、スリリングだったんじゃないの。(笑)
ところで、椋梨の酒に、殺鼠剤が入っていた、というのはガセだったんですよね、結果として。 椋梨としても、恥をかかされたわけですし、本来なら、吹き込んだ日出も、処分されるんとちゃう。(笑)
さて、城を抜け出した美和は、奥の人間なのに、堂々とまちに出、野山獄へと向かい、伊之助と対面しました。 延々と、別れのあいさつを交わしてますけど、死なないことを知っている、このドラマを見続けてきた人にとっては、退屈きわまりない場面でした。(笑) こういうときに、なんで、久子が出てきて、目の保養をさせてくれないかな。(笑)
この、美和が、伊之助を野山獄に訪ねた時には、もう既に、夜になっていましたよね。 当然、城の門は、閉じられているし、美和は、朝までは、戻れないのよね。 まさか、ずっと野山獄にもいられないでしょうから、どこかで、野宿したってことかな。 それとも、実家の杉家に泊めてもらったのかな。(笑)
表では、椋梨が、敬親に、伊之助らの即刻処刑を申し入れます。 あれ、その前に、松原長次、ダンカンでがんすな、彼が来て、伊之助を刑場に、引っ立てようとしていましたよね。 あれは、藩から既に、処刑の断が下った、ということですよね。 なんか、時系列が、おかしいんちゃう。(笑)
さすがの、そうせい親父も、この時ばかりは、そう、までしかいえませんでしたね。(笑) そこへ、元徳が、あわてて走り込んできました。 晋様が、下関で挙兵し、役所を攻めた、とのこと。 おいおい、この藩の連絡体制は、どうなってるんだ。 みんな知らない情報を、誰が、どのようにして、元徳に知らせたんだ。(笑) こういう、ご都合主義は、昔からの、大河の伝統なのよね。 こんな悪いところだけ、真似せんでもいいのにね。
ていうか、さっきも書きましたけど、あれだけ奇兵隊から命を狙われていた晋様が、諸隊を率いて挙兵って、どうやって、みんなを懐柔したんだ。(笑) 翌日の夕暮れ、座敷牢にいる美和を訪ねた鞠が、晋様挙兵のニュースを教えてくれました。 おいおい、しれーっと、美和が、座敷牢に戻ってるじゃん。(笑) 一晩、座敷牢にいなければ、見回りの者が気づいて、大騒ぎになるんとちゃうん。 少なくとも、朝、戻るときに、門番にチェックされるっしょ。 美和って、忍者の素質が、あるのかも。(笑)
次回は、大逆転って、それをいっちゃ、おしまいでしょ。(笑) 視聴率のためには、仕方ないっか。
それでは来週も、不穏な芽は早めに摘み取り、内輪もめすることなく、八方ふさがりを突き破り、魂の滅亡を避け、この身は既に大海原の心境で、胸を張って生き、我々が最後の砦となって幕府という国の足かせを叩き壊し、新しい時代を開き、戦うべき時を知り、愚行ではなく忠義を行い、必ず助かると信じて待ち、算段なくして軍事は成り立たぬと知り、私事で動かず、最後まで気高く強く、友情・温情・家族という美しいものを知り、空のように広く暖かく皆をいたわり、皆の思いを背に、一里行けば一里の忠を尽し、二里行けば、二里の義を示す、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、この国が変わり、皆にまた笑顔が戻る日を見届けることができるじゃんね。
「幾多の波を乗り越えてきた。今は、その先へ行く」 CATCH A DREAM!! |
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