投稿日:2015年09月04日 (金) 18時35分
 |
みなさん、こんばんは。 次々作の朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロインが、西門希子ちゃんに、正式決定しましたね。 ごちでの、『焼氷の歌』や『蘇州夜曲』の歌声は、見事でした。 今度は、どんな歌を聴かせてくれるのか、楽しみです。
さて、今週の『まれ』は、予想どおり、といいたいところですが、それを遙かに超えるスピードで、いきなり今年になってしまいました。 すっ飛ぶとは思っていましたが、ここまでとは、いやはや。 もう、最終回まで、すっ飛んだほうが、喜ばれたりして。(笑)
それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。 出産から3か月、営業再開の朝を迎えました。 なんと、朝食当番の圭太が、エプロン姿で、弥太郎に朝食を出しています。(笑)
希は、子供たちに後ろ髪引かれる思いを残しつつ、プチソルに向かいました。 で、しつこく塗師屋に子供の様子を尋ねる電話をして、店、暇なら帰ってくるけ、と藍子さんに怒られました。 そうだよね、そんなに気になるなら、仕事やらなきゃいいじゃん。 一応、希が働かなくても生活していける、という恵まれた設定なんだからね。
そこへ、例の試食ばばあ(失礼!)が、連れを伴って、やってきました。 再開後の、入店第1号ですね。 ここの店のケーキが、おいしいから、と常連ぶって勧めていましたけど、試食しかしていないもんね。(笑) きっと、連れに買わせるだけで、自分は買わず、あわよくばご相伴にあずかろうという腹づもりよね。(笑)
やがて、朝子も、子供を連れてやってきました。 希は、朝子に、先日は本当にすみませんでした、せっかくご注文いただいてたのに、と謝りました。 じぇじぇ、子供が熱を出したとき、注文のケーキを放り出して、約束を反故、しかも、今の今まで、何のフォローもしなかったのね。 ただただ、あきれるばかりですが、朝子も朝子、そんな店に、よく、また顔を出すなぁ。(笑) 気の張るお客への対応は、他店のもので、うまくいった、ということなんでしょうね。 子供が、マルジョレーヌ早く買おう、と正確にケーキの名前をいえたのには、驚きました。 ブティック今野の弥生さんなら、絶対にいえませんね。(笑)
店を終えて帰宅した希は、連絡掲示板で、子供たちの生理現象の状況を確認します。 朝食時に、尾籠な話題は、やめてほしいなぁ。 その様子を見ていた直美は、至らない子で、と頭を下げる藍子さんに、自分もかつて、圭太の熱を見逃し、けいれんを起こさせたことを悔やんでおり、同じ思いを息子の嫁には、させたくない、と語りました。
『おひさま』で、自分の不注意で日向子を火傷させた陽子が、自分の手を煮立ったお湯に入れようとして、和さんに止められた場面を思い出しましたよ。 和さんも、不注意で包丁を落とし、足にけがをしたことがあり、徳子さんが、その傷に目をやるたび、悲しそうな表情をされ、辛かったのよね。 だから、子供は、親には笑ってて欲しい、自分を見て、悲しい顔をされるの嫌なんだ、というようなことを、和さんは、陽子にいったのよね。 申し訳ないけど、このエピソードを前にすると、あまりにも薄っぺらなのよね。
話がそれましたが、直美は、続けて、弥太郎も圭太も甘いので、自分が貧乏くじを引く、と嫌われ役を演じていくことを藍子さんに告げました。 そんな、急にいい人になられてもね、当初は、明らかに希を嫌っていましたよね。(笑)
その夜、希は、圭太に試作品のクッサン・ド・リヨンを食べさせました。 希は、店が軌道に乗り、ほかにもフランス菓子を出せるようになったら、最初に、これを出したい、といいました。 理由は、このお菓子には、人々の健康を祈る気持ちが込められており、子供たちと、圭太と、家族みんなが健康で、幸せでありますように、という願いからなんだとか。 お客さんの幸せは、祈らないのよね。(笑) 自分たちだけ、という利己的なところが、本当に希らしいのよね。(笑)
プチソルを文さんが訪ねますが、暇な店内に、金沢、富山、名古屋から、お客がやってきました。 みんな、波多野都のブログ『みやこのスイーツ探訪記』を見て、やってきたのでした。 一子は、自分のブログに書いてくれなかったのかな。 それはともかく、都のおかげで、客足は、増えました。
で、冒頭に書きましたとおり、予想を遙かに超えて、2014年、そして2015年へと時は、あっという間に流れました。 ついでに、子役の使い回し、という私の予想は、完全に砕け散りました。(笑) 結局、一番大変な子育ての時期は、すっ飛ばされました。 もしかして、ずっと、井田や亜美さんの助けを借りて、店を切り盛りし続けたのだろうか。 それでも、塗師屋もプチソルも、傾かなかったのね。(笑)
2014年秋、弥太郎さんは、スナック『崖っぷち』のママ、かなえさんの母親、まさえと再婚しちゃいました。 弥太郎に本名があるはず、と以前、こちらで問題提起しましたが、それを読んだのか(笑)、今になって、かおるという名前が、明らかになりました。 その時に指摘しましたが、文さんや元治さん、といった幼なじみは、弥太郎じゃなくて、かおるちゃんと本名を、プライベートでは、呼ぶはずなのよね。 あまりにもの取って付けた感に、あきれてしまいました。(笑)
で、このエピソードは、要は、希たちが新婚生活の邪魔になるから、と桶作家に住むことになるためのものでした。 真人や久美さんまで一緒に夕食を食べて、大家族になりましたね。
そして、2015年4月、プチソルは、大繁盛、ケーキの種類も増え、北陸新幹線開通記念のデパールなど、ややこしいカタカナ名のものも、復活しています。(笑) 営業を始めてから8年も経つのに、まだ、マシェリの刺繍が入った作業着を着ていますよ。(笑) クッサン・ド・リヨンは、150円って、あの細切れの一つが、そんなにするのかな。 もしそうならボッタクリもいいところ、誰も買わないし、誰も幸せにならないよね。(笑)
洋一郎は、すっかりイメチェン、おしゃれになっていました。 匠と歩実は、徹志と同じ外浦小学校に通っています。 歩実は活発、匠はおとなしいながらも、歩実の面倒をよくみています。 徹志は、父親の一徹に似て、クールです。 みのりは、二人目を身ごもっています。 高志は、俳優デビュー、台詞なら、大きな声で話せるのね。(笑)
で、圭太は、五代目弥太郎を襲名しました。 でも、タイトルバックは、紺谷圭太のままなのよね。 弥太郎さんの方は、紺谷弥太郎(かおる)なのにね。(笑) 紺谷弥太郎(圭太)じゃ、視聴者に分かりにくいのかな。
その圭太は、いい絵がつきましたね、と蒔絵師の葛西に、上から目線です。(笑) 葛西は、圭太のことを、弥太郎さん、と敬意を払って、呼んでいるのにね。 本音じゃ、きっと、圭太、と呼び捨てにしたいところなのよね。 けど、葛西は、大人というか、社会人としての常識を持ち合わせているのよね。
塗師屋には、千葉県出身で脱サラした田中さんが、弟子になっていました。 いくら弟弟子といっても、父親ほどの年齢の人を、お前呼ばわりはないんじゃないの、亜美さんよぉ。 こんなことで、私の好きなキャラを、汚さないでほしいなぁ。 そしてそして、一番驚いたのが、まだ、希が、女将をやっていることよね。(笑)
文さんは、子供たちに、ふみさん劇場、『徹物語」という紙芝居を語って聞かせました。 紙芝居といえば、ゲゲゲを思い出しちゃいますね。 徹を貶めるというか、おちょくるというか、こういうネガティブなネタは、好きになれないなぁ。 結末を、付け足しても、ほとんど効果なし。 文さんまで、いやしい人間に見えるし、喜んで話を聞いている人たちも、同じに見えちゃうのよね。 こういうのが、いじめの温床になっちゃうのよね。 だから、せめて子供には、もっと、明るい話を聞かせてあげてほしいなぁ。 文さん、ボスと呼ばれるにふさわしい紙芝居を見せてあげろし。
店では、いつもケーキを一所懸命に選ぶ常連の沢沙耶が、一徹がブログ用に写真を撮っている新作ケーキを注文しました。 ブログ名は、『魔女姫のお城からblog』というのね。 でも、プチ・ソルシエールにした時点で、店名は、魔女姫じゃなくなっているんですけどね。(笑) 一徹は、営業時間を延ばしたい、という希に、従業員を雇えばどうか、と提案しました。
夕方、親ばか圭太は、子供たちのためにドリルなどを買ってきました。 歩実は、宿題で、将来の夢をノートに書いていました。 ぱていしえ、の文字を見て喜ぶ希。 ところが、そこには、いくつもの職業が、書かれていました。 あいどる、はいいけど、れーすくいーん、はないんちゃう。(笑)
一方、匠は、何も書いていませんでした。 まあ、この時期は、無理に夢なんて持たなくてもいいと思いますけどね。 でも、漆職人と書いて欲しかった圭太は、落ち込み、文さんの紙芝居のせいだと八つ当たりします。 そして、圭太は、寝室に忍び込み、輪島塗は楽しいと、何度も何度も、子供たちの深層心理に語りかけました。
一徹は、子供がみんな、親の職業に興味を持つとは限らない、と冷めていますが、徹志が、塩田をやりたいとという夢を持っているから、余裕だったのね。(笑) ちなみに、文さんの夢は、フランス人になることだったみたいね。(笑)
美容室はるには、お母さんその振り込みは、フライング、という高志がモデルになった振り込め詐欺防止ポスターが、貼られています。 フライングは、ドラマの機長役と掛けているのかな。 さらに、一子の著作、『すべての女は性格ブスである』、『肉を切らせて骨を断つ』が、並べられています。 洋一郎も、一子も、まだ、独身のようです。 真人は、夢を持っていない匠に、郵便局員を継がせようと考えます。 しかし、その真人は、じいちゃん、子供の夢っちゃ、大人のためにあるがじゃないげんよ、気ぃ付けてや、と匠に、しかられてしまいました。
プチソルには、アルバイト募集のチラシが、貼られていました。 時給850円って、一般的には高くはないんでしょうけど、プチソルからすると、かなりの出費になりますね、大丈夫か。(笑) 勤務時間は、平日・土曜日は、9時から15時、日曜日は、9時から20時までです。 もちろん、準備も必要ですから、営業時間よりは、長いのよね。 老婆心ながら、休日をあげないと、労基法違反になっちゃうよ。(笑)
店内では、希が、子供たちとホットケーキ作りを行っています。 歩実は、お約束、顔にクリームがついています。(笑) お母さんの子供の頃より上手やわ、という言葉、親の欲目というか、きっと本心なんでしょうね。(笑)
藍子さんは、厨房で、徹のために日記を付けています。 『ごちそうさん』の、完全パクリじゃん。(笑) め以子は、通天閣が、満州から戻ってきた時のために、嬉しかった出来事を、彼からの手紙の余白に書きためていたのよね。
店内で『魔女姫のお城からblog』を見ていた希は、藍子さんの日記のことを思い出し、一徹がブログに家族写真をアップし続けたのも、徹のためだと、気づきました。 そこへ、常連客の沢沙耶が、やってきました。 いきなり、お客に、もしかして、お小遣いなくなってしもた、はないよね。 今日は、店のおごりです、とか、完全に客を見下しているもんね。 その沙耶ちゃんは、なんとパティシエ志望、プチソルで修行させてくれ、と申し出ました。
さすがの希も、自分も修行中の身だから、と一度は断ります。 でも、日頃の態度を見る限り、そんな謙虚な姿は、みじんも感じられないぞ。(笑) もっと、一流のシェフのケーキを食べ歩いて、よく考えろ、といわれた紗那は、納得して、帰って行きました。 希は、自分のケーキが評価されたことに、喜びを隠せません。
圭太は、子供たちに輪島漆塗りのよさを分かってもらおうと、漆塗りを体験させました。 歩実が、飽きた、前にもやったもん、というところをみると、何度かやらせているようです。 簡単に、漆を塗らしてみる、というけど、かぶれる、ってこと忘れちゃってるよね。 遊び半分に、やらせられることじゃないんだから。 博之も、漆にかぶれて、公務員になったんだもんね。(笑) ホットケーキ作りのクリームのように、歩実の左頬に、漆の飛沫が、付いているのかと思ったら、ただのほくろでした。(笑) 匠は、筋がいいようで、圭太が、大人になったら漆職人になるか、と聞くと、うん、と答えました。
その晩、竹とんぼを作る元治さん、匠たちのために頑張ってるね。 漆の話を聞いて、塩をやらせてみるかって、一徹が後継者になる、といったとき、彼のことを思って、あんなに反対してたじゃん。(笑) で、なんと、5月に哲也が帰ってくる、なんて話をしていますよ。 娘たち、つまり、文さんたちの孫は、もうとっくに成人して、嫁に行っていてもおかしくない年齢だから、夫婦二人で来るんだろうな。 とはいえ、いくら元民宿でも、もう、さすがに、哲也の泊まる部屋は、ないんじゃないの。 まあ、どうせ、このあたりは、時が流れて、スルーされるんでしょうけどね。(笑)
その頃、塗師屋では、歩実が、ペンダントを首から提げていました。 かつて、大阪にいる一子に贈ろうとした奴ですよね。 まだ、持っていたんだ、女々しいなぁ。(笑) 独身時代に、すっとぼけて、希にプレゼントすればよかったのにね。(笑) 箸置きと間違えただけあって、藍子は、覚えていましたね。(笑)
翌朝、早朝5時、店の前に、紗那が待ち構えていました。 能登の店を食べ歩いた結果、やはり、希の元で修行したい、といいました。 金沢とか東京の都会の店を食べ歩け、という意味だ、という希に、都会は無理、家の事情で能登から出られない、と紗那は、答えました。
あのぉー、東京と金沢を都会という単語で一括りにするのは、いくらなんでも無謀というか、都会の方に失礼なんですけど。(笑) 家庭の事情、と聞いて、すぐに早合点して、自分の境遇と重ねる希、このパターン、さんざん見せつけられて、腹一杯だし、不快感しか残らないんですけど、何とかなりませんかね。
紗那は、スマホで、『料理の巨人』の放送を再生し、希に見せました。 おいおい、これって著作権を無視した違法投稿を、ダウンロードしたもんでしょ。 まさか、ケーキを1個買うのにも苦労している子が、お金を払って、放送局から、正規のルートで入手した、なんていうつもりじゃありませんよね。(笑) こんなの放送して、大丈夫なのか。(笑)
で、結局、紗那は、この番組でパティシエになろうと思い、能登で、その番組に出ていた希と出会い、大悟仕込みのケーキ作りを学びたいと思った、ということなのよね。 なら、最初に、パティシエになりたい、と申し出たときにそういえばいいのにね。 要するに、大悟のケーキに憧れているけど横浜には行けない、そんなときに能登で、その弟子、希のケーキに出会った、他店じゃだめだ、ってそういえば一度で済んだのにね。(笑)
世界一のパティシエになりたい、という紗那に、昔の自分を重ねた希は、基礎の基礎だけ、という条件で弟子にすることにしました。 紗那は、名前を伝えますが、さんずいの沢、と名字だけしか、漢字を説明しませんでしたね。(笑) 希も、知ったかぶりして、名前の漢字は、聞かないし。(笑) せめて、履歴書くらい、提出させろし。(笑)
その晩、夕食の席で、希は、みんなに、世界一のパティシエになりたい、という紗那の話をしました。 希みたいだという、みのり。 歩実は、希が、いつ世界一のパティシエになるのか、と何度も尋ねました。
翌朝、店内では、歩実の質問が気になり、希が、ぼーっとしていると、紗那にシェフと声を掛けられました。 希は、いやいや、無理無理無理、シェフは無理、と名前で呼ぶようにいいました。 シェフと一流のパティシエとは、イコールじゃありませんよね。 どんなに下手でも、店を構えさえすれば、シェフなんですよね、きっと。(笑)
紗那は、客に、ジャン・ドゥ・ラ・テールについて説明しました。 中島菜とピスタチオのケーキで、中島菜には、酵素の働きを抑える成分が含まれ、ビタミンCとカルシウムも豊富で、血圧を調整する作用が、あるんだそうです。 でも、いくら身体によくても、葉っぱのケーキは、食べたくないかも。(笑)
紗那は、勉強家だし、器用だし、謙虚だし、希とは大違いですね。(笑) さすがの希も、陶子に、自分の方がメレンゲ歴が長い、と暴言を吐くなど、かつては思い上がっていたことに、やっと気づきました。(笑) 圭太は、歩実の胸のペンダントに、罪悪感を感じているようです。(笑) 匠は、弥太郎からも、漆塗りを褒められますが、元気がありません。
店の厨房では、紗那が、絶対フランスに行きたい、フランス菓子の本場で勉強して、コンクールにも出て、池畑シェフみたいに、世界で通用するパティシエになりたい、と夢を語りました。 おいおい、家庭の事情で、能登から出られないんじゃなかったんかい。(笑)
そんなある日、紗那の母親、葉子が、店の外にやってきて、彼女を連れ戻そうとしました。 店内で事情を聞くと、4月から、輪島の理容学校に通っており、実家の美容院を継ぐ約束 になっているとのことでした。 葉子は、世界一のパティシエになる、という紗那の目標を、夢物語と一蹴しました。
葉子は、希が、世界的コンクールに出品したことがなく、フランス修行の経験もなく、横浜修行がたったの4年、プチソルを始めて7年、と聞いて、それで世界一を目指すのか、とあきれました。 確かに、葉子のいったとおりだと思いますよ。 私だって、何が世界一だ、とは思いますよ。 でも、だからといって、他人の夢を、その人の目の前で馬鹿にするのは、ないんじゃないの。 葉子だって、これまでの美容師としての履歴を聞いた第三者から、その腕前について、目の前でさげすまれたら、頭に来るばずだよね。 本当に、この作家って、底意地が悪いよね。
その夜、希は、藍子さんに、何か、ざわっとする、私のフランス菓子は、本物になる前に、いつかいつかで終わってしまうんじゃないか、と不安を口にしました。 そこに、みのりから、匠が、行方不明になった、と電話が掛かってきました。
早速、みんなで探し回るウミネコ座の人たち。 何なんでしょうね、この結束振りは。(笑) はるの人たちなんて、お客を放り出して、探しに行っちゃいましたよ。(笑) いざというときは、こんなに親身になるのに、子育てだけは、ノータッチなのよね。(笑) そういえば、はるの店内に高志の色紙が、飾られていましたね。 サインといっても、楷書で名前が書いてあるだけですけどね、というか、だから彼の色紙だと分かるんですけどね。(笑)
警察に行く、と希がいいますが、文さんは、徹志と歩実は知っている、と踏んで、問い詰めました。 結局、匠は、桶作家の室内の小さな押し入れに隠れていました。 閉所・暗所恐怖症では、ないみたいですね。(笑) 洋一郎は、匠をかばおうと、押し入れの前に立ち尽くす歩実に、顔を叩かれてしまいました。 重傷のようです。(笑) 希も圭太も、親なんだから、例え幼なじみとはいえ、叩いたことは、歩実にちゃんと謝らせるのが、教育だと思うぞ。
浩一は、子供って、いっぺんは家出するものだ、と匠をかばいました。 すかさず、マキが、一子なんか2年半も家出しとったわいね、と見事なツッコミです。(笑) 匠は、学校で、巨匠とか弥太郎とかいわれ、からかわれていたとのこと。 能登に、そんな悪いガキは、いないと信じたいなぁ。 そして、家出した訳は、本当は、漆塗りをやりたくなかった、という、ベタなオチで、終わりました。
店で、希は、匠と歩実と、クッキーを作りました。 生地を、星形に、くり抜く匠。 希は、学生時代、丸い形だと、縁の部分の生地が余る、と四角いクッキーを焼いていたのにね。(笑) やっぱり、子供には、味より形だもんね。
ところが、匠は、生地の材料の入っていたボウルを落としてしまいました。 匠は、失敗するから嫌だ、とクッキー作りをやめてしまいました。 匠は、失敗を恐れて、やりたいことが、見つからないようです。 桶作家で相談する希たちの横で、文さんが、元治さんに王手をかけました。(笑)
タルトタタンってお菓子ですよね。 多分、それを失敗しながら作るか、何かを作ろうとして失敗したものが、それなのか分かりませんけど、きっと、それで、匠が、失敗してもいいんだ、と学ぶんでしょうね。
さて、第22週の関東地区の最高視聴率は、双子が無事に生まれ、匠と歩実と命名され、横浜から靴のお祝いが届いた26日(水)の22.0%で第1位でした。
月曜から土曜までの詳細は、20.5%、19.1%、22.0%、20.6%、19.4%、20.4%で、第22週の週平均は20.33%、『ごちそうさん』の第22週の平均は21.85%、『花子とアン』の第22週の平均は23.40%、『マッサン』の第22週の平均は22.15%でした。 第22週までの全平均は19.37%、『ごちそうさん』は22.34%、『花子とアン』は22.61%、『マッサン』は20.79%でした。
関西地区の最高視聴率は、8月9日、希が、自分の誕生日前日に陣痛に襲われ、圭太が、井田に、ゴルフボールを持ってくるように頼んだ25日(火)の18.4%で第2位、第1位は行列の19.4%でした。 名古屋地区の最高視聴率は、一子が圭太に、自分の野心は真っ黒だったと告白し、希の店を、妊婦の波多野都が訪れた25日(火)の20.2%で第1位でした。
『花燃ゆ』の第35回は、関東地区が12.2%でした。 ちなみに、八重の第35回は14.2%、官兵衛の第35回は14.5%でした。 第35回までの全平均は、花燃ゆ11.93%、官兵衛15.85%、八重14.99%です。 関西地区は13.7%でした。
今回も、金子さんの脚本でした。 なんと、美和が中臈(ちゅうろう)に取り立てられました。(笑) 大出世ですね。 普通は、これで、ある程度の権力も手に入り、これまでやりたくても、できなかったことをやれる、と力が入るところですよね。 でも、美和の場合は、これまでも、階級や立場を無視して、やりたい放題でしたからね。(笑) そんなに、ありがたくないんじゃないでしょうか。(笑)
でも、久坂家再興は、嬉しいでしょうね。 前にも指摘しましたけど、だから、タイトルバックが、ずっと久坂美和になっているのは、おかしいような気がするのよね。 ここで、ようやく、久坂家の美和に戻れるんだから。
さて、ドラマを振り返ると、冒頭、第二次長州征伐が、始まろうとしていました。 長州サイドとしては、新型銃に慣れさせたり、士官を養成する必要があるなど、もう少し、時間を稼ぐ必要がありました。 そこで、伊之助が、広島の幕府軍の元に行き、申し開きで時間を稼ことになりました。
奥では、戦に備え、都美姫が、甲冑を横に置き、戦う意志を皆に伝えました。 この甲冑は、紀行で、以前、取り上げられましたね。 潮、園山、鞠も、戦うことに同意しました。
ところが、美和だけは、自分は逃げる、といいました。 興丸を連れて逃げさえすれば、いついかなるときでも、長州藩を再興できる、というのが、その理由でした。 でも、そのために、危急の際は、身を挺して興丸を守る、ということは、結局は、美和も、そうなれば戦うということなのよね。(笑)
そうそう、紀行によると、伊之助が、広島の国泰寺に向かったのが、5月なのよね。 なのに、都美姫の背後には、何本ものひまわりが、飾られているのよね。 しかも、今回は、この都美姫のシーンすべてに、同じひまわりが飾られているのよね。 最後、美和を中臈にすると告げたときは、家茂の死後なので、早くても7月の終わり、おそらくは8月の場面なのよね。 2〜3か月も、さすがにひまわりは、持ちませんよね。 最後の場面は、ひまわりが似合うので、このためのセットを使い回したんでしょうね。 視聴率が上がらないと、こんなところまで、節約させられちゃうのかな。(笑)
それはともかく、その後、予告編を見たときから危惧していた、美和の軍事指南が、始まりました。(笑) 山口城の見取り図を広げて、完全に軍師気取りです。(笑) 寅次郎の兵学を聞きかじった、といっても、握り飯ばかり作ってたみたいだけど、門前の小僧、とはよくいったものですね。(笑) でも、偉そうに語る割には、大した作戦じゃありませんでしたね。(笑) 敵が正面からだけ攻めてくることを前提に、長局(ながつぼね)にかくまった興丸を、隙を見て近くの城門から逃がす、というものです。 でも実際は、城を取り囲むでしょうから、そこにも敵が詰めている可能性が大なんですけどね。(笑)
その美和は、完全なる上から目線で、日出に、長局の差配を命じちゃいましたよ。(笑) その理由が、ひるまず、騒がず、一杯食わせる気骨を持っているからなんだそうで、これって、自分をいびったことに対する完全な嫌みですよね。(笑) その日出さん、二杯も三杯も食らわす、と、姫の御前で軽口を叩いちゃいましたよ。(笑) そんなキャラじゃ、ないのにね。
広島の伊之助は、これまた義妹と同じく、不遜な態度で幕府との交渉に及び、結局その場で、捕らえられてしまいました。 あの態度と口調なら、当然よね。(笑) その情報が、美和の手紙を読んだ梅太郎から、寿や滝たちに伝えられました。
滝は、『長防臣民合議書』を完読したんですね、ただの、せわあないおばさんとは、違うのね。(笑) そこへ、雅が、旅装で訪れ、下関の晋様の元に行く、と暇乞いに現われました。 息子の梅之進くんは、どうするんでしょうね。(笑) 小忠太さんが、育てるのか。(笑)
その話が伝わり、弱った表情の晋様、その気持ち、よく分かります。(笑) 普通、女子供は、戦場には、来ないですもんね、油断しますよね。(笑) その頃、薩摩が出兵を取りやめる、という知らせが、幕府軍の元にもたらされました。 そして、慶応2(1866)年6月12日、丙寅丸に乗り込んでいる晋様が、幕府軍の軍艦赤城に発砲、戦端が開かれました。
そのころ、山口城には、雅が、美和を訪ねてきました。 雅は、滝から預かった、百合之助の遺品、畑の種を美和に渡しました。 美和が、お礼に、杉家を真似、奥で作り始めた薬袋を雅にあげようとしました。 そんなもの、いりませんよね。(笑) それにしても、美和の一言で、奥が一斉に、薬袋を作り出すって、すごい影響力ですよね。(笑) だから、中臈になんてなる必要ないと思うぞ。(笑) 袋より、中身の薬の調達の方が、大事だと思いますけどね。(笑)
しかし、雅は、もじもじしながら下を向き、薬袋を受け取ろうとしません。 下関に行って、晋様が芸妓を囲っている、という噂に打ちのめされて、美和の元を訪ねた、と語りました。 おいおい、萩からは、下関の方が、遠いのよ。 ということは、もし、無事に、晋様と会えていたら、この滝に頼まれた用事は、反故にするつもりだったのね。(笑)
雅は、美和も同じ境遇だから、分かり合える、と思いましたが、美和は、見栄を張り、一旦は、京の女のことは、否定しました。 それを聞いた雅の、それはよかった、という言葉、全く心がこもっていませんでしたね。(笑) それにしても、雅ともあろうものが、噂話だけで、退くとは思えないけどなぁ。 あのキャラなら、晋様の元を訪れ、事の真偽を確認するはず、ですよね。(笑)
ところで、雅も、かつては、奥で働いていたのよね。 今をときめく晋様の嫁だし、都美姫も銀姫も、懐かしい、よく訪ねてくれた、と自室に招き入れてくれそうなものですけどね。(笑) 他にも、当時、一緒に働いた者がいて、懐かしがって、会いに来てもよさそうなものですけどね。 きっと、高飛車な態度で不興を買っていて、奥に導いてくれた美和くらいしか、心を開いてくれる人が、いないのよね。(笑)
ここで、久し振りの辰路姐さんが登場、着物をひったくるように持って行った芸妓、態度が悪すぎますね、姐さん、こぴっと、しばいてやれし。(笑) 秀次郎も、タイトルバックでは子役となっていたので、後に登場してきそうですね。 そして、なんとなんと、関州口には、大村益次郎さんが、登場しちゃいましたよ。 てっきり、名前だけで、本人は登場しないと思い、油断していました。
丙寅丸では、晋様が血を吐き、その情報が、すぐさま、元徳を通じて、美和にも伝えられました。 元徳さんは、晋様の下関での決起の情報も、敬親や椋梨の元に持ってきたんでしたよね。 晋様と、太いパイプで結ばれていたりして。(笑)
元徳に負けじと、潮も、晋様たちが、小舟で、富士山丸に砲撃したが、破壊できなかった、という情報を持ってきました。(笑) 奥では、美和が、不安を忘れるため働こうと、父の遺品である種で、城内に畑を作りました。 なんと、あのツンデレ日出さんまでが、種を蒔いているじゃありませんか。(笑) 変われば変わるものですね。(笑) 蒔く時期が、夏で大丈夫なものばかりだったんでしょうかね。(笑)
戦は、幕府軍が、家茂の死で戦意喪失、長州の大勝利に終わりました。 小倉の奇襲は、紀行で語られただけでしたね。 『龍馬伝』での、このシーンは、かっこよかったです。 着流しに散切り頭の寅次郎(笑)が、三味線を弾きながら、砲撃の中を進んでいったのよね。 今回は、女性陣の着物に予算を取られてか、戦闘シーンを省略するケースが、多いですね。(笑) もっとも、これは、近年の大河に共通した流れですけどね。
来週は、晋様が、わざわざ、美和に遺言を託すみたいですね。(笑) タイトルに、わざわざ遺言と付けるということは、まだ、死なないのかも知れませんね。 いよいよ、鳥羽伏見に向けて、長州の大逆転のドラマが、始まります。 佳境に入ってきますけど、ドラマも盛り上がってほしいなぁ。
それでは来週も、人を育てるために時間を稼ぎ、賭けがいのあるものに命を賭け、応じては和平、拒めば戦となれば、戦を選び、危急の際には自らの身を挺して守り、兵の数が劣る時は、まず一点に敵の兵を集め、その裏をかき、速やかに退却し、ひるまず、騒がず、一杯食わせる気骨を持ち、先手必勝、自ら流れを作り、心配で気に病むことがあっても、せわあない、と唱えて働き、命を散らすように戦う、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、長州男児の腕前を日本中に知らしめ、長州一の英雄と、みんなに語り継がれ、その名は輝いて、後の人をも照らすことができるじゃんね。
「たった一藩で、幕府軍を打ち砕くか否か、天下分け目の今、例え骸(むくろ)となって帰ろうとも、いささかの悔いもございません」 CATCH A DREAM!! |
|