投稿日:2016年01月08日 (金) 18時16分
 |
みなさん、こんばんは。 4日が月曜日という辛い一週間でした。(笑) 松の内も終わりましたし、来週からは通常の日々が始まりますね。
年末年始も朝ドラ関連番組があふれていましたね。 『あさが来た』の総集編も楽しく拝見しました。 ナレーションが杉浦さんじゃなく一柳亜矢子さんだったんですけど、これがまたうまかった。 NHKのアナウンサーは、レベルが高いなぁ。 今でも『平清盛』のナレーションに、こうしたしっかりした人を当てていれば、と悔やまれます。(笑)
TBS系列の『百年の計、我にあり』もよかったです。 愛媛の別子銅山開発を巡るドラマで、時代も明治だったので、『あさが来た』と比較しながら、楽しみました。
さて、今週の『あさが来た』は、ふゆウィークでしたね。(笑) 役者を見るとおぼこいし、でもドラマの流れからすると二十歳代、下手すると三十歳くらいかも、なんて考えると、どちらをイメージしてこのドラマを観るかで、話が全く違って見えるのよね。(笑) なんか、不思議な感じがしました。
では今回も、昨年の最後の土曜日から振り返っていきましょう。 あさにしがみつき涙を流した友厚は、あっさり身体を離しました。 失敬、と謝罪する友厚に、あさは、次にこんなことをしたら投げ飛ばす、としっかり釘をさしました。 四股を踏むあさに、友厚は、二度としないと誓いました。
そんな友厚に、あさは、自分のことを男女の隔てなく友として頼ってくれたのなら嬉しい、友厚の心の友になれたら、お役に立てたら、といい、その気にさせます。(笑) 鈍感な振りして、あさも、ふゆと同じく魔性の女でがんすな。(笑) だって、明らかに友厚は、女として見ていますもんね。(笑)
気をよくした友厚は、献杯用に二人分のウイスキーを準備し、永遠の心の友大久保と新たな心の友あさにチアーズ、といって、勝手に飲み干しました。 あさも、見よう見まねで飲み干し、酔っ払ってしまいました。 友厚は、自分の半生を聞かれ、あさに出会えた喜びを伝えますが、肝心の彼女は、酔いつぶれていました。(笑) 友厚は、でも君は一番に出会うべき人に、もうすでに出会っている、と残念そうにつぶやきました。
その頃、新次郎と亀助は、美和の店、晴花亭でビールを飲んでいました。 他の客は、山屋たちって、三味線の頃と一緒じゃん。(笑) でも、昔は花柳界でブイブイいわせていたみたいなので、その頃のなじみ客も来てくれるんでしょうね。 美和にとっても、おなじみさん大久保の死は、痛手ですね。
新次郎は、亀助に、これだから最近は、三味線を習いに行っていないのか、と突っ込まれました。(笑) そんな新次郎は、亀助に、縁談が決まったわけじゃないので、まだ諦めなくていい、と励ましました。 亀助から、若奥さんがなかなか戻って来ないことにジリジリしている、といわれた新次郎は、金儲けは嫌いだが、あさの仕事振りを見るのは好き、どんなに辛くても忙しくても走り回っている姿がかいらしい、とのろけました。 そこから、新次郎と亀助は、互いをジリジリしていると冷やかし合い、美和に、まぁ、かいらしい殿方たちですこと、と笑われました。
翌朝、東弘成館の一室で目覚めたあさは、大輔におはようといわれ、右脳が動いてしまいました、なんてことはありませんよね。(笑) まだ、『まれ』の後遺症を引きずっています。(笑) そばにいたのは、うめでした。 よのに頼まれた以上、あさを置いて大阪には戻れなかったのね。(笑)
二人は、慌てて新橋駅へと向かいました。 あさは、おおきに東京はん、おおきに大久保様、とお礼を言って、東京を後にしました。 こうして、あさとうめは、ようやく、大阪に帰ってきました。 ジリジリしながら待っていた新次郎(笑)は、予定より帰宅が遅いのではないか、と尋ねました。
その頃、友厚は、大久保の功績を称えるロンドンの新聞のことを聞き、外国人の方が彼の価値をよく分かっている、と嘆きました。 それから、壁に掛かったファーストペンギンの絵を見つめました。 これって、友厚が描いたのかな。(笑)
明治11年、日本にも、大阪にも、加野屋にも、大きな変化が訪れようとしていました。 新次郎は、あさに友厚を慰めたくだりを何度も聞き返し、なにもあさが慰めんかて、と口走り、なに心の狭いことゆうてはるんだすか、と怒られました。(笑) さすがは魔性の女でがんすな。(笑) あさは、やっぱりガス灯の話を聞いてもらいたいようです。 福沢のことは、まだ彼とは認識していないのね。(笑) あさと新次郎もまた、変わろうとしていました。
そして、新年第一回の放送、あさが加野屋に嫁いで13年というから、またまた時間が過ぎたのかと思えば、まだ明治11年12月で安心しました。(笑) つまり、私の感覚が逆で、あさも新次郎も変化が少ないから、13年という時の経過が実感できないのよね。(笑) 千代は、大きくなりましたけどね。(笑) ドラマは、紅白特別編を引き継いでいるような年末のドタバタからスタートです。
加野屋の中庭で行われている餅つきを見ている新次郎と千代。 外で餅つきするのが当たり前なのに、あんな砂埃の舞うところで不衛生だなぁと思ってしまう私、すっかり現代の感覚に染まっています。(笑)
奥では、新年の準備で大わらわ、はたき掛けを行おうとするあさは、すっかり邪魔者、女子衆にぶつかり皿が宙に舞いますが、うめがナイスキャッチ。(笑) かのは、長年連れ添った夫婦のように、よのの、それやあれといった指示代名詞だけで意図を把握し、お祝い用のおわん磨きやお膳出しを女子衆に指図していきます。
居場所のないあさは、お店にまわると、お年玉用に新札に交換して欲しいという客も多く大忙しの様子です。 当時も、そんな新券なんて扱っていたのかな、というかそんな概念があったのか、ちと疑問です。(笑) あさは、亀助、弥七、榮三郎の仕事を手伝おうとしますが、触らせてもらえません。 おまけに、今はがむしゃらに働きたいという亀助に、ふゆの縁談で落ち込んでいるのか、と余計な一言をいってしまいました。(笑)
結局、手持ちぶさたのあさは、縁側にいる新次郎と千代の元にやってきました。 のんびり座っているのが得意じゃないというあさ、こういう人いますよね。 私は、新次郎と同じ、のんびり遊んでいたい派です。(笑) 気を利かした女子衆が、あさに丸餅づくりの手伝いをお願いしました。 この女子衆、出世間違いなしです。(笑)
新次郎と千代も一緒にお手伝いをしました。 新次郎は、今では千代のほっぺがお好みのようです。(笑) なんか餅を丸めているところを見ると、産気づいて西門家に帰ってきため以子が、今しか食べられないと、つきたての餅を頬張る様子を思い出しちゃいました。(笑)
そして大晦日、年越しそばと年越しうどんの準備をしています。 年越しうどんは、忠政から、うどんは練って丸めたおめでたいお菓子だ、と聞いたあさが、加野屋に持ち込んだのね。 千代も、うどん派のようです。 そばの細く長くとうどんの太くておめでたい、確かに両方食べると縁起がよさそうですね。
榮三郎のねぎらい酒で年が明け、明治12年の朝がやってまいりました。 牛車のような作り物に松が飾られた一品、立派でした。 さすがは加野屋でがんすな。 年は改まっても、新次郎に餅を多く入れてくれと頼まれ微笑むふゆ、それを見つめて顔をしかめる亀助、この構図に変化はありません。(笑)
そして、おせちを囲んでの白岡家の家族団らんの様子を見ると、め以子が出産し、捨蔵さんがふ久と名付けた西門家のお正月を思い出します。 あの時は、め以子が、一人ひとりになぞらえたおせち料理を準備していたのよね。(笑) 西門家の様子とつい比較してしまい、ここに正吉さんがいてほしかったなぁ、と思ってしまいました。 もちを食べる千代、かいらしかったですね。(笑)
店の者たちも、お雑煮を食べています。 弥七は酔っ払って、それどころじゃありませんけどね。(笑) 白みそ仕立てに丸餅、とってもおいしそうでした。 餅にがっつく亀助、大方の予想どおり、のどに詰まらせてしまいました。
あさは、そんな亀助に、正月に転ぶのは初転びといい、福が転がり込んで縁起がいい、となぐさめました。 昔の人は、本当にいいことをいいますよね。 どんな悪い出来事も前向きに捉える、我々も見習わないといけません。
さらに、あさは、亀助は縁談相手に負けていない、頑張ってみろ、と背中を押しました。 そこへ何食わぬ顔でお茶を運んでくる小悪魔ふゆ、とぼけるのもいいかげんにしろ、といいたくなります。(笑) あさは、気を利かせて二人きりにしました。
通りで千代やうめと羽根つきをしている新次郎に、あさは、亀助の恋応援宣言をしました。 新次郎も同意し、仲人の話まで飛躍させました。(笑) でも最終的に、これが実現しちゃうんだから、びっくりぽんですよね。(笑) そこへ、ふゆの縁談相手、山本平蔵がやってきましたが、あさたちを見て逃げていきました。 ここでようやく、俳優さんの名前がタイトルバックに載りましたね。(笑) しかし、こんなに老けたおっさんだったとはね。(笑)
同じ頃、亀助はふゆに、本当に嫁に行ってもいいのか、と尋ねました。 ふゆは、かつて仕えた今井家のあさとはつと同じように、父親の決めた縁談に従う、と亀助にいいました。 亀助が、他に好きな人がいるのでは、と尋ねると、ふゆは、どうしてそんな決心が鈍るようなことをいうのか、と非難し、さらに予告編のフレーズ、番頭さん、いけずだす、を口にしました。
亀助は渾身の一言、そら、あんたのことを思てるからや、を発しますがここまで、兄として幸せになってもらいたい、と腰砕けになってしまいました。 陰でこのやり取りを聞いていたあさは、ふゆに好きな人がいたことに驚き、うめに誰のことか尋ねますが、知らない、とはぐらかされてしまいました。
三が日も明けた頃、新次郎は、年始回りを終え、酒を聞こし召して上機嫌で戻ってきました。 新次郎の正月の楽しみなのね、分かる、分かる。(笑) あさと榮三郎は、午後から友厚も参加する寄合所の集まりに新次郎を誘いますが、商法ほにゃらららぁーとか株式ほにゃらららぁーに興味がない、とにべもなく断られました。 ほにゃらららぁーって、こんな言葉、明治時代には使わないと思うでがんす。(笑)
そこへ、うめが、京で、染め物屋を営むふゆの父、日野彦三郎の来訪を告げに来ました。 ふゆの父親は、我らが木岡のおっちゃんでがんすな。 『花燃ゆ』では、最後に手のひらを返し、世話になった久坂玄瑞を足蹴にした世渡り上手、三条実美を演じていたでがんすな。 こういうアクの強い役をやらせると天下一品でがんす。
山本を伴った日野は、まだ潰れてなかったのか、と店先で悪態を吐く様子をあさと新次郎に見られていたとも知らず、ふゆが世話になっている加野屋にあいさつに来られなかった非礼を殊勝に詫びました。 ところがふゆの話題となると、彼女に女性を物としか思わない男と評されたとおり、子供の頃は泣き虫で病弱、犬猫の方がまし、といいたい放題です。
新次郎は、大福帳を転記している亀助に、山本は悪い人ではなかった、よのも小正月には嫁に出すと支度を始めた、と伝えました。 小正月といったら1月15日、もう10日ほどしかないのね。 当時は、縁談がまとまったら、すぐに輿入れだったのかな。 それとも、亀助をあせらせるための新次郎のブラフなのかな。 新次郎は、亀助に、逃げずに一度手を止めて考えてみろ、と諭しました。 亀助は、入れ替わりにお茶を運んできたうめに、新次郎はずるい、男の自分でも惚れてしまう、と本心を吐露しました。
その頃、あさは榮三郎と寄合所にいました。 友厚は、大阪株式取引所や大阪商法会議所を設立しその会頭になるなど、精力的に活動していました。 大阪経済復興の立役者になっていたのね。 みんなは、五代の発案で晴花亭に移動し、酒を飲むことになりました。 酒に子丑トラウマを抱えるあさも、その流れには逆らえませんでした。
あさと友厚は、その時以来の言葉を交わしました。 大久保暗殺が5月なので、8か月振りの再会になるのね。 友厚は、あの時だけは自分の気持ちをコントロールできなかった、と謝りました。 あさは、短期間に大阪株式取引所や大阪商法会議所を設立し、繁栄に導いた手腕を褒めました。 友厚は、陰の協力者が大阪にいたからだ、とあさに内情を打ち明けました。
その時、その立役者新次郎が、店に入ってきました。 新次郎は、三味線の会やお茶、謡や浄瑠璃の会、さらには晴花亭など様々な場所で、意図していたか否かは不明ですが(笑)、結果として商法会議所のPRになる話をしていました。 それで噂が一気に広まり、大阪商人たちの関心が高まりました。
三味線の会では、商売敵と手を組むことに否定的な山屋たちに、加野屋は一番に手を上げた、敵は東京、日本、世界の同業者だ、と諭しました。 さらに、東京が最初に商法会議所をつくったのは、後々儲かるからだ、儲けたいと思う心は、古今東西みんな同じだ、と煽りました。 商人が一番敏感な言葉は、儲かる、ですからね。(笑) この一言が、期せずして!?殺し文句となりました。(笑)
友厚から、こんなに人望があると思わなかった、と聞かされたあさは、宴会がお開きの後、喜んでそのことを新次郎に伝えました。 新次郎は、人望を否定し、あさが東京や九州に行っている間、たまたま晴花亭で飲んでいただけだ、と答えました。
それを聞いた美和が、一度千代を連れてきた、と話しました。 榮三郎も、一度だけ千代やよの、店の者を連れて宴会をやったことがある、でも、それ以外はいつも一人でここに来ていた、と暴露してしまいました。(笑)
美和との仲に嫉妬するあさに、やきもちが嬉しいと突っ込む新次郎、はたまたそんな二人にジェラシーを感じ、東京での密会をほのめかす友厚、ちっちゃ。(笑) 今度は友厚に嫉妬する新次郎をからかうあさ、本当に仲がよくて、見ていて心が和みます。 こんな夫婦仲を目の当たりにしても、まだ、友厚はあきらめないのよね。(笑) その執念、亀助に分けてあげてほしいな。(笑)
その頃、加野屋では、うめが亀助のために焼き餅を作ってあげています。(笑) ふたりは、ふゆの思い人が新次郎だ、ということについて語り合っていました。 うめは、雁助と二人で、ふゆが道ならぬ恋に走らないよう、こんとろー(笑)しようとしていた、と語りました。 新次郎に勝てるはずがない、これで諦めがついた、という亀助に、うめは、女は旦那にするなら、ちゃらんぽらんな男より働く男を好む、といいました。 亀助は、自分を励ましてくれたことに礼をいいますが、うめは、きっと雁助のことを思い、自分の気持ちを素直に伝えただけなのよね。(笑)
数日後、加野屋の座敷には、ふゆのための白無垢が掛けられていました。 礼を言うふゆに、天然よのは、何の悪気もなく、かつては新次郎の妾に、と考えたこともあるが正吉に止められた、と語っちゃいました。 よのとしては、それだけふゆを見込んでいた、といいたかったんですが、彼女の心に火をつけてしまいました。
その後、あさは、ふゆと二人きりになったとき、嫁に行くと千代が寂しがるといいました。 あさは、一応は、はつにふゆの嫁ぎ先を頼まれていたことを覚えていたのね。(笑) でも、商売でそれどころではないうちに、急にまわりからいろんなことが決まってしまったが大丈夫か、と尋ねました。 ふゆは、自分には憧れのおなごが二人いる、はつとうめだ、といい、自分の名前を期待していたあさは、肩すかしをくらいました。 さすがは小悪魔、人の心を弄ぶのが上手でがんすな。(笑)
ふゆは、父親が自分に否定的だったので、今井家でやっと居場所を見つけられた、だからおなごの一生を懸けてあさを守るうめのようになりたかったが、はつを守り切れなかった、といいました。 そして、ふゆは、うめのような立派な女子衆には一生なれないから、自分を嫁にといってくれる人に喜んで嫁ぎたい、と寂しそうに語りました。 あさが、思い人がいるのではないか、と尋ねると、ふゆは、その人には、自分よりお似合いの方がいる、と言い残し、部屋を去りました。
その夜、ドキドキする、と独りごちているあさのもとにやってきた新次郎は、辻占せんべいから、女難の恐れあり、が出たと告げました。 あさは、自分は誰かを思って身を焦がすような思いをした経験がないので、亀助とふゆのことを考えると胸がドキドキする、無性にはつとしゃべりたい、と話しました。 落ち込む新次郎。(笑) 血の繋がりはなくとも、この天然いけず発言は、よのさんをほうふつとさせますね。(笑)
あさに問われた新次郎は、自分も身を焦がすような思いをしたことがある、と答えました。 これは意外でした。 いつも柳に風と飄々とした素振りを見せている新次郎ならてっきり、そんなもん、ありますかいな、と答えると思っていました。 きっと、あさが友厚と九州や東京で行動をともにしているとき、身を焦がしていたんでしょうね。(笑) あさが辻占せんべいを食べると、家中に争事あり、と出ました。 この辻占、優れものですね。(笑)
翌日、新次郎が縁側で、辻占のことを思いながら三味線を弾いていると、険しい顔をした亀助がやってきて、ふゆの思い人はあんさんだ、と告げました。 新次郎は、そのことに気付いているようですが、はぐらかしました。 亀助は、自分の気持ちに蓋をして好きでもない人に嫁ぐふゆのために、どこかへ連れて行って最後の思い出をつくってあげて欲しい、と頼みました。
でも、当時は、家と家の結びつきなので、好きな人と添い遂げるなんて夢のまた夢、だからこそ、恋愛物も、駆け落ちとか心中が主流なのよね。 はつもあさも好きでもない人と婚約、結婚して、それから相手を思うようになっていきましたしね。 好きな人と結婚する、というのは現代目線ですが、そうしないとドラマは盛り上がりませんし、痛し痒しですね。(笑)
優しい新次郎は、戸惑いながらも亀助の気持ちに応え、ふゆと子供相撲を見に行きました。 おしるこを食べながら子供相撲の思い出を語る新次郎に、ふゆは、こんなに笑ったのは初めてだ、と伝えました。 そして、自分は父親を見て、男は勝手気ままな乱暴者だと思っていたが、新次郎に頑張り屋さんと褒められて、そうじゃないことを知った、と告白しました。
その時、雪が降り出しました。 楽しいときには雨が降る新次郎にとって、この雪は、どんな気持ちを表わしているんでしょうね。(笑) 土産を買って帰ろうという新次郎の袖を引っ張り、ふゆはもう少し一緒にいさせてほしい、とお願いしました。
その頃、新次郎が外出したことを知ったあさは、女難イコール美和の発想で、晴花亭に行きました。 美和と入り口のガラス越しに目が合い、店内に招き入れられました。 美和は、客が男しかいないのが悩みだ、自分には女友達がいないので、女性とお茶を飲むだけでドキドキする、といいました。
はつがいなくなり、話し相手に飢えていたあさも、同じ気持ちだ、と告白し、互いに名前で呼び合う約束をしました。 正直、美和がここまでこのドラマに関与してくるとは、想像できませんでした。 てっきり妾騒動までだと思っていましたが、この二人の友人関係、いろんな意味で今後の展開が楽しみです。
新次郎に命じられ、襟巻きを携えた亀助が高麗橋の角の茶屋に行くと、降りしきる雪の中、新次郎の着物を羽織り、うつむいて泣いているふゆがいました。 ふゆは、あさがうらやましい、妾でもいいからそばにいたい、と告げたことを亀助に話しました。 しかし、新次郎は、こんなことは自分を傷つけるだけだ、うちなんか、と自分を卑下する口癖は金輪際やめろ、と優しく諭してくれました。
自分の言動を恥じて泣いているふゆに亀助は、気持ちを伝えられてよかった、よく勇気を出した、と包み込むように慰めました。 亀助は、当然、自分とふゆを比較したんでしょうね。 亀助の優しさに触れたふゆは、彼の着物の袂を握りしめ、泣きじゃくりました。
しかし、このふゆの行動が、思いも寄らぬことに繋がってしまいました。 日野と山本が、慌てふためくように、加野屋にやってきました。 あさがふゆの思い人のことにあれこれ思いを巡らして、うめを困らせていると、日野のわめき声が聞こえてきました。
店では日野が、若旦那を出せ、落とし前をつけにきた、とわめいています。 名乗り出た榮三郎を見た山本が、もっと顎の細い男だったといい、弥七がそれは新次郎だ、と告げました。 日野は、やってきたあさにも、嫁が生意気だから旦那が女道楽に走る、とかみつきます。 さらに、おなごと話してる暇はない、さっさと旦那とふゆをここへ連れてこんかい、と女性蔑視丸出しで、凄んでみせました。 木岡のおっちゃん、本当に憎々しいんだから。(笑)
座敷では、よのが、ふゆを通りで見かけて、こっそりついていったら新次郎と寄り添っていたというのか、と山本に確認しています。 こっそり見るのが好きなお方だ、と山本を批判しながら、障子の陰からこっそり見るかの、クマ、亀助。(笑) 山本は、新次郎が帰ったあと亀助がやってきて、ふゆが泣きついていた、と証言しました。(笑)
山本は、そんな尻軽女を嫁にする気はない、と破談を申し立て、日野も、嫁入り前の娘を寄ってたかって傷物にした、と加野屋を批判します。 山本が帰ろうとすると、亀助が、すべては自分が仕組んだことだ、と名乗り出ました。
それを聞いたふゆが、自分のせいだ、堪忍だす、と詫びますが、日野は、彼女を張り倒しました。 さらに、何の取り柄もないのに男に媚びを売ることだけ覚えて、恥をかかせて、これだから女は駄目だ、と罵倒しました。 それを見たあさが飛び出してきて、叩いても大声で罵っても、人は心を改めない、本気で思う心しか人の心には届かない、と力強く言い放ちました。 いい台詞だったんですけど、亀助に全部持って行かれてしまいましたね。(笑)
亀助は山本に、一度は嫁にしようとしたおなごが叩かれているのに、ただ突っ立っているだけとは、惚れたといってもその程度のことか、と言い放ちました。 続けて、自分ならどんなことがあっても、惚れた女は必ず守る、親でも誰でも決して手は上げさせない、男とはそういうもんだ、それくらいの覚悟もないなら嫁取りはやめろ、ときっぱりといいました。 こりゃ、ふゆも惚れますわな。(笑)
さらに日野に対し、頭を下げているか弱いおなごに手を上げるなんて親じゃない、金輪際指一本触れさせない、ふゆは大事な自分たちの身内だ、帰ってくれ、と力強く宣言しました。 これでてっきり日野が退散すると思いきや、誰が帰るか、と亀助を殴り飛ばしました。(笑) この予想外の行動にびっくりぽんです。(笑) 亀助も日野の脚にしがみついて、離れません。 ドタバタの中、当事者の新次郎が、何食わぬ顔で戻ってきました。(笑)
厨房では、ふゆが亀助の手当をしています。 ふゆは、父親にひどいことをいった、と謝る亀助に、破談となってよかった、といいました。 さらに、でも自分は加野屋の恩を仇で返した、もうここにはいられない、でも大事な身内だという亀助の言葉は宝だ、それがあればどこでも頑張れる、と続けました。
亀助はふゆに、よ、よ、嫁になってくれへんか、わてのお嫁さんになっとくなはれ、とやっとのことでプロポーズをしました。 自分は面はよくないが、ふゆを思う気持ちだけは誰にも負けない、一緒になってくれ、と続けました。
ふゆは亀助に、お、お、お嫁さんにしてください、うち、亀助さんのお嫁さんに、なりとおます、と返事をしました。 もう、ここで涙腺崩壊、号泣しちゃったでがんす。 こうして、思い返して文章にしていても、目頭が熱くなります。 やっぱり内心、亀助のことを応援していたんだ、と自分の気持ちに気付かされました。 有働さんもツケマツゲが取れていると思いきや、にこにこしていたのには、びっくりぽんでした。(笑)
そんな二人の様子を、あさ、新次郎、よのが見守っていました。 この三人、一体いつから覗いていたんでしょうね。(笑) 加野屋の人間は、山本より、よっぽど覗き見好きよね。(笑) そうとは知らず、亀助は、わざとらしく!?よろめいて、ふゆに抱きつきました。(笑)
そして、あさと新次郎がの仲人を務めることになり、祝言の日を迎えました。 よのは、白無垢を使い回せる、と喜んでいましたけど、一度破談になったいわくつきの着物なのに、気にならないのかな。(笑) 新たに仕立ててあげればいいのに。(笑)
その日、雁助も九州から戻ってきました。 当日って、道中何が起こるか分からないから、余裕をみて戻ればいいのに、やっぱり現場が気になって離れられないのか、それとも先を越されて気乗りがしないのか。(笑) 亀助とふゆが幸せになれば、雁助とうめには不幸が襲いかかる、というのがドラマの定番なんですけど、どうなりますやら。 これから先も目が離せません。
さて、第13週の関東地区の最高視聴率は、牛鍋屋で忠嗣と落ち合ったあさの元に忠興が現われ、千代を連れてこないことを諫めた24日(木)の25.6%で第1位でした。
月曜から土曜までの詳細は、24.9%、23.7%、22.2%、25.6%、24.6%、23.4%で、第13週の週平均は24.07%、『ごちそうさん』の第13週の平均は22.35%、『花子とアン』の第13週の平均は23.17%、『マッサン』の第13週の平均は20.47%、『まれ』の第13週の平均は20.07%、でした。 ドラマの全平均は23.06%、『ごちそうさん』は22.25%、『花子とアン』は22.28%、『マッサン』は20.24%、『まれ』は19.58%でした。
関西地区の最高視聴率は、よのがあさに、今さら自分やはつのようにええおかあちゃんになろうと思うな、覚悟を決めろといい、東京行きの背中を押した22日(火)の23.0%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、あさが東弘成館で酔っ払って朝まで爆睡し、新次郎と亀助が晴花亭でジリジリ合戦を繰り広げた26日(土)の24.0%で第3位、第1位と第2位はフィギュアでした。
それでは、今年が、皆様にとりまして、幸せと希望に満ちあふれる一年となりますように。
「お正月に転ぶのは、初転びいうて、福が転がり込んでくるさかい、縁起がええんやて」
CATCH A DREAM!! |
|