投稿日:2014年04月04日 (金) 20時13分
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みなさん、こんばんは。 こちらも桜が、かなり咲いてきました。
昨日は、津波が大したことなくて、よかったです。 津波到達予想が、島を除けば、一番早いのが北海道で、一番遅いのが鹿児島・沖縄、なんで震源地から遠い方に早く波が来るのか不思議でした。 目からうろこ、実は北海道の方が九州・沖縄よりも南米に近かったんですね。 先入観って、おそろしいと再認識させられました。
SKDさん、今年初登場ですね。(笑) ヤミーの件、ありがとうございました。 おむすびを食べたモリスがおいしい(yummy)といったのを、め以子が闇と聞き違えて、摘発される、とおろおろになった話ですね。 先ほどの話じゃないですけど、名前だっていう先入観にとらわれていて、結びつきませんでした。 確かに、今思うと、本人にはヤミーといっていないような気がします。(笑)
ついでに思い出しましたけど、あのときは確か、希子はモリスの言葉が分からず、通訳してもらっていたはず。 やっぱり、蔵座敷でのあの流暢な英語は、ありえん。(笑) それにしても、まさか、私の密やかな楽しみ、タイトルまでチェックされていようとは。(笑)
さて、『花子とアン』始まりましたね。 昭和20年4月15日からドラマの幕は切って落とされました。 ほうれい線が描かれて、顎や手のしわも完璧、見事な老けメイクになっていましたね。 そりゃそうですよね、50歳を超えている計算になりますし、若い吉高さんじゃ、素という訳にはいきませんよね。 とはいえ、それだけこのドラマに懸ける意気込みが感じられ、まずは好感度アップです。(笑)
室井文士といい、ちゃんと戦時中でも、小説を書いたり、翻訳したりしている人がいたんですね。 昔、第2次世界大戦中に書かれたイギリス人作家の本を何冊か読んで、戦争中に執筆かい、こんな余裕しゃくしゃくの国が相手じゃ勝てるわけないな、と思ったんですけど、日本にもそういう人がいたんだなぁ、と感心しました。 ただ、この時、『赤毛のアン』の原書が燃えてしまったとしても、いつかは誰かの手で翻訳されていたでしょうけどね。(笑)
「花火みたいね。いい、想像してみて」 この想像してみて、が口癖になっていくのかもしれませんね。 空襲の場面では、盗みを働いて女衒にかくまってもらった奈津が、その彼と二人で爆弾が落ちるところを眺めていたときのことを思い出しました。
そして、ドラマは明治33年にタイムスリップ。 『ごちそうさん』は、明治44年からでしたから、10年くらいずれていますね。 でも、いろいろ被りそうで、それぞれの描き方の違いを楽しめそうです。 ところで、はなの子役、可愛いですね。 私は、初めて見る顔のような気がします。
子沢山の貧乏な生活は、『おしん』を思い出させます。 特に、赤ん坊を背負って学校に行くとこなんか、泣かせます。 サトちゃんも、赤ん坊を背負っていましたね。 そういう時代だったんですね。 ただ、おしんの父親は小作でしたけど、はなの父親は行商をしているので、どん底という感じは、まだしません。
貧乏、貧乏、ハナたれ貧乏、と子供って本当に残酷ですよね。 諸岡くんと同じ、直球一本ですからね。(笑) いじめのリーダーである地主の息子、武様は、『おひさま』では和さんに悪い遊びを教えてくれた先輩の奥さん、啓子さんの一人息子でしたね。 朝ドラなので、いずれは、心が通じ合うんでしょうね。 『おしん』でいうところの、加代様的な存在になっていくのかも。 徳丸商店は、生糸相場が落ちて大損したみたいだし、いずれ没落するのかな。
学校の先生は、『あまちゃん』では、北三陸に由紀橋夫ならぬ橋幸夫が来たときの、リサイタルの司会者だったずら。(笑) それにしても、友人の名前が朝市ってどうよ。 明らかに、有働さんとイノッチに媚びてますがな。(笑)
こんな先生に任せておけないと、父親は、東京の修和女学校への転校を目論みます。 娘の本好きを見抜き、ちゃんとした授業を受けさせてやりたかったんでしょうね。 自分自身、寺子屋にも学校にも行けず、奉公先でこき使われながら、読み書きそろばんを習得した苦労人だけに、同じ苦労をさせたくないんでしょう。 陽子に教科書を書き写してもらい、その手紙を読んで勉強したユキちゃんを思い出すなぁ。 後に名を残す人は、必ずよき理解者に恵まれます。
「働きづめなのは吉太郎だって」 子供がみんな可愛い母親としては、一人だけを優遇できない、それも親心ですよね。 『おしん』でも、結局、長男が小作の家を継ぎ、苦労させられました。 ちなみに、おしんをいびった、その長男の嫁が、海女クラブの弥生さんでがす。 『おしん』では、おしんの理解者が母親、長男を慮ったのが父親、このドラマとは逆でした。 どちらも間違っていない、本当に人生は、人の親とは難しいものです。
家計が苦しいことを知ったはなは、お弁当を断り、家の仕事に精を出し、学校も休みがちに。 想像の中での食事、うるうるきちゃいましたよ。 母親も、おそらく事情を察していて、でも、その分食料が助かるので、気付かないふりではなに乗っかかったんでしょうね。 母親も、きっと、辛かったことでしょう。
話は、後先になりますが、吉太郎が代わりに奉公に行くときも、米俵が残るから、といわれて、結局、引き止めることができませんでした。 貧乏神って、罪つくりですよね。 吉太郎が尋常小学校を途中でやめたのも、本当は、家計を慮ってのことだったんでしょうね。 自分がはなの代わりに東京に行くといったのも、本当は勉強がしたいという本心から出た言葉だったんじゃないでしょうか。 吉太郎の心情を思うと、胸が熱くなります。
話を戻すと、休みがちのはなを寂しがる朝市と、彼がももを泣かせたと思い込んで口をきかないはなを、見るに見かねたサトちゃんが、目撃談を話しました。 で、はなが謝罪して、元のさやに戻りました。 でも、そのあと地主の武様父に出会って奉公を直訴、あれよあれよという間に長野の材木問屋に行くことが決まってしまいました。 「奉公に行きゃぁ、字もそろばんもこぴっと覚えられるって。ほれ聞いたときから、おらもいつか奉公に行きてぇと、ずっと思ってただよ」 この言葉で、涙腺が崩壊しちゃいました。
このあたりは、絶対に中園さんの『おしん』へのオマージュです。 おしんも、米俵と引き替えに酒田の材木店に奉公に出されました。 その時の、いかだで川を下るシーンは、あまりにも有名ですよね。 ちなみにあの時、後ろでいかだを操っていたのが、ゲゲゲで貸本屋こみち書房の亭主役を務めた若き日の光石研さんなのでがす。 『おしん』といえば必ず映る、おいしい役となりました。(笑) ついでに、材木店の店主が、ユイパパだったんでがす。(笑) 結局、その奉公先は、泥棒の疑いをかけられ、脱走することになります。
脱走いや脱線しましたけど、あんな子供に道ばたで頼まれたくらいで、奉公先を探しますかね。 やっぱり、まずは、親の意向を確認するもんでしょう。 子供の頼みを真に受けて、もし奉公の話が流れたら、最終的に信用を失うのは、奉公の受け入れを頼んだ自分になっちゃうんですからね。 このあたりは、ドラマとはいえ、ちょっと強引な展開でした。 とはいえ、そこは小作の悲しさ、地主には逆らえるはずもなく、奉公に出すことを決意せざるを得ませんでした。 こういうときに不在の父親って、後々までいわれちゃうんですよね。(笑)
お別れが近いことを知った朝市は、はなを連れ、町の教会に忍び込みました。 最後に本を思いっきり読ませてあげたい、って本当にやさしい子ですね。 タケオや源太系ですよね。 大人役を誰がやるのか、楽しみです。 知ってても、書かないでね。(笑) ところで、この時に読んでいた妖怪の本は、村井茂のじゃないですよね、時代が違うし。(笑)
でも、見つかってしまい、逃げ出しますが、二人して池に落ちてしまいました。 はなは、ほとんど自力で池から上がったような気が。(笑) でも、朝市は、上がれないまま、牧師さんたちに見つかってしまいました。 牧師さんたちの持っていたランプの火は、今風で不自然でした。 『おひさま』の須藤家のかまどの火と同じでした。 CLASSIC・KAIのときのかがり火、といったほうが分かりやすいかも。(笑)
翌朝、りんさんが、朝市がいない、というから牧師さんたちと何かあったのかと思いましたが、後に何事もなく、登場しましたね。 このあたりは、後日、描かれるのか、特に意味のないエピソードだったのか気になります。
はなは、奉公には行かなくなりましたが、池に落ちたのがもとで、高熱を出して寝込みました。 吉平さんの、ハナをたらしての演技がすごかったですね。 活男を亡くして、畑で自分のせいだと泣くめ以子の迫真の演技を思い出しました。 また、そのあと、ケロッとした顔で医者に連れて行くギャップがたまりません。(笑) 二晩も寝込んでいるのに医者に連れて行かないのは、金がないからだ、と思っていたのですが、もしかして、ふじさん、気が回らなかっただけ!?(笑) しかし、学校もほとんどいっていないのに、はなは、よく時世の歌が書けたなぁ。(笑) 本当に神童ですね。
結局、医院で、薬を飲んだら治りましたね。 白いおかゆを、おいしそうに食べていました。 それにしても、吉平は、吉太郎が奉公に行ったと聞いても、何とも思わないんですね。 本当に、嫌いだったりして。(笑)
一方、はなには親ばかぶりを発揮し、牧師さんを呼んで、辞世の歌を見せ、女学校への入学を直訴。 でも、牧師さんは、家庭環境の違いから、辛い思いをすると、はなのことを思い、賛同しませんでした。 私の友人で、KO大学にいった奴が、くどいていました。 周りは、クルーザーや別荘を持っている金持ちばかりだったって。 だから、牧師さんの思いが、よく分かります。 しかし、牧師さんが来たとき、ものすごいギャラリーでしたね。(笑) やっぱり、りんさんが連れてきたのかな。
はなは、きっと女学校に行くんでしょうね。 本を読めなくても、子供の気持ちがよく分かる、ふじさんもいい母親でした。
というわけで、今回も朝ドラ、期待できそうです。 もう、中園さんもおしん世代なので、この幼少時代の展開は、たまりません。 かつて、『おしん』を観ていた人は、私のようにいろいろ思い出して、感激していることと思います。
さあ、明日は、最後に吉高さんが出てくるのかな。 はなが、どんな人生を歩んでいくのか、楽しみです。 それと、なんといっても、このドラマ最大の見どころは、岩手こっちゃこいテレビの池田Dが、東京制作朝ドラ5作連続出演なるかでがす。(笑)
さて、『ごちそうさん』最終週の関東地区の最高視聴率は、ほなまた来るわ、と和枝さんが、土地家屋譲渡の覚書をジュリアナ東京の扇子のようにひらひらさせながら西門家を辞した28日(金)の23.1%で、世界フィギュアを0.1ポイント上回り、第1位をかろうじて死守しました。 平均視聴率は、最終的に22.4%、平均視聴率の『あまちゃん』超えが、話題になっています。 ちなみに、最近の朝ドラの平均視聴率は、関東地区で、『あまちゃん』20.6%、『純と愛』17.1%、『梅ちゃん先生』20.7%、『カーネーション』19.1%、『おひさま』18.8%、『てっぱん』17.2%、『ゲゲゲの女房』18.6%です。
ついでに関東地区での2000年以降の朝ドラ平均視聴率トップ5は、『私の青空』(2000年前期)24.1%、『さくら』(2002年前期)23.3%、『ほんまもん』(2001年後期) 22.6%、『ごちそうさん』(2013年後期)22.4%、『ちゅらさん』(2001年前期)22.2%と、見事第4位にランクインです。 BS放送が定着し、視聴者が分散するなかでのこの視聴率は、特筆すべきことです。 ただ、読売新聞の、「食」を通して時代や人間模様を描いた奥の深いドラマだった、というコメントには、同意しかねます。(笑)
関西地区の最高視聴率は、蔵座敷で、モリスの茶碗にまだローストビーフが残っているのに、め以子がおかわりを強要した27日(木)の24.6%と前週とほぼ同じ、第2位の世界フィギュアに3ポイント差をつけ、圧勝で有終の美を飾りました。 名古屋地区の最高視聴率は、わしと所帯でも持つか、という源ちゃん渾身のプロポーズを、め以子が軽くいなした29日(土)の25.8%で、こちらは世界フィギュアに次いで第2位でした。
『軍師官兵衛』の第13回は、関東地区でオー・マイ・ガッド12.9%と前週から3ポイントもダウン、順位も第8位と前週と同じでした。 ちなみに八重の第13回は、関東地区で14.3%と、また、差を広げられました。 関西地区は、15.1%で第14位と、またまた大きく数字を落としました。
あらら、おもしろいのに、視聴率激減でした。 今回のキーワードは、義兄弟の契りでしたね。 秀吉が書いた誓詞を最初は有難がりましたが、半兵衛に目指す道を説かれ納得、破棄してしまいました。 結局、史実としては、そのようなものはなかったということですね。(笑) 虚構の文書を作って最後に燃やしたりするのは、ドラマでも小説でも常套手段ですよね。
お道と善助は、幸せそうですね。 もう、一向宗とは縁が切れたのかな。 それにしても、拗ねる政職は、本当に可愛いですね。(笑)
それでは来週も、乱世を天下太平の世へと作り替えるため、義兄弟の契りを結び、粉骨砕身、必ずや秀吉様のために播磨を平定してみせませるという気概で仕事がんばれば、大義の前につまらぬ面目など無用だと分かるずら。 「母は、手加減して稽古しては戦で役に立たぬ、といつも申しておりました。本気でやらねば、身に付かぬと」 ごきげんよう さようなら |
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