投稿日:2014年05月16日 (金) 19時13分
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みなさん、グッド・イブニング。 ようやく、連休中の怠惰な生活から元に戻ることができました。 一方、アナ雪の勢いは、連休前から変わらないみたいですね。 相棒は、飽きられはじめているのかな。 まさみちゃんの映画、ヒットするといいですね。
さて、『花子とアン』、蓮様が結婚し、時も流れました。 先週末から振り返ると、ホームステイというか、農村体験学習というか、とにかく一夜明けた安東家には、今日も完璧な蓮様がいらっしゃいました。 さすがに、あの格好じゃ寝なかったんでしょうけどね。 安東家の晴れ着よりも立派な寝間着を、持参したんでしょうね。(笑) お風呂なんてないでしょうが、髪型も完璧でした。(笑)
農作業の手伝いをねだる蓮様に、周造は魚釣りを頼みました。 「私には、青春なんて一生ないと思ってたわ。でも、はなちゃんと出会って、失われた時間を取り戻したの。この半年間、本当に楽しかったわ。このキラキラした時間を、私、決して忘れない。遠く離れても」 蓮様は、自分の決意を遠回しに語りましたが、はなは、それに思い至りませんでした。
そこにやってきた吉太郎と朝市。 二人ずつペアになっての釣り、青春ですね。 でも、視聴者には、この時点では既に、男性二人の恋心が報われないことが分かっているだけに、切ない場面でした。 ウナギを釣り上げたとき、蓮様が思わず吉太郎に釣られて「てぇっ」といったのが、可愛かったです。(笑)
その頃、福岡に戻った伝助に、久保山専務から電話が。 でも、このとき上っていた大理石の階段は、ドラマではおなじみ東京国立博物館の吹き抜けのものだったので、どうしても九州という感じがしませんでした。(笑) 電話の中身は、蓮様自身が、是非、結婚話をお受けしたいとのこと。 蓮様に兄は、結納金を受け取ってしまった、といっていましたから、やっぱり兄と久保山が示し合わせた芝居だと思うんですけど、結局、明らかにはなりませんでした。
東京に帰ったはなと蓮様を待ち受けていたのは、いつものとおり白鳥様でした。(笑) 白鳥様は、闖入者村岡から預かった包みを持っていました。 重たいからはやくって、か弱い女性の振りをする白鳥様、ナイスボケでした。(笑) 中身は、あの書棚にあったのと同じ英英辞典でした。 あの辞典は出版社のものなので、勝手に贈れないでしょうから、同じ物を購入したんでしょうね。 本来、お礼をすべきなのは出版社の人で、村岡は直接関係ないところをみると、ははぁーん、はなに好意を抱いて、その思いを辞書に込めたんでしょうね。 ここでも、青春ですね。
この辞書が、宮本先生がいうところの、はなにとっての砥石だったのでしょうね。 「その辞書の贈り主も、はなちゃんの才能を認めたのね。やっぱり、はなちゃんは高等科へ行って、翻訳の才能を磨くべきだわ」 「ありがとう、私、やっと心が決まったわ」 ついに、高等科へ進んで、翻訳の仕事をする、という夢が、はっきりと見つかりました。
そんな矢先、新聞に蓮様の婚約記事が載って、学内騒然。 房子ちゃんが百白花で陽子さんから見せられた、便所のドアの取っ手と真知子さんの婚約を報ずる古い新聞記事を思い出しちゃいました。 腹心の友に裏切られたはなは、蓮様の部屋に行きますが、婚約準備で伯爵家に行って不在。 まだ、やめていなかったのは、また学校を訪ねられるためだったのね。(笑)
級友たちも、この婚約報道を巡って、かまびすしく噂話に興じています。 半数近くは結婚が決まって退学する、といっていた割に、級友の数は、ほとんど変わりません。(笑) もちろん、お見合い三昧の亜矢子ちゃんも健在、許婚のいる大倉さんもまだ在学しています。 アキが東京の高校の芸能コースに編入したとき、早退や欠席がステイタスみたいなところがありましたけど、ここでは玉の輿に乗っての中退がそうなんでしょうね。 まあ、結局、亜矢子も畠山も高等科まで進んじゃう訳なんですけどね。(笑)
はなは蓮様宅に向かうため、校長に外出許可を求めますが、I said no!と断られました。 校庭には都合よく記者が侵入しますが、茂木先生は、さすが没落したとはいえ士族の長女だけのことはある、見事なななぎなたさばきで撃退しながら、はなに外出を促しました。 自分と重ねたはなを、そのまま捨て置けなかったんでしょうね。
おかげではなは、何事もなく、葉山邸に到着しました。 てぇー、学校の外は記者でいっぱいだから外出は危険だ、と富山先生いってたじゃん。 これは、はなを外出させないための方便だったのかも、それともたまたま記者がいなかっただけかな。(笑) でも、葉山邸では記者に囲まれ、警察に保護されました。 しかし、これだけ記者が騒ぐって、葉山家は、やっぱりすごいですね。 桐野富士子さんも、赤十字に寄附をしたことが大きく扱われていたりして、華族はやっぱり別格だったんですね。
その婚約記事は、甲府でも話題になりました。 吉太郎にとっては、初恋だったんですね、切ない。 「てっ、蓮子さん、大金持ちのお嫁さんになるだけ?いいなぁ」 兄の思いなど露ほども知らないももちゃん、可愛いすぎます。(笑) 「蓮子さん、あんときゃもう、決心してただね。誰にも打ち明けずに、自分の胸にしまい込んで」 またまた、おふじさんに目頭を熱くさせられちゃいましたよ。
「ほんのちょこっとの間、おらたちの仲間だと思ったけんど、やっぱし、住む世界の違うお姫様だっただねぇ」 それに比べリンのこの発言、図々しいったらありゃしない。(笑) 徳丸さんも、こんな女にそそのかされて恥をかいて、お気の毒でした。(笑)
その頃、葉山邸では、兄嫁のいけず発言フルスロットル。 金の卵発言に切れた蓮様、でも言葉を荒げず、お兄様と離縁して、お姉様が金の卵をお産 みになったらいかが、と冷静に反撃。 お上品な言葉だけの応酬、ここが、め以子と和枝のバトルとは大きく異なるところですね。(笑)
兄嫁の言葉に、はなが訪ねてきていたことを悟った蓮様は、兄の許しを得て学校へ。 そのことを級友に教えられたはなは、仮病を使い退室を図りました。 はなの様子が気になっていた富山先生、Go to bedと見逃してくれました。 初めて、いい人に見えましたよ。(笑)
1週間振りに、蓮様の部屋で、腹心の友が対峙しました。 先攻ははな、婚約の件を自分に隠していたことをなじります。 これで葉山家から自由になれると防戦するも、金のための結婚と攻め立てるはなに防戦一方に追い込まれました。 コーナーに追い詰められた蓮様は、奥の手、24歳の出戻りという境遇で同情を買いつつ、純情で世間知らずのはなとは違うと話をそらし、披露宴の招待状を渡して強引に話を打ち切りました。 この勝負、当然ながら、はなの圧勝でした。 場外戦で、大文学会のときのように、二人で逃げようと迫りますが、住む世界が違うとピシャリ。 最後に、お嬢様のプライドを見せつけました。
恋愛事情に通じた耳年増の亜矢子ちゃんは、政略結婚と瞬時に見抜きましたが、おぼこのはなには、無理な相談でした。 しかし、あの新聞記事には、お金で買われた花嫁なんて書いてあるんですね。(笑) 当時の新聞には、週刊誌的な要素もかなり含まれているみたいですね。
それにしても級友全員に招待状って、太っ腹ですね。 あれだけ陰口をたたいていたみんなも大喜びって、本当に随分な変わりようですこと。(笑) もちろん、狙いは、披露宴に出席する華族や財閥の御曹司ですよね。(笑)
結婚式は、明治42年12月16日に挙行されました。 伝助さんは、11月26日生まれですから年を一つ重ねました。 蓮様の誕生日は分かりませんが、26歳差になっていたかもしれません。 その披露宴関係は控え室と新聞記事のみで、式そのものは完全カット、製作費の関係でしょうが、思い切った手に出ました。(笑)
その後、福岡に行って伝助と蓮様は、地元の方々向けの披露宴を行いました。 祝宴が三日三晩も続いたって、語呂はいいけど、実際にやったら、身体を確実に壊します。(笑) 蓮様、水戸黄門の由美かおるさんのように、あーれーとばかりにくるくると回転させられ続けたみたいですね。(笑) そんなもんで、冥土の人は喜んでくれるのかな。
蓮様にとってショックだったのは、妾の子、冬子の存在でした。 拒否反応を示されていましたけど、同じ境遇だけに、今後、心が通じ合うかも。 おまけに、伝助は、三日三晩飲み明かしてなお、芸者と繰り出しちゃいましたよ。 この絶倫振りなら、金の卵もすぐに産み落とせそうですね。(笑)
ここで、いきなり時は流れ大正2年1月に、はなは20歳になるはずですよね、ともかく高等科の最上級生になりました。 小さい人たちに、英語を教えています。 富山先生は、今も教職という仕事が私の幸せよ、とばかりに教師を続けています。 でも、時の流れに角が落ちて、はなの英語力を素直に認めるようになり、英語の教師になることを勧めてくれました。
亜矢子ちゃんは、最後の学生生活を楽しむために、寄宿舎に戻り、蓮様の部屋を使うことになりました。 長年の婚活が実り、ついに医者と婚約できました。 いい縁談が降るようにあるのは16か17まで、その先はどんどん条件が悪くなって、二十歳過ぎたらもう、ろくな縁談が来なくなるんですってと、かつていっていましたが、まさにデッドラインでした。(笑) 一方、畠山さんは、今もはなと相部屋です。
甲府では、ふじが、ひらかなではがきが書けるようになりました、って遅すぎ。(笑) その家庭教師、朝市は、念願かなって師範学校に通っていました。 そしてももちゃんは、太鳳に変わりました。 ハナちゃんといい、朝ドラでは貧乏な役ばかりさせられるのね。(笑) ももちゃんは、いつの間にやら、朝市に恋心を抱いているようです。
福岡では、いつの間にか蓮様が主導権を握り、上流家庭へ改造中。 人間は、まずは金、次に地位を求め、そして最後目標は、名誉ですからね。 伝助は、金と地位はありますが、名誉にはほど遠いですもんね。 金と地位に見合った家庭環境作りは大切ですよね。 しかし、家政婦さんたち美人揃いですね。 手を付けてるんだろうな。(笑)
そんなある日、クッキーの缶を抱え、ふらふらになったかよが、校門前に現れました。 親友のさっちゃんが身体を壊してやめたため、辛抱の糸が切れて製糸工場から逃げ出したのでした。 朝5時から夜の8時まで機械の前に立ちっぱなしって、そりゃきついですよね。 映画館に座っているだけでも、きつそう。(笑) クッキーの缶が貯金箱になっていて、その貯めたお金で東京に出てきたんでしょうね。 よく、修和女学校にたどりつけたなぁ、お見事。 ひとまず、亜矢子ちゃんの部屋にかくまってもらいました。 亜矢子ちゃん、子供時代は家政婦任せで、掃除が苦手でしたが、花嫁修業の成果か、部屋はきれいに片付けられていますね、感心感心。(笑)
朝食はサンドウィッチ、おそらく亜矢子ちゃんは部屋にかよちゃんを寝かせて実家に泊まり、翌朝、自宅から持参したものなんでしょうね。 こういうところは、本当にやさしい、いい子です。 できれば、着物も貸してあげてほしかったなぁ。 そこに茂木先生が現れ、ぞうりから、かよの存在がばれちゃいました。 富山先生じゃなくて、本当によかったですね。(笑) 茂木先生は、きっと、自分の7人の弟・妹のことを思い出したんでしょうね、親切にしてくれました。 甲府にも、電報で無事を知らせてくれました。
その甲府では、安東家に1週間前にかよがいなくなった、金は利子付けて返してもらうぞ、という男が現れたことで、かよの逃走を知り、心配していました。 こいつは、吉太郎を奉公先に連れて行った男ですね。 甲府で、口入れ稼業を行っている人なんでしょうね。
ふじは、かよが修和女学校にいることを知り、東京に迎えに行く決心をしました。 幼なじみの徳丸さんに無心したところ、子を思う気持ちはよくわかると、快く往復の汽車賃を貸してくれました。 それどころか、かよがこしらえた借金も立て替えてくれました。 かよの働き口も、きっと徳丸さんが見つけてきてくれたんでしょうね。 やっぱりいい人でしたし、やっぱりふじのことが好きでした。
それにしても吉平は、2年10か月、家に戻っていないんですね。 はなと校門で別れたのが4年前ですから、それからずっと逃げ回っているのかと思っていましたが、その後も自宅には顔をだしていたんですね。 まんじゅう屋と一緒なのかなぁ。
徳丸さんのおかげで東京に着いたふじは、はなとかよに再会することができました。 しかし、その時にはかよと二人、東京で暮らす決心をして、出版社に就活中。 甲府に帰れんというはなに、好きにしろし、と心にもないことをいうふじ、切なかったなぁ。
でも、おそらく茂木先生の計らいで、親子3人で一晩を過ごすことができました。 吉平の血を引く娘たちが、東京で働くことは必然だ、と悟ったんでしょうね。 子供たちを教えるはなの姿に誇らしさと寂しさを感じながら、甲府に帰っていきました。
かよは、結局、学校で働くことに、茂木先生、いい人過ぎです。 着物も、着替えていました。 はなの、それとも亜矢子ちゃんから借りられたのかな。 スコット先生から、クッキーもごちそうしてもらっています。 これで、あの缶は用済みかもしれません。(笑)
甲府では、母の思いを忖度したももが、なんと母のはがきをはなに送りました。 あのはがきを書いたときと、東京を訪ねてからとでは、ふじの気持ちも違うと思うんですけどね。 でも、そのはがきを読んだはなは、出版社の面接を断り、甲府に帰ると決意しました。
「ナマケモノは、木にぶら下がりながら夢を見てるんだと思います。だからあなたも、夢を忘れないでください」 この村岡の一言が、はなの心にほのかな火を灯しました。 果たして、はなは甲府に帰るんでしょうか。 来週も楽しみです。
さて、第6週の関東地区の最高視聴率は、ももちゃんが蓮様に、毎日甘えクッキーを腹いっぺえ食ってるだけ、いっつも舶来のシャボン使っとるずらか、と質問攻めにし、蓮様はクッキーよりきんつばの方が好きだと分かった9日(金)の24.8%と過去最高を記録しました。 第2位の関東地方が明け方の地震に襲われた5日午前5時20分からのNHKニュースに5.4ポイント差と、向かうところ敵なしです。 月曜から土曜まで紹介しますと、21.0%、22.3%、23.8%、24.6%、24.8%、22.3%で、第6週の週平均は23.13%とこれまたぶっちぎりの過去最高で、『ごちそうさん』の第6週の平均21.00%に、大きく差をつけました。 第6週までの全平均は花子22.02%、ごち21.45%です。
関西地区の最高視聴率は、蓮様がはなに、翻訳家としての才能を最初に認めたのは自分だと念をおし、これからは、女も自分の才能を伸ばして、仕事をして、男の人や権力に寄りかからずに自分の足で歩いていける時代が来る、と予言した6日(火)の23.0%と前週より1.1ポイントアップし、余裕の第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、蓮様が、しおりに翻訳者安東花子、歌人白蓮と書いた6日(火)の23.7%と第2位のまるみえに5ポイント差をつけ、ぶっちぎりました。
『軍師官兵衛』の第19回は、関東地区で13.7%で第12位と、やや持ち直しました。 ちなみに八重の第19回は、関東地区で15.0%でした。 第19回までの全平均は、官兵衛15.61%、八重15.79%です。 名古屋地区の官兵衛は、16.2%と微増しましたが、順位は変わらず第12位でした。 関西地区は14.9%で第12位と、こちらも激落です。
ついに、官兵衛は村重に、幽閉されてしまいました。 このドラマの前半のポイントは、官兵衛と村重、そして信長と村重の絡みですからね。 村重なくして、このドラマは語れません。 だから、村重の子供にも名前を付けてあげて。(笑)
しかし、政職の官兵衛に対する演技は、素晴らしかったですね。 あの稀代の軍師をたばかるとは、お見事でした。 お紺の呪縛から解き放たれて、武将としての本能が戻ってきたんでしょうね。 官兵衛は、だしからの書状を政職に渡しちゃいましたけど、大丈夫かな。 このことが村重に知れると、だしにも被害が及びそうです。 それにしても、二人が対面するときの枯れ葉も、サブちゃんなみに舞っていましたね。(笑)
そうそう、再来年の大河は、三谷幸喜さんの『真田丸』に決まりました。 来年の大河にも思いを巡らす余裕のなかったトッパさんには、縁のない話かもしれませんが、一応、情報提供しておきますね。 主演は、堺雅人さん、との下馬評が高いようです。
私の記憶では、三谷さんが『新選組!』を書くとき、登場人物が実在したかどうか実感できない古い時代の話は書きたくない、だから幕末を選んだ、といった主旨のことをいっていました。 なので、『清洲会議』の本と映画でおかしいなぁ、とは思ったんですが、今回のことで、はっきりしました。 本当は、戦国時代が好きだけど、いろんなしがらみで幕末を描かざるを得なかったんですね、きっと。 前回は、ナレーションなし、すべての状況を台詞だけで見事に表現してくれましたけど、今回も何か、仕掛けてくるんでしょうね、楽しみです。
それでは来週も、命を捨てに行く覚悟で行かねば人の心は動かぬと心得、恩を忘れず、短期を起こさず、まわりに惑わされることなく、ここで殿を見捨てては黒田の義が立たぬ、との気概でこぴっと仕事をがんばれば、万事うまくいくじゃんね。 「おぬしらとは浅からぬ縁ゆえ助言しておく。先のことを考えてみよ。いずれ使い捨てにされる。そうなる前に身の振り方を決めるのだ。手遅れにならぬようにな」 「村重、おぬしの向かう道は滅びの道じゃ。裏切りの道じゃ」 ごきげんよう さようなら |
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