投稿日:2014年07月04日 (金) 19時18分
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みなさん、元気ですかぁー。 こちらは、ようやく梅雨空になってきました。
今朝の新聞をみてびっくり、春一番さんが亡くなられていました。 まだお若いのに。 最後のお仕事は、名古屋でだったそうですね。
新聞小説は、意識して読むことにしています。 本は、当たり前ですけど、どうしても自分が興味あるものしか読みませんもんね。 ですから、ジャンルや考え方が、どうしても偏ってしまいますよね。 そこで、興味のあるなしにかかわらず、強制的に新聞小説を読むことによって、少しはバランスが取れるんじゃないかと思っています。 最も、小説も新聞代のうち、というのが一番の理由ですけどね。(笑)
さて、『花子とアン』、今週は、英治が妻帯者だと知ったはなの揺れる思いが、描かれました。 英治が妻帯者であることを告白するためドミンゴに向かおうとしたその時、病院から妻喀血の電話が、ドラマですね。(笑) そんなこととは露知らぬはなは、ドミンゴで待ちぼうけ。 かよは、郁弥に電話をして、そのことを知ります。
これは、自分から呼び出した英治が悪い。 郁弥を伝書鳩にすれば、いいだけじゃんね。 かよも、事情は知っていても閉店まで告げないってどうよ。 郁弥から英治が仕事上の急用で行けなくなったと連絡があった、とか嘘の付きようもあったでしょうに。 なんでかよが、郁弥の電話番号を知っているんだ、という話もありますけどね。(笑) そういえば最近、恋愛ドラマを作れない理由の一つが、携帯電話の普及で男女間のすれ違いがなくなったことだ、とどこかの局のPがいってました。 そんな意味では、新鮮といえば新鮮な演出なんでしょうね。(笑)
で、結局、心配になって英治の様子を見に行こうとするはなに、かよは本当のことを告げました。 はなは、ショックを受けつつも、急に忘れてくれといった英治の事情は、理解できたんでしょうね。 彼のことを忘れようとするはなに、追い打ちをかけるように、郁弥のここに来ての挿絵は英治が描いた宣言。 これじゃ、はなは自分への愛情が垣間見えて、忘れられませんよね。(笑) それを知った醍醐さんが、英治あきらめ宣言。 私の入る隙なんてないわ、って最初からなかったのよね。(笑) 他に前から知っていて、最近急に親しくなった男性は思いつかないので、占いは外れたということなんでしょうかね。(笑)
その日、はなが帰宅すると家の前に英治が。 こういうところが、ストーカー体質なのよね。(笑) そこでなんと、はなの翻訳ページは手伝わせてほしい、今の僕にはそれしかできないから、とまたしても愛の告白。 はなの気持ちを思わせぶりで繋ぎ止める、罪作りな男。 いい悪いは別にして、出版された以上、最後まで面倒をみない訳にはいかないことは、理解できるけどね。 それでも、何もいわず、黙って割り付けと挿絵をやってたらいいだけじゃん。
聡文堂では、『ニジイロ』出版に向けてラストスパート、といきたいところですが、梶原が宇田川にこだわり、まだ誌面も埋まっていません。(笑) 『文学東洋』に掲載された宇田川の『逢引』の一節を、突然読み上げる三田さん。 今どき、まだ、こんなベタな演出が残っていたのね。(笑)
そこへ、なんと宇田川からはなに電話、という出来過ぎの展開。 ネタ提供のお礼に、連載の第1話を執筆中とのこと。 宇田川は、ネタがはなの実体験だと、あっさり見透かしていましたね。(笑) ドミンゴに行くと、宇田川は、一気呵成に書き上げました。 蓮様と同じく、宇田川も推敲はしない主義なのね。(笑) タイトルは『銀河の乙女』、『つむじ風の乙女』に続く乙女シリーズのようです。 銀河の女王が、見えない翼をルカに授けるって、当時にしては、なかなか斬新じゃんね。 ルカといえば、『ラスト・フレンズ』の上野樹里さんを思い出してしまいます。(笑)
はなは、電話で梶原に素晴らしい出来だと報告すると、時間がないから村岡印刷に直接持参するよう指示を受けました。 半年以上ものんびり編集してきたのに、急に時間がないって、一応、締切りがあったのね。(笑) てことは何、梶原は、締切り当日にまだ宇田川にこだわって、誌面に穴を空けていたのね。 結果オーライだけど、とても責任者が取る行動じゃありませんね。 もひとついわせていただければ、いくら時間がないからって、編集長が全く目を通していない原稿にゴーサインを出すって、もう職責を放棄しているのと同じじゃんね。(笑)
そんな梶原の他力本願により、『ニジイロ』創刊号が完成しました。 完成を祝っての乾杯は、ドミンゴではしないのね。 しかも、酒じゃなくて夢の飲み物サイダーで、でした。(笑) そこで取って付けたように、梶原が英治の妻の具合を郁弥に確認しました。(笑)
その頃、英治は、妻の病院を見舞いました。 看護婦さんの白衣を見ると、『八重の桜』の最終回を思い出します。(笑) 妻は、なんと川原さんと満州に渡ったタエさんじゃないですか。 名前は忘れましたけど、梅ちゃんの医専進学に理解を示してくれた担任の先生でもありました。 いかがわしい小説『月と花束』をくれたのも、この先生でしたね。(笑) ホント、年々、きれいさが増しているような気がします。
英治が持ってきた花束は、かすみ草ですよね、多分。 香澄さんが自分の名前から、かすみ草が好き、という設定なんじゃないでしょうか。(笑) 英治は、郁弥が初めて担当した童話雑誌だと紹介して『ニジイロ』を妻に手渡しました。 はなへの思いを込めて創ったという後ろめたさから、自分の関与を告げられませんでした。 しかし、女の勘は鋭いですね。 英治の描いた挿絵と翻訳者安東花子の名前だけで、ピンときちゃいましたよ。 自分には、もう絵を諦めたといいながら、一所懸命に描かれた挿絵から、英治の作者への思いを感じ取ってしまったんでしょうね。 木箱の中に収められたカメオを見つめていましたけど、ふじにとってのかんざしのようなものなのかな。 でも、この意味するところは、明かされないまま終わりそう。 とうとう、翌日の見舞いでは、面会を拒否されてしまいました。
聡文堂では、梶原がはなに、村岡印刷へのあいさつの同行を命じました。 はなの失恋を知る醍醐さんが、代わりに行くと助け船を出してくれました。 でも、翻訳者じゃないと意味ないもんね。 とはいえ、そんな優しい気配りができる醍醐さんにますますパルピテーション!(笑) ここでも、わざわざ三田に、安東君を村岡印刷に行かせたくない理由でもあるの、なんていわせる必要ないのに。(笑)
おやおや、雑誌を封筒詰めするはなに、その仕事が終わってからといいながら、結局、仕事が終わる前に連れ出しちゃいましたよ。(笑) だから、はなが宇田川に雑誌を届け忘れたのは、梶原のせいなのよ、きっと。(笑) はなは、村岡印刷で、ミスタードミンゴこと神蔵さんがそこの社長で、村岡ブラザーズの父親だと知りました。 梶原は、はなの英治への思いを知りました、って遅すぎ。(笑) 神蔵さんは、あまり編集者として優秀になると女性は生意気になる、なんていってました。 ということは、どこかの出版社に、はなの他にも女性編集者がいるってことなのね。(笑)
聡文堂では、結婚記念日だからといって、はなに仕事を頼んで帰宅する須藤さん、どいつもこいつも、って感じですね。(笑) ちゃんと段取りしろよ、とキョンキョンに突っ込んでもらいたくなります。 あっこれ、民放のドラマで、そんな男勝りのドラマ制作P役をやってたのよ。
まあ、あんな編集長の下で働いてたら、こうなっちゃいますよね。 「英治君と何があったか知らないが、そういうときこそ、仕事を頑張りなさい。仕事は裏切らないよ」 お前が仕事頑張れよ、と日本中の茶の間でツッコミが入るのが、私確かに聞こえました。(笑) だいたい、自分が仕事サボって富山先生に求婚して断られたとき、デスクで放心状態、はなにまで、どこかお加減でも悪いんですか、と突っ込まれてたじゃんね。(笑) はな気を付けろ、仕事は裏切らないが、編集長は裏切るものよ。(笑)
そして、大方の予想どおり、はなは寝入ってしまい、須藤に頼まれた校正を朝までに仕上げられませんでした。 みんな、はなを冷たい目で見ていましたね。 確かに、はなも無責任だけど、一番悪いのは自分の仕事を放りだして帰宅した須藤でしょ。
そんなはなを、醍醐さんがドミンゴで励ましてくれました。 「思い出してみて、修和女学校の先生方は、どんな時も教師という自覚を持って、生徒一人ひとりに真摯に向き合ってくださっていたでしょう」 ちょっと待ったぁ、私情を生徒たちにぶつけていた富山先生には、教師という自覚なかったぞ。(笑)
そこへ神蔵さんがやってきて、かよと醍醐さんにも、その素性が知れることとなりました。 例の学生たちは、蓮様の脚本を巡ってかんかんがくがく。 蓮様の作品を擁護する宮本は、彼女に惚れてるんだろ、といわれても否定しませんでした。 神蔵に『踏絵』を返し、この本と出会わせてくれたお礼を述べました。 なんか急に物わかりがいいというか、牙をもがれたみたいになっちゃいましたね。(笑)
そんな宮本を遠く福岡から慕う蓮様は、手紙をしたため、女中に投函を頼みました。 そんな様子を盗み見るタミ、絶対、インターセプトして中身を読んでますよね。(笑) そして今度は、宮本からの返事を勝手に読んじゃいました。 その手紙を読むタミの嬉しそうな顔、もう最高でした。
そんなこととは露知らぬ蓮様、手紙を読んですぐ、伝助に上京を願い出ました。 冬子が嫁いで、夫婦差し向かいで食事をするようになっても、テーブルの両端に座るのね。(笑) なんと、そんな蓮様をタミがアシスト、無事、お許しが出ました。
その頃、英治は、香澄から離婚してください、と書かれた手紙を郁弥から受け取りました。 病室にかけつけた英治に、香澄は、死ぬのを待たれるのは嫌なの、といいました。 この言葉は、きついよね。 いわれた方は、何も返せないもんね。 最終兵器を使ったということは、もう、離婚の決意は変わらないんでしょうね。
自分が預かった手紙の中身を知ってしまった郁弥は、かよに会いにドミンゴへ。 今日は花がない、というからチップを渡すのかと思いましたが、何も渡しませんでした。(笑) 様子が気になりそばを離れられないかよに、郁弥が、義姉が離婚を望んでいる話をしました。 そこにまたまた偶然現れた、はなと醍醐さん。(笑) 離婚の単語に切れた醍醐さん、今度は郁弥とかよの間に強引に割り込んじゃいましたよ。(笑) 郁弥の酒に付き合って、醍醐さんも酔いつぶれちゃいました。 歓迎会のとき、あれだけはなは酒が弱いと馬鹿にしていたのにね。(笑)
かよが電話したんでしょうね、英治が郁弥を連れに来てはなと再会しました。 離婚なんてしないでください、と英治に告げ、はなはドミンゴを走り去って行きました。 てぇー、酔いつぶれた醍醐さんを置いてっちゃったよ。(笑) なんちゅう自己中な女やねん。(笑)
でも翌日、無事、醍醐さんは出勤していました。 そこになんと、『ニジイロ』創刊号が届いていないと宇田川がやってきました。 これまた、小さい女ですね。(笑) 私なら、次号への掲載の打ち合わせに出版社に呼び出されることの方に、憤慨するけどなぁ。(笑) 業界の中では、自作が掲載された雑誌をいの一番に作家に届けることは、そんなに重要なことなんですかね。 この辺りがピンとこないので、はながとんでもないことをしでかした、という実感がわきません。 というか、さっきも書いたけど、作業を邪魔した梶原のせいなんだから。(笑)
その場は、なんとか梶原が取り繕いましたが、後日、宇田川と編集打ち合わせの後、はなの思い出の傘を借りようとして断られた宇田川が激怒、執筆を拒否しました。 梶原は、はなを宇田川担当からはずすことを決断し、併せて自宅謹慎を命じました。 理由はともあれ、宇田川を怒らせて雑誌の連載を拒否された結果責任はやむを得ませんね。 でも、『王子と乞食』の翻訳者ですからね。 そこいらの社員とは、貢献度が違いますからね。 そんなはなに、編集の仕事までさせる梶原が、間違っていると私は思うぞ。
結局はなは、かよの勧めで甲府に戻ることになりました。 甲府では、吉平がぶどう酒事業に興味を示していました。 甲州の名を日本中に知らしめる事業だと、初めて先見の明があるところを見せ付けました。(笑) はなが男性問題で戻ってきたとにらんだ早耳のリンも、お見事でした。 まさか、この二人が正鵠を射る日が来るとはね。(笑) ふじも、はなの異変には気付いたみたいですね。
雨が降るたび英治を思い出すはなは、ついに彼を忘れるため、本の部屋から思い出の辞書を捨てようとして、間一髪、朝市に引き止められました。(笑) 大した思い出でもない和傘は手放せないのに、ふじにとってのかんざしといってよい思い出の辞書は、捨てられるんだね。(笑) あれだけ濡れたら、乾いてもブヨブヨになっちゃうはずなんですけど、きっとそうはならないんでしょうね。(笑)
しかし、このシチュエーションでは、普通は朝市に抱きつくよね。 こんな状況ですら抱きついてもらえないなんて、はなにとっての朝市の立ち位置って悲惨。(笑)
あっという間に、離婚しちゃってた英治との間に、障害はなくなりましたね。 おそらく、ほとんどの視聴者は、あっけにとられたことでしょうね。(笑) 香澄さんは、もう出てこない流れですよね。 ふじのおかげで、はなは立ち直るのかな。 それよりも、タミの企みが何なのか、目が離せません。
さて、第13週の関東地区の最高視聴率は、英治が手掛けたはなのページを、醍醐さんが、これぐらい遊び心があった方がいいんですよ、と擁護してくれた24日(火)の24.2%とまたまた高視聴率でしたが、W杯の37.4%に破れました。
月曜から土曜まで紹介しますと、23.3%、24.2%、23.7%、22.9%、23.4%、21.5%で、第13週の週平均は23.17%と第11週に続いて2番目の高視聴率、『ごちそうさん』の第13週の平均は22.35%でした。 第13週までの全平均は花子22.28%、ごち22.25%と大接戦です。
関西地区の最高視聴率は、福岡を訪れた宮本に劇団のための脚本を頼まれた蓮様が、三十一文字より多くの文字を綴るすべは知らないわ、と断った24日(火) の22.7%でしたが、W杯の35.2%に続き第2位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、英治に忘れてくれといわれたはなが、とびっきり美味しいお茶いれますね、と無理に明るく振る舞い、三田から、いつものお茶っ葉でしょう、と突っ込まれた28日(土)の23.3%で、こちらもW杯の35.1%には及びませんでした。
『軍師官兵衛』の第26回は、関東地区が14.9%で第11位と落ちちゃいました。 ちなみに八重の第26回は、関東地区で14.0%でした。 第26回までの全平均は、官兵衛15.68%、八重15.30%です。 名古屋地区は、19.3%で第4位と順調です。 関西地区は16.4%と3ポイント近く下がり、第8位でした。 日本人は、本能寺の変が好きだから、再来週あたりは急上昇するんでしょうね。
長政、デビューしましたね。 松寿丸のときは、あれほど才気煥発な感じだったのに、ただの短慮なイノシシ武者になっちゃいましたね。(笑) 大将が闇雲に突っ込んでいって、あわや首を取られそうになって、反省一つしないって、なんだかなぁ。 戦のにおい、といわれて鼻をくんくんさせるのも、馬鹿丸出し、松坂くん可哀想。 ところで松寿は、急に大きくなったのに、玉松は相変わらず小さかったですね。(笑)
14歳離れた松寿の弟、熊之助が誕生しました。 タイトルバックに出産指導とあったので、お産の場面があると思ったんですが、肩すかしでした。 誰が名付けたんでしょうね、官兵衛?職隆? いずれにしても、後の誰それ、という情報がありませんでしたので、一角の武将にはなれなかったんでしょうね。
清水宗治は、長政と正反対で、めちゃめちゃいい人に描かれていますね。 小早川隆景は、道は一つではない、と和戦両面をにらんだ柔軟な発想の持ち主ですね。 吉川元春の方は、主戦論一本のようです。 これが、後の中国大返しにあたっての二人の異なる対応に繋がり、小早川隆景だけが結果的に秀吉に取り立てられることになっていくんですけど、その辺りも描いてくれそうで楽しみです。
そうそう、今週、さらりと武田軍滅亡がナレーションで触れられましたけど、これは、勝頼が天目山で自害した甲州征伐のことです。 これはもう、残党狩りのようなもので、自業自得とはいえ家臣に次々と裏切られた勝頼の悲劇として描く以外、あまりドラマ性がないので、さらりと流したのではないでしょうか。 『風林火山』ですら、流したくらいですから。(笑) なお、この時、家康は同行しましたが、秀吉は毛利攻めにかかりきりで参戦していません。
『天地雷動』って読んだことないし、間違ってたら申し訳ないんですが、トッパさんご指摘の武田信玄軍との戦いというのは、長篠の戦いのことではないでしょうか。 これなら、秀吉も参戦しているし、信玄軍という言葉もピタリと当てはまります。 もっとも、この合戦も、今回のドラマでは、やりを持った兵隊が鉄砲で撃たれるシーンが映ったくらいで、あっさり終わっちゃいましたけどね。(笑)
本能寺の変も、なにやら朝廷陰謀説の様相を呈してきましたね。 これから数週間は、目が離せませんね。
それでは来週も、己は一人ではなくみんなに守られて生きていると悟り、備えを怠りなく地固めをしっかりとし、血気にはやることなく、武功をあせった足手まといのイノシシ武者となることなく、生き残る戦い方でこぴっと仕事がんばって、誠の手柄を立てろし。 「初めから死ぬおつもりか」 「羽柴軍の強さは十分に心得ております。今の我らの軍勢では勝てるとは思いませぬ」 「勝てぬと分かっている戦を何故」 「死ぬことがそれがしの役目。捨て石になって1日でも2日でも毛利領への侵攻を食い止められればそれでよい」 「天晴れなご覚悟。貴公のような忠義の士こそ味方にほしい。考え直してはくださらぬか、2か国ですぞ」 「仮に2か国いただいても、裏切りによって得た国など、また裏切りによって失いましょう」 ごきげんよう さようなら 1、2、3、ダァー! |
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