投稿日:2015年10月16日 (金) 18時17分
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みなさん、こんばんは。 秋晴れが続いて、気持ちいいですね。
さて、今週の『あさが来た』は、キャラも定着し、ドラマとして落ち着いてきました。 久し振りに感情移入できて、嬉しいです。
では今回も、土曜日から振り返っていきましょう。 座敷で新次郎と二人きりになったあさは、正太郎が大変なときに文を出したことを謝りました。 加野屋では、果たし状と間違えられていたようです。(笑) これは、もちろん、新次郎の冗談ですよね。 もし本当なら、すぐに開封されて、よのの鼻紙には、なっていないでしょうしね。(笑)
やっぱり、新次郎は、女性から、多くの文をもらっているのね。 でも、あさは、その発言には、食いつきませんでしたね。(笑) あさは、やっぱり、付け文をもらったことがないのね。 付け文といえば、め以子の、つんつるてん騒動が、思い出されます。(笑)
新次郎から、文のこと、うれしかったでぇ、といわれて、あさは嬉しそうでしたね。 その新次郎は、頭も顔もよく、優しい兄貴への思いを語りました。 さらに、惣兵衛と会ったことを告げました。 確かに難儀な奴かもしれないが、子供の頃は、面白い、いい奴だった、今は、それを信じるしかない、お姉さんを励ましてあげて、と語りました。 やっぱり、子供の頃は、いい子だったのね。 いずれ、変わっていくんでしょうね、楽しみです。 あさは、新次郎さんは、優しい、優しい、優しいお方です、そこだけは、全くもって、誰にも負けたはりません、 せやから、お兄様の分もちゃんと生きてください、と励ましました。
そして、翌朝、はつはふゆと、船に乗って、婚礼のため、大坂に向かいました。 傍らを走り、はつを追いかけるあさ、ものすごいベタな演出ですね。 今時、こんな描き方しますかね。 おかげで、完全に涙腺が崩壊しちゃいましたよ。(笑) 鏡に映る花嫁衣装のはつの顔を見た惣兵衛さん、心を動かされていましたね。
それから半年後、ようやくあさの婚礼の日を迎えました。 きれい、という言葉を飲み込んで、ちゃんと、おなごに見えるで、あさ、とわざと茶化して、涙をこらえようとする忠興の親心、よかったです。 梨江は、あさに、自らがこしらえた、はつとお揃いのお守り袋を手渡しました。 はつも、船の中で、握りしめていましたね。 『篤姫』での、於一と尚五郎のお守り袋を思い出します。(笑)
梨江は、あさに、あんたは、ただのあかん子やない、筋金入りのあかん子や、根性やったら誰にも負けへん、と言葉をかけました。 そして、いつかあんたにも、おなごが生まれてよかったいう日がきっと来る、せやからしっかりな、やらかい心を忘れんと、ええお嫁さんになるんやで、と言い聞かせました。 忠興は、帰ってくんなよ、さっさと行け、と涙をこらえていいました。 忠興さんの気持ちが手に取るように分かって、ぐっときました。 忠政さんは、もう、心の整理がついたんでしょうかね。(笑)
そして、加野家に到着すると、新次郎以外の方々が、店頭で出迎えていました。 なんと、祝言の日取りを忘れて、三味線を持って、紅葉狩りに行ったとのこと。 そんな馬鹿な。(笑) これは、いくらなんでも、ありえないっしょ。 照れて、あくまでもアホボンを演じるため、わざとだとしか、考えられません。
亀助も、迎えに行ったということは、行き先に見当がついていたということよね。 なら、店頭で、今井家を迎えている暇があれば、とっくに迎えに行ってないと。 なんかこの辺は、ドラマを盛り上げるためとはいえ、無理がありました。 このエピソードがなくても、十分におもしろいのに、もったいない。
ただ、三味線の師匠が、よもやの女性、美和というこのエピは、ただの師匠だったという今日の話で終わるのか、今後、艶っぽい展開があるのか、注目ですね。(笑) あと、自分は雨男だから、楽しみなことのある日は必ず雨が降るので、ちっと忘れてるぐらいがちょうどいい、という屁理屈には、笑いました。 あさと逢っていたときは、いつも晴れていたみたいだけど、楽しみじゃなかったのかな。(笑)
新次郎を待つあさは、待ちすぎて、心と足のしびれが限界を迎えています。 新次郎が来るまで、みんな、別室で、休んでいたらいいのにね。(笑) あさの角隠しの下に角が生える頃、ようやく、新次郎が戻ってきました。 新次郎は、あさちゃん、ようわてのとこ、お嫁に来てくれはりましたなぁ、今日は、またえらいべっぴんさんやこと、と声を掛けました。 女心を知り尽くしていますね。(笑)
新次郎とあさは、祝言の席で、この日を楽しみにしていた、楽しみな日を忘れるはずがない、もう二度と祝言の日には遅れない、祝言の日はもう二度とない、と万歳のような会話を交わしています。 その様子に、忠興は心配しますが、梨江は、楽しそうだ、と安心し、はつのことに胸を痛めています。 新次郎は、榮三郎の後見人となることが発表されましたが、自分は、アホボンだから、これからも極力、商いには関わらない、と宣言しました。
その日の夜を前に、よのが、あさの元を訪れ、お手製の犬の張り子を、寝所に飾るようにいいました。 このあたりのことを朝ドラで描かれると、どきどきしちゃいますね。(笑) 『篤姫』では、幾島が、絵で描かれた教科書を篤姫に見せていましたよね。(笑) うめは、あさに、流れに身を任せるようにアドバイスしました。 ちなみに、女中の、かのさんは、『ごちそうさん』では諸岡くんの母親、『マッサン』ではエマの担任の先生でしたね。(笑)
そして初夜、寝所にやってきた新次郎は、あさを抱きしめました。 あさの白檀の香りに触発され、新次郎は、彼女を強く引き寄せます。 あさは、流れに身を任せ、下手投げで、新次郎を畳に転がしました。(笑) 手の小指を痛めた新次郎は、あかん、あらまだとんと子供やな、と独り言をいいながら、いずこともなく去って行きました。 寝所に取り残されたあさは、あっ、もうしんどい、寝よ、と犬の張り子を抱いて、寝てしまいました。 このあたりは、本当に肝が据わっているのよね。(笑)
その頃、山王寺屋では、菊が、はつを、ある部屋に案内しました。 そこには、季節変わりの着物が、たくさん並べられていました。 なんとなんと、惣兵衛からの贈り物でした。 好きな柄を好きなだけ選ベ、といわれたはつが、どれ選んだらええのやろ、旦那様、よろしかったら一つ選んでいただけませんか、というところがもう、かいがいしくて、かいがいしくて、抱きしめたくなります。 こんな芸当、あさには、逆立ちしても無理でしょうね。(笑)
はつが、露芝を選ぶと、惣兵衛が、地味やな、せやけどええやないか、露芝は、派手さはあれへんけど美しい柄や、はんなりとしているようで、鋭さもある、と賛同してくれました。 おおきに、ほんなら、これに致しましょ、いやぁ、嬉しおすなぁ、といったはつが、笑顔を見せてくれたことに、安堵された方、多かったんじゃないでしょうか。 ここだけ見ると、本当に、いい夫婦ですね。(笑)
一方、あさは、熟睡して、新次郎のいない寝所で、目覚めました。 厨房に顔を出すと、みんなが、忙しく働いています。 そこへ、女中のかのが、現われました。 おいおい、若女将より後から重役出勤して、そんなに偉いんかい。(笑) よのは、朝が弱いので、弱いので、まだ、寝ているとのこと。
この家の奥の取りしきりを教えてもらいたい、働きたいというあさと、芝居見物を勧めるかの、どちらの気持ちもよく分かります。 かのからすれば、何も知らないよそ者に、邪魔されたくない、という思いが強いんですよね。 これまでの秩序を乱されたら、たまりませんからね。 あさは、初めての家で、勝手も分からず、所在なげな状態なので、とにかくできることをしたい、身体を動かしたい、そんな思いなんでしょう。 結局、かのの代わりに、水売りから、桶5杯の水を買わされました。(笑)
加野屋も、長州藩同様、表と奥の役割分担がしっかりしていて、ともに、相手方の領分には踏み込まない、という仕切りができているようです。 それを無視して、両方の領域に、ずかずか踏み込むのは、美和くらいのもんですね。(笑) おっと、三味線の師匠じゃなくて、日曜の夜の方でがんす。(笑) でも、いずれ、あさも、パチパチはんのある表の世界に踏み込んでいくんでしょうね。
加野屋では、朝、従業員が一堂に会し、大きな声で、朝のお誓いを読み上げます。 そこへ新次郎が戻ってきたので、あさと夜を共にしなかったことが、みんなにばれてしまいました。
あさは、よのとかのに連れられ、加野屋の蔵の前に来ました。 あさは、千両箱がぎょうさん眠ってるいう噂の、といいますが、きっと、中は、スカスカなんでしょうね。(笑) よのは、加野屋の手代さんや丁稚みんなの着るもんや食べるもん、みんなのいろんなこと考えるんが、奥の務めだす、みんなのお母ちゃんみたいなもんや思たらよろしい、と心構えをあさに伝えました。
そこに現われた女中のクマさん、開明軒のタマちゃんじゃないですか。(笑) 彼女が詠んだ、夏盛り吠える親父は蝉の声 七日の後の定めを知らず、は名作でがんしたな。 『マッサン』では、三丁目べっぴん同盟の梅子さんの息子、健太くんが高熱を出したときに、亀山家にやってきた看護婦さんでがんしたね。
ここで、よのの、思い込みが激しい性格が、明らかになりました。 クマさんの出身が、和歌山なのに富山と思い込み、子供が三人もいるのに、独身と思い込んでいます。 先ほど書いた、朝が弱い、ということと、この思い込みが激しい、という体質や性格が、後々の問題に繋がっていく、そんな伏線なのかもしれません。
新次郎は、榮三郎の後見人として、朝五つから昼八つまで、今でいうと8時から14時くらいでしょうか、店先に座っていることになりました。 わて、お面だけはよろしおますやろ、って、よく分かっているのね。(笑) そんな新次郎が、廊下に出てきたときに、あさはつかまえて、小指のことを聞きました。 右手の小指には、きれいに湿布が、貼られていました。 新次郎が、もしかしたら、寝んと待っててくれたんか、と聞くと、あさは、いいえ、ぐっすり、気持ちええお布団やったさかい、と答えました。(笑) はつなら、起きて待っているんでしょうね。
あさは、新次郎に、何で旦那様は、お仕事したがらへんのどすか、こないに立派なお店やのに、と直球を投げ込みました。(笑) 新次郎は、何でやろな、それがわての性分やよってな、と変化球でかわしました。(笑) なにやら、事情が、ありそうですね。 榮三郎に継がせるということは、新次郎は、正吉が、他の女に生ませた子なのかもしれませんね。
新次郎は、あさが嫁入りして一か月、毎夜でかけていき、三味線の師匠の家を訪ねていました。 そんな新次郎の様子に頭を悩ませる正吉とよのは、亀助に、あさの様子を尋ねました。 あさは、よく食べ、大の字になって寝ている、と亀助から聞かされた正吉は、びっくりぽんです。(笑) さらに、亀助の、京都は、大文字さんが名物やて聞いてますけどなぁ、という発言で、一同、笑いました。 正吉もよのも、あさの様子を聞いて、安堵したんでしょうね。 当のあさは、その晩も、寝所で一人、大の字になって眠りました。(笑)
京では、新選組が、薩長同盟を警戒して、警備を強化していました。 そして、出ました、土方さん。 正直、もっと、自分の中で、大河ドラマ『新選組!』が、蘇ると思っていましたが、それほどでもありませんでした。 やっぱり、大河と比較すると、セットがちゃち過ぎたからじゃないかと思います。(笑)
でも、予告編でも流れましたが、「待たせたなぁ」の台詞は、涙ものでした。 ちょっと解説しますと、大河では、池田屋事件のとき、近藤勇組と土方組が二手に別れて、市中を探索していました。 そして、少人数の近藤組が、池田屋での異変に気づき、斬り込みます。 一方、土方組も、遠回りしながら、ようやく池田屋に辿り着きます。 この時、池田屋に到着した土方の台詞が、「待たせたなぁ」なのよね。 スタッフの遊び心に、感謝感謝です。 『花燃ゆ』も、八重とシンクロさせる度量というか、遊び心が、欲しかったなぁ。
そんな京の事情とは無縁のあさは、山王寺屋に、はつを訪ねました。 なんだ、意外に、簡単に会えるものなのね。(笑) あたしゃ、今井家での琴の演奏が、二人にとって最後の思い出かも、と思っていましたが、はずれました。
はつは、惣兵衛と芝居見物に出かけるところでした。 あらら、結構いい雰囲気ですね。(笑) 相変わらず愛想のないお方やなぁ、というあさ。 はつは、そやけどたまぁに、蛇みたいに黙ってはる時でも、心で笑てるのがちょっと分かるようになったわ、ああ見えて、かわいらしいとこもあるお方なんえ、と嬉しそうにいいました。 ところで、はつの着物は、露芝じゃありませんでしたよね!?
はつに触発され、気合いを入れて店に戻ると、うめと正吉が、待ち構えていました。 京都に帰りたかったのでは、と聞く正吉に、あさは、父との約束を守り、一旦敷居をまたいだからには、一生京都には帰らない、この家の嫁として、一生加野屋を守りたい、と決意を語りました。
正吉から、自分がすぐに出戻ってしまう、という噂を聞いたあさは、表の手伝いをやらせてほしい、と訴えました。 しかし、両替商のしきたりでは、商売の帳面は、おなごには決して見せてはならないとのこと。 両替商というのは信用が第一、その信用を守るためには、古うからいわれてるこのしきたりというもんを、粛々と守っていかなあかん、と正吉にいわれ、あさは、出過ぎたことを、すんませんでした、と謝りました。 このあたりが、親の育て方がよかったのか、とても素直なのよね。
そんなあさに、よのが、加野屋の嫁にふさわしいのは、商いを知るおなごやあらしません、夫に惚れられるおなごだす、と意見すると、鏡の前に連れ出しました。 子供みたいな顔をしているから、新次郎が手を出さない、と思ったよのは、あさにおしろいを塗りたくりました。 バカ殿と化したあさの顔を見た新次郎は、デメキンかと思った、と言い残し、またまた美和の元に行ってしまいました。
翌日、あさは、よのに、外出を願い出ました。 喜んだよのは、ええ着物着て、駕籠で行きなはれ、加野屋の自慢の若奥さんやで、といってくれました。 おいおい、自慢の若奥さんって、そんな大事な方にバカ殿メイクしたのは、どこのどなたはんでしたかいなぁ。(笑)
堂島に着くと、あさは、無理矢理、お供の亀助を追い返しました。 粗野な振る舞いは、おやめください、という、うめの言葉に耳を貸さず、あさは、厚いけど家の中よりずっといい、といいながら、まちを大股で歩きました。 そして、橋の上で、才助とぶつかりました。 あらら、あさは、才助の顔を覚えていなかったのね。 まあ、これは当然といえば当然ですよね。 あれはまだ、あさが10歳、1861年の時でしたから、もう5〜6年前の話ですもんね。 才助は、その頃の、10歳のあさの顔しか見ていないのに、よく分かったなぁ。(笑)
才助は、おいが見初めたおなご、とあさのことをいっていましたけど、どういう意味なんでしょうね。 もし、文字通りの意味なら、何度も手紙を書いて、帰国したら今井家に、あさを訪ねるはずですよね。 そこまでの熱意は、感じられないのよね。 まぁ、せいぜいが、自分が見込んだおなご、くらいの意味なんでしょうかね。 それでも、わざわざイギリスから手紙を書くくらいなんだから、普通、一度は、今井家を訪れるんじゃないの。 ピストル騒動だけであさに興味を持つ、ということから始まるこの一連の展開は、かなり無理があると思うぞ。(笑)
あさは、そんな才助に堂島の米会所を案内してもらい、商売への興味が深まりました。 そして、かつて忠政から聞いた、世の中はこれから大きく変わる、という言葉を、才助からも聞きました。
そして、それから半年後の1867年、梨江が、山王寺屋に、はつを訪ねました。 座敷で、はつと二人きりになった時、梨江は、山王寺屋の経営状況を尋ね、今井家も四苦八苦しているので、大坂も大変なはず、店に万が一のことがあったら心配だ、といいました。 と、そこへ、惣兵衛を引き連れた菊が現われ、そないなことのために、わざわざ京都からなぁ、まあ、それはそれは、ご苦労はんなことでございました、と強烈な嫌みを放ちました。 今のは、ただの世間話でございます、と言い訳しつつも、梨江の、やってもた、という気まずい感じが、見事に表現されていましたね。(笑)
それにしても、菊は、母娘でどんな話をするのか、盗み聞きしていたのね、いけずやなぁ。 この菊の梨江への感情の矛先が、はつに向かうことになるのよね。 子供ができないことも、かなり責められているみたいですね。 お母ちゃん、もうええがな、と、梨江をというより、はつをかばった惣兵衛の言葉だけが、救いです。
結局、この騒動のおかげで、梨江は、加野屋に立ち寄ることが、できなくなりました。 その頃、あさは、使用人の繕い物などに精を出し、店の者とすっかり仲良くなっていました。 雁助は、お気に入りの襦袢に、猫のアップリケを縫い付けてもらい、大満足です。(笑) このあたりのキャラは、『民王』の新田くんと被りますね。(笑)
その雁助に取り入ったあさは、彼から両替商の仕事のことを教えてもらいました。 加野屋は、長州藩、薩摩藩など百数十の藩に、トータルで百万両近くを貸しいるとのこと、すごいですね。 この長州、薩摩に貸しているところが、みそなのよね。 山王寺屋は、薩摩への貸し出しは、拒んでいましたもんね。 このあたりで、明暗が分かれそうです。
あさは、両替屋は、信用をお金に換える、と聞かされ、信用の大事さを認識しました。 雁助は、そろばんをこなすあさに、目をみはりました。 そんな様子を、新次郎が陰から眺めながら、お化粧してる時より、今の方が、目ぇキラキラしてるがな、と嬉しそうに目を細めました。
部屋に戻ると、亀助が、梨江からの鮎のお菓子を届けました。 菓子箱の中には、風代わり 父はあらたな 風にのり、と書かれた紙も入っていました。 あさは、世の中はこれから大きく変わる、という才助の言葉を思い出しました。 忠政の言葉も、こぴっと思い出してあげろし。(笑)
あさは、その晩、自分の話を聞かずに外出する新次郎に腹を立て、雨が降る中、傘も差さずに、彼の後を追いました。 迎えに出てきた美和と家に入る新次郎の姿を見たあさは、玄関の戸を開け、たのもう、と大声をあげました。 中では、新次郎の三味線のお披露目会が、行われていました。 あさは、毎晩、師匠の元に通って帰って来なかったことではなく、新次郎が、その見事な三味線の腕を隠していたことに怒りました。(笑) 忠政の三味線の腕は、たいしたことないのね。(笑)
帰りの相合い傘、よかったですね。 赤い和傘を見ると、豪雨の中、英治がはなを抱きしめた場面が、思い出されます。 二人とも、傘を持っていなかったので、美和のものですよね。 新次郎は、自分が雨男だと得意げに語っていましたけど、なら、傘を持って出掛ければいいのにね。(笑) あさの、雨(飴)男が、おいしそうな名前という感性、嫌いじゃないです。(笑) あさは、新次郎に、三味線はあんなに凛々しく弾くのに、お店のことだけ、ふらふら逃げはるのはおかしい、もうちょっとしっかりしはったらどないだすやろか、と意見しました。
帰宅した新次郎は、初めて、あさの隣で横になりました。 それにしても、背が高くてバランスの悪そうな枕、寝にくそう。 寝相の悪い私は、きっと、横に倒してしまいます。(笑)
あさは、背を向けて寝ている新次郎に、あたらしい風、とはどんな意味か、と尋ねました。 新次郎は、このご時世では、薩長の新政府のことだ、幕府と戦になるという話もある、といいました。 しかし、床でする話ではない、と新次郎がいうと、あさは、どないな話したらよろしいのだす、艶っぽい話やろか、と返しました。 新次郎は、艶っぽい話、いうのは、さあ、艶っぽい話でもしましょか、いうてするもんやあれへん、そういうのをな、都の鮫、いいますねん、と返しました。 その心は、きょうざめ、でした。 ここは、笑うところだったんですけど、あさは、きょとんとしてしまいました。
その時、誰か、誰かおらぬか、という声が、店中に響き渡りました。 店先に現われたのは、新選組の土方副長たちでした。 用件は、幕府再興のため、この証文で、400両を新選組に用立てて欲しい、というものでした。 あさは、両替商は信用が命だ、幕府に何かあったら、この金は、必ず返してくれるのか、と土方に迫りました。
土方は、いい女だな、大した度胸じゃねえか、女だてらに新選組を怖がらねえとは、と感心しました。 自分が生きている限り、いずれ必ず返す、と約束しました。 そんなん口約束じゃんね。 確かに、言質を取ったのはお見事ですけど、それで信用しろといわれてもねぇ。(笑) 最初に差し出した証文の方が、よっぽど、確かだと思いますけどね。(笑) 最も、いずれにしても、この頃の新選組なら、どのみち、返す気はないし、返せるとも思っていないでしょうけどね。(笑)
それにしても、刀と信用は、真逆のもんだす、とあさは、啖呵を切ってましたけど、この時代に、真逆はないよね、真逆は。(笑) 土方の言葉を聞いたあさは、腰を抜かしてしまいました。
新選組が帰った後、新次郎は、寝所前の廊下で、ほんまに肝冷やしたわ、相手は、気の荒いお武家さんや、下手したら、お手討ちに遭うてたかも分かれへんのやで、とあさに声を掛けました。 あさは、心配かけて堪忍だす、つい、この口が、また余計なこと、何でうちは、いつまでたってもこないなんやろ、と唇を手でつまみました。 新次郎は、せやな、その口には、わてが蓋したらなあかんな、といって、唇を重ねました。
さらに、あかん、わてが間違うてました、あさちゃんのこと、まだまだ子どもや思てたけど、とんでもあれへん、あんたは芯のある、大人のおなごはんや、惚れてしもた、わてと夫婦になってくれ、と頼みました。 あさが、もう夫婦だす、というと、新次郎は、せやったか、ほんならよかった、と、お姫様だっこをして、寝所の中に運びました。 そして、ようやく結ばれました。(笑)
翌朝、目覚めると、新次郎が、昨日の晩は、びっくりすることばっかりやったな、と声を掛けました。 あさは、もし戦になったら、あのお金は、どないなりますのや、と新選組に貸したお金のことを気に掛けています。 またそないな話かいなぁ、という新次郎に、お願いがございます、と切り出しました。
きっと、お店に関することなんでしょうね。 あさがどんなに心配しても、戦があろうが、なかろうが、お金は帰ってこないんですけどね。(笑) さあ、いよいよ、御一新が、近づいてきました。 これからの展開が、楽しみです。
さて、第2週の関東地区の最高視聴率は、観能の帰りに今井家を訪れた菊が、はつに、まさか、訳ありじゃないだろうね、と確認した5日(月)の21.0%で第1位でした。
月曜から土曜までの詳細は、21.0%、20.1%、19.5%、20.4%、20.8%、19.5%で、第2週の週平均は20.22%、『ごちそうさん』の第2週の平均は21.22%、『花子とアン』の第2週の平均は21.47%、『マッサン』の第2週の平均は20.57%、『まれ』の第2週の平均は21.02%、でした。 ドラマの全平均は20.26%、『ごちそうさん』は21.14%、『花子とアン』は21.53%、『マッサン』は20.93%、『まれ』は20.78%でした。
関西地区の最高視聴率は、はつが、梨江に、あさのお付きをうめにしてほしいと頼み、あさが、はつに、駆け落ちしよう、と誘った9日(金)の20.0%で第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、あさとはつ、梨江が、母娘三人揃っての、今井家での最後の雛飾りをしていると、久太郎が才助からの手紙を持ってきた7日(水)の21.4%で第1位でした。
『花燃ゆ』の第41回は、関東地区が12.0%でした。 ちなみに、八重の第41回は12.4%、官兵衛の第41回は14.1%でした。 第41回までの全平均は、花燃ゆ11.90%、官兵衛15.75%、八重14.75%です。 関西地区は13.9%でした。
美和が、伊之助に付いて、群馬へ行っちゃいました。 群馬編というか、事実上の前橋編がスタートしました。 高崎から県庁を前橋に強引に移した件は、完全スルー、伊之助が赴任した時には、もう、前橋に県庁があった、というドラマの流れです。(笑)
前原たちが起こす萩の乱も、結局、描かれない可能性が大ですね。(笑) 風呂に入れたり、力じゃ何も動かせない、と美和が前原を説教して、もう一度話し合ってみます、と彼に言わしめたり、私にとっては、どうでもいい場面ばかりでした。(笑)
二条窪には、木戸が直々に、伊之助を訪ねました。 この前から、木戸は、えらく伊之助を持ち上げていますね。 けど、諸隊が、山口藩庁を取り囲んだとき、鎮圧に来た木戸が伊之助に、お前にはがっかりした、といって、二人の中を決裂させといて、よくそんな描き方ができるなぁ。(笑) もっとも、あの時は、カラスの鳴き声に驚いた木戸が、勝手に攻撃命令を発したのが原因で、伊之助を糾弾すること自体、お門違いだったわけですけどね。(笑)
ところで、木戸は、幾松と結婚した、とさらりと語られましたね。 そろそろ、木戸の肉体は、病魔に冒されていると思うんですけど、相変わらず、元気いっぱいでしたね。(笑) 地租改正も、木戸の手柄になってましたもんね。(笑) そうそう、群馬県令を誰にするかは、重要機密ですよね。 それが、役場から二条窪の農民に、あっさり伝わるってどういうことよ。(笑) で、結局、二条窪は、その後、豊かになったのかなぁ。
最初は断りつつも、最終的に県令を引き受けた伊之助に付いていくという、病弱の寿は、一緒に聞いてくれと、美和に懇願しちゃいましたよ。 ドラマのはじめの方では、あんなに勝ち気で、美和なんて、完全に子供扱いにしていたのにね。(笑) 本来、逆に懇願してでも付いていきたかったであろう、みわにとっては、まさに、ビールに枝豆、TシャツにGパン、寝る前に洗顔、渡りに船、ですよね。(笑)
喜んだ美和は、萩に戻らず、直接、二条窪から群馬に行っちゃったのよね。 滝さんが、美和か寿からもらった手紙を読んで、初めて、船で横浜まで行って、そこから東京、群馬へと行く、という行程を、知りましたもんね。 美和が一度でも戻ってくれば、当然、口頭で、そういった説明を家族にしたでしょうしね。 群馬なんて行けば、もう二度と会えないかも知れないのに、何て薄情な、親不孝な娘なんだ。(笑) 薄情といえば、銀姫こと安子にも、会わずに群馬にいったのね。 着物姿で、ビスケットをかじって、わざわざ、高いギャラの俳優を使ってのこんな場面、必要なのかな。(笑)
その群馬では、伊之助もようやく、ざんばら髪になりましたね。(笑) そういえば役人さん、県庁の職員採用試験に並ぶ人たちの中から、よく、伊之助に、県令かも、と目をつけましたね、お見事。(笑) お見事といえば、ピストルを持った追いはぎを、和傘一本で撃退した、せいさん、すばらしい。(笑) 美和が馬車を降りると、御者たちも逃げ去って、誰一人いなかったのには、笑いました。(笑) 来週は、三田さんに続き江守さんですか、ここに来て、大物を投入してきましたね。(笑)
それでは来週も、自分の志を世に問い、温かいまなざしを忘れず、未来に希望を持ち、皆がちぃとでも生きやすい世を目指し、西欧諸国に肩を並べるだけの国力をつけ、志を貫き、行動を起こすのみと命がけで意見し、国のために働き、世を見直す力を養うためにまずは学び、世のために役立つ人間となるよう行動する前によく考え、全身全霊で新たな仕事に打ち込む、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、日本中の人たちに、未来を見せてやることができるじゃんね。
「力では何も動かせん。もし動かせるもんがあるとすれば、それは心なんでは、ないでしょうか」 CATCH A DREAM!! |
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