投稿日:2014年08月29日 (金) 19時00分
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みなさん、グッド・イヴニング。 急に朝晩、冷え込むようになってきました。 皆様、風邪を召されませんように。
『ホットロード』観たんですね。 アキのキャラを破る、とかって書いてあったけど、難しそう。(笑) そういえば、バラエティで観たけど、彼女のフリートーク、ひどいはひどいけど、少しだけ、上達したような気がしました。(笑) 柴咲コウさんが出演する映画なら、それだけで、どんな内容でも惹きつける魅力を秘めていますよね。 早く『ガリレオ』シリーズに帰っておいで。(笑)
さて、『花子とアン』、今週は、何といっても、我らが朝市の結婚ですよね。 思わず、朝から拍手しちゃいましたよ。(笑) ももとだと、もっとよかったんですけど、こればっかりは縁のものだからね。
話を戻して先週の土曜日から、『こどもの時間』は順調なようです。 どうやら、放送直前にはなが手を入れて、逓信省の許可を取りなおしているようです。 毎回続けば、普通、はなが手を入れてから、許可を取るようにするもんですけどね。(笑) 逓信省って、どれくらい強力な権限を持っているんでしょうね。 室井文士のように、いきなり、マグマがどどぉーん、なんてやったら、大変なことになるのかな。(笑)
はな宛の手紙やはがきも、放送局に届くようになりました。 束の中で1枚だけ読めというように、はがきの文面が表になっていましたが、黒沢の計らいかな。(笑) それは、入院してふさぎ込みがちな息子が、はなの放送を楽しみにしている、というものでした。 こういうはがきは、嬉しいし、励みになりますよね。
一方、ももは、かよのところに住む決意を固め、村岡家に荷物を取りにきました。 英治は、姉妹とケンカができるももがうらやましい、といいますが、今の境遇の彼女にこれはないよね。 励まそうというだけの悪気のない発言でしょうけど、とことん空気が読めないのね。(笑)
はなの新刊を渡そうと書斎に入った英治が、歩の写真が置きっ放しになっていることに気付きました。 よりによって、こんな日に忘れるなんてね。(笑) それをももに持たせたのは、英治のナイス・アシストでした、やればできるじゃん。(笑) ところで、この写真、厚紙にでも貼り付けないと、折れ曲がっちゃうよね。
ももが、はなを訪ねると、ちょうど、原稿の訂正を依頼しているところでした。 修正の内容は、最後のあいさつに、ごきげんようを加えることでした。 有馬は、逓信省の承認が取れないからと、拒否しました。 黒沢は、逓信省の許可といっていましたよね。 おそらく、逓信省の権限がより強い、許可が正解じゃないでしょうか。
なんとここにきて、漆原の妻が、修和の出身だ、ということが分かりました。 はなが、給費生だ、ということも知っていました。 これは、履歴書を見た漆原が、妻に聞いたんでしょうね。 修和では、給費生は他の生徒と、厳然と差別とまではいかないにしても、区別はされていたみたいですね。 もしかしたら、毎年、卒業生名簿が送られてきて、給費生の名前の頭には、マル給と書かれていたりしてね。(笑)
いずれにしても、今回の変更は、はなのわがまま以外のなにものでもありません。 逓信省の許可がいることは分かっているんだし、今回の原稿の内容とは直接関係ないんだから、次回の放送からにすればいいだけじゃん。 聴取者の評判がいいからって、ちょっと、図に乗っているよね。(笑) だからといって、漆原の給費生を見下す発言は、許されるもんじゃないけどね。
それにしても、ごきげんようには、祈りが込められていたのね。 これは、目から鱗ですよね。 美輪さんは、どんな祈りを込めているのかな。(笑) それにしても、ライオンやひひが逃げるって、京都や大阪の動物園は、何をやってるんでしょうね、こぴっとしろし。(笑)
そうそう、朝市と武が観た演芸会での、はなのものまねは、よかったですね。 笑っている観客はみんな、はなのラジオ番組を聴いたことがあるということですよね。 かなりの人気番組になっていく、ということですよね。
話は戻りますが、ごきげんようのやりとりを聞いたももは、村岡家に住むことに決めました。 ごきげんようが、ももの心にもすぅーっと入ってきて、胸が温かくなったからだそうですが、ほんまかいな。(笑) ももは、置かせてもらう代わりに家の仕事をすることになりました。 これって、住み込みで無給の家政婦を雇ったということですよね。 まさに、持つ者が、持たざる者から労働力を搾取するという、宮本が最も憤るべき状況じゃんね。(笑)
それから数日後、ももの悲鳴にはなが駆けつけると、絵描きさんが庭に闖入していました。 工場から出てきた英治と揉み合いになります。 この日のアクション指導は、このためのものだったようです。(笑) 決して怪しい者じゃないという絵描きさんに、いやいや、君十分怪しいよ、という英治に笑っちゃいました。 はなが向学館のバイトで、まだ小間使いさんと呼ばれていたときに、翻訳する彼女のために英治が、修和に英和辞典を取りに行って、白鳥様に投げ飛ばされたことを思い出しました。(笑) あの時の誤解だと言い訳する英治と、絵描きさんが重なりました。 絵描きさんの方が、悪質ですけどね。
絵描きさんから、好きだからモデルになってほしい、といわれたももは家を飛び出し、『カフェータイム』に駆け込みました。 これ、想像以上に、二つの建物は近くにありそうですね。(笑) 逃げ出した理由は、男性から初めて好きだといわれたからでした。 森田くんは、一度もいわなかったのね。 吉平の森田くんへの評価との落差が、どんどん広がるなぁ。
それにしても、かよからまた変な絵を描くんじゃないかと突っ込まれた絵描きさん、今度はちゃんと描きますって答えちゃいましたよ。 変な絵だって、自覚してたんだ。(笑) そんな絵を、最初はももに売りつけようとしたんだよね。 こいつは、人のよさそうな顔をしているけど、要注意でっせ。(笑)
で、次のシーンでは、いきなりモデルになっていました。(笑) もものすべてが知りたいから、と好きな色や季節を聞く絵描きさん、気持ち悪う〜。(笑) 太陽に輝く緑色、これがももだ、と描いた絵は、まともな肖像画でした。 甲府時代の着物みたいですね。 気になったのが、描かれたももの黒目のところに浮かんだ白い点です。 これって、カメラの前に立った俳優の目にライトが映っている状態と一緒です。 自然光の中じゃ、あんなに白くはっきりした点は、映り込まないでしょ。 きっと、カメラの前に立つももの画像を、ストップモーションにして描いたんじゃないでしょうか。(笑)
調子こいた絵描きさんは、ももに結婚を申し込みましたが、断られました。 これはもう、お約束ですよね。 はなも最初は断ったし、かよも郁弥の求婚に逃げ出しちゃったからね。 ふじは、あっさり受け入れちゃったけどね。(笑)
でも、ここでめげなかった絵描きさんの勝利でした。 この絵は本当の自分じゃないというももに、過酷な生活の中でも、生きようとする強さを持ち続けたそんな強さに惹かれた、その気持ちをこの絵に込めた、と訴え、あっさり陥落させちゃいました。 しかし、みんなこれでいいのか、会ったばかりの、素性も気性も分からない男との結婚を認めちゃって。(笑) これじゃ、森田くんとの見合いと変わらないじゃん。 あきらかに、見た目の人のよさに騙されてるよね。(笑)
それから1年後の昭和8年夏、臨月のももは、村岡家の近所に家を借り、相変わらず、家政婦として労働力を搾取されていました。(笑) 宮本は、いったい何をしてるんだ。(笑) 結局、ももの肖像絵は、展覧会に出品され、3等賞だったのね。(笑) 家に飾ればいいのに、青凜社の壁に掛けられています。 なぜなら、絵描きさんは、なんと青凜社で働いていました。 人を雇う余裕があるようには、みえないけどね。(笑) そうそう、トッパさんは、出版会社じゃなくて印刷会社でしたね、失礼しました。
そんなある日、朝市が村岡家を訪ねてきました。 生徒の綴り方を本にして欲しいという依頼に、英治は快諾。 ちょいちょい、慈善事業じゃないんだからね。 こんなの売れないだろうし、朝市から製作費をもらうしかないんだけど、大丈夫なのか、心配になります。(笑)
で、もう一つの目的が、冒頭にも書きましたが、結婚報告でした。 ももまで呼んで改まって切り出せば、結婚話か、って思うのが普通だけに、はなの大げさな驚きようが鼻に付きました。 あの嬉し涙も、そらぞらしく感じられたなぁ。 腹心の友なら、まず、こんな反応はしないんじゃないかな。 結婚相手の顔が、はなに似ていなくてよかった、と思った朝市ファンは多いはず。(笑) 嬉しさの余り、近所中に触れ回るリンさんの姿が、目に浮かびました。(笑)
そして、歩と同じ9月13日、ももが元気な女の子を出産しました。 名前の候補、女の子なのに桃太郎って、ありえないから笑えないよね。 その右横の緑子の方が、笑えました。 ももには緑色が似合う、ということからの発想だとは思うけど、どうしても和枝さんを思い出してしまいます。
結局、美里と名付けられました。 第1回放送の冒頭、空襲を受け、はなと一緒に防空壕に逃げた娘の名前が、美里でしたよね。 ももちゃんが亡くなって、やむを得ず養女にしたのかとドキリとしましたが、健在でほっとしました。 それにしても、養女にした理由がひどすぎました。 これに関しては、後ほど触れたいと思いますが、忘れたらごめんなさいね。
それから3か月後の昭和8年冬、はなは漆原からの、今でいうパワハラを受けていました。 いつものように、はなが原稿を修正していると、急に別の原稿に差し替えられました。 だから、ニュースの概要だけ見せて、はなに原稿を書かせればいいのに、学習しない人たちですね。 それに、もし、はなが中途半端な状態で原稿を読んで、番組がバタバタになったら、自分だって、責任を取らされるのにね。 もっとも、こういう人種は、黒沢にすべての責任を押しつけるんでしょうけどね。 でも、なんとかはなは、その軍用犬のニュースを手早く直し、逓信省の許可を受けて放送しました。 どうせやるなら、放送の30秒くらい前に、さっとはなの原稿を取り上げ、別の原稿を目の前に置くくらいじゃなきゃね。(笑)
その日の放送を終えて、はなが家に戻ると、何と絵描きさんが結核に罹ったので、しばらく美里を村岡家で預かってほしい、とももにいわれました。 疫痢のときもそうだけど、伝染病なんだから、美里ともも、はなと英治は、病院にいって、感染の有無を確かめないと。 放送局に蔓延させたら、それこそ大変だからね。 そういう危機管理まで描く覚悟がないんなら、もっと、あたりさわりのない病気を持ってこないとね。 転地療養という状況を作りたいがためだけに、安易に結核を持ってきたのが、みえみえですもんね、こぴっとしろし。(笑)
まあ、これも養女のための伏線といえないこともないんでしょうが、この養女問題、割り切れないなぁ。(笑) とにかく、後に養女となる美里のために、英治が犬を拾ってきました。 わざわざ、コートの中に入れて隠さなくてもね、犬が可哀想。(笑) それにしても、英治のコートも帽子も高そうでしたね。 はなの稼ぎで、買ったんだろうな。(笑)
そして、またまた5年の時が流れ、昭和13年夏を迎えました。 陽子が16歳、お母さんおはよう、って真央ちゃんに代わったときですね。 この秋、自転車での通学途中に、そば畑で徳子さんと出会うのよね。 糸子は、オハラ洋装店の店主として、この前年に長女優子を出産しています。 め以子は、子役が入れ替わったのが昭和15年なので、3人の母として、まだ創作料理の投稿に燃えている頃ですかね。 ちなみに、梅ちゃんは、まだ9歳でがす。
絵描きさん、もう出ないと思っていたのに、なんと完治して完全復活です。(笑) ももは、もう一人、赤ちゃんを産んでいました。 名前くらい教えろし。(笑) 愛犬テルも、大きくなりました。
ここまでは許せるけど、美里の養女の件だけは許せん。 はぁーん、ももと絵描きさんのたっての願いで村岡家の養女に、ってありえないでしょ。 お腹を痛めて産んだ子を、喜んで手放す親なんているわけないじゃん。 何の支障もないし、結局、はなの代わりにももが面倒をみているんだしね。 恩を高く売りつけ、ももたちの弱みにつけ込んで、奪い取ったに違いないっしょ。 そうじゃないと、ももが財産目当てで子供を送り込んだ性悪女だと思われかねないじゃん。
はなは、自分のことをお母ちゃまと呼ばせているけど、美里は、実の母親のことを知らないのかな。 ていうか、自分の娘を姪として、しかも自分が家政婦のようにその面倒をみるももの気持ちを考えると、いたたまれません。 庭にも、おしめが干してあるということは、村岡家の家政婦をしながら、美里と赤ん坊の面倒をみているということですもんね。
そんな村岡家に、梶原とスコット先生がやってきました。 二人、結婚したのかと思ったけど、そうでもないみたいね。 梶原は、やはり富山先生と結婚したのかな。 スコット先生は、まだ修和にいて、聡文堂も手伝っているようです。 もうそろそろ、校長になれるんじゃないの。(笑) しかし、しつこいけど、日本に来て数十年、未だ日本語を語らないこの人たちって、いったいなんなの。(笑) こんなんで、手伝いできるのかな。
もっとも彼女、数十年前から、全く年を取っていないかのような美貌ですし、いたしかたないのかもね。(笑) 外国人俳優に老けメイクって、御法度なのかな。(笑) それはともかく、彼女の用向きは、スコット先生推薦、『パレアナ』の翻訳でした。 相変わらず、著作権の認識はゼロでがす。(笑)
その頃、宮本家では、大きくなった純平くんが、少年航空兵を希望しています。 茂樹兄ちゃんも、この頃は、海軍飛行予科練習生の試験勉強に励んでいるのよね。 子供たちが空に憧れる、そういう時代なんですね。 宮本は、戦争を終わらせるために、反政府活動を行っているみたいですね。 そんな根性が、あるようにはみえないけどね。 今度こそ、吉太郎に捕まえられるのかな。
そんなある日、この時代の悪役の定番、大日本国防婦人会が登場。(笑) テルを軍用犬として、連れて行きました。 この名を聞くと、官兵衛を思い出しますよね。 やたら『こどもの時間』で軍用犬の話をしたのは、このためだったようです。 この、犬が連れて行かれるシーンは、切なかったなぁ。 もう、戻ってこないんだもんね。 珍しく、トッパさんと感想が一致しましたね。(笑) というか、そう思わない人の方が、珍しいか。(笑) そうそう、別れを嘆くテルが立ち上がったとき、オスだ、と思った人も多いよね。(笑)
テルがいつ帰ってくるのか聞く美里に、はなは本当のことがいえませんでした。 毎日、テルを待つ美里の気持ちが痛いほど分かるだけに、辛いなぁ。
はなも、嘘をついてしまったことを後悔しています。 そんなときにやってきた吉太郎が、テルが戻ってこないことを美里にいってしまいました。 まっすぐな吉太郎らしいよね。 襟章、星が三つになっていましたね。 はなのサインを照れながらもらうところも、よかったです。
はなは、軍用犬のニュースを思わず、テルの話にすり替えてしまいました。 電波の私物化ですから、厳罰は免れないところですが、まさか、吉太郎の上司に助けられる、なんてことないでしょうね。(笑) そうそう、功労賞は子供には難しすぎるぞ。(笑) 明日以降の展開が、楽しみです。、
さて、第21週の関東地区の最高視聴率は、ももが作った石狩鍋からは湯気も立たず、『ごちそうさん』と違って、全然おいしそうに見えなかった22日(金)の24.3%と持ち直し、もちろん第1位でした。
関西地区の最高視聴率は、忙しそうだから、自分が一緒に暮らさなくても、はなは寂しがらないというももに、かよが、はながあんなに仕事をするようになったのは、歩が死んでからだ、と話して聞かせた23日(土)の22.7%と持ち直し、余裕の第1位でした。 名古屋地区の最高視聴率は、はなが、ごきげんように、全ての人たちが、明日も元気に、無事に、放送を聞けるようにという祈りを込めたい、と漆原たちを説得し、もものかじかんだ心をも融かした23日(土)の25.4%で第1位でした。 名古屋は、好調を持続しています。
『軍師官兵衛』の第34回は、関東地区が13.0%で第20位と激落しました。 ちなみに八重の第34回は、関東地区で13.4%でした。 第34回までの全平均は、官兵衛15.91%、八重15.09%です。 名古屋地区は、17.7%で第8位と、いずれも下がりました。 関西地区は17.4%と若干回復しましたが、第5位と1ランクダウンでした。
今回は、久し振りにドラマって感じがして、おもしろかったです。 主役は、吉川元春でしたね。 ちょっと、格好よく描きすぎじゃない。(笑) わしの命、役に立ったか、って、くぅー、見事に着地を決めてくれました。
だいたい、元春の軍が参戦するか否かが、九州征伐の成否の鍵ってのが、ないよね。(笑) 輝元なんて、完全無視されちゃったもんね。 元春が参戦したとき、隆景が思わず、どんな手を使った、と官兵衛に向かって叫んじゃいましたよね。 でも、何の策も弄していないのよね。 面と向かって、命の使い道を説き、命をくれといっただけなのよね。 これで、軍師官兵衛っていえる!?(笑) もっとも、この場面は、迫力があって、見応えがありましたけどね。 ただ、元春が死んで泣くのは、ちょっとねぇ。 そんな、いい奴じゃないでしょう。(笑) ただの一つの駒、捨て石としか思っていないよね。(笑)
『官兵衛紀行』では、沼や水田に囲まれた宇留津城攻めの際、犬が浅瀬を渡るのを見て、攻め口を発見し、落城させた、といっていましたよね。 こういうのが、軍師としての見せ場なんじゃないかなぁ、と思いますけどね。 ここを描かなきゃ、どこを描くの、って感じがします。(笑)
その官兵衛が、九州征伐に際し、長政をスパイとして、秀吉や三成のそばに送り込みましたけど、これは失敗じゃないでしょうか。 きっと、逆に、黒田の情報を吸い上げられるよね。(笑) 早速、茶室では、頼みの又兵衛を引き離して、長政の孤立化を図ったあたり、お見事としか、いいようがありません。
家康が、ついに上洛しましたね。 このドラマだと、秀吉の母、大政所のなかが人質に送られて、決心したように見えますよね。 もちろん、暗殺を恐れていた家康にとって、それは大きいとは思いますけど、これは多分、振り上げたこぶしをおろすきっかけだったんじゃないでしょうか。 さりげなく語られた、石川数正を調略されたことの方が大きかったんじゃないでしょうか。 でも、このドラマでの軽い扱いは、官兵衛が関わっていないからなんでしょうね。(笑)
まともにぶつかりあえば、多くの兵を失うし勝てる確証もない、年の差を考えて、ここで恩を高く売れるだけ売って上洛し、ナンバー2の座を確実にした上で、機会を待つ決断をしたんでしょう。 とまぁ、私の勝手な想像はともかく、上洛を決意するに至った背景というか、家康の心理描写をしてくれないと、薄っぺらになっちゃいますよね。
次回は、いよいよ家康が、秀吉の陣羽織を賜る場面ですね。 寺尾家康が、どう演じるか、楽しみです。 でもそうなると、今回、家康が秀吉に頭を下げたのは、公式の謁見の場じゃなかったということなのかな。 ちなみに、謁見の前日、秀吉が、家康の宿舎を訪ねて頭を下げ、明日は、みんなの前で横柄な態度をとるが頭を下げてくれ、と頼み込むのが、ドラマの定番なんですけどね。 このシーンは、今回の対面で、意味がなくなったので、描かないのかな。
しかし、朝日姫もなかも、とうとう出ませんでしたね。(笑) 妹を離縁させて家康に嫁がせる非常さも、母に女手一つで育てられたマザコン秀吉が、なかを大坂城に住まわせ、畑を作らせるなどいいなりになるといった溺愛振りも、全く描かれませんでした。 それで、母を人質に出す決断をした秀吉の泣く姿を見せられても、こちらに、その悲しみが全く伝わってきません。 どうも、このドラマは、視聴者がある程度の知識を持っていることを前提にして、それに甘えているような気がしてなりません。 もう少し丁寧に描くか、逆に秀吉の葛藤を完全無視するか、とにかく中途半端な描写はやめてほしいものです。
一方、小六の死に顔に、起きろ、起きろ、とビンタする秀吉は、よかったです。 悲しみが、伝わってきました。 しかし、見舞いに行った光が、まだ顔色がすぐれませぬって、病人にそれはないよね。(笑) 顔色がとてもよくなったけど、病み上がりだから無理をするなとか、いいようがありそうなものですけどね。
この時も、官兵衛は、ドライでしたね。 官兵衛を生涯の友といってくれた小六の死に際して、殿下の天下を目前に、なぜもう少し待てなんだ、と自分のことしか考えていませんでした。 だから、その後の目に浮かぶ涙の嘘っぽいこと。(笑)
ところで、島津の家臣、鋭かったですよね。 宗麟め、性懲りもなくデウスの神にでも祈っているであろう、ってまさにビンゴ、是非とも重用すべし。(笑)
豪華絢爛な大坂城のようなところに一度は住みたいという糸、全く黒田家の倹約の精神が伝わっていませんね。(笑) その糸に、侍女かと思った、といいながら笑った茶々の表情、よかったですね。 悪女の片鱗を見せてくれました。 その茶々、次回から本領を発揮してくれそうですね。 その演技が、楽しみです。 互いに引かれ合う家康と官兵衛にも、注目ですね。
それでは来週も、天下のために命を使い、何事にも人に教えるほどまで詳しくない、との謙虚な姿勢で度量の大きさを示し、この男には逆らえないと思わせ、戦わずして勝つ、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれし。
「どうかな、裏切りによって家中が乱れるか、それとも、かえって結束が強まるか、それは主君の器次第」
「軍師官兵衛殿の噂は、聞いておる。是非、会いたいものじゃ。そういっていたと、伝えてくれぬか」 ごきげんよう さようなら |
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