投稿日:2013年12月13日 (金) 22時02分
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みなさん、こんばんは。 寒い日が続きますね。 こちらは、積雪はありませんが、低気圧の影響で、台風に近い強風が吹いています。
また、兼六園のすぐ近くにクマが現れて、ちょっとした騒動になっています。 爪痕、足跡など痕跡があるので、いるのは間違いないみたいですが、どうやって、まちのど真ん中まで出てきたのか、不思議です。
今年の漢字、私は『空』ですね。 夏から秋にかけて、あちこち出掛けすぎて、財布も通帳もカラになってしまいました。 しばらくは、クマのように冬眠を決め込みます。
さて『ごちそうさん』、今週は、切ないですね。 予告編でひげ面の男に騙されることを知ってしまいましたもんね。 悲しき恋の結末に、抜け殻のように傷ついた和枝さんは、見たくありませんでした。 それにしても、安西教授の名前を騙るばかりか、教授の部屋にまで勝手に上がり込むとは、ひどすぎますよね。
このひげ面の男、今、堺雅人さん主演の人気ドラマ『リーガルハイ』にも弁護士役で出演しています。 しかも、その同僚が千香ちゃんこと黒木さんなんです。(笑) そういえば、今月に入ってドラマは、続々最終回を迎えますが、『亀田音楽専門学校』も、昨日ちらりとだけ観ましたが、来週で最終回なんですね。
ところで、恋する和枝さん、とってもチャーミングでしたね。 「先生がうちにあいさつに来はるて」 そういって腰を抜かす腑抜けた和枝さん、希子のタックルにあえなく倒されてしまいました。(笑) 希子は、着物を選ぶお静さんにも、お母さんがお嫁に行くんちゃうんですよ、とツッコミを入れてましたし、たくましくなりましたね。 とにかく、一人を除き和枝さんの幸せを願い、お静さんだけは自己中心的に(笑)、一致団結して頑張ることになりました。
「せや、あんさんら、お静さんのことは『お母はん』って呼んでな」 「ちゃんと悠太郎さんの嫁らしゅうしはって」 衣食足りて礼節を知るというか、幸せになると、お静さんもめ以子も認めちゃうんですね。(笑) 通天閣は、和枝さんから、二人の祝言について一筆取ったんでしょうかね。(笑)
め以子に、一緒になっても故郷の味を作ってもらえるって伝わりますし、と冷やかされても、否定しないし、移築、いや結婚する気満々でしたもんね。 だからこそ、自分の過去や西門家の実状を正直に話したんでしょう。 亡くなった子供の墓前で、恨みを力に気張る人生をやめて、今度は優しゅう撫でてやる生き方を選ぶ、と誓ったのに。 金のために、そんな和枝さんの気持ちを弄んだあの男は、許せませんね。
ただ、貧乏人のせがれで、東京で銀行家の馬番をやって、盗むように金のことを覚えたのは、本当なんじゃないでしょうか。 方向性は違いますが、彼にも、彼なりの恨みを力に気張る人生があったんでしょう。 朝ドラなので、きっと更正してくれると信じたいです。 『カーネーション』のスリ集団みたいに、悪人のままフェイドアウトしませんように。
和枝さんも、あんな焼氷に毛が生えたような、まがい物の石にころっと騙されるなんて。 いや、もしかしたら、薄々は気付いていたのかもしれません。 でも、投資話を断ったときに、信用されず傷ついた、とかいわれて、結婚話が白紙になる、とほのめかされたからこそ、愛のために投資したんじゃないでしょうか。
ひげ面の男の話を聞いてすぐに、儲かりそうな事業やりそうな人に出資した方がいい、という主旨を理解した、お静さんって、頭いいですね。 見直しました。 でも、お静さんも、惚れた旦さんからこんな話を持ちかけられたら、騙されたでしょうね。 和枝さんも、家族の誰かが、同じ境遇になったら、冷静にやめろ、と諭せたことでしょう。
倉田さんは、本当にいい人ですね。 お見合いで顔を潰されたのに、和枝さんのために親身になってあげています。 最初は、策士なのかと思いましたが、全然違いました。 なんで、和枝さん、投資する前に一言、倉田さんに相談しなかったんでしょうね。 騙された後でも話を聞いてもらえれば、自殺を企てたりしなかったでしょうに。
捨蔵師匠、西門家の敷居をまたいでしまいましたが、父親らしく和枝さんを助け出しました。 「お前はええ子やった。まじめなええ子やった」 「お前の悪いのんは、心やない、運でもない、親や」 しかも、全部、自分が悪者になって、プライドの高い和枝さんの心を楽にしてあげようとしました。
その点、たくましくなった希子は、ストレートでしたね。 「お姉ちゃんがええことないんは、お姉ちゃんの心がいびつやからと思う」 希子の言葉は、通天閣の胸にも響いたんでしょうね。 「今日はおおきにって、今逃げて行ったじいさんにもゆうといてください」 少し、父親との距離も縮まったんじゃないでしょうか。
和枝さんの儲けた5千円って凄いですよね。 通天閣の初任給が、手取りで75円。 よくわかりませんけど、仮に現在の初任給が手取りで15万円とすると、今なら1,000万円儲けたことになります。 詐欺集団の稼いだ額が50人の被害者で100万円以上ですから、私の仮定に基づく計算では現在の価値で20億円以上、やってくれますね。 一人当たりの平均被害額は2万円なので、和枝さんの被害額は少ない方だったと慰めるしかないですね。 全員、結婚詐欺なのかな。
その詐欺集団の首謀者の正体をあばくために、唐突に登場した竹元教授、いい味を出してくれますね。 「何だ、この人の心を惑わす、罪深い黒い魔女は」 「あの、夢とうつつの間を行き交う先生な」 この表現、室井文士に聞かせてあげたいですね。(笑) 大五の料理を豚に真珠に例えたことを思えば、格段の進歩ですね。(笑) 暑い暑いとわめき、課長の扇風機を横取りしながらも、スーツはしっかり着こなしているところも、可愛いですね。 大阪市の都市計画事業の監修を頼まれたところをみると、これからも登場してくれそうです。 民ちゃんも、早くこっちに来てぇー。(笑)
「今までの方が猫被っとったんちゃうか」 「根はまじめで几帳面な人やろ、あの人。大事にされたら、ええ奥さんになるんとちゃうか」 さすが小さな巨人、大村さん、いいとこ見てますね。 独身なのかなぁ。 もしかしたら、和枝さんとくっつく伏線かも。(笑)
ところで、先週は、お静さんの見事な演技に、すべてを持って行かれました。 「弱い人やと思う。ずるい人やと思う。実のない人やと思う」 「けど、あの人より優しい人を、うちは知らんのや」 せっかくのいい話を、め以子が、自分と通天閣の話に強引にすり替えてしまいました。 頼むから邪魔せんといて、と心からお願いしたのに。(笑)
「それから伝言です、お静さんから。ハモニカごちそうさん、だそうです」 この一言で、捨蔵師匠の苦労も報われましたね。 この間接フリーキックが、二人のいい距離感を表していますね。
嫁はん気取りの年増こと長屋の女に嫉妬しているお静さんが、可愛いかったですね。(笑) ちなみにこの二人、以前、捨蔵師匠の意を受けて、長屋の女がガスの実演を口実に、西門家を偵察したときに対面していますよね。 あの時は、め以子を和枝さんが追い出したか否かを、二人して長屋の女に訴えていましたね。 あー、長屋の女、長屋の女って面倒くさい、いいかげん、名前を付けてもらえませんかね。(笑) とにかく、あの時は、お静さんにも何のわだかまりもないように見えましたけど、まだ、長屋の女のことを知らなかったのかな。
そのお静さん、これまでの着物を売り払って、殊勝な態度を見せといての、新しい着物の大人買い。 魚島季節のときの和枝さんのフェイントといい、ほんとにこの二人、煮ても焼いても食えませんね。(笑)
ところで、め以子は、あっさりと妊娠しちゃいましたね。 夜中おっきい人らが、どったんばったんしてはったさかい、ってあの時にできたんでしょうか。(笑) これがまた、和枝さんのつらい過去を呼び起こさせてしまうんでしょうね。
今週一番受けたのは、料理はいわし尽くしで、という和枝さんの提案に、思わずめ以子が口走った「ぎょ!ぎょ!ぎょ!」でした。 そういえば、お見合いの席で、いわしが苦手といっていましたよね。 でも、特にいわし嫌いになったエピソードがあるわけでもないみたいですね。 それに、はじめて天満天神市場に行ったときは、手々噛むいわし、の売り声に指を差し出したりして、興味津々でしたけどね。
いわしは、今週のメイン食材なので、和枝さんがめ以子に調理法を教えることによって、心が通いそう。 氷で出した玉露って、全然イメージが湧かなかったんですけど、和枝さんがめ以子に教えているのを見て納得しました。 和枝さん、相当な料理の知識と腕を持っていそうです。 性格どおり、調味料の分量とか、きっちり量って作るんでしょうね。(笑)
今週一番の驚き、錦糸玉子が、たこ糸玉子になるって、、、 おまけに、ささがきもできないって。 というか、これが本来のめ以子ですよね。 これまでの、料理の達人め以子のほうが、私は違和感がありました。 どうも、このあたり、一貫性がないのが不満です。
今日、最後の和枝さんの涙、切なかったです。 東京編の最後の方で、イクさんが、め以子に天ぷらを教えていましたよね。 ちょうどいい塩梅の油の温度だと、落としたタネが一旦、底まで落ちて、すぐに浮き上がってきました。 人生も、ちょうどいい塩梅になるためには、一度、底まで沈んで浮かび上がることが必要なんですよ、きっと。 だから和枝さんも、底まで落ちてもあきらめることなく、立ち直って浮かび上がれば、きっと、適温の人生を楽しむことができるはず。 早く、前を向いて歩いてほしいです。
さて、『ごちそうさん』第10週の関東地区の最高視聴率は、米冨紡績の株価が暴騰して、喜びのあまり和枝さんが顔を洗いに行った2日(月)の24.5%で、フィギア女子フリーの23.1%を抑え、またまた第1位を獲得しました。
全視聴率を紹介しますと、月〜土の順に、24.5%、23.3%、23.7%、23.8%、24.0%、21.1%と土曜日に急落しました。 奇跡、奇跡とあおって、金曜日で一応完結したので、興味が続かなかったんでしょうね。 結果的に、作戦ミスでした。 第10週の平均は23.40%と23%超え、全話平均は21.94%と、次週にも22%を超えそうな勢いです。 『あまちゃん』の最終週ですら、平均が22.98%ですから、先週の平均視聴率が、いかにすごい数字か、おわかりいただけると思います。 昨日も24.7%と事実上の最高記録を更新するなど、このままいくと今週の平均も新記録となりそうです。
名古屋地区の最高視聴率は、おばあちゃんと希子が小さな奇跡への一歩を踏み出した5日(木)の21.2%と、フィギア女子フリーやサザエさんなどに破れ、第5位に沈みました。 視聴率自体は、前週とほぼ同じだったんですけど、まわりが強過ぎました。 関西地区は、なぜかお獅子の動きを会得していた通天閣が、室井文士の頭に噛み付くところが、ベッチャー祭りを想起させた6日(金)の23.1%が最高で、4週連続で第1位です。 名古屋だけ体温が低いところが、気掛かりです。(笑)
『八重の桜』は、関東地区で12.2%と、下がっちゃいました。 そんなに悪い内容じゃなかっただけに残念です。 ただ、いつの間にか、女宣教師と和解していました。 熊本バンドとの関係もそうでしたけど、説明がないまま、登場人物のキャラ設定や人間関係が変わってしまう、というのも視聴率低迷の一因ですね。
覚馬さん、容保公と、ドラマを支えてきた方が、亡くなりましたね。 二人とも、ご家訓を全うし、京都守護職として幕府を支える道を選んだことを悔いていました。 そのことが、会津を地に追いやったのですから、当然といえば当然ですが、容保公までそれじゃ、彼の決断を信じ、亡くなった人達が、浮かばれません。
当時から、京都守護職を辞するよう提言し続けた西郷頼母さんの先見の明には、敬服します。 もっと、もっと評価されてもいいんじゃないでしょうか。 最終回には、その頼母さんや諸悪の根源(笑)慶喜公が登場します。 やっぱり、八重さんは、老けメイクはしないみたいですね。(笑)
それでは、来週も、誰よりも先を見て、一国の、いや世界の良心となり、いかなる力にもその知恵で抗い、道を切り開いていく、そんな気概で仕事がんばってくなんしょ。 「新しい知識はいつも、あんつぁまが持ってきた。あんつぁまの目は、人よりも先を見ていて、まわりの人がどんなに反対しても、進むべき道はこっちだと言い続けてきた」 安倍首相の今年の漢字も夢、CATCH A DREAM!! |
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