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[7341]本当のわたしへ 投稿者:まっくん

投稿日:2015年05月15日 (金) 18時27分

みなさん、こんばんは。
また、台風が北上しているんですね。
今度は、はずれていきそうで、よかったです。

さて、今週の『まれ』は、何といっても、火曜日の回でしたね。
その衝撃的な内容は、季節外れの台風よりも、はるかに強烈なインパクトを視聴者に与えました。(笑)
おそらく、ほとんどの視聴者の方が、ツッコミを入れた、そんな旅立ちの回でした。(笑)

冒頭は、主題歌もタイトルバックもなく、ただ、送別会の映像を背景にして、出演者などのクレジットが出るだけ。
そして最後の場面、バスに乗った希を見送る藍子さんたちの映像に、主題歌を重ねてきました。
そのスタッフの力の入れ方と、空疎な内容の乖離に、失笑を禁じ得ませんでした。
俳優陣は、みんな頑張ってるんだから、脚本、こぴっとしっかりしろし。

それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。
徹は、藍子さんに、幸枝さんの体調が悪いのではないか、といいました。
それを聞いた藍子さんが飛び出そうとすると、「ボンソワール」と幸枝さんが、夫のジュリアンを連れて戻ってきました。
みんなが起きる前に目覚めても、車がないんだから、どこにも行けんじゃんね。
バスだって、動いているかどうか、怪しいものです。
結局、小松空港まで、迎えに行った、という設定なのかな、まさか、成田や羽田じゃないよね。(笑)
いずれにしても、無理ありすぎ。(笑)

ジュリアンは、日本語がうまいねぇ。
日本で何十年も暮らしたエリーの日本語の下手さが、目立つなぁ。(笑)
エマの恋人も、めちゃくちゃうまかったしね。(笑)

希のキャロットケーキは、幸枝さんの採点で35点、これってなかなかのものだよね。
ジュリアンが、忘れ物といって、幸枝に差し出したのは、20年前に藍子さんたちから届いた披露宴の招待状でした。
幸枝は、その招待状を、いつもそばに置いている、お守りだ、なんてジュリアンはいうけど、そんなものは忘れないっちゅうの。(笑)
こういうパターン、ドラマじゃよくあるのよね。(笑)
もう、これだけで、藍子さんと仲直りするために来たんじゃないことが、見え見えですよね。(笑)

ところが、幸枝さんは、図々しくも、言い訳の手紙を書いて、藍子さんにあとで読むよう、手渡しました。
そういわれても、すぐに読むのは、熊虎さんだけだね。(笑)
藍子さんは、ちゃんと、言いつけを守りました。
幼いあなたとの別れは、本当は、身を切られるように辛いことだったなんて、どの口が、って感じですよね。(笑)
すれ違いざまに、藍子さんのほほを触ったけど、あんなことされると、普通はムカつくよね。(笑)

希の、しかも子供の頃に描いた絵を見て、自分の魔女姫人形だと確信する幸枝、そんなことないっしょ。(笑)
まずは、実物を見せてもらって、例えば、自分がつけた特徴的な傷を発見するなどして、初めて、自分のものだといえるんじゃないの。
自分が売り払ったならともかく、紛失したものが、海を渡って、日本のアンティークショップに並び、それを娘婿が買うって、小説やドラマでも、なかなかないくらいのレアケース、まさに奇跡だよね。(笑)

それより、一番腹が立ったのは、魔女姫人形を手にした幸枝が、希に、あなたが持っていなさい、といったことです。
希から、これはおばあちゃんのものだから、幸枝さんが持ってて、とかいわれたんなら分かるよ。
今は、希のものなんだから、そんな図々しいこと、普通はいえないよね。(笑)
勝手に、退職願を送った件といい、なんで希が怒らないのが、不思議でなりません。
しかも、自分が年を取って、腕に自信がなくなって、店もうまくいかなくなって、逃げてきただけ、来日の理由は、完全な自分本位だもんね。
ジュリアンは、結局、幸枝さんを迎えに来た、ということなのかな。

海が見える風光明媚なところに、藍子を呼び出した希は、パティシエになりたいといいました。
それはいいけど、給料は安いから、最初は仕送りできないって、そんなこと、娘にいわせちゃだめだよね。(笑)
それより何より、私を捨てなさい、はないんじゃないの。
藍子さんびいきの私でも、この発言は、許せません。
幸枝が自分を捨ててパティシエになったように、希も自分を捨てなさい、ということなんでしょうけどね。
ちょっと、きつすぎる言い方ですよね。
希がパティシエになることが、お母さんの夢でもある、とかなんとかいって、送り出してあげればいいのにね。

で、夢を追い求めることを決意した希は、「パティシエへのコツコツ道」という、人生ゲームのお化けのようなフローチャート図を、居間で広げました。
結局、藍子さん以外の意見を求めていないけど、文さん、元治さんを含め、みんなパティシエになることに賛成なんだね。(笑)
文さんなんか、実力つけて、修行させてもらった店を乗っ取れ、とかいってたもんね。(笑)

製菓学校か、就職か、就職するなら、個人の店か、ホテルか、レストランのデザート担当か、メーカーの工場か。
で、出した答えは、技術習得に最適な個人の店、でした。
みんなに相談するわけじゃなく、自分がこんなに綿密にシミュレーションしたんだ、と自慢するためだけに作ったコツコツ道だったんだね。(笑)

で、11月で、あっさり辞表を提出しちゃいましたよ、希は。
そりゃあ、博之さんも怒るわな。
ドS刑事のように、ぐるぐる回るのも、いたしかたないよね。(笑)
無責任にも、ほどがあるもんね。
せめて、3月いっぱいでやめる、くらいなら、まだ許容範囲だけどね。

でも、見方を変えると、希は、馬鹿正直すぎると、いえないこともありません。
職場には、しらばっくれて、こっそりと就職活動をして、お店が見つかってから、辞表を提出するほうが、給料ももらえて、いいのにね。(笑)

一方、博之の対応も、最悪。
これまでに払った8か月分の給料は、ドブに捨てたということ、なんていってたけど、それはないよね。
8か月間は、希なりに全力で仕事したわけだし、つまり、それだけの労働力は提供したんだからね、対価をもらうのは当然でしょ。

おまけに、徹にまで、でっかい夢を追ってるはずの男が、どうしてこんなとこにいる、だもんね。
こんなところって、あんたのいるところと同じじゃんね。
この、相手を完全に見下した物言いは、ないよね。
そんなわけで、仕事を途中で投げ出す無責任な希と、部下が途中退職してしまう自らの責任を誰かに転嫁しようとする博之、どっちもどっちなので、勝手にしてくれって感じでした。(笑)

それにしても、何ら悪びれることなく、まいもんに集まり、同級生たちとパティシエへの道を歩き出すことを祝って乾杯する、希のあまりもの脳天気さ加減に絶句。
おばあちゃんがフランスに来い、といっている、という希に、洋一郎は、フランスのどこや、ロンドンか、と、おそらくはアドリブボケをかましますが、みんな気づかないのか、誰にも拾ってもらえず撃沈。(笑)

一子は、東京に行くかも、という希の言葉に動揺。
この前のオーディション、だめだったんだね。
ていうか、20周年の結婚記念パーティーとオーディションが重なって、一子がパーティーに出られなかった、というエピソード必要なかったんじゃない。
劇中でも触れられず、中途半端なままに終わってしまいました。

希は、圭太にも、電話で、パティシエになることを報告しました。
田舎の強力なローカルネットワークを以てしても、圭太には、その情報が、届いていなかったんだね。
圭太は、弥太郎がいるから、ここで修行しているわけではなく、ここが輪島塗と出会った自分の原点だからだ、といいました。

それを聞いた希は、昔、徹が自分たちの誕生日に買ってくれたケーキを作った店で修行することを決心しました。
夕飯時に、徹に自分の決意を伝え、その店の名前を聞きました。
そうそう、この時、元治さんが抱えていた一升瓶の銘柄は、『海鳴』でしたね。
これは、袖ヶ浜の天野家で飲まれていた銘柄ですよね。
ちょっと、あまちゃんマニアを意識しすぎじゃないかな。(笑)

紆余曲折があって、誕生日割引のあったトモミさんのお店をヒントに、桜木町のケーキ店と分かり、一徹がネットで調べたら、シェ・ミシマというところでした。
希が、早速電話すると、明後日までに面接に来い、といわれました。
市役所に席があるならまだしも、もうプータローなんだから、早いほうが、希としても望むところだよね。
でも、ほとんどの視聴者にとって興味があるのは、シェ・ミシマよりもトモミさんのお店ですよね。(笑)

そして、希は、横浜行きの準備に追われていました。
そこにやってきた同級生軍団が、希を強奪、集会所へと連れて行きました。
初めて、外浦村に連れてこられたとき、海岸まで連れ去られた場面と、重ねてきましたね。

その、村の集会所では、希の壮行会が、開かれました。
三日前に、視聴者の皆様は、さんざん突っ込み、もう腹一杯かと思いますが、一応、いわせていただきますね。
就職が決まったわけじゃない、ただ、面接に行くだけなんだから、何、大げさに騒いどんねん。
いってみれば、一子がオーディションを受けに、東京に行くのと同じだよね。
それなのに、この扱いの違い、一子も、こぴっと抗議しろし。(笑)

みのり情報によると、あの高志が、『天中殺』という店で、バイトしているとのこと。
全然、横浜らしくない名前だよね。(笑)
みのりと高志は、遠距離になってからは、どうやって、コミュニケーションを取っていたのかな。
表情とかも分からないから、やっぱりメールかな。
まさか、みのりの彼氏じゃないよね。(笑)

そして、みんなから、防犯スプレーに泥棒センサー、ミネラルウォーターに日常用品各種に保存食、数多くの差し入れがありました。
あの量は、半分嫌がらせ、という気がしないでもないけど、でも、こうやって自分のことを心配してくれる友達に恵まれてよかったね。

差し入れが入った、大きな包みを背負って家に続く道を歩く希、ほうきまでもらったんだね。(笑)
そこへ圭太が、自転車でやってきました。
圭太からの差し入れは、親方に頼んで漆を塗らしてもらった、彼の輪島塗第一号となる箸でした。
普通なら一子に、あげるんちゃう。
もう、一子とは、心が離れちゃったのかな。
結局、このことは、圭太の兄弟子、井田が、てっきり一子のために塗ったと思い込んで、彼女に話しちゃったのよね。

箸といえば、帰国後、竹原から大阪に向かうエリーに、早苗さんが、すみれ経由で渡した場面を思い出します。
これは、お母さんからのホームワークなんて、いってましたね。(笑)
そんなことより、八島さんの簡素な工程による廉価な箸を売るという業界革新事業は、うまくいっているのかな。
弥太郎さんも、このままじゃ終われん、と力んでいましたけど、そのあたりの業界のエピソードも、すっかりフェード・アウトしちゃいましたね。(笑)

希も、結局、圭太の箸は、嬉しかったのか、そうでもなかったのかも、よく分かりませんでした。
荷物の中にそっと入れていたので、それなりの思いはあるんでしょうけど、最近の圭太との会話を聞く限り、希の彼への恋心が、全く感じられないのよね。

壮行会から、希が帰り着いた桶作家では、完全に嫁ぐ前日の花嫁を送り出す状態になっています。
だから、面接に行くだけなんだってば。(笑)
もし、ミシマの面接がだめでも、横浜を拠点にして、店を回りまくるみたいね。
でも、昨日の今日じゃ、住む家も、見つからんゃんね。
藍子さんは、のと銀行の通帳を手渡しました。
148,148円って、そんなん、敷金、礼金にもならんじゃん。
いくら、子供の頃、家でいちばんしっかりしていたからって、住むところも見つけずに、ミシマの面接以外、何の見通しもなく、横浜へやるって、どんな親やねん。(笑)

心に響いたのは、いつでも帰ってくりゃあいい、という文さんの言葉、だけでした。
とにかく、話の前提が、あまりにも非論理的なので、いくら盛り上げようとしても、心がついていきません。
野菜ジュースに靴下2枚、湯冷め、夜更かし、戸締まり、近所へのあいさつ、その他諸々、テーマソングを背景に、バスを追いかける藍子さんが希に語りかける言葉に、感動すべきところだ、っていうのは、頭では分かるのよ。
でも、前述の理由により、全員集合のエンディングの加トちゃんにしか見えないのが、残念でたまりません。
さっきも書いたけど、もう一度いいます、脚本、こぴっとしっかりしろし。

で、横浜編が、始まりました。
希が降りたところは、夜行バスの停留所といえばここしかない、というくらいのドラマの定番スポット都庁でした。
背景に、『BIG GIG』の舞台装置、三角ビルが、映っていました。
第1回の感想で書いたけど、希が生まれたのが『BIG GIG』の3日後、というわけで、不思議な縁が、あるのよね。

で、山下公園に移動、横浜にたどり着きました。
桜木町を通り過ぎてるけど、まぁいいっか。(笑)
そして、シェ・ミシマを訪ねました。
完全カジュアル、面接であの格好は、ありえませんよね。(笑)
ところが、結局、あさってまでに来い、というのが採用試験で、それをクリアした希は、あっさり合格しちゃいましたよ。(笑)

クリスマスシーズンだけのバイトと勘違いしてないよね。(笑)
それだけでもすごいのに、晋さまならぬ新作ケーキを食べて、目指す味と違う、と採用を辞退しちゃいましたよ。(笑)
シェフが、池畑さんじゃない時点で、働かないか、働いても途中でやめるんだろうな、とは思ったけど、それにしても何たるずうずうしさ。(笑)

希は、そのことを、桶作家にいる藍子さんに、電話で報告しました。
それにしても、藍子さんの、ほんならいっぺん帰ってきなさい、はないんじゃないの。
大半の視聴者は、単に面接に行くだけ、と思っていたのに、横浜への移住へと後押ししたのは、藍子さんたちだからね。
今さら、何ゆうとんねんって感じがします。

希は、横浜のケーキを食べ歩き、修業先を探しました。
もうこの時点で、どこの店でも、お願いしたらすぐに採用してくれる、という前提で動いているよね。(笑)
で、14軒以上のお店を、はしごしちゃいましたよ。
ホールケーキ1個分以上は、食べているよね、もう血糖値MAXちゃう。(笑)
148,148円の預金も、あっという間に、目減りしちゃいましたね。(笑)

で、大方の予想通り、希は、高志のバイト先、中華街の『天中殺』を訪ねました。
そこのマスター珍さんは、何とシェフの孫成順さんじゃありませんか。(笑)
アッキーに続き、『あさイチ』枠二人目の登場です。(笑)
『ちりとてちん』をベースにして、『あまちゃん』を意識して、『あさイチ』におもねる、いやはや困ったもんでがすな。

珍さんは、高志のいいたいことが、分かるんだね。(笑)
その高志が、料理を作ってますよ。(笑)
さすがは、魂で生きる男、高志だね。(笑)
その高志は、バンドをやるため、大学を中退していました。

店内の一角には、なぜか雀卓があり、4人がそれを囲んでいます。
その中の女性が、『天中殺』のオーナー池畑輪子さんでした。
この登場は、『龍馬伝』長崎編での、大浦慶さんこと余さんをほうふつとさせました。
輪子さんも、猫を抱えててほしかったなぁ。(笑)

その輪子さん、いきなり野球拳のポーズをとったかと思うと、占いを始めました。
今日は、筮竹を使っていたし、いろんな占いができるみたいですね。(笑)
希の魂は迷っている、探し物が見つからない、と看破して、そこから先は有料、いやぁ、商売上手だね。
で、有料コーナーで、もうじき見つかるよ、あんたの探し物、といってもらえました。

そこへ激辛タンタンメンと高志からのサービス、裏メニューのケーキが運ばれてきました。
タンタンメンは、唐辛子が、丸ごと乗せられていましたね。(笑)
ケーキを食べた希は感激し、ご近所にあるという、そのケーキを作った店で修行することを決意しました。

「教えてください、店と住所の名前」と希は叫び、それを書いた紙をもらって、店を飛び出しました。
ここ、台本は、絶対に、店の名前と住所、だよね。(笑)
希ちゃん、焦っちゃったんだね。
しかし、誰も気づかなかったのか、気づいたけどいい演技だったので、そのまま流したのか、真相は、藪の中でがんすな。

ただ、希の無銭飲食、これだけは、明白でがんすな。(笑)
それなのに、翌日行っても、荷物を預かっていてくれて、激辛麻婆豆腐を勧めてくれて、珍さんて、なんていい人なんだ。(笑)

で、そのお店に向かって、希は、走る、走る、走る、って全然、近所じゃないじゃん。(笑)
そして、行き当たったのが、本日をもって閉店と書かれた紙が貼られた『マ・チェリエ・チョウチョウ』こと『マ・シェリ・シュシュ』でがんす。
ディスプレイに商品を飾ってないのに、照明を当ててる、なんてありえないよね。
落ち込む希に、このお店はしょっちゅう閉店するという事情を知らせるため、何人もの客が訪れました。(笑)
結局、自分が作ったケーキしか認めない池畑さんが、わざわざ金沢くんだりまで出かけて、高校生たちのケーキに毛が生えたようなものの審査をする、ということが、どうもしっくりこないのよね。

突然に気がふれた希は、店内の商品名からケーキを想像しながら、踊り始めます。
もう、タイトルバックだけで、腹いっぱいなんすけど。(笑)
その頃、桶作家では、いつものご近所さんが集まって、酒盛りです。
徹は、希が連絡一つよこさない、といらいらしています。
そのくせ、みんな、希が高志と出会ったことは知っているんだよね。(笑)
高志が、みのりに知らせた、ということなのかな。
それにしても、娘が圭太と付き合っていたことも知らない浩一って、ホント、何もかも嫁さん任せ、とと楽の代表選手だね。

厨房での二次会のとき、慎一郎が、バナナじゃなくて、りんごを食べていたのが新鮮でした。(笑)
その慎一郎の奥さんが、洋一郎を生んですぐに亡くなった、という話をしていたとき、藍子さんは、初耳って表情を浮かべましたけど、8年間も親しく付き合っていて、それはないよね。(笑)
でも、視聴者にとっては、初耳でしたね。(笑)

輪島では、徹が、希は高志の家に泊まるんじゃないかと心配していましたが、なんと、もっと悪い、店先での野宿でした。
そこへやってきた、離婚して娘にも妻のところに去られる壁ドンおじさん、米田さんのために、希は、店が開いたら連絡する約束をしました。
見ず知らずの小娘に、ここまで家庭の事情をつまびらかに語る男って、普通、いないっしょ。(笑)

やがて、『マ・シェリ・シュシュ』に、店員の浅井くんが、やってきました。
直近の例では、『マッサン』の海原はるか・かなたさんのように、だいたい、漫才コンビは、両方、出演するのよね。
浅井くんも、真人さんのおかげで、出られたのかな。

しかし、うら若き女性に、トイレに行きたい、なんていうシチュエーション、普通は、つくらないっしょ。
しかも、朝ドラだよ、朝ドラ、朝食中の人もいっぱいいるんだから。
ストーリーの中で、必然性がある、というのなら、まだ許せるけど、単に家の中に入る口実だからね、何だっていいんだから、ひどすぎるよね。
あんな台詞をいわされ、演技させられる太鳳ちゃんが、かわいそう。

その希も、野宿した汚れた不潔な格好で、厨房に入り、あれこれ道具をいじくりまわすって、ありえないよね。
人の口に入るものを扱うところは、清潔第一が当然、そんなことも分からない彼女に、パティシエになる資格は、ないんじゃないの。
同じく従業員の陶子さんから、バカなの、 あんた、といわれていましたけど、別な意味で、ホント、そのとおり、よくぞいってくれました。(笑)

閉店の割に、従業員が集まる店内、そこに店主の池畑さんもやってきました。
すぐに思い出せない希にもいらつきますけど、池畑さんに向かって指をさすなんて、失礼にもほどがあるでしょ。
前作といい、どうして、主役をここまで貶めるのか、作家の意図が、全く理解できません。

しかし、ロールケーキ甲子園のときの希のことを覚えているなんて、よっぽど印象的だったんだね。
希を拒絶した池畑は、店の外から鍵を掛けて、中から希が外に出られないようにしていたけど、内側から開かない仕掛けって、監禁したりするときに使うものだし、物騒だね。(笑)

結局、『天中殺』に逃げ込んだ池畑は、ケーキが作れないことに、ヒステリー状態になっていました。
そこに、希のノートを見せる高志、ナイス・アシストでした。
池畑さんも、ヒステリー状態なのに、よく見るよね。(笑)
そこで、希が踊りと想像で描いた自分が名付けたケーキの絵を見て激怒、本物を見せてやるといわんばかりに、ケーキを作っちゃいました。(笑)

で、米田さんが、無事、娘と店内でシャポー・アンコトンを食すことができました。
あんこは使っていないんだね、ってあたりまえか。(笑)
これは、ケーキ嫌いの子供たちのために、池畑が作ったものだそうです。
なんとなく、キャロットケーキと似ているね。(笑)

ひょんなことから、店に欠員が生じて、総選挙のアキのように繰り上げ当選、1か月の見習いが認められた希、次はどういう展開になっていくのか、楽しみです。

さて、第6週の関東地区の最高視聴率は、希が作ったキャロットケーキを食べた藍子さんが、昔、にんじんが苦手な自分のために幸枝が作ってくれたことを思い出した8日(金)の21.0%で第1位でした。

月曜から土曜までの詳細は、17.4%、19.6%、18.9%、18.7%、21.0%、19.8%で、第6週の週平均は19.23%、『ごちそうさん』の第6週の平均は21.00%、『花子とアン』の第6週の平均は23.13%、『マッサン』の第6週の平均は20.27%でした。
第6週までの全平均は19.79%、『ごちそうさん』は21.45%、『花子とアン』は22.02%、『マッサン』は20.60%でした。

関西地区の最高視聴率は、キャロットケーキの味が、幸枝の母親としての愛情を藍子さんに思い出させたのを見た希が、見えないものに魂が籠もることを実感した8日(金)の19.0%で第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、希が、藍子さんにパティシエになりたい、とその夢を語った9日(土)の20.5%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第19回は、関東地区が11.1%でした。
ちなみに、八重の第19回は15.0%、官兵衛の第19回は13.7%でした。
第19回までの全平均は、花燃ゆ12.69%、官兵衛15.57%、八重15.65%です。
関西地区は12.5%でした。

今回は、タイトルの割には、暗殺未遂事件もあって、おもしろかったんじゃないでしょうか。
この内容なら、もう少し、亀太郎に焦点を当てたタイトルの方が、よかったんじゃないでしょうか。
誰が見ても、今回の主役は、亀太郎でしたもんね。(笑)

脚本は、大島さんに戻りました。
前回の金子さんのがひどすぎたこともあり、なんとなく安心して観られました。
花が、好きなのね。
タイトルに、引きずられているのかな。
以前の玄瑞と文の、萩と江戸や京都との遠距離恋愛の時も、花が効果的でした。
今回も、亀太郎の死とエンディングに絡めてきました。
今回のは、今一つでしたけどね。(笑)

いきなり寅次郎の死から2年半が経って、文久2年(1862年)になっちゃいました。
厨房では、亀さんが、文に開国の影響による物価高について、熱く語っています。
当時の女性が、国政を絡めて経済を語るなんて、失礼ながら、想像できないなぁ。(笑)
でも、子供の豊と小太郎がかわいいから、許しちゃいます。(笑)

九一は、職を見つけ、すみたちと岸見村に移住、野村靖は、江戸に行きました。
なぜか理由は語られないまま下関にいる玄瑞は、そこで西郷と面会、久光が兵と大砲を率いて上洛することを知ります。
薩摩の、このあたりの動きも全く語られず、『篤姫』で詳しくやったでしょ、といわんばかりの不親切振り。(笑)

そして、これまたよく分からずに晋さまは、上海に幕府方の一員として行くことになりました。
そこで、留守中の妻の雅を、彼女とは初対面の文たちに託しました。
小忠太殿が、よく杉家への出入りを許してくれたなぁ。(笑)
そういえば、タイトルバックで、結菜ちゃん、ピンを張っていましたね。
出世したなぁ。(笑)
その彼女が、最初は、プライドの高い跳ねっ返りだけど、最後には文たちに心を開く、というのが、今回の主題のようですね。(笑)

最初は、文の申し出を拒絶した雅でしたが、なぜかいきなり遊びに来て、お姫キャラ全開、女性陣のひんしゅくを買いました。
その雅が、塾に顔を出し、デレデレの晋さまは、塾生に彼女を紹介しました。
前回、冒頭のシーンで、結婚したのは、安政7年(1860年)2月だと、いってましたよね。
それなのに、2年以上も、文たちはもちろん、塾生たちとも初対面なんてありえないっしょ。(笑)
もう、めちゃくちゃなんだから。(笑)

長井雅楽の公武合体策が許せない玄瑞たちは、上洛して、彼を暗殺することを決意しますが、軍資金がなく、文に泣きつきます。
泣きつく、というより、ヒモが愛人に金をせびる感じでしたね。(笑)
その時、玄瑞は、亀太郎からもらったお金を見せます。
一度見ただけの、その入れ物の袋を覚えていた文は、一瞬にして、亀太郎の金と看破しました、さすがは主役、お見事。(笑)

そして、その主役は、夫の頼みを一蹴、食べていくのに金が掛かる、と拒絶しました。
寅次郎の逃走のために準備してあった路銀は、あれから3年あまり経つし、生活費に消えちゃったのかな。(笑)
玄瑞からの無心を拒絶したことを後悔する文のもとに、にやにやというかへらへらしながら、滝さんが、お金を持ってきました。
なんと、百合之助さんに無断で、書棚の奥の本を売り払っちゃったとのこと。

さらっと描いてますけど、これは暴挙ですよ。(笑)
そんな、もう何年も読んでいないって、どうしてそんなことが分かるの。
仮にそうだとしても、大切なものは、大切だからね。
もう何年も着ていないからって、箪笥の奥の晴れ着を夫に勝手に売却されちゃ困るじゃんね。(笑)
また、買い戻せばいいといっても、市場に出ない貴重な本もあるからね。
もう、肝が据わっている、じゃなくて、脳天気としか、いいようのない母娘の会話にボーゼン。(笑)

文たちは、亀太郎の母フネにお願いして、売れ残りの魚をもらい、かまぼこを作って、販売することになりました。
小骨の多い、げんたろうという魚を、ふさが、さばこうとして、フネに怒られていましたね。(笑)
亀さんは、一部を焼きかまぼこに、と提案して、そのフネに絶賛されていました。
やっぱり、若い娘は、きらいなのね。(笑)
紀行によると、焼き抜きかまぼこ、というのが特産品みたいですけど、焼いてあるようには、見えませんでした。
どんなかまぼこなのか、興味津々。(笑)

こんなド素人たちが、小商いの余り物だけで、かまぼこを作っても、たかが知れているでしょうし、とても軍資金にはなりませんよね。
でも、得意げに玄瑞にお金を渡す文、本当に女は強いじゃんね。(笑)
一番かわいそうなのは百合之助さん、本を売られた挙げ句、そのお金も入っていると、一言もいってもらえないまま、かまぼこのお金に紛れて、女たちの汗の結晶として、京に行っちゃいました。(笑)

話は前後しますが、入江は、玄瑞からの手紙を読んで共感し、仕事を捨てて、すみと萩に戻ってきました。
それを申し訳なく思い、野菜をそっと入江家に置いて帰る文。
まあ、戻ってくることは、いつぞやのネタバレ・ナレーションで分かっていたんですけど、
それより、文が行ったのは、九一たちが、以前、萩にいるときに住んでいた家でしたよね。
岸見村に行っても、家は、そのまま処分しなかった、ということなのかな、やっぱり。
今と違って、不動産の価値って、そんなになかったのかもしれませんね。

亀太郎は、自分が描いた寅次郎の肖像画と、正対します。
文は、彼がこれまでに塾で描いた絵を持ってきます。
それがまた、見事なまでに、筆致が肖像画と全く違うのよね。(笑)
とても、同一人物が描いたとは思えないけど、肖像画は、元があるから、こういうことにならざるをえないんだろうね。
黒船の絵なんかも、肖像画の筆致に合わせて描いてもらえばよかったのにね、美術担当さん。(笑)

寅次郎のおかげで、自分の夢が叶っていたことを知った亀太郎は、京に向かいました。
亀太郎にも、隠れ家を教えていたんだね、脇が甘いなぁ。(笑)
そして、夜中に一誠が目を覚ますと、その亀太郎が姿を消していました。
これから、クーデターを起こそうという輩が、こうこうと灯りを点けたまま、酔いつぶれるなんて、ありえないっしょ。(笑)
不寝番を置いて、灯りをしぼるのが、常道だよね。

しかも、みんなが酔いつぶれているのに、雅楽が上機嫌で、茶屋から戻ってくるということは、そうとうに早い時間から飲んだくれて、酔いつぶれちゃった、ということだよね、ひどすぎる。(笑)

紀行によると、亀太郎は、本当に自害したみたいですね。
普通は、その場で斬り殺されるでしょうに、放置したのは、撒き餌として、仲間をあぶり出すためですよね、きっと。
玄瑞が、謹慎を命じられたことから、企みはばれた、とみるべきでしょうしね。
亀太郎としては、仲間をかばうため、自分の口から彼らの名前が出ないように、すぐに自害するはずですよね。
あんなふうに、塾生と今生の別れ、なんて場面、きっとなかったんじゃないかな。
しかし、紀行でも取り上げられるということは、亀太郎さん、いや松洞さんは、単なる絵のうまい魚屋じゃなくて、もっと、大きな事を成し遂げた人だったんでしょうね。

亀太郎が、京に行ったことを文たちは知りませんでした。
かまぼこ作りは続いているわけですし、フネさんとしては、文たちに、つい話してしまうのが、人情だと思うけどなぁ。

そして、不自然な展開が目立った今回の中でも、極めつきが、雅が、フネにお悔やみをいう場面。
どうして、フネが、杉家を訪ねたことが分かって、わざわざ、そこへお悔やみをいいにきたのか、ってことでがんす。
これは、ほとんどの人が、不自然に思ったんじゃないでしょうか。(笑)
普通は、フネさんを訪ねるでしょ。
身分が違いすぎるなら、杉家だろうと、お悔やみなんていわないはずだしね。

玄瑞は、長州を背負う決意を固めましたね。
これまた、唐突でしたね。
『廻瀾條議』とやらは、一体、いつの間に書いたんだろ。(笑)
次回は、少し動きがありそうで、楽しみです。

それでは来週も、藩是を覆すため志を共にし、食うや食わずでも、その志のために尽し、時代の流れに乗り遅れることなく、芸事や習い事の筋がよくなくても、裕福でなくても、容姿に恵まれなくても、ささやかな暮らしに幸せを求め、差し違える覚悟で、自分の信念を貫き行動し、いざというときのためにコツコツ資金を貯め、事を為すためには、なけなしの金も惜しまず、志のためなら、ようやく見つけた安泰の暮らしを捨て、夢のためには逃げることもよしとし、男が思うより女は強いと知り、古いしきたりにしがみつかず、身分に関わりなく、志を持った者たちの熱意に託し、組紐は一個欠けても組み上がらない、それと同じように、一人じゃない、とみんなの力を合わせて、こぴっと仕事がんばれば、ええ面構えで、この松本村から、世界を変えることができるじゃんね。

「のお、久坂、俺は、松陰先生には果たせんかった志が、二つあると思うとる。一つは、攘夷を決行すること。もう一つは、異国を自分の目で見ること。お互い、先生の志を一つずつ遂げて、長州に戻ったら、今度は二人で、どでかいことしようや」
「悪うない」
CATCH A DREAM!!

[7340]泣く夜が続いても 投稿者:まっくん

投稿日:2015年05月08日 (金) 18時46分

みなさん、こんばんは。
季節外れの台風が、来そうな気配ですね。
皆様、お気をつけください。

5月2日に、輪島で土曜スタジオパークの収録に行ってきました。
ゲストは、希、みのり、圭太、洋一郎でした。
6日に放送になったので、ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
映ったら自慢しようと思っていたのですが、ほとんど映らず、残念でした。(笑)
そして、5日は、少年トッパ16周年でしたね、おめでとうございます。

さて、今週の『まれ』は、かなり強引な展開で、ケーキ職人への道へと方向転換していく重要な回となりました。(笑)

それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。

弥太郎の弱点、それは、文さんでした。
希は、文さんと元治さんを連れ、弥太郎さんのところに、乗り込みます。
みんなに、ミルフィーユを出す希、気が利くじゃんね。(笑)
そのミルフィーユから、昔、文と弥太郎が、海のそばの喫茶店で、マロンパイを食べたことが判明、ムッとする元治さん。(笑)

弥太郎さんは、修業時代、大阪の料亭に褒められて舞い上がり、20回重ね塗りの丈夫な器をつくって、師匠に怒られたのね。
別に、いいような気がするけど、まだ、漆器づくりそのものを認められていなかったのかな。
でも、怒られて家出して、文さんの家に泊まったんだね、これは元治さんも心穏やかじゃいられないよね。(笑)
弥太郎は、自分とよりを戻したら圭太を許す、といって、文に一喝されちゃいました。
そんなところが、許せなくて、元治を選んだんだね、正解だと思うぞ。(笑)

その頃、一子と圭太は、夜10時の夜行バスに乗る段取りでした。
私の予想は大外れ、慎一郎の車じゃ、ありませんでした。(笑)

一方、弥太郎のところには、都合よく、岡野さんが登場。
ようやく、ミルフィーユの食感の違いが、分かったとのこと。
希が作ったものを食べた時には気づかず、その後、分かるって、ちょっと理解できませんけど、ここは、ドラマの展開上、そうしないといけないのよね。(笑)
で、今度は、輪島に移住して、輪島塗の職人になって、最強の塗り重ねを目指すことになりました。
岡野さんが、熱く語っているときに、ミルフィーユにパクつく文さん、かわいかったです。(笑)
それにしても、ミルフィーユから、生まれて初めて夢を持つことができたと、希に抱きつく岡野さん、夢って、そんなもんなん。(笑)

希も、弥太郎に、圭太が夢のあったかさを教えてくれた、彼を応援したい、弥太郎しかいない、と頼み込みました。
その圭太は、夜の漁船で待っていた一子に、カツを入れられた、一緒には行けない、一子は東京でがんばれ、一緒に夢を追おうと、自己中な言い訳。
もっと前から心は決まっていたのに、優柔不断な男なんだから。
一子が、気の毒だったね。
でも、これをきっかけに、東京のオーディションには、せっせと書類を出すようになったんだよね、きっと。(笑)

弥太郎に許しを請う圭太、その後ろに長崎みかんの箱。
『マッサン』で、欣次郎が、政春の就職祝いに広島に贈ったみかん箱にも、たしか和歌山みかんと書いてあったのよね。
その時も書いたけど、愛媛とか、他にもみかんの産地があるんだから、配慮してあげないと。(笑)

それはともかく、圭太は、新弟子として採用され、岡野の弟弟子になっちゃいました。
あんな、いい加減な理由でも雇ってもらえるなんて、岡野さん、引き抜きに奔走した安西さんに感謝しなきゃね。(笑)

その安西さんは、このまま、立ち消えなのかな。
貝殻ビジネスは、スポンサーが決まりかけたところに、本社から中止命令が届き、立ち消えになりました。
あそこまで盛り上げて、藍子の文さんへの説明だけで終わらせる、まさかの展開でした。(笑)
でも、藍子さんは、夢を見ている時の徹が、好きなんだね。
だめ男に貢いでしまう、典型的なだめ女タイプなのね。(笑)

希は、博之に、何のために仕事をするのか、それは、目の前の熱い思いを応援するためだ、と語りました。
派手な仕事に目を奪われて、地道にコツコツと、は、どこかにいっちゃったんだね。(笑)

そんな希が、家に戻ると、台所では、年配の女性が、ケーキや飴細工づくりを行っていました。
ロベール幸枝、藍子の母親、つまり希の祖母でした。
文さんに事情を説明して、中に入れてもらったようです。
よく、信用してもらえたなぁ。(笑)
この幸枝さんと、藍子さんは、犬猿の仲でした。

幸枝さん、ルー大柴さんみたいに、中途半端にフランス語を使っているけど、これって、フランス帰りってことを、視聴者に分かりやすく説明するためですよね。
こんな小細工、必要ないと思うけどなぁ。
文さんに、使いやすいキッチンだ、って英語を使ってたしね。(笑)

幸枝さんのつくったケーキは、シャルロット・ポワール、フランスの伝統的なお菓子とのこと。
この材料や道具は、フランスから持ってきた、ということなのかな。
このケーキを居間で、切り分ける時に、徹が、飾りを壊しちゃったけど、これは、ハプニングだよね。
みんな、平然と演技を続けていたし、文さんなんて、そのかけらをかじって、見事にフォローしていましたね、すばらしい。

そこへご近所さんたちが登場、幸枝が誘ったって、これは、いくらなんでも、無茶な展開だよね。(笑)
これは、必要のないエピソードだと思うなぁ。
藍子さんは、20年前に縁を切ったと宣言し、仲裁しようとする徹さんに、ウザイと一言。(笑)
日本人は、やっぱりせんべいだと、一人、隣の部屋でパクつく藍子さん。

河原では、希が、みのりと昼食タイム。
ずっと、二人でお昼を食べているのかな。
そんなことじゃ、お互い、自分の職場の人と、仲よくなれないじゃんね。(笑)
うまそーやったー、と希、結局、藍子の気迫に押されて、幸枝さんのケーキ、食べられなかったんだね。(笑)
みのりに食べさせてもらったクロワッサンも、おいしそうでした。(笑)

徹は、役場の公衆電話から、幸枝の携帯電話に連絡、番号は、知っていたんだね。(笑)
トレーニングジムは、透明な壁に石川の方言が書かれていたけど、金沢なのかな。
電話を一方的に切られた後、徹が、100円玉を落としていたけど、これはちょっと、わざとらしかったね。(笑)

その後、圭太の工房で希と出会った幸枝は、二人で、農園レストラン福田へ。
つぶやきシローじゃんね、懐かしい。
まんま、栃木からの移住、という設定なんだね。(笑)
ここで、幸枝は、能登の食材を使ったレストランに、興味を持ちます。
そこへ、元治さんの塩を売りに、藍子さんが、やってきました。

元治さんの塩田、GWはすごい人出で、塩は、2日間で完売した、とニュースでやっていました。
私は、寄らなかったんですけどね、そう聞くと、買って帰ればよかった、と思いました。(笑)
それはともかく、幸枝さんは、輪島に移住宣言を藍子さんにしてしまいました。

その幸枝さん、どんどん村に馴染んで、はるでは、歓迎会を開いてもらい、ウミネコ座の一員として、合唱までやっちゃいました。(笑)
歓迎会をやるのに、桶作家や津村家に声を掛けないのは、違和感があるけど、まぁいいか。(笑)

魚をハンマーで叩く藍子さん、怖かったですね。(笑)
徹が、年に一度程度、幸枝さんと連絡を取っていたことに、さらに激怒。
文さんも、命が惜しいと近づきません。(笑)
どういう手段で、徹は、連絡を取っていたんでしょうね。
手紙で、それも、徹からの手紙に返事を書く、という展開でしょうかね。
それでも、返信は、藍子さんの目についちゃいますしね。
やっぱり、携帯電話なのかな。

その幸枝さんとの関係について、自分の口からはいえないという徹に、文さんが、手でいうように指示、紙とペンを差し出しました。
どう書けばいいか、徹が考えている間、文さんが、ジュテームと歌いながら、両手でキスする動きをしていましたけど、めっちゃお茶目でしたね。(笑)
幸枝さんが、猫のひげが嫌いで、見る度、目をつぶるので、電柱にぶつかるって、本当にどうでもいい情報でした。(笑)

ケーキ職人として、フランスに渡ったけど、藍子を授かり、一時、家庭に入りました。
けど、藍子が小学校のときに、修業先の店に呼ばれ、渡仏し、結局は、離婚ました。
イタリアの絵を描いたのも、アドリブっぽいね。(笑)
藍子は、父親が再婚したので、高校で家を出て、一人暮らしを始めました。
結局、この父親も悪い訳よね。
もちろん、幸枝さんの罪が、減じられるわけじゃないけどね。

その後、徹と知り合い、結婚するときに、わだかまりを超えて、式に招待しました。
その時は、山本幸枝さんだったのね。
藍子さんの旧姓も、山本だと分かりました。
幸枝さんも出席を快諾、お祝いのケーキを焼いてくれることになりました。

でも、藍子さんサイドからするとドタキャンされて、関係がこじれ、今日に至っています。
幸枝さんからすると、お得意先から記念のケーキの注文が入ったとのこと。
両立できないのかな、フランスのお得意様なんでしょうね。
国を離れられなくても、せめて、ケーキくらいは、空輸してあげればよかったのにね。
なんか、説得力に欠ける理由ですね。(笑)
それより徹さん、地下のあんなところで、食事しているんだね。
労働に関する法令に、違反していないのかな。(笑)

20年かかってこじれた関係は、すぐには修復できない、という一徹の言葉に、じっくり腰を据えて、能登の食材を使うレストランでも経営する、という幸枝と、それに食いつく徹。(笑)
藍子さんが、希のところに電話したときには、時すでに遅く、幸枝さんが、相談に訪れていました。(笑)

はるでは、みんなが集まって、今後の相談。
甲斐性がある男は、はるを選ばんて、浩一さん、やる気なさ過ぎ。(笑)
まさに、能登の、とと楽だね。(笑)
みのりが、決裂の決定打は、結婚式のすっぽかしだ、というのを聞いて、希は、徹と藍子の結婚20周年パーティーを思いつきました。

早速、家に帰ると、外は夕暮れ、徹は、レストランの出店先を検討中。
幸枝さんは、津村家の家族写真を眺めています。
時計は、6:04を指しています。
20周年の記念パーティーは、11月10日なので、10月下旬か11月上旬だよね、この頃になると、この時間は、もう真っ暗なのよね。(笑)
幸枝さんは、パーティーのケーキを焼くことを快諾しました。

希が、夜中に起きると、幸枝が、ケーキを作っていました。
洋服を着ているところを見ると、寝ずにケーキづくりをしていたようです。
一口つまんで、まんでうまい、と感激する希。
幸枝に、キャロットケーキよ、といわれ、にんじん?と答える希。
にんじんをベースにしたケーキの味も分からなくて、おいしいケーキ作れるの?(笑)
幸枝も、英語じゃなくて、フランス語で、いってほしかったぞ。(笑)

どんなものか分からないけど、カルダモンというやつは、幸枝が、フランスから持ってきたものだよね。
にんじんや柑橘系のフルーツ、玉子に薄力粉なんかは、もしかして桶作家のものを使っているのかな。(笑)
お約束の展開で、希が、ケーキづくりを手伝うことに。
わざわざ、夜中に起きてきた、ということは、幸枝がケーキを作るのを知っていたわけだし、ただ、黙って見学するつもりだったのかな。
それにしても、工程の最初から見たいと思うのが当然だし、わざわざ寝る意味が、よく分からん。(笑)

それはともかく、生地を混ぜるところをやらせてもらいましたよ。
よく分からないけど、これって、ケーキづくりの肝じゃないのかな。
生地をかき混ぜるのが遅い、という幸枝さん、手本を見せるといいつつ、やっぱり映しませんでしたね。(笑)
ケーキは、ほんの少し加減を変えただけで、確実に、できが違ってくる、一つ一つの工程で、一番美味しい加減を探して、つくっていく、という幸枝さん、おっしゃるとおりなんだろうね。
でも、そのためには、本当は、すべての工程を自分で作業してみないと、分からないんでしょうね。(笑)

最後に、キッチンの中を、窓の外から、映したんですけど、この時、幸枝さん、上は一緒だけど、下は白いズボンをはいていたのよね。
その前までは、ずっと、黒いズボンだったのに、繋がらなかったぞ。(笑)
翌朝、幸枝さんは寝間着を着ていたので、少しは、眠ったのね。(笑)

輪島市役所では、希が、徹にパーティーの企画書を手渡し、藍子さんには内緒、と念を押しました。
そこへタイミングよく出てきた博之は、希にもう昼休みは終わったぞ、ときつい一言。
確かに、おっしゃるとおりなんだけど、博之も、トイレを出た後、エレベーターを待ってたよね。
わざわざ、下の階のトイレに行かんでもね。(笑)

それとも、上の階で、昼一に会議があって、それでトイレに行ったのかな。
その割に、裏市長キミ子さんと、雑談していたよね。
希はだめだ、と切り捨てていましたけど、他人の前で部下を悪くいうなんて、上司失格だね。
希がだめ、ということは、上司の指導がだめ、ということで、博之の評価に跳ね返ってくるんだからね。
これで、市長候補なんて、ちゃんちゃらおかしいね。(笑)

急に色っぽいBGMが流れて、圭太の職場に場面転換。
なんで、あんな音楽を流したんだろ、全く意図がつかめません。(笑)
一子をわざと突き飛ばす岡野さん、もしかして、彼女も圭太狙いなのかな。
彼氏と別れちゃったので、ただの嫉妬なのかもしれませんね。(笑)
一子から、希が夜中にケーキづくりの特訓をしていると聞いた圭太、喜んでいました。
一子は、圭太の気持ちに、はっきりと気づいています。

桶作家のキッチンでは、希が、幸枝に、ケーキ職人になった動機を尋ねます。
ケーキ職人をパテシエという、と説明する幸枝に、パティシエ?と聞き返す希。
希の方が、発音がいいって、どういうことよ。(笑)
フランス語指導の先生、草笛さんをこぴっと指導しろし。(笑)

幸枝の動機は、世界一のケーキをつくりたい、というものでした。
食べてくれた人の笑顔が嬉しかったから、という人は、すぐドロップアウトするのね。(笑)
初めて、修行に行ったときに、Kitchen Witch(キッチンウイッチ)を買って、台所に飾り、弱音は、全部その子に吐いたそうです。
だから、しつこいけど、英語じゃなくて、フランス語でいってよね。(笑)
それはともかく、あの、今、希が封印している魔女姫人形が、それなのね。
徹は、買ってきた、といってましたね。
幸枝が、引っ越しでなくしたものが、巡り巡って日本に渡り、どこかの中古屋かフリーマーケットで売られ、徹の手に入った、というパターンだよね、きっと。
おそらくは、それに運命を感じた幸枝さんが、希の夢に気づき、後押しをする、という強引な展開になりましたね。(笑)

幸枝と希のケーキづくりの様子を見た、パジャマ姿の藍子さん、色っぽかったです。(笑)
その藍子さんは、昼間っから、海鮮丼のやけ食いです。
能登じゃ、賄いのようなもので、海鮮ものは、特別なものじゃないんでしょうね。
文さんに、徹と幸枝は似ている、と指摘されちゃいました。
徹は家族のために夢を追っており、自己中の幸枝と全然違う、と藍子さんは、否定しました。
でも、やっぱり、母親の面影を、知らず知らず、追いかけているのね。
そうしないと、和解できないものね。

『まいもん』で熱くケーキづくりを語る希を見つめる圭太、一子が気の毒だねぇ。
テーブルの上に置いた、パーティーの招待状も取らずに、圭太は、希の後を追いました。
魅力的になって、グイと向かせる、という一子が、いじらしすぎます。
圭太は、希にカツを入れてくれたお礼をいいますが、素っ気ない態度の彼女。
圭太が好きなはずだけど、これだと、熱がさめたみたいに思えちゃうね。

ケーキづくりを目撃した藍子さんは、そのことを希にいいました。
藍子さんにおいしいケーキを食べてもらうために習っている、と希はいいました。
その通りだし、かといってパーティーのことはいわない、希とは思えない、見事な切り返しでした。
藍子さん、頭では、幸枝さんのことを許そうと思っているのに、本人を前にすると、気持ちが邪魔をしちゃうのね、分かる、分かる。

徹は、元治さんから、藍子さんの気持ちを考えろ、と釘をさされちゃいました。
希は、幸枝さんから、パテシエ(笑)の世界は、過酷で重労働、その中で女が一流になろうと思ったら、並の努力じゃ駄目、と釘をさしました。
父娘して、釘で打ち抜かれちゃいました。(笑)

はるでは、みんなで、パーティーの準備中。
なぜか、藍子さんと幸枝の仲直りパーティーになってます。(笑)
それを窓からそっとのぞく藍子さん、みんなの様子から、薄々は気づいているでしょうし、本当は、彼女も、そういうきっかけを待っているのよね。
だから、何もいわずに、立ち去りました。

その時、一子のケータイが鳴りました。
それを目ざとく見つけるマキ。(笑)
なんと、書類審査にパスして、パーティーの日に、一次審査が東京であるとのこと。
たかだか書類審査に受かったくらいで、個別に電話なんてしてこないっしょ、なんて突っ込んだらだめなのよね、きっと。(笑)
マキの言葉を胸に、男を捨て、東京を選んだのかな。

幸枝は、徹に、フランスの店は畳んできた、といいました。
身体の調子が悪いのか、という問いには、否定していましたけど、何か理由がありそうです。
でも、どーせ、大した理由じゃないんだよね、きっと。(笑)

希の職場には、彼女からの辞表が届きました。
送り主は、幸枝でした。
職場が、大騒ぎになるはずないよね。
これまでの希からして、やめるわけないもん。
いたずらだと認識したうえで、一応、希に真偽を尋ねるくらいだよね。
それより問題は幸枝、犯罪だぞ。

元治さんや藍子さんに責められた幸枝さんは、パーティー当日、飴細工を残して、姿を消しました。
希が、代わりにキャロットケーキをつくることに。
きっと、そうしむけるために、姿を消したんだよね。

藍子さんのウエディングドレス姿、『おひさま』でのケイスケくんとケイコちゃんの手作り結婚式を思い出しましたよ。
徹も、ちゃんとした服、着せてあげればいいのにね。(笑)

そうそう、慎一郎が持ってきたズワイガニ、水色のタグが付いていましたね。
そのタグが、石川県で獲れた印なのよ、細かいなぁ。
しかも、11月10日は、蟹漁解禁直後だからね。
ただ、カニ自体は、あんまり質がよくなかったですね。(笑)

キャロットケーキは、幸枝が藍子さんに、にんじんを食べさせるためだったんだね。
ただ、健康を考えるなら、オムライスとか、お菓子じゃなくて、食事の中で、工夫してほしかったな。

さぁ、見えないものに魂がこもることを感じた希は、どうするのか。
実は、残念ながら、答えを知っているんですけど、細かいストーリーまでは知らないので、楽しみです。

さて、第5週の関東地区の最高視聴率は、一子が、マキから男と東京、両方は無理だ、といわれた1日(金)の19.3%でした。

月曜から土曜までの詳細は、17.9%、18.8%、18.8%、19.0%、19.3%、16.6%で、第5週の週平均は18.40%と急降下、ごちそうさん』の第5週の平均は21.92%、『花子とアン』の第5週の平均は21.92%、『マッサン』の5週の平均は19.98%でした。
第5週までの全平均は19.90%、『ごちそうさん』は21.54%、『花子とアン』は21.79%、『マッサン』は20.66%でした。

名古屋地区の最高視聴率は、博之が輪島塗を敬遠する理由が、漆にかぶれるから、と判明した20.8%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第18回は、関東地区が10.2%でした。
ちなみに、八重の第18回は15.7%、官兵衛の第18回は12.3%でした。
第18回までの全平均は、花燃ゆ12.78%、官兵衛15.67%、八重15.68%です。

今回から、タイトルバックが変わりましたね。
寅次郎が亡くなって、新たな章に入った、ということなんでしょう。
今回の脚本は、なんと金子ありささん、でも、正直、おもしろくありませんでした。
これは、金子さんが悪い訳じゃなく、文を主人公に据えた、このことが、そもそも無理がありました。
てこ入れ、ということで招かれたんでしょうけど、大島さんと宮村さんでよかったんじゃないかな。

晋作は、あっさり雅と結婚しちゃいましたね。
なんか、どうでもいい感じがして、結菜ちゃんがかわいそう。

寅次郎が亡くなって、なぜか落ち込む文之進さん、そんなキャラじゃなかったはずなんですけどね。(笑)
伊之助は、三田尻の越氏塾の塾頭に、体よく左遷されちゃったんですよね。
寿が、喜んでいたのが、意外でした。
あんなに出世欲が、強かったのにね。(笑)
家族愛が、芽生えてきたのね。(笑)
越氏塾、紀行には出てきたけど、本編中でも、文字で示してほしかったなぁ。
とにかく、全く予想外の漢字で、驚きました。(笑)

それにしても、桜田門外の変は、お見事でしたね。(笑)
天下の高橋英樹をキャスティングしておいて、鉄砲の音だけなんて、すごすぎる。(笑)
井伊家は、男びなと女びなだけでしたね。
『篤姫』では、大奥で、10段飾りくらいの豪勢な雛壇の前で、白酒を飲んでいるところに、瀧山殿が、知らせに来たんでしたよね。
この事件の前に、井伊の茶室で篤姫が彼と一対一で会い、自ら縫ったハンカチのようなものを渡して、それを握りしめて、井伊は亡くなったんでした。
今回は、椿の花で、血や井伊直弼の最期を表わしましたけど、拍子抜けした人が、多かったんじゃないでしょうか。
ここまで、大河ファンを肩すかしにさせるドラマって、何なんでしょうね。(笑)

この話を聞いて、直弼の妻や子供のことを思う滝さん、いい人すぎる。(笑)
よく、子供がいることを知っていたなぁ。(笑)
こののち、松下村塾再開の知らせを聞いたとき、すぐそばで、文が、にぎりめしを作っていることに気づかなかったのにね。(笑)
どこか強がっている滝さんを見た亀さんは、せわあないと笑ってほしいと、文に伝えました。
それに、大丈夫、と答える文、ここは、せわあない、でしょ、風が読めないんだから。(笑)

その頃、入江九一と野村靖が、岩倉獄から出てきました。
理由は、一切触れられず。
井伊の暗殺と関係あるのかな。
とにかく、いつもどおり、不親切な、というか、ご都合主義的な展開が、続きます。

萩藩では実権を握った長井雅楽が、朝廷と幕府、上下の秩序を示す「航海遠略策」を藩是としようと画策します。
久しぶりに、椋梨さんが登場しましたね。
私は、奥さんの美鶴さんに、出てほしいんですけどね。(笑)

で、お決まりの料亭シーン。
やっぱり、周布さんもいるのよね。(笑)
こんな大事なときに、藩の金をこんなことで使っていいのか。(笑)
そこへ玄瑞が、供回りの者2名を振り切って、お座敷に。
こんな情けない供回りは、すぐに解任すべし。(笑)
ここで、優柔不断な伊之助は、せっかく、長井を懐柔するチャンスだったのに、と甘いことをいいます。
だいたい、左遷されて三田尻に行ったのに、なんで、こんなとこにおんねん。(笑)

玄瑞も、通商で相手の優位に立つのは、松陰に通じる、と長井にいわれて、見殺しにしやがって、と逆上しちゃいます。
当代きっての切れ者なら、これくらい、松陰の考えとどんなに違うかを説明して、論破することなんか、たやすいはずなのにね。(笑)

ナレーションで、「航海遠略策」が正式に藩是に決まった、とナレーションが、流れました。
その直後、塾生が、薪割りをする玄瑞のもとに集まり、昨夜の長井は、どうだった、と聞きます。
この流れじゃ、昨夜の料亭で、藩是と正式に決まった、ということになるじゃんね。
ここは、玄瑞たちが、自分たちでこの国を変える、と気勢を上げたあとに、ナレーションを流すか、正式に決まった後に、彼らが立ち上がるか、しないとね。

でも、その松下村塾は、文の望んでいた従前のものではありませんでした。
とにかく、玄瑞たちは、みんな、寅次郎は消えていなくなった、としかいわないもんね。
普通は、自分たちの心の中に生き続けている、といいそうなものだけどね。

そして、龍馬が登場。
いくら身なりが汚いからといって、いくら松下村塾が幕府や藩から狙われているからといって、文が、誰何もせずに、いきなり棒で叩くのは、ないよね。(笑)
もう、予告編で顔を出しているくせに、笠をとる瞬間、もったいぶるようにためる必要はないと思うなぁ。
脚を洗う水で、顔を洗う龍馬にあわてる文さん、それは現代目線、江戸時代なんだから、脚も顔も同じ水を使うに決まってるじゃんね。
先に顔を洗ってから脚を洗う、きわめて、理にかなっていると思うぞ。(笑)

玄瑞は、龍馬と存分に話し合った、といってました。
文と龍馬の世間話より、大河ファンは、そっちの会話が聞きたいんだよ。(笑)
次回は、『女たち、手を組む』でしたっけ、これまた視聴率、低そう。(笑)

それでは来週も、寅次郎の熱と魂を忘れず、痛恨の極みと嘆くことなく、誰を恨むでもなく、文句一ついうでもなく、静かに穏やかに日々を過ごし、誠を尽し、身をもって誠の意義を示し、フレーヘードを声高く叫び、何ものにもとらわれず、草莽崛起(そうもうくっき)、事をなす者は、今後名もなき者の中から出、身分も位も関わりなく、奮励努力した者が必ず志を遂げると心得、もはやこれまでとあきらめず、これからだという思いで、こぴっと仕事がんばれば、この国の志ある者をみんな繋ぎ、死してなお生き続ける、まっことの男の中の男になれるじゃんね。

「朝廷、幕府のみを見て、策を講じてはいけない。うわべだけの方便では、もはや熱は引きません」
CATCH A DREAM!!

[7339]ひとりぼっちのままで 投稿者:まっくん

投稿日:2015年05月01日 (金) 18時36分

みなさん、こんばんは。
いよいよ、GWが始まりましたね。
私は、明日、輪島に行ってきます。
5月6日、水曜日だけど『土曜スタジオパーク』、お見逃しなく。

さて、今週の『まれ』は、なんといってもマッキーにつきますね。
あまりにもあざといタイアップ企画?でしたけど、最高でした。(笑)

それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。
ついに、文さんクイズが、出題されました。
正式名称は、『アメリカ横断 決戦!文さんクイズ大会 行きたいかーい』
長すぎでしょ、っていうか、アメリカ横断してないし。(笑)
横断したのは、スコットランドから日本に戻ったエリーと政春だからね。(笑)
ロールケーキ甲子園北陸予選の、司会者へのエールなのか。(笑)
あんな早押しボタンも、桶作家にあったのかな。(笑)

家族対抗なら、友美と麻美も出してほしかったなぁ。
第1問、という文さんの声の後に効果音、と思いきや、はるさんの隣にいる影の薄い浩一が、太鼓を叩いていたのね。(笑)
文さんは、妖怪砂かけばばあ、がこの世で一番怖かったんだね。(笑)
一徹が答えた三年寝太郎、この時の問題は、文さんが、この世で一番大物だと思っているものは何、だったのかな、気になります。(笑)

そしてクイズバトルは白熱、ついに15対15の同点、って、どんだけクイズ出しとんねん。(笑)
ここで、哲也の妻のしおりさんが、志願して、クイズを出しました。
文さんの桜もちの隠し味は、って、しおりさんまで知っている公然の秘密だったのね。
あたしゃ、哲也も知らないと思っていましたよ。

答えを知っている希が、知らないと言い張り、そこから両家族の舌戦、そして、ついには哲也が、1年前にリストラされたことを文さんに、告白するに至りました。
しかし、1年間も無職で、よく親子4人、東京で生活できたなぁ。
でも、哲也は、文さんの、自分の生きる場所は自分で守る、という言葉を胸に、もう一度、東京で頑張る決意を固めました。
てぇー、てっきり、こっちで塩田を継ぐと思ったのになぁ。
ということは、友美や麻美とも、これでお別れ、ということなのね、ショック。(笑)

徹は、希に、自分が市役所で清掃していることを伝えました。
希は、トイレの神様、と呼んでいましたね。(笑)
お客さんのために、規則の抜け道を探すのが、本当の仕事だと教えられた、と希は、ありがたがっていますけど、それは徹さん、違うでしょ。(笑)

そして、ついに春祭りが、行われました。
ミズハのステージは、無料なんですね。
彼女としては、それでも構わないのね。
とにかく、彼女にとっては、発表の場が欲しかった、ということなのかな。
『Hello hello I'm here so flying(こんにちは こんにちは 私はここにいます)』
それにしても、まさか、歌うとは、、、てっきり、演奏だけだと思っていました。
so flyingだから、飛ぶように、といったニュアンスが、ありそうですね。

場外でCDを売ってくれている希に、ミズハが、ありがとう、といったところは、よかったです。
シャイで、斜に構えているけど、本当は、いい娘なのよね。
これをきっかけに、輪島のコミュニティの中に、入って行けたらいいね。
そういえば、このCD販売のシーンも、よくロケ情報の中で、流されていました。
なので、こういうことだったんだ、とようやく、希とCD販売が、繋がりました。(笑)

この場面で、鬼の面を被った人々が、太鼓を叩くところが、大きく映し出されました。
特に劇中では触れられませんでしたが、これは、御陣乗太鼓という、この地方に伝わる有名な伝統芸能なのよ。
上杉謙信の軍勢に攻め込まれた村人たちが、海藻を乗せて頭髪に擬せ、お面を被り、太鼓を打ち鳴らしながら夜襲を仕掛けて、追い払った、という話が、由来なのよ。

それはともかく、哲也は、藍子たちに桶作家に戻ってほしい、と頼んで、能登を後にしました。
お約束の、バスが出る寸前に駆け寄って、桜もちを哲也に渡す文さん。(笑)
嫁さんと子供は自分で守れ、ほんでも、もし駄目やったら、帰ってこい、ここはお前の家やさけ、という文さんの言葉に、あたしゃホロリとさせられましたよ。
でも、行かんかね、バスに迷惑や、はないよね。
バスの発車直前に引き留めた文さん、あんたこそ迷惑じゃんね。(笑)

そして、また、桶作家での共同生活が、始まりました。
あんたらちも、まんでかわいい、なんて文さんたら、照れずに正直にいっちゃって。(笑)
津村家との出会いが、少しずつ、文さんたちを変えていっているんですね。
希に、風呂沸かしを頼む元治さんも、よかったですね。
どうでもいいけど、風呂を沸かす、とか、風呂の湯を沸かす、って言葉、よく見ると、日本語として変だよね。
浴槽に入れた水を温める、沸かす、といった感じが、実体に合っているよね。(笑)

敷金、礼金ももらう、という文さんの発言も、理にかなっているよね。
それより、家賃収入を当てにしていた高田のばあさんが、かわいそう。(笑)

そして、半年後の2002年秋、成長した希は、自ら企画した能登体験ツアーが注目を浴びていました。
向いてない、という博之の人物評価は、完全にはずれた、ということですよね。
本当は、こうなる過程を、成長物語をみたいんだけどなぁ。

それはともかく、なんと、そのツアーの様子が、テレビで紹介されることになりました。
『WAJIMA まんでMonday』のレポーターは、マッキーこと、篠山巻信。(笑)
もう、完全に『あさイチ』の世界でがんすな。(笑)
この放送中のドタバタの様子は、『海女cafe』が、『5時だべ!わんこチャンネル』で紹介された時のことを思い出しちゃいますよね。(笑)
これは、絶対、意識しているよね。

はるさんなんて店の宣伝をしてるし、真人は、うちの嫁さん、村一番の美人、と、のろけちゃうし、徹の夜逃げ発言なんて、完全にNGでしよ。(笑)
『サロンはる』が、年中無休なのには、びっくり。(笑)
でも、さすがに、一子が小さい頃、東京に連れて行ったときは、休んだんでしょうね。(笑)

緊張している文さんと元治さん、かわいかったです。
文さんの、人類は、助け合いですさけ、のコメントもよかったです。(笑)
二人にとっては、取るに足らない演技かもしれないけど、やっぱり、うまいなぁ、と思っちゃいます。

希の能登体験ツアーは、@間垣見学 A塩田見学 B能登料理を味わう夕べ ということで、結局、能登の魅力紹介コーナーみたいになっちゃいましたね。
で、なぜか、その料理を味わうのが、桶作家。
経費は、光熱水費に、建物使用料、もちろん文さんたちの人件費も含めて、ちゃんとすべてを役場が負担してくれるんだよね。(笑)

能登料理を味わいながら、茶の間で、みんなが出演した番組を観てましたけど、当然、録画だよね。
当時だと、まだ、VHSかもしれないね。(笑)
「だめんず」が今、流行っていると聞いた徹が、天然パーマのこと、とボケたのは、きっとアドリブだね。(笑)

能登の人は、よそ者に対する警戒心があまりない、というコメントがありましたけど、そんなことないっしょ。
ミズハなんて、よそ者扱いだったし、津村家も、最初は、警戒されてたもんね。(笑)
能登にいろんなものが流れ着く、というのは本当なのよね。
外国のゴミが、よく流れ着いてくるのよ。

余談ですけど、平時忠が流されたのも、能登なのよ。
平家にあらずんば人にあらず、といった人でがんすな。
最近、『花燃ゆ』の引き合いに出される『平清盛』(笑)では、森田剛くんが演じていた、といえば思い出す人も、いらっしゃると思います。
前者は、くだけすぎて大河ファンが離れましたけど、後者は、難解だったので、コアな大河ファン以外が、逃げちゃったのよね。(笑)
ドラマのクオリティは、圧倒的に後者の方が上だし、私としては、比較されるのは不本意なのよ。(笑)

みのりと一子も、お手伝いにきていたけど、ボランティアかな。
でも、みのりちゃん、朝ドラなんだから、もう、したけ?は禁句よ。(笑)
プリクラも、商品名だけど、NHKでも解禁されてるよね。
でもプリント倶楽部なら、アウトっぽいね。(笑)
セロテープとか、マジックインキとか、もはや一般用語化しているものも、以前は、商品名としてNGだったんだけど、今は、いいのかな。
写メは、もう解禁されていそう。

洋一郎は、圭太に、一子が好きになった理由を話しました。
漁師のせがれなのに、魚の目が怖かった洋一郎のために、一子も特訓に付き合ってくれたから、とのこと。
このエピソードは失敗、いらなかったんじゃないかな。(笑)

ツアー参加者の安西さん、オハラ洋装店の経理、というより春太郎の熱烈なファンの松田恵さんでがんすな。
その彼は、漆塗りの見学をして、自分もこんな仕事がしたいと、圭太に、もっと詳しい説明を求めました。

その安西が落とした、高額のレシートを見て、希は、驚きました。
実は、経営コンサルで、輪島塗の新興勢力、八島とタッグを組んで、革命を起こそうとしていました。
あの年齢で、漆塗りの修行は、ちょっとね。
身分を騙っていましたけど、でも、道を歩いていて、子供にキモイと指をさされたり、話し相手が、インコのシロだけだった、という話は、本当かもね。(笑)
何も知らない圭太は、一所懸命、輪島塗のことを教えてあげました。

津村家では、高槻のデイトレードの話に影響された一徹が、中古のPCを買ってきました。
徹も、触発されていたし、血は争えないね。(笑)
でも、肝心の高槻は、結局、沖縄に移住しちゃったのよね。
でも、ショックを受けているのは希だけ、徹も一徹も、高槻がどこに住もうと、関係ないのよね。(笑)

『サロンはる』では、高志の凱旋ミニライブが、行われました。
福井での大会に出るようです。
東京じゃ、ファンもついてきているのね。
でも、相変わらず、しゃべらないんだ。(笑)
MCは、他のメンバーが、担当しているのね、きっと。

その帰り道、希とみのりは、二人で歩いています。
希は、洋一郎が一子を好きだったことを知らなかったってか。(笑)
これは、恋愛にうとい朝ドラヒロインのお約束ごと。(笑)
ここまでわざとらしいと、恋愛に積極的だった純愛の純ちゃんが、なつかしい。(笑)
希は、あのとき圭太に、告白した、という認識だったのね。(笑)
で、フラれモードだったわけね。
圭太には、希のその時の思いは、届いていないけどね。(笑)
あの二人、まだキスしとらんよ、って、みのりちゃん、もう女子高生じゃないんだからね。(笑)

はるでは、洋一郎もマキも、一子の異変に気づいていました。
一子は嘘をつくとき、手がグーになるなんて、洋一郎の恋心、切ないねぇ。
マキは、オーディションを受けた一子が、東京に怖じ気づいたことを見抜いていました。
東京は、半端な気持ちじゃ流されて終わるよ、覚悟がないなら、やめときな、って、マキちゃんいいこというね。
マキちゃんにも、そんなトラウマがあるのかな。
このマキちゃんの言葉を聞いたら、頭の中を『新宿』が流れ出しちゃいましたよ。(笑)

八島のために、安西が、給料を倍出す、といって職人を引き抜いている、それで塗師屋たちが怒っている、という噂を聞きつけて、弥太郎のところに駆けつける希。
ちょうど、中谷が引き抜かれて、弥太郎のところをやめようとしていました。

どんな高価なものも、手にとってもらえなければすたれる、安西の言葉にも、一理あるのよね。
かといって、あまりにもの粗悪品だと、ブランドイメージが、傷つくしね。
『ちりとてちん』での、若狭塗り箸をめぐって、従来の職人技と機械化による大量生産という、路線対立を思い出させます。
正論じゃ食っていけない、という安西と、正論を守らないと、世界に売り出す前に輪島塗は終わる、という弥太郎、両立させていくしか、ないんでしょうね。

この騒動を受け、『サロンはる』では、男連中が集まっています。
テレビで、年中無休だ、とやってたけど、休憩時間なのかな。(笑)
葉っぱビジネスに対抗して、貝殻ビジネスを思いつく徹。
貝殻を、何に使うつもりなんでしょうね。(笑)
葉っぱビジネスといえば、なんといっても、徳島県の上勝町ですよね。
今は、ものすごく有名ですけど、2002年当時から、もう、その名が知られていたのかな。

この騒動に責任を感じる希に、博之は、抜け道を考えるのはやめろ、感情で動くな、と注意を喚起しました。
これは、珍しく、まともなアドバイスでしたね。(笑)

希が、家に戻ると、12個入り5千円の高級ミルフィーユが、テーブルにありました。
安西の手土産ということで、その彼も、まだ桶作家に残っていました。
もしかすると、横浜の、あのロールケーキ甲子園で審査員だった、池畑さんのお店のものなのかも。(笑)

その安西は、元治に取り入って、塩田ビジネスへの参画も、目論んだようです。
あんなの、商売になるわけないのにね。(笑)
輪島塗と違って、塩は、廉価品が、全国津々浦々まで、出回っているからね。
今さら需要はないし、元治さんも商売というより、伝統の継承に主眼を置いているはずだよね。

希が、弥太郎のところに行くと、圭太が、弥太郎から破門を言い渡されていました。
そもそも、圭太が知っている情報を、八島が仕入れたとしても、それでどうこうなるわけじゃないことは、弥太郎も、分かっていましたね。
それでも、破門にした答えは、2階にある輪島塗漆器の収蔵室にありました。

そこには、100年以上前のものが、詰まっていました。
これは江戸時代のもの、これなんか天保年間のもの、と天保十五年と箱書きされた漆器を、希に渡しました。
なんか、年代物という感じがして、本物ぽかったなぁ。
でも、希は、素手で触っていたからね。(笑)
いくら漆器でも、本物なら、手袋しないとまずいんじゃないのかな。
そんなことより、やたらと天保年間を重々しく強調していたけど、それも江戸時代、しかも後期だからね。
最初から、江戸時代のもの、とか、200年以上前のものとか、そんな紹介でよかったんちゃう。(笑)

で、結局、破門の答えが、輪島塗は分業制度で成り立っており、いわば輪島の街そのものが、輪島塗の工場となっている、その結束にヒビを入れたから、ということでした。
ヒビを入れたのは、安西たちだからね。
それに給料を倍に、という甘言を弄されたくらいで、あっさり見限られるのは、ただただ、弥太郎たちの不徳のいたすところじゃんね。
その責任を弟子にかぶせて、自分は頬被りって、師匠失格だね。

ただ、圭太にも、八島を説得して、いいところを見せようという功名心があったのは、否めないよね。
仕事の上達に、向上心は必要不可欠だけど、功名心は、時として邪魔者になっちゃうのよね。
圭太も、いい勉強させてもらったと、謙虚に反省しろし。

役所では、博之が輪島塗を避ける理由が、あきらかになりました。
漆にかぶれるから、って、こんなエピソードいらないっしょ。(笑)
窓近くの壁に、親子の絆を大切に、という紙が貼られていましたね。(笑)
産業振興課と、ほとんど関係ないじゃん。(笑)
それより、前回も触れたけど、節電の紙が貼られているのに、昼休みも、すべての電気が点けっぱなしって、ありえないっしょ、こぴっとしろし。(笑)
ついでに、課の入り口の監視カメラ、あれほど無駄なものはないね。(笑)

そこへ岡野亜美が、何層にも重ねるミルフィーユの意味が分からない、と再度訪ねてきました。(笑)
本当に、こんなことだけで、輪島くんだりまで来ないっしょ。
安西を更正させるための、キーパーソンなのかな。
まさか、ミルフィーユに納得しないまま、これで終わりということはないよね。

海岸で、一人たそがれる圭太に、一子が声を掛けました。
一子に東京行きを誘う圭太、圭太に抱きつく一子、愛の逃避行飛行だね。
抱きついたときに、ちょうど高波があがったのが、印象的でした。
一子は、また、洋一郎をたぶらかして、慎一郎の車で金沢まで行くつもりみたいね。
でも、マキちゃんに、ビシッと、男と東京、両方は無理、といわれてたね。(笑)
そういえば、慎一郎さん、今日もバナナ食べまくっていましたね。(笑)

一方、大きな夢を見つけた徹は、プールで、安西と接触しました。
貝殻ビジネスに、邁進していますね。
でも、実印を捺す寸前に、邪魔が入るんでしょうね。
やっぱり、藍子さんかな。
ところで、今日は、水着ギャルがたくさん映っていましたね。(笑)
視聴率、上がったかな。(笑)

弥太郎さんは、フラれても、文さんのことが好きなんだね、いじらしいなぁ。
文さんは、どんな説得を試みるのか、楽しみですね。

さて、第4週の関東地区の最高視聴率は、娘を手伝って京極ミズハのCDを売る徹が、裏市長キミ子から、バナナの叩き売りかい、とツッコミを入れられた25日(土)の20.3%でした。

月曜から土曜までの詳細は、19.5%、20.2%、19.7%、20.2%、19.3%、20.3%で、第4週の週平均は19.87%と2週続けて20%を下回る惨状、『ごちそうさん』の第4週の平均は21.85%、『花子とアン』の第4週の平均は21.93%、『マッサン』の第4週の平均は20.87%でした。
第4週までの全平均は20.28%、『ごちそうさん』は21.45%、『花子とアン』は21.76%、『マッサン』は20.83%でした。

関西地区の最高視聴率は、津村家が、8年目のチェックアウトをして出て行ったあと、元治さんが、お風呂の湯加減を希が自分好みにしてくれていたことを知った23日(木)の20.7%で第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、希とみのりの河川敷での昼食タイムに洋一郎が乱入し、希と圭太が、堤防で、カモメ〜、タイヤ〜と叫び合った24日(金)の21.0%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第17回は、関東地区が12.6%と、復調の兆しが見えてきました。
ちなみに、八重の第17回は13.7%、官兵衛の第17回は15.6%でした。
第17回までの全平均は、花燃ゆ12.93%、官兵衛15.87%、八重15.68%です。
関西地区は12.2%でした。

今回は、ついに、寅次郎が、最後を迎えちゃいました。
私は、思わせぶりなタイトルで、てっきり、もう1週、引っ張るものだ、と思い込んでいました。(笑)

ドラマの展開は、処刑前日の伝馬町の牢から始まった後、その4か月前に遡り、その過程を説明、その後、一旦、処刑後の萩を描き、最後に、斬首の瞬間を描くという、凝った展開でした。
私、こういう流れは大好きなので、とても楽しく視聴できました。
宮村さん、グッジョブでがんす。

安政6年10月26日、処刑前日、寅次郎は、小伝馬町の牢に入れられています。
その4か月前に、牢に入れられました。
黒船に乗り込もうとして捕らえられ、入れられた時の牢名主も、平六、昇太兄さんでがんすな、彼の姿も見えません。
だから、今回は、何で暗殺を企んだ、とか、平六からの質問攻めに遭わなくてすみました。(笑)
新しい牢名主は、沼崎吉五郎さん、蔓(つる)という名の金子(きんす)が、大好物、こんな人間は、御しやすいよね。

その頃、文は、すみと岩倉獄へ、九一と靖に会いに行きました。
金子のころから比べると、数段、こぎれいになりましたね。(笑)
九一と靖は、公儀は、老中暗殺計画をどこまで知っているんだ、と大声で会話しています。
前回、伊之助の脇の甘さを指摘したけど、この二人も、同じだね。
周りに人がいる中で、そんな話しないっしょ。
もし、上昇志向の強い獄吏がいたら、チクられて、自分たちどころか、下手したら、長州藩のお取りつぶしにまで、発展しかけねないほどの大事だからね。

そこへ、一誠がやってきます。
彼は、自分が、伏見要駕策を伊之助に漏らしたから、二人が岩倉獄に入れられた、と反省しています。
兄は、もう怒っていませんよ、と完全に人ごと状態の文。
あのね、元はといえば、暗殺計画を文之進たちにチクったのは、文だからね。
こうした事態を招いた張本人としての自覚に、欠けすぎじゃんね。(笑)

伝馬町に寅次郎を訪ねた晋作、あれだけ突き放したようなドライな発言を繰り返していたのに、急に師匠として敬うなんて、なんかぶれすぎて、感情移入ができません。

利助は、姿を見ないと思ったら、長崎に行ってたのね。
そういえば、『龍馬伝』の中で、龍馬が井上多聞と伊藤俊輔に長崎で会っていたけど、そのことをいっているのかな。
ただ、名前は、利助から俊輔になっていたはずだよね、『龍馬伝』では。
でも、きっと、この時のことなんでしょう。(笑)
この後、利助は、桂と江戸に行く、といってましたけど、寅次郎には会えたのかな。
当然のことながら、このエピソードは文とのここまで、この後は、完全スルーなんでしょうね。(笑)

久しぶりに、高杉小忠太が、登場しました。
小田村、周布、長井が、寅次郎の取り調べの様子を、江戸にいる晋作が、知らせてくれるから安心だ、と話し合っているところに、割り込みます。
縁談があるので、萩に戻して欲しい、と動揺しながら、訴えました。

あれれ、この前、最後に小忠太が登場したときは、寅次郎の塾に通おうとする晋作を勘当する、みたいな話をしていたんじゃなかったでしたっけ。
それが、いつの間にか、大事な跡取り息子になってるじゃんね。(笑)

その晋作の妻が、井上雅です。
なんと、朝ドラに続いて、黒島結菜ちゃん、大河も制しちゃいましたよ。
やるね、今、乗りに乗っている感じがします。
こぴっと頑張って、朝ドラのヒロインになれし。

7月9日、寅次郎は、牢名主、沼崎のアドバイスを思い出しつつも、自ら進んで、間部を待ち伏せし、諫める計画を立てていたことを、告白しちゃいました。
せっかく、雲浜さんが、一命をなげうって、守ってくれたのにね。
なんか、雲浜さんの最後は、あっけなかったなぁ。

その取り調べの様子は、晋作から、ただちに伊之助の元に報告されました。
ここが、無理がありすぎるのよね。
いったい、どうやって、その情報を手に入れられたのか、って話ですよね。
普通は、そんな取り調べの様子を、入手できる術はないよね。
いくら金を使っても、核心部分は、聞こえてこないと思うけどなぁ。

それはともかく、伊之助は、寅次郎の真意を確かめるべく、江戸に向かうことになりました。
寿が、ちゃんと旅支度を調えてくれました。
この二人も、夫婦になったんだねぇ。
結婚した当初、寿は、いきなり今から江戸に行く、と伊之助にいわれるなど、意思の疎通が、はかられていませんでしたもんね。

寅次郎は、伊之助に、井伊直弼と直接対決するために、あえて自らの罪を認め、奉行所に呼び込もうとした、と答えました。
相手は、大老だよ、大老、そんな寅次郎ごときに、自ら対峙するわけないじゃんね。

てぇー、ところが、10月5日の取り調べに、大老自ら、乗り込んできたじゃんね。(笑)
寅次郎は、顔は知らないはずだけど、彼が、井伊直弼だ、と確信していましたね。
熱く持論を語っていましたけど、実は、大老じゃなくて、奉行所のお役人が相手だった、なんてことがなくて、よかったね。(笑)
でも、議論をふっかける前に、相手を確認するのは、基本中の基本、寅次郎、こぴっとしろし。(笑)
でも、相手方も、天下の大老ともあろう者が、同じ土俵で熱くなって、悔しさのあまり扇子を折り曲げちゃって、どっちもどっち、子供のけかんだね。(笑)
直弼ちゃん、怒りにまかせて、遠島の上から紙を貼って、死罪と書き換えちゃいましたよ。(笑)
紀行によると、死罪は、評定所で告げられたそうですね。

そして、10月27日、処刑当日、松蔭は留魂録の最後の1冊を、長州の者に渡してと沼崎に託しました。
その日、杉家の人々は、それぞれに寅次郎の亡霊と対面していました。
庭から、腕相撲に興じる利助たちと、それを楽しそうに見ている文を眺める寅次郎の姿は、最終回、藤の花の下、優しく光を見つめる勘兵衛の亡霊を思い出しちゃいます。

その後、江戸から戻った伊之助は、寅次郎の遺髪と遺品を持ち帰りました。
ボタオに硯に筆、そして、留魂録と寅次郎の手紙が、並べられました。

「親思う こころにまさる 親ごころ 今日の音づれ 何と聞くらん」
寅次郎の手紙、紀行によると『永訣の書』でがんすな、それ書かれたこれが、辞世の歌になりました。
『マッサン』でも中途半端に描かれていたけど、子供が先に亡くなることを超える悲しみは、ありません。
親を思う気持ちより、子を思う親の気持ちが勝るのは、いつの世も、同じなのよね。
胸に響く歌ですね。

ちなみに、寅次郎の有名な辞世の歌は、「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」ですね。
こちらは、ドラマでは触れられませんでしたが、留魂録の冒頭に記されていましたね。
どうやら、これは、弟子に向けられたもののようですね。
家族あての方が、悲しみが深いものになっています。

処刑場に運ばれる寅次郎を背景に、彼の言葉で、手紙が朗読されていきました。
「もし同志の中で私の心を継いでくれる人がいたら、私の実は空ではない。どうか一粒の籾として、次の春の種となれますよう」
前回、寅次郎が、一晩だけ野山獄から杉家に帰されたとき、水浸しになった畑で、百合之助が一粒の種を見つけていましたけど、それとうまく結びつけましたね。
そして、ここまでいったところで斬首、一瞬ブラックアウトとなり、赤い紅葉の葉が1枚漂い落ち、続いて首に掛けられていたボタオが、地面に落下しました。

この場面で、『新選組!』の最終回を、思い出した大河ファンは、多かったんじゃないでしょうか。
斬首されるときに、近藤勇に何といわせるか、三谷さんが、渾身の力を振り絞って考えた結果が「トシ」、幼なじみの土方歳三の名前だったんですよね。

正直、ここで、終わってほしかったなぁ。
しかし、残念ながらこの後、このドラマの主役は私よ、そう主張するように、縁側に座った文が、留魂録を読み、ボタオを胸に抱きました。(笑)

次回は、龍馬が登場します。
えらい年をくっているなぁ。(笑)
どんな力業で、文に絡めていくのか、楽しみです。

それでは来週も、どねえな道に迷っても、思い出して戻ってくるような笑顔で、牢の中では蔓(つる)がすべてと知り、褒め言葉に乗らず、己の行いに何一つ恥じることなく、無頼を装っても殿を敬う気持ちはいつも揺るがず、魂が不朽となる望みをあきらめず、己の幸せを信じて懸命に生き、言葉を交わし顔を見るのことが力となり、徳をなくした政(まつりごと)の果ては亡国と肝に銘じ、尽し、動かざればなお尽し、武士たる者、常に死は覚悟の上、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、二度と離れたくない、美しく気立てのよい、城下一の美人と名高き女性との縁談が、舞い込むじゃんね。

「萩に帰りなさい。愚直に己を貫くとき、君は、君と笑い、君と泣き、君を慕い、そうした者たちの中に必ず輝く。萩には君の友がいます」
CATCH A DREAM!!

[7338]今は遠くても 投稿者:まっくん

投稿日:2015年04月24日 (金) 21時54分

みなさん、こんばんは。
晴天の予報が続いて、すがすがしいですね。

明日で、いよいよ角田光代さんの『拳の先』が、完結します。
なかなか、おもしろい小説だっただけに、ちょっと残念です。

小説といえば、船戸さんが、亡くなられました。
この2月に『満州国演義』の完結編が出たばかりなのにね。
西木正明さんの話によると、5年ほど前に余命半年の宣告を受けていたそうで、それを思うと長生きできて、全9巻、7,500枚の大作も脱稿できて、よかったんじゃないでしょうか。

次の朝ドラに、桜子こと、あおいちゃんが出演するそうで、楽しみです。

さて、今週の『まれ』は、公務員として、社会に一歩を踏み出しました。
そして、とうとう、慣れ親しんだ桶作邸を離れることになりました。
なんか、今一つ、ストーリーが、こなれていないのよね。
いろんなエピソードを食い散らかした挙げ句、散漫な失敗ドラマに終わった例を、数多く見てきているだけに、ちょっと、心配です。
そうそう、『まれ』効果で、能登のキリコ祭りが、日本遺産に選ばれました、パチパチ。

それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。
根性なしで、すいませんでした、と土下座する徹に、もう安っぽい土下座は禁止、という藍子さん。
藍子さん、その言葉を政春にこそ、いってほしかったよ。(笑)
なんと、その藍子さんの口から、もう一度、家族になりましょう、という言葉が、飛び出しました。
本当は、徹からいってほしかったけど、土下座する姿を見て、あきらめたんでしょうね。(笑)
こんなだめ男を好きになった自分を、恨むしかないし、辛いよね。

藍子さんを抱きしめる徹、圭太といい、すぐに抱きつくのは、輪島の土地柄なのかな。(笑)
こういう徹の、すぐ調子に乗るところが、だめなんだよね。
でも、藍子さんは、そこがいいんだよね。
親が抱き合う姿に狼狽し、思わず右腕で一徹の顔を隠す希が、かわいかったなぁ。
もう、高校生なんだから、あれくらい、いいじゃんね。(笑)

そして、年度末、2002年(平成14年)3月になりました。
希周辺の、この半年間での動きが、ザァーっと紹介されました。

洋一郎は漁師、みのりは地元の農協、ここは予定どおりでしたね。
みんなが驚いたのが、高志のロックミュージシャンだよね。
役者さんは、もともと歌手だそうで、それを知っている人は、読めたかもしれないね。
そういえば、高志の両親のことはいずれ、みたいに、もったいつけて引っ張っていたけど、実は、音楽家なのかな。

あのはじけっぷりは、意図的なんでしょうね。(笑)
卒業したらバイクに乗ろうと、学校に内緒でバイトした、と歌っていましたね。
本当に、バイトしていたのかな。(笑)
東京の大学に行ってプロを目指すそうなので、もしかすると、ミズタクの『バースデイ・オブ・エレファント』に加入する、なんて夢のコラボが、実現するかもしれませんね。(笑)

一方、一子は、オフィス・ハートフルのオーディションに落ちてしまいました。
GMTのメンバーになることは、とりあえずは、なくなりました、残念。
モデルは、あきらめていないけど、東京行きは、とりあえずは、断念したようです。
で、やっぱり餅は餅屋、美容師の勉強をしているんですね。

圭太は、やっぱり高校を卒業して、弥太郎のもとで、漆塗りの修行をはじめました。
その圭太と一子が、いつの間にか付き合っていて、希はびっくり。
あたしゃ、洋一郎の方が、心配だよ。(笑)
圭太は、何とかしようと、ジタバタする希が、好きだったんだもんね。
夢をあきらめて、落ち着いちゃったら、魅力がなくなるのも無理ないよね。
その点、モデルの夢にすがりついて、ジタバタしている一子の方に、惹かれるのも、仕方ありませんね。
そういえば、大吉さんもいってましたよね、くっついたり、別れたりするのは、田舎の若者の特権だって。(笑)

希たちは、うみねこ座の合唱などによって、高校卒業を祝ってもらいました。
そして、2002年4月、希は、輪島市役所に就職しました。
輪島塗の名札は、本当に太鳳ちゃんに、プレゼントされました。
このニュースのおかげで、市役所就職のネタバレ情報に触れてしまった、私なのでした、悲しすぎる。

役所の制服にスタジャンを羽織って、自転車で通勤する希。
まず、制服で出勤、というのが、もう、公務員というより社会人として、なってません。
こぴっと、職場で着替えろし。
後に、文さん作の桜もちを職場に持ってきた希に、博之が、学生気分で職場に来るな、と怒っていましたけど、結局、そういうことなんだよね。
それを一方的に怒るだけじゃなく、ちゃんと、教え、諭してあげないとね。
それが、上司の仕事じゃんね。

希の配属は、産業振興課、そこの課長が、圭太の父、博之で、徹が就職した清掃会社の派遣先が、輪島市役所という、出来過ぎの展開でした。(笑)
希の担当は、移住定住班。
前回、一子の日帰り大作戦で検証したときに触れた、能登空港が出てきて驚きました。
ちなみに、現在は、のと里山空港という名前になってますけど、やっぱり、私のまわりでは、能登空港といっている人が多いです。(笑)

机の上に置かれた文房具一式を見て、感動する希。
あくまでも、業務用の貸与であって、私的に使っちゃだめなんだけど、完全にただでもらった、と思っているよね。(笑)
博之もいってましたよね、しちゃいけないことは、規則違反と公私混同だって。
そういうことを、周りの人間が、しっかりと正してやらないとね。

そこへ東京から一か月前に引っ越してきた本名、山田典子、芸名、京極ミズハから、家の前にゴミが捨ててあるという苦情電話。
あえて、産業振興課にかけてきたところを見ると、移住定住班が、アフターケアをしているみたいですね。
坂を上っていくと、彼女の家の前には、みんなで分け合う野菜の山。

確かに、一人暮らしの人間に、あれだけの量の野菜を置かれてもね、ありがた迷惑だよね。
一方、輪島の人から見れば、それが生活習慣だし、藍子さんからの電話を受けた文さんじゃないけど、しっかりとその土地の人間になる覚悟のない者には、来てもらいたくないんだよね。
希や直属の上司の新谷さんからすると、よそ者でもいいから、とにかく住む人に増えてほしいところだし、板挟みの辛い立場ですね。
この野菜騒動は、胸襟を開いて話し合って、互いに歩み寄るしかないよね。

いずれにしても、輪島は、孤独に音楽と向き合う環境にない、ということだけは、確かですよ、ミズハさん。(笑)
都会の方が、よっぽど、人と関わることなく、孤独に音楽と向き合えると思うぞ。
シタールは、思い切り弾けないかもしれないけどね。

結局、希が、頼まれもしないのに、家の前に置かれた野菜で料理を作ろうと、ミズハの家に上がり込み、警察を呼ぶぞ、と怒られちゃいました。
新人の頃は、気合いで肩に力が入っているんだけど、何をしていいか分からなくて、だから、自分でもできそうなものに飛びついちゃうんだよね。
希みたいな経験をした人、たくさんいるんじゃないかな。

徹に掃除を教えるキミ子さん、松子の義母でがんすな、いい味出していますね。
市長ですら、近所の洟垂れ坊主の頃から知っているなんて無敵、まさに裏市長だね。
それにしても、博之が、何も弱点のない、実力、政治力ともにナンバーワンって、完全に、輪島市役所の生え抜き職員みたいに語られていますね。
最初、県庁に勤めていて、金沢に転勤した、という話と、どう整合性を取るつもりなのかな。
やっぱり、県から出向してきた腰掛け的な話にしないと、難しいんじゃないかな。

それにしても、気になるのが、徹が、清掃の仕事を卑下していること。
職業に貴賎はないんだし、掃除して、職場環境を整えてくれて、初めて、希たちも、能率的に仕事ができるんだしね。
確かに、清掃業務を一段低く見るきらいがあることは、否めない事実だけど、だからって、テレビで、そんな風に描いちゃ、だめだと思うなぁ。
だって、テレビドラマじゃ、必ず、後部座席のシートベルトを締めているもんね。
そういった、建前的な部分も、テレビには、大事だと思うなぁ。
そうそう、徹が、藍子さんから腰に湿布を貼ってもらうときの、ズボン下ろしちゃって、はアドリブだよね、きっと。(笑)

そんなある日、文と元治の息子夫婦が、突然、戻ってきました。
ちなみに次女麻美を演じるのは、浜辺美波、地元石川県出身のタレントなので、方言は、ほぼネイティブなんでがんす。
でも、東京出身の役だからね、いずれ希みたいに方言をしゃべってくれるかな。
ちなみに、私は、長女友美の方が、タイプです。(笑)

家族で能登に戻りたい、一緒に住もう、といわれた時の、文さんと元治さんの嬉しそうな顔、見事な演技でした。
この二人、本当にお似合いの夫婦に見えますもんね。
プロの役者って感じが、します。
この二人のおかげで、このドラマが、ぐずぐずにならず、締まって見えるのよね。
そして、この名演技で、その後の悲しみが、落胆が、引き立つのよね。

息子の哲也は、塩田を潰して、そこにカフェを開きたい、と提案しました。
孫の顔見せて、同居ちらつかせて、それじゃジジババ詐欺じゃないの、と徹にしては、いいこというじゃん。
そんな徹に、哲也が、あなたに家族語れるんですか、聞いてますよ、好き勝手して、と反撃しますが、この台詞は、明らかに不自然。
徹のことを聞く相手が、いないじゃんね。
文さんとも、元治さんとも、ほとんど口も聞かない様子だしね。
周囲に、密かに裏で糸を引く者がいる、というなら別だけど、少なくとも、はるさんの店に集まる人に、そんな役回りは、させられないでしょうしね。

文さんは、孫のために、と見せかけて、実は息子の哲也のために、桜もちを作ってあげたんだね。
でも、色の濃い、いかにも合成着色料をふんだんに使用してます的な、まずそうな、しろものでした。
こちらにも、あんなに濃い色の桜もちは、ないからね、多分、少なくとも私は、見たことがありません。(笑)

でも、希の職場では、思いがけず、大好評でした。
ミズハも、葉っぱごとパクついていましたね。
そういえば、葉っぱごと食べる人って、多いんですよね、意外に。
藍子さんも、そうでしたね。
私は、香り付けだけで、いつもはずして食べるので、そんな人の気持ちが、分かりません。(笑)
そういえば、エビフライも、しっぽまで食べる人が、とても多いのにびっくり。(笑)

雨の中、橋の上で、圭太に駆け寄る一子の姿を見かけた希は、『まいもん』で、みのりと合流しました。
まいもんのテーブルには、プラットホームに立つ、そこの駅名と、下に前と次の駅名が書かれた、あの白い看板の内容が、描かれていましたね。
大きく輪島と描かれ、その下に、次の駅名シベリア、も書かれていましたね。(笑)
これは、しゃれなのよ。
輪島が終着駅なんだけど、次は、ロシアのシベリアに続いている、という遊び心が反映されているのよ。
このテーブルの模様は、地元民か、鉄道好きの人じゃないと、伝わらないだろうな。

希も、すっかりお客として、ココアを注文しています。
公務員はバイト禁止だからね、もう、ここでは働いていないのよね。
でも、本当なら、代わりのバイトの娘がいそうなものだけど、そこは、ドラマだからね。
それよりマスター、ココア作れるかな、はないっしょ。(笑)
それはともかく、名刺交換するまれとみのり、社会人になって、この時期に、やっと初めて会ったんかい。(笑)
希の移住定住班は、誰かと誰かが出会える懸け橋になる素敵な仕事、そんなことをいってくれるみのりちゃん、いい娘だ。(笑)

希が家に帰ると、一徹が、人間は業が深い生き物だ、と悟っていました。(笑)
二人は、友美と麻美は、母親に頼まれて、文と元治の前で、演技をしていることを知ってしまいました。
麻美は、チャンネルがこれだけしかない、みたいなことをいってましたけど、一応、当時でも、テレ東系以外は、全部映るから、そんなに不満じゃないと思うんだけど。
もっとも、富山は、日テレ系とフジ系しか映らないから、以前書いたように、富山の放送局を見ていたら、そうかもしれませんけどね。
でも、石川県の放送も入るから、逆に、ものすごいチャンネル数じゃないの。(笑)
携帯だって、ちゃんと電波が、当時から届いたし、そんな地域のデジタル・ディバイドみたいなことを、強調せんでもねぇ。
このあたりに、都会人の上から目線を感じるのは、被害妄想かな。(笑)
でも、確かに制服は、ださいかも。(笑)

この時、藍子も部屋にいて、彼女たちの会話を聞いていたんですね。
その晩の食卓では、その発言に怒る藍子、希、一徹、そして、その様子を不審に思う、一人蚊帳の外の徹。(笑)
昼食後、制服がださくないところを見せつけようとする、怒りMAXの希。
ここは素直に、怒るところは、そこじゃないだろ、と突っ込んであげるのが、制作者の意図に叶っているんですよね。(笑)

そこへ、哲也の妻、しおりさんが、やってきました。
藍子さんが、すべて聞いたと告げると、本当、邪魔よね、あなたたちと、しおりさん、開き直っちゃいました。
家族気取りで、何を目当てに居座ってるんだか、赤の他人のくせに、って、しおりさんいってましたけど、その通りだから、藍子たちの胸に、この言葉が、突き刺さりました。
結局、哲也も入ってきて、大声での言い争いとなり、文の知れるところとなりました。

他人には、きつく聞こえる言葉でも、家族にしか通じない、別の意味を帯びていて、分かり合える、許し合える、ということがあるからね。
こういうことには、他人は、口を出さない方が、いいんだよね。

息子夫婦が帰った後、アルバムで、息子や孫の写真を眺めながら、文さんが、麻美と友美に、あんなこと言わしてしもたね、かわいそげなこと、してしもた、とつぶやいたのが、印象的でした。
文さんには、息子夫婦のことが、お見通しだったんですね。

胸襟を開いて、生活が苦しいので助けてほしい、輪島で一緒に生活させてほしい、と素直に、哲也にいってほしかったんですよね。
でも、そんなことができないような、何か口実がなくっちゃ、実家に戻って来ることが許されないような、そんな関係を築いてしまったのは、文さんや元治さんにも、その責任の一端があるからね。
だから、自分のせいで、孫にあんなことをいわせてしまった、と落ち込んじゃったんですね。
本当、一方的に哲也たちが悪い、と言い切れないところが、切なくしているよね。

しおりさんの言葉が胸に響いた徹と藍子さんは、8年前の尾羽打ち枯らして、能登に流れ着いた自分たちの姿を、哲也たちに重ねていました。
そして、桶作家を出る決心をしました。
8年目のチェックアウト、徹も、きざなこというじゃんけ。
でも考えてみたら、彼だけは、途中で姿を消して契約を打ち切られ、その後、正式なチェックインの手続きをせずに、出戻りとして居座っているのよね。(笑)

産業振興課では、ミズハのコンサートの話題で盛り上がっています。
協力に否定的な新谷たちを不満に思う希に、裏市長キミ子が、春祭りのイベントの中に組み込めば、市も後援という立場で協力ができる、と知恵を授けました。

なんと、希の一存で、市が協力する流れになったじゃんね。
でも、組織なんだから、ちゃんと資料を作って、上司とヒアリングして、方針が認められたら稟議書を回して決裁を受ける、こうして初めて、輪島市としての政策が決定されるはずだからね。
これは、どこの会社でも、一緒だよね。

でも、博之が、それを教える前に、ミズハが、希に個人的に手伝うよう、リクエストしました。
彼女のCD売りまで頼まれましたね。(笑)
責任を取らなくてよくなった新谷、喜んでいましたね。(笑)
しかし、和風サロンコンサートで、桜もちやお茶を出す、といってますけど、ここでもやはり、給仕をする人件費も含め経費の問題は、避けて通れないはずですが、いつも通り避けまくっています。(笑)
それに、個人の立場で、といっても、希の姿を見た市民は、市として協力していると思う可能性が高いですから、そのあたりをクリアしない限り無理なはずなので、実際は協力できないだろうな。(笑)

こうと決めたら、メチャメチャ早い津村家の面々、速攻で引っ越しちゃいました。
でも、文さんたちが気になる藍子に、番犬代わりに徹を置いていくことを提案する希、タイミングよく犬が遠吠えをしましたね。(笑)
元治さん一人が見送る中、近所に配る野菜の仕分けに精を出す文さんが、ウニ丼を作る夏ばっぱの姿と重なりました。

結局、家族4人が引っ越したのが、8年前、引っ越しの候補に上がっていた高田のばあちゃんのところでした。
あのときは、大阪から息子夫婦が来るかも、みたいな話をしていましたが、結局、高田のばあちゃんの方が、大阪の息子夫婦のところにいったようです。

でも、大阪の生活になじめずに、帰ってくるんじゃないかな。
この5年後、平成19年の能登半島地震の時、多くの年寄りが、金沢にいる子供のところに引き取られたんですけど、孤独感にさいなまれ、結局、大半が能登に戻っていったのよね。
この地震は、描かれるのかな。

希たち、一応、引っ越しそばを食べていましたね。(笑)
一方、居間だけ電気を点けた桶作家では、文と元治が、二人だけで漬け物をおかずに夕食をとっていました。
このときの孤独感も、お見事でした。

そういえば、希の産業振興課、節電の張り紙をしながら、こうこうと電気を点けまくっているよね。
桶作家を、こぴっと見習えし。
文さんたちを励ましにやってきたはるさんたち、こういうところが、田舎のコミュニティなんだよね。
でも、迷惑そうな表情の文さんと元治さんが、笑えました。

圭太の元に、一子を連れてやってきた洋一郎、二人が付き合っていることを知らなかったんだね。(笑)
つまり、あまり知られていない、ということだよね。
希との時は、村中が、賭けをするまでの盛り上がりをみせたのに、脇役だと、露骨にトーンダウンさせるわけね。(笑)
そういえば、このときの一子ちゃんの前髪留め、×じゃなくて、―だったね。(笑)

希は、文さんの桜もちを再現しようとしますが、隠し味が、何か分かりません。
そんなの、勿体つけなくても、塩田の塩に決まってるじゃんね。(笑)
それ以外じゃ、ドラマになんないっしょ。(笑)
それで、哲也が、塩田の大切さに気づき、跡を継ぐ、というパターンかな。

希が、風呂の温度を元治さんに合わせていた、というのは、よかったです。
でも、裏を返せば、文さんは、自分好みの温度に設定した、ということだよね。(笑)

希の職場にやってきた哲也は、1年前にリストラに遭い、無職だ、と告白しました。
そして、桜もちの思い出を語りました。
そんな彼に、希は、安く借りられる不動産を探す、と協力を申し出ました。
それを聞いた博之が、公私混同だ、この仕事に向いてない、やめろ、と希をしかりました。

まあ、哲也は市民じゃないけど、これから市民になることを希望しているわけだし、そして、そんな移住希望者の役に立つのが、希の仕事だからね。
そのために、親身になってあげることは、決して悪いことじゃないと思うけどな。
補助金を出すだけの仕事なら、誰でも、できるわけだしね。
ただ、誰に対しても、同じように親身になれるかどうかだね。
知り合いの息子だから、特別に、安いところを探してあげるじゃ、えこひいき、不公平になるからね。
いずれにしても、さっきも書いたけど、博之は、頭から怒るんじゃなくて、ちゃんと指導してあげないと、上司失格じゃんね。

さあ、明日は、予告編にも会った文さんクイズですね。
どんな展開になるか、楽しみです。

さて、第3週の関東地区の最高視聴率は、カリスマ・スカウトマンが逮捕された一子に、高志が、スカウト雑誌『NEW FACE』を差し出した14日(火)の20.5%でした。

月曜から土曜までの詳細は、19.7%、20.5%、19.2%、20.4%、19.3%、19.0%で、第3週の週平均は19.68%と20%を下回る体たらく、『ごちそうさん』の第3週の平均は21.65%、『花子とアン』の第3週の平均は22.07%、『マッサン』の第3週の平均は20.60%でした。
第3週までの全平均は20.42%、『ごちそうさん』は21.31%、『花子とアン』は21.71%、『マッサン』は20.82%でした。

関西地区の最高視聴率は、圭太が、漆塗りの修行のお願いに行ったら、弥太郎が、『スナック崖っぷち』のママさんを連れ込んでいた14日(火)の21.6%で第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、希が、辞書を借りに来た一徹くんに、手芸ケーキのエア試食をさせた15日(水)の21.1%と、行列の22.8%に破れ、第2位でした。

『花燃ゆ』の第16回は、関東地区が10.7%と二桁に回復しました。
ちなみに、八重の第16回は13.8%、官兵衛の第16回は16.2%でした。
第16回までの全平均は、花燃ゆ12.95%、官兵衛15.89%、八重15.81%です。
関西地区は12.1%と、微増です。

今回は、寅次郎の江戸幕府からの召喚という、太い幹が全体を貫き通していたので、見やすかったですし、緊張感もあって、よかったんじゃないでしょうか。
ただ、今回のタイトル、『最後の食卓』も、表題に偽りあり、その様子は、描かれませんでした。
まさか、寅次郎が護送される、その日の暢気な杉家の朝食を指している訳じゃないですよね。(笑)
最後、泪松から萩の城下を眺めたときに、杉家の食卓の様子を眼裏(まなうら)に浮かべていましたけど、それが、寅次郎が空想の中で体験した、萩での最後の食卓という意味だったのかな。
正直、よく分かりませんでした。

玄瑞が、帰宅しましたけど、文がはしゃぐばかりで、杉家の人たちは、つれなかったですね。(笑)
医者坊主の玄瑞は、もう俺は武士だ、といわんばかりに、堂々と大小を腰に差しての凱旋でしたね。(笑)
この二人、すぐにも新居を探すようなことをいいながら、結局、ずっと居座っているんですね。
梅太郎や亀さんは、いいかげんにしろ、早く出て行け、と思っていることでしょう。(笑)
こぴっと、希に安い物件を探してもらえし。(笑)
有隣さんも、いつの間にか、どこかに行っちゃったみたいですけど、食卓も別で、家の隅っこで、今でも、寝泊まりしているのかな。

長井雅楽の元に、江戸幕府からの寅次郎の召喚状が届きました。
暗殺の企みがばれたんじゃないのか、幕府を逆賊と決めつけた書簡が入手されたんじゃないか、と、動揺のあまり口走る伊之助。
長井雅楽が、伊之助と敵対していたら、この不用意な発言でもって、寅次郎の共謀者として、野山獄に送られかねなかったですね。
こんなに脇の甘い伊之助さん、よく、この幕末を生き抜けたなぁ。(笑)
周布さんも、いつも酔っ払っている場面にしか出ないけど、本当にこれでいいのか。(笑)

召喚のことを知った寅次郎は、謹んで受ける覚悟を披瀝したのち、肖像画を描いてほしい、と頼みました。
なるほど、ここで亀太郎が、活躍するわけね。
暗殺の実行犯になるのを一番最初に拒否した割には、まだ、松下村塾と繋がっていたのね。(笑)
でも、師匠の目を、死にかけの魚のそれに例えるのは、あんまりじゃないの。(笑)
一誠や利助や地雷火の為八は、姿が見えないけど、師匠を見限ったわけじゃないよね。(笑)
九一と靖兄弟の岩倉獄は、描写してもらえないのね。(笑)

令子さん、ご指摘ありがとうございました。
いつの間にか、私、一九だと思い込んでいました。
変換ミスなどのケアレスミスじゃない分、よけいに恥ずかしいでがんす。
これから登場が、減りそうな感じで、残念ですね。

文は、なんとか召喚前に、寅次郎を出獄できるよう、伊之助に頼みますが、彼をおとなしくさせる、と断言できずに、断られました。
次に、野山獄に行った文は、犀之助にもいい返事をもらえず、久子と面会しました。
犀之助は、実在する人物だったのね、知りませんでした。

至誠にして動かざるは未だこれ有らざるなり、そう書かれた布に、糸を刺してほしい、と寅次郎から頼まれた、と久子は、語りました。
千人針、みたいなもの、というよりも、その文字を長持ちさせたかったのかな。
それとも、紀行によると、久子から布をもらって、箱根で汗を拭いたみたいなので、彼女に手を加えてもらうことにより、二人同行じゃないけど、彼女の思い出の品としたかったのかな。
その久子は、文に、御公儀の面前で、己の志を、思いのたけを述べるのとができる、あのお方にとって、それ以上の幸せがありますか、といって聞かせました。

結局、なんやかやいいながら、犀之助の一存で、一晩だけ、一時帰宅が認められました。
本当に、いい人だったんだね。
でも、だからずっと出世できずに、野山獄に勤めさせられたのかな。(笑)
もしかすると、福川家は、代々、野山獄の管理を担当していたのかもしれないね。

外で、出迎えたのは、なんと寿でした。
意外なところを、持ってきましたね。
真っ直ぐに、杉家に帰ってくるか分からないし、文が、じっと家で待っていられるとは思えませんけどね。(笑)
寿が、寅次郎への複雑な思いを、素直に語る場面は、よかったです。
ただ、篤太郎と久米次郎が、途中で走り寄ってきたけど、あの演出は過剰でしたね。(笑)
あんな小さい子供が、二人だけで、母親から離れてじっとしていられる訳ないじゃんね。
実は伊之助も、子供たちと一緒に来ていて、物陰に隠れて様子を見守っていた、という演出だったのかな。
それなら、ほとんど、視聴者に伝わらなかったし、無理があるよね。(笑)

実家に戻った寅次郎を待ち受けていたのは、泥んこ地獄でした。(笑)
水樽が倒れて、畑が水浸し、畝も分からなくなったとのことでしたが、畑というには、あまりにも、しょぼすぎっしょ。(笑)
こんなもののために、ロケはできないし、スタジオじゃ仕方ないけどね。
しかし、これじゃ、戦後、下村家の前に作った畑と、ちょぽちょぼでしたね。(笑)

お風呂場での、滝さんと寅次郎の会話、よかったです。
芝居や火消し、おなごの話を聞かせてほしい、と、わざとどうでもいいことを例示したんですよね。
お互い、これが、今生の別れとなることを、知っているだけに、いつもは、いらつくくらい暢気な滝さんの笑顔が、痛々しく感じられました。

文は、寅次郎に、風呂の焚き口の脇に、わらじと笠と路銀を隠してある、と逃走を勧めました。
路銀て、あなた、文がどうやって準備できるじゃんね、このあたり、作者は、深く考えていないよね。
寅次郎は、ボタオを見せて、必ず、ご公儀を説き伏せて戻ってくる、と文に誓いました。
そこへ、のこのこ現れたのが、空気が読めない玄瑞。
文と探していた、寅次郎を変えられる本として、彼が最初に記した『学は人たるゆえんを学ぶなり』を見つけたので、文と二人して、これからもずっと伝えていく、と、寅次郎の死を前提とした話をしちゃいましたよ。
せっかく、兄妹が、無理と分かっていても、再会を誓う劇的な場面を台無しにしちゃいました。(笑)
それにしても、ボタオを最後まで引っ張るつもりなのね。(笑)

その深夜、まじめに野山獄に戻った寅次郎に、刺繍した布を渡し、そっと手を重ねました。
そして、ただこれさえ覚えておれば、寂しさも、慰めも、悲しみも、喜びも、何も怖くはない、と伝えました。
紀行によると、久子が一方的に、布を贈ったみたいですね。
やっぱり、そういう関係だったのかな。
久子が登場したときに、後の寅次郎の人生に大きく関わっていく、とナレーションしてましたけど、正直、これだけなの、と拍子抜けしちゃいました。
艶っぽい関係があったのなら、分からないでもないんですけどね。
これからも、文通くらいするのかな、でも、テロの容疑者だし、そう簡単には許してもらえないだろうな。

結局、寅次郎を見送ったのは、空気が読めない玄瑞だけでした。
塾生たちは、見送らなかったのかな。
紀行によると、戸の陰から見送る文らしい女性が、描かれていましたね。
駕籠も、絵だと、もっと立派なものだったみたいね。

しかし、召喚されるその朝に、あんなに暢気に、杉家の面々が、朝食を摂るなんて、ありえないと思うなぁ。
最後の最後に、玄瑞を相手に、味噌汁の具材が、芋と青菜だ、と推理する余裕をみせました。
単に、タイトルの食卓に絡めたかっただけじゃんね。(笑)
そして、寅次郎は、玄瑞に、文の手を離すなよ、といい残しました。
ここで、『マッサン』を思い出した人は、私だけじゃないはず。(笑)

寅次郎は、大義を実現するために江戸に乗り込むのだから、泪松では、食卓なんてぬるいものじゃなくて、塾生との議論の日々を思い出してもらいたかったなぁ。
寅次郎が主役ならそうしたかもしれないけど、今回は、あくまでも文がヒロインだから、絡めないといけなかったんでしょうね。
次回は、いよいよ、井伊直弼と直接対決ですね、楽しみです。

それでは来週も、標(しるべ)を、道を照らすかけがえのない灯りを、そして、己の拠り所を見失うことなく、民の輝きこそが自由であると知り、すべてを飲み込み、ひたすら耐え、己を偽って、思うところを語らぬようにはならず、無防備に己を投げ出すことなく、様々な人と結び、分かち合い、力を、叱咤を、人をもらい、最後の最後まで見苦しくなく自分らしくあり、動けなくなっても、このままじゃ終わらんとあきらめず、大勢の灯りとなって生き、命の限りできるだけのことをする、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、姿は見えなくとも、匂いだけで、花が咲いたことを知ることができるじゃんね。

「すなわち草莽(そうもう)こそが、この国にとっての真の武士(もののふ)。世の中を変えることのできるただ一つの力なんです」
CATCH A DREAM!!

[7313]ハマリモノ 2014 投稿者:やけ天

投稿日:2015年01月17日 (土) 11時14分

CD
●「アンダーグラウンド・レイルロード」ソウル・フラワー・ユニオン
●「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」エレファントカシマシ
●「Sunny」サニーデイ・サービス
●「ROCKSU」甲斐バント
●「Blood in the Street 40th Anniversary tour in 日比谷野音」甲斐バンド
●「マハムド・アハメド&インペリアル・ボディーガード・バンド」マハムド・アハメド
●「14・ダブ・ブラックボード・ジャンル」アップセッターズ
●「なんだこれくしょん」きゃりーぱみゅぱみゅ


●「ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍」 石田昌隆
●「自然のレッスン」 北山耕平
●「総員玉砕せよ!」 水木しげる
●「甲斐バンド40周年 嵐の季節」石田伸也
●「九州少年」(文庫版)甲斐よしひろ

Live
●「年末ソウルフラワー祭2014」ソウル・フラワー・ユニオン
12月5日 名古屋・CLUB QUATTRO

今年もヨロシク。
詳細は後日。

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[7315]投稿者:トッパ
投稿日:2015年01月23日 (金) 14時50分
やけ天、今年もよろしく!

詳細、楽しみにしてるよ〜。こっちのハマリモノもまとめなきゃ。

あ、そうだ。NHKでやった『満月の夕』のドキュメンタリー、見たよ。いい番組だった。今年こそ紅白で『満月の夕』を聴きたいなぁ。

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[7328]投稿者:トッパ
投稿日:2015年03月27日 (金) 14時32分
やっとこさ、まとめたよ〜。

<音楽>
http://gold.ap.teacup.com/toppa/1953.html

<本>
http://gold.ap.teacup.com/toppa/1952.html

こっちにも書いとくと……

CDは、アルバムだけに限定すると、これがトップ3かな。

●マリアンヌの呪縛/キノコホテル
●HELLO/Drop's
●テアトル・テアトル/チャラン・ポ・ランタン

面白かった本のトップ10は以下の通り。読んだ順ね。

●恋歌/朝井まかて
●南冥の雫 満州国演義8/船戸与一
●ビアンカ・オーバースタディ/筒井康隆
●芸人前夜/中田敦彦
●東京自叙伝/奥泉光
●なのはな/萩尾望都 ※マンガ
●校閲ガール/宮木あや子
●ちばてつやが語る「ちばてつや」/ちばてつや
●田舎でロックンロール/奥田英朗
●阿蘭陀西鶴/朝井まかて

1冊だけを選ぶなら『東京自叙伝』。日本の近代史を鋭すぎる批評精神で壮大なホラ話に仕立て上げてるのよ。超オススメ。

で、最近は歌謡曲やJ-POPを論じた本をあれこれ読んでるのよ。

●創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史/輪島裕介
●Jポップとは何か 巨大化する音楽産業/烏賀陽弘道

この2冊、すごく面白かった。機会があれば読んでみて。

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[7337]投稿者:やけ天
投稿日:2015年04月20日 (月) 00時08分
詳細は後日と言いながら遅くなりました。
でもまぁ、こちらは毎度のコトながら同じようなモノを同じように
聴いていた一年でした。
本は購入しただけで未読のモノが6冊もある。
こう見えて昨年夏くらいから忙しい日々を送っているので中々読む時間がない。時間の使い方が下手なのか?
ライヴは激烈久しぶりにソウル・フラワーに行きました。
もっと自分の時間と少しの金が欲しい(苦笑)

[7335]未来が 投稿者:まっくん

投稿日:2015年04月17日 (金) 18時51分

みなさん、こんばんは。
4月も半ばを過ぎ、ようやく世間は、落ち着きを取り戻してきました。
桜前線は、青森まで到達しましたが、もう、東北・北海道以外の人は、ほとんど興味がなさそうです。
半月前は、あれほど大騒ぎしていたのにね。

さて、今週の『まれ』、どうやら学生編の最後のようです。
私は、希の卒業後の進路を知ってしまいましたが、もちろん書き込みませんよ、ご安心ください。
悲しいけど、他人の知らない情報を知っていることで優越感に浸り、そのことをひけらかす、そんな人間になってしまいました。(笑)

それでは、いつものごとく、先週の土曜日から、振り返っていきましょう。
藍子が、希の夢を否定し、公務員を勧めるところから始まりました。
元治は希に、藍子がいうように、本当にほかに夢があるのか、聞きました。
徹のいうでっかい夢は、夢じゃない、夢に失礼と一刀両断、もやもやしていた視聴者の溜飲を下げてくれました。(笑)

元治の問いに答えられなかった希は、お祭りが終わるまで、先送りにしました。
手芸クラブの部室で、30人分の法被づくりに励みます。
ここでも、その費用や材料をどう工面するのか、といった経済的な観点からの検証は、なされないままに、作業は続きます。(笑)

一方、圭太は、徹夜でキリコの修復作業中。
様子を見に来た希に、金沢にいるときも、ずっと希のことを思っていたと、愛の告白。
てぇー、いいところだったのにね、徳丸武や宮本タケオくんのような役回りの洋一郎くんが、目覚めてしまい、中断を余儀なくされました。
圭太も、希を外に連れ出して、勝負つけちゃえば、よかったのに。(笑)

で、特に法被づくりをめぐる青春グラフティもなく、輪島大祭の当日を迎えました。
法被、めちゃくちゃ、きれいに仕上がっていましたね。
みんなは、染めただけなのかな。
それとも、布から法被を作り上げる作業もやったのかな。
いずれにしても、玄人はだしのできばえでしたね、すばらしい。
でも、やっぱり、費用が気になる。(笑)

紺谷家のキリコには、不退転の文字が、書かれていました。
弥太郎は、希たちに、どんだけ困難に遭うても、いっぺん決めたことをちゃ最後まで貫き通せ、そんな思いを込めた文字だと、説明しました。
さすがは弥太郎さん、いいこといいますね。
徹にとっては、耳の痛い話ですね。(笑)
不退転の魂で自分のゴールを目指せ、希も、将来に向けて、この言葉を胸に刻みつけることになるのかな。

このお祭りのロケシーンは、もう何度も、こちらでは放送されていたので、あまり感慨は、ありませんでした。
元治さん、ライバルである弥太郎さんのキリコを担いでいたけど、プライドよりも、祭りの血の方が、優先しちゃうのね。(笑)
そんななか、明らかに恋に落ちた表情の圭太は、希を翌日、橋に呼び出しました。

翌日、文は、藍子が希に、わざと夢を見るな、と反対のことをいって挑発したんだろ、その決意のほどをためしたんだろ、と看破していました。
一方、塩田で徹は、腰を押さえています。
これは明らかに、病気の伏線だと思ったのに、東京行きの伏線だったようです。

そして、橋の上では、圭太が希に、高校を中退し、輪島塗の職人になると、その決意を語りました。
まさかの肩すかし、と思わせておいての愛の告白、付き合ってくれ宣言。
てぇー、返事も聞かずに抱きしめちゃいましたよ。
落とせる自信があったんだろうね。
希が携えてきたお菓子にも、気づいていたでしょうしね。

でもね、漆さえあれば何もいらん、は、いただけませんね。
希なんか必要ない、といっているようなもんだからね。
ここは、ベタでも希さえいれば、にしないとだめじゃんね。(笑)
希もね、あそこは、素直に身を任せてもよかったんじゃないの。
そんな二人の横を、我が道を行くという感じで、のこのこ歩いていた野良犬が、印象的な場面でした。(笑)

希のじんましん発言は、照れなのかな、と思いきや、夢アレルギーだった、というオチなのね。
夢の話なら、これまでも一子とか、さんざんしているのに、一度も、じんましん出ていないよね。
ちょっと、無理がある展開でした。

そして2学期の始業日、希のけだるい声が、スピーカーから流れました。
あれから、圭太とは、会っていなかったのね。
もう、この時点で、本当なら、圭太は、あきらめているところだよね。
でも、まだ、期待値は、高いようです。(笑)

圭太が告白したという情報は、すでに外浦村の中を駆け回っているようです。
確かに田舎は、世間が狭いけど、ここまでひどくはないよね。(笑)
でも、大概どこかと繋がっている能登のネットワークは、確かに侮れません。(笑)
みんなで、その成り行きについて、賭けをするなんて、しかも胴元が魔性の女、こんなこと、NHKで放送してもええんかいな。(笑)

ちなみに、胴元は、集めた賭け金の中から、一定の割合のお金を、今風にいえば、手数料として頭はね、手元に置けるわけよね。
残額を、みんなに配分するので、胴元は必ず得するし、参加者のうち誰かは、必ず、その手数料分を損するようにできているわけよね。
競馬の場合、25%を農水省が、はねていくわけでがんすな。
宝くじは、もっと大きいだろうな。
というわけで、文さんのおっしゃるとおり、やるなら胴元だね、だって必ずもうかるんだもん。(笑)

そういえば、文さん、胴元が一番儲かるといってましたよね。
胴元が、必ず一番儲かるためには、手数料、俗にテラ銭なんて呼ばれていますが、それを50%超に設定しないといけないのよ。
でも、そんなこと知られたら、みんな怒るから、内緒にしているんでしょうね。(笑)
マキちゃんは、負けたらキノコの場所を教えるって、お金じゃないんかい。(笑)

でも、文さん、希にいいこといいましたよね。
夢っちゃもともと、コツコツ頑張るもんやがいね、そのとおり。
夢と地道は、決して対義語じゃないんだよね。
徹が、地道に夢を追い続けていたら、きっと、希も応援していたんじゃないかな。

その頃、圭太たちが、たむろしていた海岸の自販機の横に座った慎一郎さん、バナナを食べている姿に大ウケ。
やっぱり、スタッフは、狙ったんだろうな。
それとも、差し入れのバナナに手を出してしまい、そのままやめられなくなって、こっそり、持ち込んだのかな。

そこへ、文と希のやりとりが、スピーカーから、流れてきました。
夢はさておき、一人の男として好きかどうか、レポーターのように迫る文さん、ナイスです。
しかも、希が答えようとしたところで寸止め、お見事でした。
同じ頃、徹は、藍子を呼び出し、今の自分への気持ちを問いただそうとしましたが、やはり、その放送に邪魔されちゃいました。

その晩、昼間のことを怒る希に、文は、今頃圭太は、電話しようかどうか、迷っていると挑発している、まさにその最中に電話が。
電話の主は、圭太ではなく、洋一郎でした。
その洋一郎にいわれ、4チャンネルに合わせると、カリスマ・スカウトマン、勝浦マコトが詐欺で逮捕された、というニュースをやっていました。

やっぱり、うさんくさかったね。
一子は、毎日、ダンベル300回もやっていたのに、かわいそう。
そうそう、地デジになる前、石川県のNHKは、4チャンネルだったのよね。(笑)
でも、そこでめげないのが、一子のいいところ。
あんなケチのついた事務所は、こちらから断って、もっといい事務所のオーディションを受ける、と宣言しました。

そっと、オーディション雑誌を差し出す高志、健気だねぇ。
一子は、一言の礼もいわなかったけど、結局、その雑誌から、事務所を選んじゃいました。(笑)
その事務所の名前、なんとオフィスハートフルになっていましたね。(笑)
一子、太巻Pのお眼鏡にかなうといいですね。(笑)
GMTのセンターを張っていたりしてね。(笑)

学校を休んだ圭太は、弥太郎の元を訪ね、弟子入りを志願しました。
なんと、その弥太郎、スナック崖っぷちのママ、かなえちゃんを連れ込んでいました。(笑)
だから、圭太に、人間的魅力のない漆職人が、人の心を器を作れる訳がない、おやじも説得できない、女にもモテん男を弟子にはできん、と立派なことをいっても、説得力ゼロ。(笑)
別に、高校を卒業してからでも十分に間に合うし、せっかく高校に行かせてもらっているんだから、感謝して、三年間の高校生活を全うすべきだと思うなぁ。

徹は、藍子に、お金が貯まったら、ここを出て行く、と告げました。
とっさに寝たふりをする藍子。
頭を撫でようと手を伸ばし、髪の毛に微かに触れるくらいのところで、その手を止めた徹。
なかなか、いい場面でした。

元治さんは、とっさに機転を利かせて、圭太の電話を一子からだといって取り次ぎました。
でも、文さんは、お見通しのようでしたね。
元治さんのアシストもあって、圭太は、再び、希と橋の上で落ち合いました。
圭太は、日本一の漆職人になると宣言しますが、希は、桃太郎か、というトンチンカンなツッコミ。

思い出したんですけど、今は、まずは日本一、次は世界一というのが、目標ですよね。
昔は、その間に、東洋一という目標があったのよね。
いつからだろう、東洋一なんて、いわなくなったのは。
それだけ、日本のステイタスが上がった、といえば喜ばしいんですけど、不遜になった、アジアを見下すようになった、となったんなら、反省すべきかも。
それはともかく、桃太郎の絵本の所在から始まった口げんか、なかなかいい雰囲気でしたね。

そして、9月半ば、輪島市役所の一次試験が、行われました。
そして、一子が高志からもらったオーディション雑誌に、なぜか、ロールケーキ甲子園の広告が載っていました。
その出場を決意した希、でも本選は、10月7日になってたぞ、9月半ばのこの時期、まだ募集しているのか、こぴっと締め切りを確認しろし。(笑)

当日は、慎一郎の車で、親に内緒、こっそりと金沢に向かうことになりました。
発案者は一子、彼女も希をだしにして、密かに金沢経由で上京する心づもりでした。
そうそう、この密談をしていた朝市内の食堂は、『まいもん』という名前だということが、分かりましたね。
うまいもの、の略でがんすな。(笑)

所持金が684円しかない希は、布でロールケーキを作りました。
こちらも、それなりの経費は掛かりそうですが、家にあった端切れなどを使って、うまくこしらえた、ということにしておきましょうね。(笑)
辞書を借りに来た一徹を捉まえ、エア試食させました。
どろ団子のトラウマを抱えつつも協力する一徹くん、いい子だね。
でも、この試食、意味あるん。(笑)

しかし、一徹くんの言葉をヒントに、安価にできるロールケーキを作ることにしました。
タイトルは、『貧乏家族』、、、ありえん。(笑)
で、結局、試しに作って、一子たちに食べさせちゃったのよね。
でも、あんまりおいしそうじゃなかったね。(笑)

その頃、弥太郎の家に住み込んだ圭太を連れ戻しに、父親の博之がやってきました。
急に、能登弁を多用するようになったね。(笑)
敷居をまたがないのが、こだわりなんだね。
博之は、輪島塗は斜陽産業だと、はっきりと断言しました。
弥太郎は、バブルの頃は、輪島のゴッドファーザーと呼ばれ、やりたい放題だったみたいね。
弥太郎は、塗師屋だけあって、外浦村じゃなくて最初から輪島に住んでいたのね。
今は、合併されて一緒だけどね。

徹は、藍子を思って、浩一に抱きついています。(笑)
家を出る、といっても、上京せず、輪島で働いて、藍子を見守るようです。(笑)
その藍子は、『うみねこ座』という女性の集まりに参加して、コーラスの練習です。
リーダーは、マキちゃんなのね。
なるほど、だから、美容室でも、いつも歌っていたというわけね。
なんか、キャサリンを思い出しちゃいましたよ。

はるさんは、一子の東京行きに反対していたわけじゃなかったのね。
東京に目が眩んで、本当の目標を持てなくなるのが、心配だったのね。
いいお母さんだ。
文さんの、ジタバタした分だけ前や見えるようになる、どんだけでも、もがけばいいげんわいね、という言葉も、味わいがありました。
それに比べて、お父さんたちは、みんな、娘を嫁にやりたくない、と口々に話すだけ、母親とは、肝の据わり方が違うんだね。

そんなこんなで、10月のとある日曜日、7日だよね、本選決勝って、あれだけ何度も広告を見せておいて、これはないんじゃないの、魔女姫さんよぉ。(笑)
その、とある日曜日、希は、大会の会場に到着しました。
金沢の香林坊交差点が映ったあと、会場の場面に転換したので、そこも金沢の建物だと思った人、多いんでしょうね。
実際は、横浜の建物なのでがんす。

希のエントリーナンバーは、10番でした。
しかも、12人が参加、あの希より遅く申し込んだ人が、二人もいたっていうことなのかな、それとも、申し込み順じゃないのかな。
参加者全員が女性だったけど、男性でも、ケーキ職人をめざしている人がたくさんいるでしょうに、少し混ぜた方がよかったんじゃないかな。
ケーキ・イコール・女子、みたいな先入観が垣間見えました。

ロールケーキ甲子園の司会は、なんと、ジャストミートじゃないですか。(笑)
全国大会に行きたいかぁ〜、とやってほしかったな。(笑)
それにしても、クレジットは、初日は6人、二日目は3人の名前が並ぶ中にありました。
あれほどの知名度なのに、こんなにも扱いが小さいとは、民放出身だからかな。
単純には比較できないけど、アンのときのアナウンス指導だったNHKのOBの明石勇さん、けっこう大きく取り扱われていましたもんね。

そういえば、フジ出身の八木亜希子さんは、結構、大きかったけど、ちゃんとした役がありましたしね。
それはともかく、こんな仕事も受けなきゃならないほど、家計が苦しいのかな、と思っちゃいました。
1億7000万円を無利子で融資してくれる人、いないのかな。(笑)

制限時間は2時間、そんなに短時間でできるものなんですね、そういう方面の知識がないので、短いなぁ、と思ってしまいました。
結局、タイトルは、幸せ貧乏家族、、、やっぱりありえん。
イチジク、能登芋、栗、柿、能登ではただで手に入るって、少なくとも芋は、ちゃんと人が畑で作るものだからね。
物々交換はしているかもしれないけど、本来、ただじゃないんだから。
もしかすると藍子だけは、みてくれを武器に、ただで入手しているかもしれないけどね。(笑)

それにしても、まずそうだったね。
わざと、そんなふうに作るのも、大変だろうな。
11番の安達ゆかり、余裕しゃくしゃく、上から目線で褒めてるのに、真に受けちゃう希、もうすっかり能登の純朴な土の人になってるよ。

惨敗した希は、審査員の池畑大悟に感想を聞きますが、まずいケーキばかりたべさせられた、とご機嫌斜め。
なら、審査員引き受けなきゃいいじゃん。(笑)
池畑さんは、ケーキは、見込みや才能といった得体のしれないものじゃなく、とにかく修行だ、といってくれました。
修行次第で、努力次第で、おいしいケーキを作れるようになる、という、希への励ましの言葉だったんですけど、まだ、それを受け止める余裕は、ありません。
池畑さん、いずれ、希の師匠になるのかな。

輪島に戻った希は、高校で一子と待ち合わせ。
だから、この前、能登のネットワークをなめるな、といわれてたじゃんね。
輪島まで来ちゃったら、一人だとばれちゃうじゃんね。
金沢で、落ち合わなきゃ。

そこへ圭太がやってきて、なぐさめてもらいました。
焼き物は嘘をつかないけど、漆は嘘をつく、と弥太郎から教わったとのこと。
漆は、表面だけを取り繕ってごまかせる、ということのようです。
だからこそ、だましたらいかん、嘘をついたらいかんと。
その言葉に、触発されたみたいです。
いいこといっているような気もするけど、どんなことでも、手を抜こうと思えば抜ける、それをしないのが、プライド、矜持だよね。
漆に限らない話だし、私の胸には響きませんでした。

そこへ一子が、戻ってきました。
てぇー、まだ夕焼け空じゃんね。
いくらなんでも、そんなに早く輪島まで戻って来られません。
金沢から、車で2時間は掛かるからね。
出発するとき、もうお日様が出ていたから、どんなに早くても午前6時出発の午前8時金沢着。
9時頃の電車に乗ると、東京駅13時着。
そのまま、帰りの電車に乗っても、金沢で17時だからね。

金沢から小松空港まで、高速バスで1時間、9:30頃の飛行機に乗れれば、羽田に10:30頃に到着し、都心まで、さらに1時間。
17時に輪島に着くには、15時に金沢だから、13時羽田発の飛行機に乗らないと、間に合いません。
ちなみに能登空港は、この2年後にオープン、まだ使えません。
都心を12時に出るとすると、わずか30分の勝負になっちゃうのよね。
一子なら、やってのけるかもしれないなぁ。(笑)
希は、落ち込んでいたけど、一子は、やるだけやった満足感に浸っていました。

希が、家に帰ると、いきなり、藍子のビンタを見舞われました。
どんな理由があっても、問答無用の暴力はだめ。
本屋には、子供や部下の叱り方の本が並んでいるから、一冊買って、こぴっと勉強しろし。

一子のスカウト雑誌が、見つかっちゃったのね。
というか、はるさん、娘の部屋を調べたんだね。
エマの日記を読むエリーを思い出しちゃいましたよ。
筋がよくないね。

藍子が怒っているのは、徹が東京から中途半端に戻ってきたからでした。
藍子の力持ちは、引越しの仕事によるものだったのね。
そして、ボクシングジムでの、二人の出会いも描かれました。
昭和55年のデートのときの、二人の髪型や服装が、懐かしかったですね。
さあ、一次試験に合格した希は、どんな決断をしたのか、明日をお楽しみに。

さて、第2週の関東地区の最高視聴率は、圭太の祖父、弥太郎さんが登場、彼と元治が、魔性の女、文を奪い合ったことが判明した7日(火)の22.7%でした。

月曜から土曜までの詳細は、20.8%、22.7%、21.7%、22.3%、19.3%、20.5%とすべて20%超えで、第2週の週平均は21.02%、『ごちそうさん』の第2週の平均は21.22%、『花子とアン』の第2週の平均は21.47%、『マッサン』の第2週の平均は20.57%でした。
第2週までの全平均は20.78%、『ごちそうさん』は21.14%、『花子とアン』は21.53%、『マッサン』は20.93%でした。

関西地区の最高視聴率は、平成13年夏、ついにデカまれちゃんが登場、朝から晩まで働く様子が紹介され、輪島の朝市にある漆器屋で圭太と再会した6日(月)の21.2%で第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、一徹くんが、なぜか野球部の軍師ならぬ作戦参謀となっていることが判明した6日(月)の21.5%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第15回は、関東地区が9.8%と一桁でがんす。
ちなみに、八重の第15回は14.2%、官兵衛の第15回は14.9%でした。
第15回までの全平均は、花燃ゆ13.10%、官兵衛15.87%、八重15.94%です。
関西地区は11.6%と、二桁をキープしました。

今回のタイトルは、『塾を守れ!』でしたが、内容と合っていませんでしたね。(笑)
塾生を守れ、の方が、まだ、近いような気がします。
文が、塾生の命を守るべく奔走する、といっても、彼女には、何もできないんでしょうけどね。(笑)
テロリスト寅次郎から、事実上の自爆テロの指令を受けた塾生たちの葛藤に、主人公の文を、強引に割り込ませた、そんなストーリーでした。

寅次郎が、投獄された直後のお正月、てぇー、厄介払いができた、といわんばかり、杉家一同は、お座敷で食事してるじゃんね。(笑)
取り外された松下村塾の看板を、背中を丸めて見入る敏三郎、そりゃそうだよね、自分が書いたものだもんね。(笑)

久しぶりの野山獄には、まだいましたよ、福川犀之助さんが。(笑)
もういい加減、出世させてあげて、もっと楽なところに配属してもらえばいいのになぁ、と思っていたら、すぐに理由が分かりました。
高須久子さんが、まだ、入獄していたからなのね。(笑)
獄囚が久子だけなんて、やりたい放題じゃんね。(笑)
寅次郎の存在が、邪魔だったでしょうね。(笑)

ていうか、本来なら、久子を出獄させるか、転獄、こんな言葉あるのかな、とにかく他に移すかして、いったん、閉じるのが、経費節減になるし、いいんじゃないかと思うんですけど、当時は、そんな行革的発想は、ないよね。(笑)
犀之助が、強行に反対したのかな。(笑)
その野山獄、相変わらずの、ゆるゆるな感じが、いいですね。
硯と筆を取り上げる犀之助さん、めちゃめちゃ低姿勢でしたね。
どちらが、獄囚か分からない感じでした。(笑)

その頃、江戸城内では、井伊直弼と間部詮勝が、寅次郎のことを話していました。
てぇー、もう全国区級の知名度があったんですね。(笑)
直弼は詮勝に、幕府批判の噂だけではだめだ、確たる証拠を探せ、と指示しました。
もう、これも現代目線ですね、残念。
当時、そんな厳格な証拠主義なんて採っているわけないじゃんね。
でっちあげ、それが当時の常識なんだから。(笑)
さすがに、高橋英樹様に、そんな卑怯な振る舞いはさせられなかったのかな。(笑)

塾生たちは、寅次郎を投獄させた伊之助の元を訪れ、抗議をしました。
しかし、あっさり、返り討ちにあってしまいました。
もう、大人と赤子、全く勝負になりませんでしたね。
伊之助をよく見せたい場面だということはよく分かりますが、天下にその名を轟かせた松下村塾の塾生が、この程度の議論で、しっぽを巻くなんて、考えられないけどなぁ。

例えば、前原一誠には、守るべきは目出村ではなかったのか、老中を暗殺することで、目出村の民はどう救われる、と問いかけましたが、天下をよくすることが、村を民を家族を守ることに繋がるわけで、そのために伊之助も、天下国家を論じているんだからね。
こんな底の浅いロジックくらい、塾生なら、なんなく論破できるばずだよね。
ところで、抗議に来た塾生たちに、寿が、やっと寝た子が起きる、と怒って水を掛けていましたけど、こんなシーンいらないんじゃないの。
むりやり、出番をこしらえたという感じが、否めませんでした。

寅次郎は、玄瑞と晋作に手紙を送り、間部詮勝を討つ決意を告げ、江戸にいる二人にも手伝いを頼みました。
そりゃそうだよね、自分は囚われの身なんだから、誰かに実行犯になってもらわないといけないもんね。
で、ドライな二人から、自重してくれという血判状が届き、大激怒。(笑)
二人に絶交を宣告しました。
本当に小さい男だね。(笑)
だから、弟子たちが、伊之助に、軽くひねり潰されちゃうのよ。(笑)

それにしても、寅次郎を批判する晋作、このドラマでの彼らしいというか、すごかったね。(笑)
心酔していなかった、という設定が、またすごい。(笑)

このドラマでは、全く存在感のない桂小五郎は、寅次郎の幕府批判の証拠が見つからぬよう、彼の手紙を塾生に見せるな、という手紙を梅太郎に送りました。
なんで、梅太郎にだったんでしょうね。(笑)
一度江戸に行って、黒船乗り込みの計画を立てる寅次郎の下宿に踏み込んだことがありましたけど、あの時に、知り合ったのかな、それとも旧知の仲だったのかな。
普通なら、周布か伊之助あてに送る手紙の内容だよね。

そういえば、文が戻ってくると、家族が座敷に集まり、寅次郎に宛てて、手紙を書いていました。
寅次郎を励まそうと、家族で話し合って、手紙を書くことに決めたとのこと。
てぇー、そのことを知らなかったということは、文は、仲間はずれにされちゃってたのね。(笑)
滝さん、野山屋敷は、ないと思うぞ。(笑)

杉家の書棚に隠していた寅次郎からの手紙を、なんと敏三郎が持ち出し、塾生に見せちゃいました。
そこには、伏見要駕策が、書かれていました。
ドラマでは、参勤交代で江戸に向かう敬親を御所にお連れし、天子様に攘夷の実行を約束させる、というものでした。
本当は、公卿に待ち伏せさせる計画だったんだけど、分かりにくいから、こうしたんでしょうね。

こんなことを行えば、死罪ですから、さっきも書きましたが、自爆テロと同じようなものなのよね。
みんなが、嫌がるなか、敏三郎が行うと、その決意を獄中の寅次郎に伝えました。
このときの様子が、もう、支離滅裂でした。
最初は、筆談といったらいいんでしょうか、それも、わずかな言葉を書くだけで、ただ手を動かすだけ。
「塾生 味方」「背 信」これだけで、あれだけの中身を読み解く寅次郎が、すごすぎる。(笑)
普通、背信と書いてあれば、裏切りとしか読めませんよね。
みんなが背いても自分だけは信じる、なんていうふうに読み取るのは、神業だわ。(笑)
後半は、急に手話になっちゃいました。
この敏三郎の取り扱いが、中途半端なんですよね。

そんな彼を、寅次郎は、必死に止めました。
そりゃそうだよね、申し訳ないけど、耳が聞こえない人間が、そんな大それた計画を、やってのける、と思う人は、まずいないよね。
ただ、理由は、それだけじゃないかも。
血を分けた肉親だからね、それを守ろうとした、とも考えられるんだよね。
そうだとしたら、赤の他人には、平気で死を促す、自己中心的な人間になっちゃいますね。

入江一九と野村靖は、晋作と違って寅次郎に心酔しているため、寅次郎の策を実行に移す決意を固めました。
それを立ち聞きしていたのか、妹のすみが駆け込んできて、二人の兄を止めようとしました。
だいたい、こんな重要な話を神社でするってことが、そもそも間違っていますよね。
ドラマの最初の方のように、山中の廃屋で話し合えばいいのにね。(笑)

結局、野村靖は、脱藩し、京に向かいますが、藩からの追っ手に追われ、一九は自首、二人とも岩倉獄に入れられることになりました。
そして、紀行では、この兄弟の行く末を、しっかりネタバレしていました。
一九は、この前も、若い命を散らすこととなると、いっていましたが、禁門の変で、と具体的な時期まで、言及されちゃいました。
そのあたりは、ドラマでは、描かないということなんでしょうね。

寅次郎は、動かない玄瑞や晋作たちに業を煮やし、自らが大義のために死することによって、彼らの心を揺り動かし、奮い立たせ、目的を果たそうと決意しました。
いよいよ、死のにおいが、してきましたね。
きなくさい展開が続く中、チビ文ちゃんが、回想シーンに登場、一服の清涼剤になりました。
また、登場してほしいなぁ。

それでは来週も、まっすぐで、あったこうて、やさしゅうて、前を向く勇気を与え、身分に関係なく学びたい者が学べる場をつくり、人を知りたい、世界を知りたいという熱意を持ち、今日という日は今日限りで、消えていく貴重な1日を無駄に費やすことはできないと悟り、真心を尽くせば必ず伝わると信じ、己の本心で動き、事の是非は自分の頭で考えて判断し、命を狙われても一歩も引かず、ここでやらんでいつやる、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、ほおぺたがとろける、つるし柿を差し入れてもらえるじゃんね。

「時が来る、今ではない、そう言い続けて何をなすこともなく人生が終わるんじゃ。声をあげん者に、声が届かん者の気持ちは分からん。ことをなさん者に、失敗した者の気持ちは分からん」
CATCH A DREAM!!

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[7336]前回から…投稿者:令子
投稿日:2015年04月18日 (土) 13時28分
一九……九一?

[7334]今すぐに 投稿者:まっくん

投稿日:2015年04月10日 (金) 18時45分

みなさん、こんばんは。
『あまちゃん』が、BSで始まりました。
今観ても、めちゃくちゃおもしろいですね。
正直、レベルが違う感じがします。
よりによって、『まれ』にぶつけんでも。(笑)
あの完璧に聞こえる方言も、やっぱり地元の方たちからすると、違和感があるんだろうな。

さて、今週の『まれ』、とうとうヒロインが登場しました。
視聴率も、20%台に回復し、一安心です。

それでは、先週の土曜日、子役の最終回から、ドラマを振り返っていきましょう。
この日、衝撃的だったことは、能登行きを決めたのは、藍子さんのダーツの旅でだったのね。(笑)

それはともかく、昨夜、酔っ払って藍子に抱きつき、希が作ったケーキを壊してしまった翌朝から始まりました。
「もういい、私たち、もう終わりだね」
「恋人か」
昨夜のことを謝罪する徹に対する、この姉弟のやりとり、よかったですね。
それに、徹も、曳山に二人を乗せるために、走り回っていたんですね。
なんとなくちぐはぐですけど、底では、家族として繋がっていたんですね。

集会所では、村民が集まって、祭りの続行の賛否を問う投票が行われました。
挙手したら、すぐに判明するんだけど、各自の考えが明らかになり、今後の付き合いに影響があるから、匿名にしたのかな。
反対が5票になったところで、タイミングよく、一子が希をよそ者呼ばわり。
反論する希、一応、能登弁になっていました。
でもね、方言は一日にしてならず、あんなノート読んだだけで、あのげんげろの希が、急にしゃべられるようになるわけないがいね。(笑)

でも、その反論を聞いた元治さんが、 ないもんを数えんと、ここで生きるちゅうて、腹くくらんけ、祭りをやらんけ、とみんなを説得しました。
この言葉は、よかったね。
おかげで、あの投票はいったいなんだったのか、 いつの間にか祭りが行われるようになりました。

津村家は、家族で、村の中を歩きました。
徹が、肩に担いでいたクーラーボックスには、彼が壊した希が作ったケーキが、入っていました。
床に落ちちゃったけど、まあいいか。(笑)
みんな、おいしそうに食べていましたね。
希も徹のことが好きだといい、家族の気持ちが一つになりました。

桶作家に戻った藍子に、文は、光熱費込みで9,500円という格安の値段で、家に置いてやることを伝えました。
いやぁ、めちゃくちゃ安いじゃんね。
でも、さすがに食事は、別なんでしょうね。
だって、藍子にも野菜を分けていたもんね。

藍子が、ダーツを能登に当てて、役場に電話したとき、すごく感じが悪かった応対者が、文だったのね。(笑)
いくら田舎でも、役場以外の人が、電話に出るかなぁ。
ちょっと、違和感はありつつも、でも、本気で住むなら逃げ場がない、という文の言葉は、よかったです。

そして、ついにお祭りが開かれましたけど、意外にショボかったのよね。
てっきり、ロケしたキリコまつりだと思っていただけに拍子抜け。(笑)
試写会でのみんなの反応も、そんな感じだったなぁ。
こんな祭りにかける元治さんの命、安すぎです。(笑)
一方、圭太は、ようやく希に金沢に転校することを伝えられました。

そして、7年後、平成13年を迎え、希は、高校生になりました。
まちなかを走り回っている姿を見て思ったけど、意外に巨乳なんだね。(笑)
ロケで見たときは、そんな印象、なかったんですけどね。

なぜか、役場で朝のお知らせを放送する希、これもバイトかな。(笑)
海女クラブの、めがね会計ばばぁを思い出します。(笑)
最後は、鈴鹿ひろ美が、やってくれたのよね。

時の流れは侮れないもので、なんと7年間の間に家賃が3,500円アップして、13,000円になりました。(笑)
相変わらず、食費は別だろうけど、両家族が一緒に食べているので、食材等を出し合っているんでしょうね。
これなら効率的なので、賃上げ分は、吸収できそう。(笑)

希は、朝から野菜を収穫して、朝市でバイト、いったい何時からやっとんねん。(笑)
藍子さんは、塩田で働いています。
身体をひねりながら海水を撒く姿が、かっこいかったぁー。
室伏選手かと思いましたよ。(笑)
二人とも言葉は、もちろん能登弁、ネイティブスピーカー並みとはいきませんけど、その努力に拍手です。

一子も、みのりも、洋一郎も、一徹も大きくなりました。
おっと、高志くんもね、存在感がないから、忘れるところだったじゃん。(笑)
一徹は、勘兵衛のような野球部の軍師になっているのね。(笑)
みんな同じ高校です。
不自然に思わないでね、能登は高校が少ないから、こういうことになっちゃうのよ。
徹は、6年前の冬に出稼ぎに行ったまま戻ってきません。
手紙の差し出し住所は、大田区になっていました。
希は、死んだものとあきらめていますが、藍子は、毎日、神社で帰りを祈っています。
それを見守る徹、あんな狭いまちで、誰にも見つからずにいられるはずがないよね。(笑)

希は、放課後も、朝市の中の食堂でバイト。
時代は違うけど、梅ちゃんたちが集まった闇市内の食堂みたい。(笑)
将来の進路志望の話題で、盛り上がっています。
希は、公務員一本、地道にこつこつだからね。
希が作るクッキーも、生地が無駄にならないように四角が中心みたいね。(笑)

洋一郎は家業の漁師、みのりも地元志望です。
一子はもちろん東京、大学でも就職でも結婚でもオッケー。
洋一郎は、一子狙いなのね。(笑)
希が、進路で母親とけんかした一子を、朝市の中を連れ回すのがちょっと不自然だね。
2時間ドラマで、観光地ばかりを転々とするイメージです。(笑)
のどぐろさえ映しときゃ、東京の人が喜ぶ、そんな感じでしたね。(笑)
のどぐろは、地元の魚ってイメージがないなぁ。
でも、新幹線に乗って、多くの人が食べにきているのよね。

そして、輪島塗のお店で、圭太と再会しました。
父親は、県庁の職員なんだね、希のあこがれの職業じゃんね。
圭太のいうとおり、輪島塗は、100年以上は使えるからね。
私の箸も輪島塗だけど、もう何十年も使っています。

それにしても、みんな住所は変わっていないんだから、圭太も、戻ってくるんなら、連絡くらいよこすはずっしょ。
転校してから、没交渉ってことなのかな。
それなら、全然なかよしじゃないじゃん。
夏休み期間中じゃあるまいし、希たちと再会した後に転校してくるっていうのもね、ちょっと不自然。

大学志望の圭太に、東京の大学なら結婚しようという一子、これまた種市先輩に恋したユイちゃんの動機とおんなじじゃん。(笑)
高校を卒業したらバラバラになるみんなの最後の思い出に、希の発案でキリコを担ぐことになりました。
祭りという言葉を耳にしてしまった祭りばかの元治さん、呼ばれもしないのに、ついてきちゃいましたよ。(笑)
キリコは、圭太の祖父、弥太郎さんの家にありました。
弥太郎さんと元治さんは、魔性の女、文さんを取り合ったのね。(笑)
その結果、破れた弥太郎さんが、金沢一の芸妓さんとやらを連れていましたけど、その関係が、気になるなぁ。(笑)
かつて破れた元治さんに、見せつけたかったんだね、かわいいね。(笑)

その弥太郎さんは、輪島塗の塗師屋さんでした。
輪島市の前市長だったと思うけど、その方も塗師屋さんだったのよね。
輪島じゃ、庄屋みたいなもので、ステイタスなのよ、この職業は。
地元の名士ってやつだね。
だから、弥太郎さんも、ひとかどの人物だと思うぞ。
その割に、親しみやすい感じがして、よかったです。

圭太に輪島塗の工程を教えてもらった希は、100工程くらいあり、完成までに3年間もかかるという、その地道にこつこつを地でいくような作業に、思わず感涙しちゃいました。
ちょっとおおげさだけど、でも本当、気の遠くなるような作業なのよ。

同級生の集まりで、希がふるまったシュークリームが大好評、みんなケーキ職人になるよう勧めますが、そんな危ない橋は渡れない、地道でこつこつ、げんげろな希でした。
そこへ、金沢でモデルにスカウトされたと、一子が、駆け込んできました。
分かる分かる、田舎者はね、そういうキラキラした世界にあこがれるものなのよ。
なんせ、冬は、毎日毎日、鉛色した空の下での生活だからね。

でも、賢明な同級生たちは、明らかにだまされていると感じているよう。
おっと、高志だけは、意見が保留だったね。
私も、みんなの意見に同意、金沢に東京から、わざわざスカウトに来ないっしょ。
あのカリスマスカウト、胡散臭いよね。(笑)
アイコンタクトのリレーの結果、希が、そのことを告げました。
これを見る限りだと、希も、すっかり仲間として溶け込んでいるようでしたけどね。

所属もレッスンも、別にお金請求されん、ていうのは、某アイドル集団のアンチテーゼかな。(笑)
希に反論する一子、いつの間にか、能登と東京、どちらに住みたいか、という話に、論点がすり替わりました。
子供の頃は、集会所で、よそ者と罵倒した一子は、今度は、希は風の者だから、土の者である自分たちのことは分からん、と突き放しました。
能登に限らず、地元民の最終兵器ですね。
これをいわれたら、転入者は、ぐうの音もでませんね。
少なくとも、徹は、デラシネ、根無し草だしね。(笑)
ただ、一子のキャラと、この風と土という例えが、どうもうまくかみ合わないのよね。(笑)

神社では、藍子が、お賽銭の額で悩んでいます。
1円、5円、100円、毎日なんだし、貧乏なんだから1円で十分だと思うよ。(笑)
ところが、希に声を掛けられて、100円を落としてしまいました。
木の枝を突っ込んで、拾い上げようとしたところで、窃盗未遂だよね。
まぁ、ネタということで、目くじらを立てる人は少ないと思うけど、子供の教育に悪い、とかいったクレームがきそう。(笑)
神社にいえば、藍子たちも氏子だろうし、錯誤ということで、返してもらえないかな。
だめなら、今度、何かいいことがあったときに、その100円の御利益だと思うしかないね。
ていうか、その御利益で、再会できたんだから、それでチャラだよね。(笑)

徹は、真人や伸一郎たちに、その神社にかくまわれていました。
このやりとりも、聞いていたのかな。
そこへ、はるにゲロさせられた浩一が、彼女と藍子、そして希を連れてやってきて、所在がばれてしまいました。

そして、取り調べは、桶作家で行われることになりました。
このときに気付いたんですけど、ものすごく立派な、テーブルですよね。
巨木の輪切りなのかな、それも大きすぎるからか、途中で半分に切ってあるところがすごい。
いったい、どこから持ってきたんだろ。
その直線に切断した部分に、文と元治が、傍聴人として着座しました。
特等席だったのね。
へぇー、映画の最初を見逃すのが嫌いなんだ魔性の女は、って、そんなん、ほとんどの人がそうじゃん。(笑)

徹が6年間、地道にこつこつ?送ってきた手紙は、未開封のままゴミ箱に、いや空いた缶の中に、放置されていました。(笑)
徹は、最初、場の空気を暖めようと、大きくなったな、と世間話からスタートしますが、受け入れられずに断念。

第2ラウンドでは、素直に土下座をしました。
最初は、缶詰工場で働いていたのね、安全靴を履いて。(笑)
そこから、友人の口車に乗せられて、IT企業にトラバーユ、連帯保証人になって借金を背負ったけど、完済して戻ってきたようです。
どうやって、借金を返したか、ということが一番大事な情報なのに、そこは、作者も特に考えていないみたいね。
例の経済観念喪失現象の一環でがんす。

結局、同じ屋根の下で、徹は、藍子たちと別所帯として、暮らすことになりました。
徹は、一人で廊下で寝てるのに、津村家3人と同じ13,000円て、文さんボッタクリすぎ。(笑)
さすがに文さんも悪いと思ったのか、夏になって、徹が滞納したころには、4,000円に値下げしてました。(笑)
徹は、朝食も別で、一食300円といわれ、断りました。
もう、真人さんたちは、助けてくれないのね。(笑)

そんな徹に、希は、にぎりめしを差し入れしました。
大河の文ちゃんかと思いましたよ。(笑)
助けて、よくなるならダメ人間じゃない、希ちゃん、いいこというねぇ。(笑)
希は、藍子の思いを代弁しました。
手紙の封を切らなかったのは、期待が失望に変わるのに耐えられなかったからだと。

一徹は、ドライなふりをしていましたね。
甲子園には、全く未練がないようにいいながら、来年の作戦を練っていたしね。
父親も、何か冷めた目で、見つめていましたけど、本心はどうなんだろ。

輪島市役所に採用試験の願書を取りに行った希は、圭太とその父に会いました。
この前は、石川県庁だといっていたのに、いつの間にか、輪島市役所勤務になっていましたね。(笑)
輪島市役所の職員なら、金沢に転勤なんてありえないから、やっぱり県庁の職員なんだろうね。
県から輪島市に出向して、一時的にそこの職員として働いている、ということにしないと、話が繋がらないもんね。
なんで、私が、脚本のフォローをせな、あかんねん。(笑)

圭太は、どうやら、塗師屋として、弥太郎の跡を継ぎたいんだね。
でも、父親には、公務員にでもなれ、といわれているのかな。
弥太郎と博之、ここにも親子の確執が存在しそうですね。

その弥太郎は、漆の剥げたキリコを見て、これじゃ祭りに出せない、といいました。
塗師屋としての矜持ってやつだね。
そんなプライドがあるなら、剥げさせないよう、しっかりと管理しとけ、と弥太郎にいいたくなりました。(笑)
元治さんに、代弁してほしかったけど、残念ながら、その場には、いなかったもんね。
でも、圭太が、その修復を行うことになりました。
これも、夢への一歩なんだろうね。

そして、夏休み、こちらも夢に向かって突き進む一子は、家出をしてきました。
でも、この頃なら、もう、親の同意の取れない子は、プロダクションサイドも、危なくて、採用していないんじゃないかな。
一子は、結局、ずっと桶作家に居座って、ごはんも食べていたけど、家賃は、払っているのかな。(笑)

そして、8月10日に、シュークリームで誕生会と壮行会を開きました。
シュークリームは、東京での家族での思い出だったんだね。
ユイちゃんと違って、東京に行ったことがあるんだ。
そこに、藍子さんに招待されたはるさん達がやってきて、一子と鉢合わせ。
希が、一子を応援すると宣言したため、はるさんも、東京行きを考えることになりました。

周りが、少しずつ、夢をめざしてがんばるなか、希は、地道にこつこつ、公務員をめざします。
藍子さんも、勧めていたけど、本心は分からないね。
残念ながら、私は、このまま公務員試験を受けるのか、夢に向かって進むのか、その答えを知ってしまっているんですよね。
とはいえ、自分や家族、友人たちの夢に翻弄されていくであろう希を、応援していきます。

さて、第1週の関東地区の最高視聴率は、元治さんが、祭りに命を賭ける男だということが判明した2日(木)の22.3%でした。

月曜から土曜までの詳細は、21.2%、21.3%、20.7%、22.3%、18.9%、18.9%で、第1週の週平均は20.55%で、『ごちそうさん』の第1週の平均は21.07%、『花子とアン』の第1週の平均は21.58%、『マッサン』の第1週の平均は21.30%でした。
さっきも書いたとおり、先週末に連続して10%台に落ち、どうなることかと思いましたが、今週は、20.8%、22.7%と回復し、一安心です。

関西地区の最高視聴率は、徹が、元治の塩田で働くことを許され、藍子が文に、野良猫でも置くと思って、と間借りを願い出たところ、犬派だから、と一蹴された2日(木)の21.5%で、もちろん第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、希が一徹に能登弁を教えてもらい、登場人物があれこれ紹介された2日(木)の21.5%で第1位でした。
てぇー、どこもかしこも、2日が最高視聴率だったじゃんね。(笑)

『花燃ゆ』の第14回は、関東地区が11.2%でした。
最低記録を更新でがんす。
ちなみに、八重の第14回は11.7%、官兵衛の第14回は14.9%でした。
第14回までの全平均は、花燃ゆ13.34%、官兵衛15.94%、八重16.04%です。
関西地区は12.8%と、少し回復しました。

一週間経つと、いつの間にか、ころり騒動は、終わりを告げていましたね。
取って付けたように、寿が、縁側にいる篤太郎に、ころりに罹るぞ、といっただけで、うやむやにしちゃいました、すごすぎる。(笑)
もう、荼毘に付した煙も上がっていませんでしたね。(笑)
それはともかく、ようやく、江戸や京の動きも、描かれるようになり、緊張感が出てきました。

でも、今回の主役は、意外にも、吉田稔麿でしたね。
彼の揺れる心が、血判状を使って、うまく描かれました。

朝廷の意に背き、条約を締結した幕府に対し、孝明天皇は、水戸藩に勅諚を下し、幕府を批判しました。
これに伴い、尊皇派や攘夷派も幕府への反感を募らせていきました。
それに対し、井伊直弼は、間部詮勝に、ご政道に異議を唱える者を、一人残らず捕らえよ、と下命、世にいう安政の大獄が、始まりました。

京の梅田雲浜は、あっさり捕縛されてしまいましたね。
あれだけの手勢に完璧に囲まれて、踏み込まれるなんて、油断しすぎ。(笑)
見張りは立てていなかったのかな、それともあっさりやられちゃったのかな。
その点、玄瑞と晋作は、逃げ足が、早かったですね。

一九からの手紙で、江戸の現状、幕府の行状を知った寅次郎は、いくつもの建白書を提出しますが、周布は、殿に見せず、自分のところで留め置きました。
当然だよね、謹慎蟄居の立場で、ずうずうしいにもほどがあります。
重役の周布に見せた部下も、だめですね。
もっと下の方で止めなきゃ。(笑)

しかし、伊之助も、建白書を書いたかと思うと、幕府の犬として寅次郎を野山獄に入れたり、本当によく分からないキャラです。
二枚舌というか、こうもりみたいな奴ですね。(笑)
どうも、このキャラ、好きになれないんですよね。

そういえば、一九は、江戸の務めを終えて帰ってきたといってましたけど、初耳ですよね。
いつの間にか江戸にいた設定でしたけど、ちゃんとお役目を担って行ったんなら、ちゃんと説明してほしかったなぁ。

玄瑞が、京で幕府方に襲撃されたと聞いて、不安になっている文のもとに、主役の稔麿くんが、江戸から戻ってきました。
すぐに、無事だったよ、といってあげればいいのに、妙に、もったい付けていましたよね、いやらしい。
あれじゃ、何か災難に遭ったんじゃないかと、思わず耳を塞ぐ文の気持ちが、よく分かります。
あの場面は、いじらしかったなぁ。
それにしても、稔麿くんは、罪作りな奴なんだから。(笑)

伊之助は、寅次郎に建白書は、殿に届いていないと告げました。
それを知った寅次郎は、大激怒、塾生たちも憤りました。
井伊直弼を暗殺しようというと、地雷火の用意はできていると得意げにいう為八。
寅次郎が、井伊は難しいので、間部詮勝を暗殺しようと提案。
地雷火の準備はできていると、再びアピールする為八。
二度とも、完全に無視されちゃいましたね。(笑)

そもそも、地雷火をセットする場所がないじゃん。
井伊が登城する道に埋めようとしても、すぐにばれるじゃんね。
大砲とかを、ぶっ放すのなら分かるけどね。

それはともかく、ついに寅次郎は、テロリストとしての本性をむき出しにしましたね。
彼の思想は、かなり過激なので、NHKなら、オブラートに包むんだろうな。
明治維新になってからも、政敵を暗殺するのが、当然の発想だったからね。
大久保利通なんて、ひどいものだったからね、何人殺したことやら。

テロリスト寅次郎は、間部暗殺の血判状を、したためました。
この血判状、現物が残っていれば、紀行で紹介されたんじゃないかな。
というわけで、おそらくは、フィクションだね。
第一、 野村靖の署名が、でかすぎ。
師匠寅次郎の倍は、あったじゃん。(笑)
武市半平太の道場で、龍馬が、土佐勤王党に加盟する血判状に、署名したことを思い出しましたよ。
署名の最後が、稔麿でしたね。
これが、彼が離反する伏線になりましたね。

ちなみに、血判状の日付は、11月6日でした。
その頃、百合之助は、楠木正成や赤穂浪士を例に、忠義を尽くす人となるよう教えたことを、滝に悔やんでいました。
そのとき、箪笥の上に、いつぞやの、お内裏様とお雛様の雛飾りが、置かれていました。
明らかに季節はずれでしたね。
以前、春の場面と一緒に撮って、片付けるのを忘れたのかな。
撮影が輻輳すると、室内のシーンでは、今がいったい、いつの季節の設定だったかなんて、頭から吹き飛んじゃうでしょうしね。

血判状は、稔麿が、周布の元に持参することになりましたが、逆にお役を御免になってしまいました。
これから、どうやって、母親と妹を養うか、途方に暮れる稔麿でしたが、これは現代の目線ですよね。
今のような貨幣社会じゃないからね、生計を立てる、という概念は、今日とは、大きく違っているはずですよね。
そんな稔麿くんは、寅次郎のラジカルなやり方じゃ、今の世の中を変えることはできないと、周布に洗脳されちゃいました。
兵糧攻めを用いた周布の、見事な勝利でした。

杉家では、文が、寅次郎の考え方が納得できず、間部暗殺をチクっちゃいました。
でも、こんな小娘の戯言を、真に受けるとは思えないけどなぁ。(笑)
しかし、血相を変えた文之進が、塾へダッシュし、寅次郎を問い詰めます。
久しぶりの存在感でしたね。(笑)
寅次郎を殴り、父の言葉は一言も届かん、父を殺せと、白刃を首に当てる百合之助。
その白刃を素手で掴んで払い、寅次郎がいなくなれば、と思わせるな、と語る梅太郎。
いやぁ、この場面は、魅せてくれました。
名優が揃うと、こんなにいい場面が、撮影できるんですね。

梅太郎と亀の子供の泣き声で、場の緊張が解けました。
勘兵衛で、離縁された糸が立ち去るとき、ようやく授かった、お菊の、別室で泣く声が、邸内に響きわたったことを思い出しました。

先ほども書きましたが、寅次郎は、伊之助の発案で、12月に松下村塾は閉鎖、野山獄に再び送られることになりました。
敏三郎が書いた看板も、外されちゃいましたね。
獄へ直行かと思いきや、稔麿の家まで行くことが、許されちゃったのよね。(笑)
小雪が舞う中、文をはじめ、みんなが襟巻きをしていたのが、奇異でした。(笑)

次回も、緊迫した展開を期待します。

それでは来週も、正義を語ろうとする口を閉ざすことなく、むしろ一大事は国を滅ぼしかねん幕府の政(まつりごと)であると知り、この国を正しい道に戻し、世の動きを見間違えず、首を引っ込めてやりすごすことなく、身分が低くても志を持てば国の役に立てると知り、命をかけて大義を尽くし、ものごとの通し方をわきまえ、自ら動き、渦に巻き込み、しなやかながらしっかり根を張る柳に理想の生き方を見いだし、親に背いても、主君に背いてもやらなければならないことはやる、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、自らの境遇にめげることなく、茶の湯や居合いなどに打ち込み、自らの流派を立ち上げることができるじゃんね。

「事を為す時が、来たということじゃ」
CATCH A DREAM!!

[7331]お誕生日おめでとうございます(⌒▽⌒)☆ 投稿者:ごむながおじさん

投稿日:2015年04月01日 (水) 18時41分

とっぱにいさん、おめでとうございます!
今年こそまたお会いしたいのですが、なかなか都合がつかず残念です。いろいろあって、映画もお休みしていましたがそろそろ本気出しますにゃ(笑)
お互いに良い歳になりますよう~

----------------------------------------------

[7333]投稿者:トッパ
投稿日:2015年04月10日 (金) 17時37分
ごむながっち、ありがとさんで〜〜す。って、返事が遅くなって申し訳ない! もう1週間以上、経っちゃってますね。

こっちも何だかんだでバタバタしてます。仕事が忙しいのは喜ばしいことだけど、いろいろと厄介な問題も……まあ、人生いろいろありますね。

お互い、できる限り健康でいましょう。今後ともよろしく!

[7332]さあ翔け出そうよ 投稿者:まっくん

投稿日:2015年04月03日 (金) 18時48分

みなさん、こんばんは。
そして、トッパさん、お誕生日おめでとうございます。
さて、『まれ』が、始まりました。
主人公が、タイトルバックだけで、本編に登場しませんでしたね。
子役だけでも十分に勝負できるという、スタッフの自信が感じられますね。

ところで、方言は、なんか全然感じが違いますね。(笑)
俳優さんたちは、一所懸命に録音を聞いて、覚えているんでしょうけどね。
地元の方言だと、これほど違和感があるものなんですね。
甲府の人たちも、安東家や木場家の会話を聞きながら、こんな気持ちだったのかな。

でもね、初回の放送に登場した、故障した路線バスの運転手さん、あの方の方言だけは、完璧でした。(笑)
彼だけは、正真正銘のネイティブ・スピーカー、明らかに地元住民でがんすな。
蔵本浩一役の篠井さんは、さすがに金沢出身らしく様になっていますが、やっぱり東京生活が長いせいか、それでも違和感がありますね。
でも、ぶっちぎりで一番下手というか、習得する意思が見受けられないのが、紺谷博之こと板尾でがんすな。(笑)

このドラマのキーワードは、地道にこつこつ、なんか住吉酒造の社長さんのようですけど(笑)、それが一番いいことですよね。
そのうち、聞き慣れると思います。

それでは、ドラマを振り返っていきましょう。
昭和58年8月10日、津村徹、藍子夫妻に、長女の希が誕生しました。
あの真夏の祭典『BIG GIG』の3日後でがんすな。(笑)
名前の由来は、めったにないものを望む、つまり夢のことだそうです。

ところが、平成6年春、希が小学生の時には、その名前とは正反対、夢が大嫌いな少女に育っていました。
その原因は、父親の徹でした。
そして、そのおかげで数か月後の夏、弟の一徹も加えた津村家の親子4人が、能登半島に夜逃げ同然に引っ越してきました。

前述した、途中で故障したバスは、こちらの私鉄、北陸鉄道、通称、北鉄のバスでした。
この通称は、『あまちゃん』の「きたてつ」ではなく、「ほくてつ」と読みます。
次のバスは、3時間後というのは、リアル過ぎて、笑えませんでした。
おかげで、津村一家は、輪島市から車で30分、目的の外浦村まで、歩いて行くはめになりました。

徹と希が、荷物に傘を挟み込んでいたのは、『弁当忘れても傘忘れるな』という、こちらの地方の格言を意識したんでしょうね。
このあたりは、降水量が多く、今は晴れていても、いつ雨が降ってもおかしくない、ということなんでがんす。

そこへ、大河と同じ名前で紛らわしい文さんの軽トラが走ってきました。
乗せてもらおうとしたらタイミングよくエンスト(笑)、希たちが押してあげたおかげで、リスタートできましたが、そのままの勢いで走り去って行きました。
自分よりもまずは人のこと、希はそんな女の子だそうで、私と一緒なんでがんす。(笑)

なんとか、役場に着くと、多くの地元民が、集まっていました。
このあたりは、『あまちゃん』を意識していますよね。
でも、なんかごちゃごちゃしすぎて、今ひとつ、誰が誰だかよく分かりませんでした。
マキことショコタンなんて、台詞からして聞き取れないもんね。(笑)
おまけに、今日は、『能登半島』意地になって歌ってたしね、他の人の台詞を、めいっぱい邪魔してたじゃんね。(笑)
できれば、昨日のメンバー紹介を、もう少し早くやってほしかったな。

ところで、『おしん』に熱中していた世代としては、田中裕子さんとガッツ石松さんの共演は、感動もの、涙なしでは、観られません。
で、結局、文のかつて民宿だった家に、お世話になることになりました。

ちなみに、この交渉を一手に引き受けたのが、希でした。
父親にも、1+1=2、100になるのは特別な人だけ、地道にこつこつ働くのが一番、とお説教です。
そんな希は、さっきのエンストが嘘のように軽快に走る文の軽トラを追いかけ、塩田にたどり着きました。
完璧なご都合主義でがんす。
その塩田の持ち主が、文の夫、桶作元治さんでした。
吉田東洋でがんすな。(笑)

その塩田は、揚げ浜式塩田と呼ばれる、日本ではもう能登でしかやっていない、大変に珍しいものでした。
希は、そのあまりにも地道な作業に感動。(笑)
塩田体験も一人100円って、地道過ぎ。(笑)
藍子さん、80kgの海水を楽々担いじゃって、そのときの外股に、なぜか萌えちゃいました。(笑)

居候といえばいいのか、お金を取られるから宿泊者といえばいいのか、とにかく部屋を提供してもらった文の家では、お刺身のてんこ盛り。
鯛の刺身って、能登じゃそんなに食べないんじゃないかな。
ちなみに、新鮮な魚の様子は、「きときと」といいます。
今日の刺身は、きときとやったねぇ、というような具合でがんすな。

もしかすると、富山の言葉かもしれないけど、能登は、金沢より氷見や高岡の方が近いからね。
昔、アナログの時は、能登の七尾市なんかは、富山のNHKを観てたもんでした。
電波が海を越えて来るので、映りがいいんだそうです。
話は大きくそれちゃいましたが、そんな食卓で、口にした元治さんの塩の味に、津村ファミリーは、感動していましたね。
私も、食べてみたいな。

藍子さんの家計のやりくりの話や娘の貯金を借りる場面はスルーさせていただいて、翌朝、目覚めた希は、地元の子供たちに浜へ連れて行かれました。
そこで、いきなり相撲を取らされ、投げ飛ばされました。
夏祭りでの子供相撲の練習でした。

希を投げ飛ばした一子は、東京に興味津々、ユイちゃんを思い出さないわけにはいきませんよね。
それにしても、芸能人だけが集まる村の存在を信じちゃう、能登の子は、純朴で素直なのよ。(笑)
田舎者にとっては、東京は、おしゃれな人しかおらん夢の国なのよ。(笑)
戸惑う希とは裏腹に、一徹は、もう能登弁に染まり、友だちもゲットしちゃいました。(笑)
ものすごい適応能力だよね、うらやましい限りです。
希に方言指導までしてるもんね。(笑)

一方、藍子さんは、『サロンはる』で、再び、地元民に囲まれました。
ここが、こひのぼりやBARBAR中島のような、たまり場となっていくわけね。(笑)
いつの間にか、藍子たちは、一家心中しにきたという噂が立っています。(笑)
おかげでみんなから、野菜や魚、空き家情報が寄せられることになりました。

『能登はやさしや土までも』、本当にそうなのよ。
人情味あふれる、いい人が多いのよ。
『能登のとと楽』という言葉も出てきました。
これは、ドラマでの説明どおり、能登のかあちゃんは働き者なので、父ちゃんは楽できる、ということなんですよね。

おかげで、桶作さんの玄関口には、野菜や魚が積み上げられました。
もう、本当に美人は得だね。(笑)
空き家情報提供担当の郵便局屋、寺岡さんが、じゃがいもを調達して、貢いじゃいましたよ、イカ大王め。(笑)
藍子さんは喜んでいるけど、近所で配りっこするって趣旨なんだよね。(笑)
でも、結局、もらいっぱなしで終わるんだよね。(笑)

一方、だめ親父代表の徹は、元治の塩を、年商2億円以上のセレブにターゲットを絞る戦略で、一攫千金の夢を語りました。
それが、元治さんの逆鱗に触れ、明日、出て行くようにいわれました。
確かに、工程もよく知らないで、大量生産って、一言でいわれてもね、そりゃあ、怒りますわな。
塩田の地道さに惚れた希は、徹に、お父さんも嫌いになりそう、といってしまいました。

希は、元治から夢はないのか、と聞かれ、ないと言い切りました。
でも、昔は、ケーキを作る人になる、という夢があったんですね。
徹と希の誕生日が一緒、というのは、徹は喜んだことでしょうね。(笑)

6年前の二人の誕生日、贈られたケーキの上に徹が乗せたのが魔女姫、それがナレーションの正体でした。
だから、意図的に声を作っていたわけね。(笑)
この頃は、ケーキ作りが好きだったのに、父親が、職を転々とするに従って、きらいになっていったようです。
これは、お父さんのことが好きで、家族が大好きで、本当はみんなで仲良くして、ケーキを作り続けたい、という願望の裏返しなんですよね。

希のことが気に入った元治は、もっとおいてやったら、と文にいいました。
『赤毛のアン』で、アンと出会ったマシューが、あれだけ男の子がほしかったのにもかかわらず、彼女を気に入ってしまい、どうせ引き取りたいんでしょ、と妻のマリラをあきれさせた場面が、思い出されます。(笑)

徹は、今度こそ汗水流して働くから、と家族に頭を下げました。
希と間違えて、一徹を抱きしめた時には、笑っちゃいましたよ。(笑)
もしかして、アドリブかな。
そして、その言葉どおりに、元治の塩田で働かせてもらうことになりました。
働くといってもね、正直、労力の割にお金にならないだろうし、徹も、一人前に働けても、小遣い銭くらいしかもらえないんじゃないかな。
塩くみ3年、塩まき10年、そんな世界での見習いにもならないような徹に、とても一家4人は、養えないだろうな。(笑)
このあたりの、経済観念が欠落しているところは、朝ドラの定番ですもんね。(笑)

希が、2学期から通う、そとら小学校に行くと、浜辺に来ていなかった圭太が、教室で泣いていました。
転校していくのね。
でも、今日も言い出せませんでした。
彼と希は、いい関係になっていくのかな。

桶作家では、藍子が元治を絶賛し、徹が嫉妬。(笑)
そんな藍子に、元治にも欠点があるという文さん。
それは、祭り馬鹿、ということでした。
これを聞いて、徹はいっぺんに元気になり、希は、がっかりしました。(笑)

そうなのよ、能登の祭りは、燃えるのよ。
もっとも、田舎は、どこもそうですよね。(笑)
祭りのために1年働く、という人も多いはずです。
でも、欠点じゃないと思いますけどね。
元治のいうとおり、祭りが村を一つにしているんだからね。
それに、徹がいうように、人間、欠点の1つもあった方が、かわいらしいですよね。
善作さんたちみたいに、だんじりの時だけじゃなく、年中、飲んだくれていると、欠点といわれても仕方ないけどね。
でも、祭りまで毎晩、こんな状態が続くらしいので、それはそれで迷惑かも。(笑)

徹は、祭りを行うため、奔走していました。
藍子は、本当に塩田に行っていると思ってたわけじゃないよね。
だって、元治さんは行ってないし、徹もグロッキー状態で帰ってこないしね。
うすうす知っていたけど、文の手前、言い出せずにとぼけたんでしょうね。

文のいった、自分の生きる場所は自分で守る、という言葉を聞いた希は、自分も、自分の生きる場所、家族を守ろうとしました。
そこで、徹夜して、でっかいケーキを作りました。
朝、徹に見つからないよう、どこかに隠していたんでしょうね。
魔女姫を乗せたのは、衛生的にいかがなもんでしょ。(笑)

しかし、酔っ払って帰ってきた徹が、藍子に抱きついたせいで、彼女が持っていたケーキが落ちて、崩れてしまいました。
この一発勝負の場面を見事に決めた津村夫妻、お見事でした。
さすがは、プロだね。
ケーキも玄人はだしの出来でしたね、キウイフルーツやみかんも入ってたのね、すごい。

来週は、いよいよヒロインが登場、楽しみです。

さて、最終週の関東地区の最高視聴率は、エリーがこの世を去った27日(金)の23.3%と有終の美を飾りました。

月曜から土曜までの詳細は、23.2%、22.6%、23.1%、21.7%、23.3%、23.2%で、最終週の週平均は22.85%で、、『ごちそうさん』の最終週の平均は22.25%、『花子とアン』の最終週の平均は22.90%でした。
全平均は21.05%、『ごちそうさん』は22.40%、『花子とアン』は22.65%でした。

関西地区の最高視聴率は、政春がラジオに出演し、俊夫がハナと広島に帰り、その二人を会津に連れて行くために熊さんも余市から旅立った23日(月)の25.6%で、圧巻の第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、エリーと政春と散歩する姿に触発されたマイクが、エマに求婚し、その報告をしに駆け出すエマの前でエリーが倒れた26日(木)の24.3%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第13回は、関東地区が11.7%でした。
ちなみに、八重の第13回は14.3%、官兵衛の第13回は12.9%でした。
第13回までの全平均は、花燃ゆ13.50%、官兵衛16.02%、八重16.40%です。
関西地区は11.4%と悲惨な状態です。

ようやく大河らしいエピソードが、出てきましたね。
とはいえ、井伊直弼の肩に力の入った、これぞ大河という演技が、相変わらず浮きまくっています。(笑)

今回の『花燃ゆ』は、宮村さんの脚本でした。

キーアイテムは、「なでしこの花」でしたね。
冒頭、文の家の花入れに飾られ、押し花にして、江戸の玄瑞にも送りました。
玄瑞が、江戸を立って、京に向かうときも、足下に咲いていました。
そして、最後、玄瑞が文の夢を見た、というナレーションに重ねて、京と萩それぞれのなでしこを映して終わる、という見事な構成でした。

そして、今回のキーワードはタイトルどおり、「ころり」と「地雷火」でしたね。
ころりで亡くなった方を荼毘に付したときの煙と、夜明けに立ち上った地雷火の爆発後の黒煙が、うまく繋がりました。

ころりは、「虎狼痢」と書くんですね。
適塾の緒方洪庵が書いた『虎狼痢治準』という本があるくらいですから、確実ですね。
本当は、ころころ死ぬからころりなんですよね。
とはいえ、うまい当て字を見つけたものです。
ころりに適塾の緒方洪庵といえば、伊之助が主演した『JIN』を思い出しますね。(笑)
それにしても、ミシシッピー号から蔓延したとは知りませんでした。
今回は、いろいろ勉強になりました。

文ところりの出会いは、彼女が愛しい玄瑞のために、手紙を書くための便せんとなる色紙を買い求めようとしたことが発端でした。
そこで、文は、浜から行商に来た女性の娘、きくと会いました。
きくのために、行商から戻らない母親を探していると、地雷火を松下村塾に持ち込んだ小野為八と出会いました。

彼の父親、山根文季が開いている診療所に行ってみると、きくの母親は、ころりを発症し、
そこに運び込まれていました。
この流れが、強引というか、ご都合主義なんですよね。(笑)
つい、今し方まで、娘のきくと買い物していたのに、いきなり重篤になるって、ありえないでしょ。
おまけに、きくは、ぴんぴんしているしね。(笑)

ところで、診療所に出入りした文が、ころりに罹らないのは、主人公だから当然でしょうが、だからといって、診療所帰りに手も洗わないで、おむすびを握るって、ありえないでしょ。(笑)
山根文季が、手伝いを拒否したように、伝染病だ、という認識は、当時もあった訳ですからね。
視聴率アップの切り札、塾生たちのころり対策の入浴シーンで、真剣みのない彼らを怒る以前の問題だと思うなぁ。
ちなみに、ころり患者のすぐそばで、山根文季が、素手で文のにぎりめしを食べていましたよね。
だから、ころりといっちゃったんでしょうね。(笑)

それはともかく、きくの母親は、あっさり亡くなってしまいました。
文は、それを引き取って、生きるために戦として、習字を教えました。
横で茶化す有隣、彼は書道の達人なんだから、文からもらった筆を使って、教えてあげればいいのにね。
野山獄では、書道の添削をしていたくらいだし、最初に上手な人から教わるのが、上達の早道なのにね。

そのきくは、ある日突然、親戚に引き取られて、杉家から姿を消しました。
この展開も、唐突でしたよね。
でも、いずれ文と再会するんですよね。
だって、タイトルバックに、きく(子役)と書いてありましたもんね。(笑)
ところで、寿の子、久米次郎は、きくに比べ、えらく軽い扱いでしたね。(笑)

寅次郎とその塾生たちは、過激になってきましたね。
公方討つべし、との決意を固めました。
自分の主張と相容れない相手を殺害する、当時は、当たり前の考え方だったんですね。
京にも、雲浜を筆頭に、攘夷派が集結し、気炎を上げています。
そうそう、紀行で見る限り、実物の雲浜は、ドラマと違って、とってもいい男ですね。(笑)

それにしても、為八は、頭がいいんだねぇ。
地雷火に起爆装置を付けて、銅線で引っ張って、エレキテルで着火、なんてさっぱりわかりません。
でも、足がつかない限り、蟄居を破ったことにならないなんて、詭弁にもなりませんね。
こういう文科系的屁理屈は、苦手なのかな。(笑)

ところで、もう少し、条約締結を巡る朝廷と幕府の攻防を描いてほしいなぁ。
帝が条約締結を認めなかった経緯や、それを強行突破した井伊直弼の決断に至る葛藤などが、全然描かれていないので、盛り上がりに欠けるのよね。
本当に、江戸城の一室しか、描いていませんしね。
これらの動きを巡る他藩の動きがわからないと、これから先の動きは、理解できないよね。

西郷どんなんて、あんなどうでもいい場面で顔見せしただけで、その後は、全く出てこないもんね。
本当なら、この時期の西郷は、島津斉彬の密命を受け、近衛 忠煕や月照と密会を重ねているんですけどね。
今、西郷を出さないと、機会を逸しちゃうぞ。(笑)

こうした京の緊迫した雰囲気に触発された玄瑞は、藩命に背いて、単身、京に向かいました。
出立の朝、玄瑞は、大小両刀をしっかりと腰に差しました。
このことが意味するものについては、以前に解説しましたけど、当時は誰でも刀を持つことができたけど、二本差しで往来を歩くことができるのは、武士だけしか許されませんでした。
つまり、玄瑞は、武士として、京へ向かったのよね。
この出立の時、刀を二本差した後、大吉のおみくじが入ったお守り袋を、玄瑞が、ぎゅっと、握りしめたところが、印象的でした。

京に到着した玄瑞は、あろうことか、文のことを夢に見たという手紙を送りました。
何を考えているんでしょうね。
当時の京のひりひりした空気に触れたら、恋女房のことなんて、考える余裕がないはずだよね。

その文は、夜明けに立ち上った地雷火の爆煙を見て、これがいかなる火となるのか、と不安な思いを抱きました。
私は、ブラックバーン校長が、村岡家を辞するときに飛行機を見て、これが平和な世の中を作るのか、破滅へと導くのか、しっかり見守っていく必要性を説いていたことを思い出しました。

次回は、世の中の緊迫度が増しそうですね。
松下村塾を、本当に閉めちゃうのかな。

それでは来週も、何もかも異国に振り回されることなく、その場しのぎの策に溺れず、今の日本に欠かせぬものは、病に打ち勝てる西洋の知識と文明と知り、異国に対し決して侵略を許さないという強い意志を見せ、しょせん人は人に何もできんとあきらめず、筋道を立てて考えれば必ず答えが見つかると信じ、己の目で、耳で確かめ、今まで学んできたことが、この国の役に立つと確信し、戦いは屈しない心をいうと肝に銘じ、この国を前に進める強い思いで、こぴっと仕事がんばれば、夜明けを待って見届けるため、ここから一歩を踏み出すことができるじゃんね。

「私は、志のために萩を出たのです。己が信じる果ての苦しみなら、恐れることは何もありません」
CATCH A DREAM!!

[7329]生まれた国 育つ国 愛する人の国 投稿者:まっくん

投稿日:2015年03月27日 (金) 19時00分

みなさん、こんばんは。
こちらでは、今週、なごり雪が舞いましたが、あちこちから、桜の開花宣言が聞かれるようになりました。
あっという間に、満開になりますね。
「学舎(まなびや)に 帰りてみれば さくら花 今を盛りに 咲きほこるなり」
修和女学校時代の、はなの作品でがんすな。
ちょうど、蓮様が、初登校した日のことでがんす。
これから毎年、この時期には、思い出すことになるんだろうな。

さて、『マッサン』、今週は、ぞくぞくニューキャラが、やっぱり最終週は、馴染んだ人が、順番に登場するほうが、感慨深くていいと思うんですけどね。(笑)
みゆきさんは、残念ながら出ない公算が大ですね、残念。
きっと、ドラマがつまらないからだよね。(笑)

それでは、今回も、先週の土曜日から振り返っていきましょう。
政春は、香料も着色料も一切使わずに三級ウイスキーを完成させ、社運を懸けた、試飲会を開くことにしました。
会場は、ニシン御殿。

もう、この会場選定からして、政春なのよね。
欣次郎なら、絶対に、こんなところで開かないよ。
余市まで来い、というのが、そもそも不遜だよね。
小樽でも札幌でも函館でも、こちらから出掛けていって、会場をセットしないとね。
ましてや、大阪から呼びつけるなんて、言語道断。
このあたりが、技術屋の限界なのかな。

それはともかく、三級ウイスキーは、『余市の唄』と名付けられました。
名前は、なかなかいいね。
味はもう、問屋から絶賛されました。
うまいのは分かるけど、本当に安いのか、はなはだ疑問です。(笑)

そこへ、大阪から長越百貨店の澤田さんが、やってきました。
出資者を通じて、余市まで招いたとのこと。
国産初のウイスキーを試飲して、イミテーションの鴨居、と酷評さゆりした人でがんすな。

第一声は、スモーキーフレーバーが利いてる、でした。
政春は、以前は独善的だったが、今は、お客の顔を見ようとしている、こんなにうまい三級ウイスキーはない、と大絶賛です。
てぇー、澤田さん、あんたの方が、変わってもたんちゃう。(笑)
あの、まがいなりにも本格ウイスキーをイミテーション呼ばわりしといて、この三級を絶賛するって、ありえんでっしゃろ。
結局、澤田さんは、政春の価値観からすると、ウイスキーの味が分からない奴、ということになるわけね。
それとも、実は、大金を掴ませて、澤田さんにサクラになってもらったか、いずれかだよね。(笑)

そして、これらを見届けた政志と千加子は、ようやく広島に帰ることになりました。
ここに残る、と主張する悟と、激怒する千加子さん。
しかし、政志が、亀山酒造の後継ぎならなんとかなる、と悟の意志を尊重してくれました。

そして、二人が帰ろうと外に出たときに、面接を終えたエマが帰ってきました。
後先になりますが、エマは、留学とナレーションはいってたけど、そうじゃなくて仕事としていくんだから、選抜試験のようなもんだよね、アメリカ行きをかけて、面接に挑みました。
この前の放送では、政志が、アメリカ行きが決まったようなことをいっていたのに、なんか、話が矛盾しているなぁ。(笑)
それにしても、面接では、エマは、政春とエリーを褒めちぎりました。
授業参観での作文を思い出しました。

そして、ようやく熊さんとハナが登場。
だいたい、亀山家は、普段はニシン御殿で食事するくせに、来客があると自宅で食べるのよね。(笑)
これまで、顔を合わせなかったのが不思議ですよね。(笑)
しかも、せっかく会ったと思ったら、俊夫がいないじゃんね。(笑)
このあたりは、役者のスケジュールの問題かな。(笑)

はなは、千加子にいつでも遊びに来て、といいました。
まさに、外交辞令のお手本、教科書に載せたいくらいでした。
いつでも、来られる距離じゃないことは、みんな分かっているのにね。(笑)

そして、政志と千加子は、帰っていきました。
ちょい、ちょい、ちょい、会社で車を1台くらいは、持っているっしょ。
政志は老齢なんだし、せめて駅まで送ってあげろし。
実の父と姉なんだからね。
その後の、俊夫とハナの場合も、同じことがいえるよね。
本当に薄情だね、政春は。

そして、酒が自由販売になって半年が経ち、昭和24年の秋を迎えました。
「余市の唄」は、安くてうまいと大評判、おかげで政春は、余市のまちを有名にした功労者として、ラジオ番組に出演しました。
政春が、髪を整えていると、姿は見えませんよ、ラジオですから、と突っ込まれてしまいました。
髪も大事だけど、紙の方がもっと大事。
普通は、原稿を見ながら、話をするよね。

はなも、『こどもの新聞』の時間には、原稿を読んでいたし、純平が戦死して落ち込んだ蓮様を、はながラジオ番組に担ぎ出したときも、そうでした。
でも、ウイスキーのことを語り始めると、さすがに立て板に水、でしたね。(笑)
ニシン御殿では、みんなでラジオを聴いています。
政春は、進さんや熊さんに、ベタほめされていましたね。(笑)
中島夫妻はいるけど、娘のよしえちゃん、もうよしえさんって年齢だね、は出てこないのは、嫁にでもいったのかな。
彼女の動向が、ずっと気になっているのよ。(笑)

その一方で、俊夫は、ハナを連れて広島に帰って、亀山酒造の力になる決心をしていました。
てぇー、政志から戦力外通告をされて、大阪送りの憂き目に遭っているのにね。
なんで、そこまで、亀山酒造に尽くそうとするのか、理解できません。
熊さんの猛反対は、お約束、という奴ですね。(笑)

そして、旅立つ日、俊夫は、悟に『DOUKAH』と書かれた法被を着せました。
ハナが、俊夫のために作ってくれたものですよね。
戦時中は、敵性語を当て布で隠していたんでした。
それを悟に渡す、ということは、もう、俊夫は、ウイスキーを造らない、ということですよね。
なかなか、いい場面でした。
エマも、見送りしていたけど、面接から半年、いったい、いつからアメリカにいく話だったんだろうね。(笑)

そんなこんなのところへ、旅姿の熊さんが、登場。
俊夫とハナに、会津を案内してやるとのこと。
熊さんは、一馬を会津に連れて行く、という約束を果たせませんでしたからね。
娘と娘婿に、それをしてあげたいんでしょうね。
こうして三人は、さっきも書いたように、政春たちに駅まで送ってもらうこともなく、寂しく旅立っていきました。

そして、なんとなんと、あっという間に、12年も経っちゃいましたよ。
これはないんじゃないの。
亡くなった人を写真で見せるのは、糸子が夏木さんに変わったときもやったけど、あのときは、尾野さんの糸子で、区切りをつけていたからね。
今回は、唐突すぎ。

スコットランドには一度も帰っていない雰囲気だけど、エリーの母親の写真なんて、どうやって入手したんでしょうね。
妹から送ってもらったのかな。
母親の葬儀には間に合わないとしても、エマの様子を見に行くのを兼ねて、墓参りくらい行ってもいいと思うけど、体調がそれを許さないのかも。

熊さんたちは、もう登場しないとは思ったけど、それにしてもね。
一馬の出征騒動に1週間もかけるくらいなら、まだまだ、おもしろい話が書けるんじゃないの。
役者は、揃っていたのに、もったいないなぁ。
少なくとも、どうやってスーパードウカを開発し、販路を開拓してヒットさせたか、これが、このドラマのメインだと思っていたのに、なんだかなぁ。
今さら、過分な期待は抱いていなかったけど、それにしてもはしょりすぎにもほどがあるぞ。

でも、悟の妻の和歌子さん、『ちりとてちん』の順ちゃんでしたね、うれしい。
ごちの民ちゃん、『カーネーション』の駒ちゃん、といえばおわかりですよね。
ちなみに純愛では、レジェンド樺太の人の娘役でがんした。
悟は、亀山家の養子に入って、孫を二人もうけました。

そこへ、エマから3年振りに帰るという手紙が。
ロンドンの出版社で働いているんだね。
それを向かいに出るため、雪の上を歩く政春とエリー。
ちゃんと、雪の余市でロケしたよ、と協力してくれた地元にアピールする以外、ほとんど意味のないショットでしたね。(笑)
ずっと、セットだったもんね、あれじゃ地元は怒るよね。(笑)

そこへ、小さい黄色いハンドバッグ一つ持ったエマが帰ってきました。
この偶然のタイミングは目をつむるとして、ハンドバッグ1個かい、と突っ込んでいたら、その答えが、二人分の荷物を持ったマイクが、遅れてやってきました。(笑)

エマも、もう36、7歳なんだから、どうみたって、旦那か彼氏だと思うよね。
それなのに政春ったら。(笑)
エマから、人生のパートナーとして、2年前から一緒に住んでいると聞かされて、何じゃと、はないよね。(笑)

マイクは、エマによると、彼女と出会うずっと前から日本文化に興味を持ち、日本語の勉強をしていたとのこと。
おそらくは、初来日ですよね。
それなのに、メチャメチャ日本語うまいやん。(笑)
というか、エリーは、日本に40年以上住んでいて、下手にもほどがあるぞ。(笑)

エマが、マイクのためにエリーと政春の出会いを聞かせろ、とせがむ展開は、ちょっと強引でしたね。(笑)
これをきっかけに、ずっと、これまでの放送を振り返る回想モードに入るんじゃないかと、ビクビクしちゃいましたよ。(笑)
でも、出会った日の、クリスマスプディングに入れられた6ペンス銀貨と指ぬきを二人が引き当てる場面は、何度観てもいいものです。
エリーも、そのときのことが忘れられずに、今でも、その指ぬきをペンダントにして、身に付けているくらいですからね。

でも、登記所で二人がサインする場面は、初登場でしたね。
エリーのサインがものすごくうまくて格好よくって、母親に書いていた手紙の文字と全然違うのは、ご愛敬ですね。(笑)
ちなみに、そのサインとエリーが残した最後の手紙は、同じ人の手によるものですね。(笑)
エリーの日本語と一緒、うまくなったり、下手になったりでした。(笑)
ふたりは、結婚式は、挙げいていなかったのね。
早苗さんから、挙げるよう、遺言として残されたのに、守らなかったんだ。(笑)
早苗さんの前で、花嫁衣装を身にまとっただけになってしまったんですね。

紅茶を淹れようとして、エリーは倒れてしまいました。
こうなると、普通は、すわ一大事となるんですけど、亀山家では、日常の出来事の範囲内のようです。(笑)
貧血のエリーを一人で雪の中、病院まで歩かせ、エマは、ゆったりと読書、もうすっかり西洋人だね。(笑)
せめて、政春が、最初から、ついていってあげればいいのにね。(笑)

政春が、迎えに行ったのは、さっきも書いたけど、冬の余市を視聴者に見せるための地元対策でがんすな。
エマたちに工場を見せるのも、同じでがんす。
雪の中でのエマとマイクのいちゃつく姿を見ていると、かつての自宅のそばでの、一馬とエマの追いかけっこを思い出しちゃいますよね。
いくつになっても、恋に恋するエマは、変わらないのね。(笑)

工場といえば、政春は、仙台か西宮にグレーンウイスキーの工場を増築する計画がある、とエマに得意げにみせていましたね。
私は、こういう話を、つまり工場建設のきっかけから準備、完成までをドラマで見せてほしいわけよ。

話が、後先になりましたけど、橋にさしかかると、河川敷でエリーが歌っています。
それをしっかりと聞き取る政春、さすがはワンワン、嗅覚のみならず聴覚も犬並みのようですね。(笑)

それからしばらくして、主治医の一恵先生がやってきました。
天海さんは、朝ドラ初出演かな、記憶にありません。
往診の途中にクッキーを持って、様子見にやってきました。
本当に、それだけだったみたいですね。
そもそも、往診ってことは、大きな病院じゃありえないもんね。
梅ちゃんの下村(安岡)医院レベルってことだよね。
そんな小さなところで診てもらわないで、ちゃんとしたところで検査してもらえばいいのにね。(笑)

その一恵先生を、帰る直前につかまえた政春は、ニシン御殿に引っ張り込んで、エリーの病気の真相を聞き出しました。
音を途切れさせて、その衝撃的な内容を表現したのね。
あたしゃ一瞬、テレビが壊れたのかと思っちゃいましたよ。
すでにナレーションでカウントダウンといった後だから、視聴者としては驚きもないけど、政春が受けた衝撃の大きさは、理解できました。

で、亀山夫妻とエマとマイクが、焼き鮭などをおかずに食事をしています。
あれ、ナレーションで、エマとマイクが帰国した5日後に一恵先生がクッキー持ってやってきてたじゃん、と頭の中が大パニック。
番組終了後に冷静に考え、やっとナレーションの帰国は、ロンドンじゃなくて余市のことだったのね、と気付きました。
エマはもう、ロンドン住人なんだから、帰国という単語は間違いじゃないけど、不親切だと思うなぁ。
他の視聴者は、帰国と聞いて、すんなり日本にやってきて、というふうに解釈できたのかな。

それはともかく、政春は、エリーと結婚式を挙げることを提案しました。
おばあちゃんだから、というエリーに、みんなは、ウエディングドレス姿を見たいよコールです。
はっきりいいます、私は見たくありません。(笑)
それらを聞いて、あっさり了承するエリー、最初から乗り気やったんかい。(笑)

別の日、エリーは、定職につくか、フリーランスとして夢を追い求めるか悩んでいるマイクの背中を押して上げました。
そこで、また、倒れてしまい、一恵先生が、往診に。
これまでひた隠しにしてきたのが嘘のように、エマもいるのに、残された時間を楽しく、とあっさり、告げちゃいました。

その頃、民ちゃん、駒ちゃん、順ちゃんこと和歌子さんが、みかんをむいてあげています。
そういえば、悟は、全く姿を現さなかったね、政春の薄情さが伝染してたりして。(笑)
三日間寝たきりの割には、寝間着じゃなく倒れた時のままの不自然なエリーさん、ウエディングドレスができたら、あっさり立ち上がって、散歩にまで出掛けちゃいましたよ。
病は気から、ってことにしておきますか、エリーが自分の運命を知っている、ということには目をつぶって。(笑)

二人っきりで散歩させてあげればいいのに、後を付いてくるエマとマイク。
何十年も雪国に住んでいる政春なら、絶対にあんなこけ方はしません。(笑)
エリーたちが寄り添う姿に感動して、マイクはエマに求婚。
喜んで駆け寄るエマを見ながら、エリーは倒れ込みました。

薄情な悟も来れば、もう死ぬと決まったようなものでした。(笑)
てぇー、枕の下にラブレターを隠していたよ。
ということは、倒れる前の元気なときに仕込んだんでしょうから、布団は敷きっぱなしってことね。(笑)
でも、まさかラス前に亡くなっちゃうとは。

いよいよ明日で終わりですね。
手紙を読んで、あっという間に時が流れ、冒頭のウイスキーの表彰式に繋がる、というパターンかな。
最後の写真は、エリーと政春で、てっぱんですね。(笑)

さて、第24週の関東地区の最高視聴率は、政志が政春に、肝をつかめ、とアドバイスして、開眼させた20日(金)の25.0%と過去最高を記録して第1位でした。

月曜から土曜までの詳細は、23.6%、23.7%、22.3%、23.7%、25.0%、22.5%で、第24週の週平均は23.47%と、これまた、ぶっちぎりで過去最高を記録、『ごちそうさん』の第24週の平均は22.22%、『花子とアン』の第24週の平均は22.73%でした。
初めて、ごちとアンを抜き去りました。
この後半の伸びは、ちょっと異常ですね。
第24週までの全平均は20.98%、『ごちそうさん』は22.40%、『花子とアン』は22.64%でした。

関西地区の最高視聴率は、一馬が残した大麦の種をもとに造った三年物を、政春が安くてうまい三級ウイスキーのキーモルトとして選んだ20日(金)の24.9%とぶっちぎりでの第1位でした。
名古屋地区の最高視聴率は、余市の風が、試飲会で問屋の人から絶賛され、悟が残留を決意した21日(土)の24.0%で第1位でした。

『花燃ゆ』の第12回は、関東地区が13.2%でした。
ちなみに、八重の第12回は13.9%、官兵衛の第12回は15.8%でした。
第12回までの全平均は、花燃ゆ13.65%、官兵衛16.28%、八重16.58%です。
関西地区は13.4%と激減です。
名古屋地区は14.9%で、第18位でした。

今回の『花燃ゆ』は、大島さんの脚本でした。
今回のキーワードは「不美人」でしたね。(笑)
キーアイテムは、「おみくじ」と「お茶碗」でしょうかね。
玄瑞が、久しく持てなかった家族の一員となったことを象徴するのが、自分用のお茶碗でしたね。
文に別れを切り出す前に、それを手に取り、じっとながめている姿が、印象的でした。
そこまで決断しながらも、二人の思い出の品である、おみくじだけは、しっかりとお守り袋に入れていましたし、それを見つけた文の表情も、よかったです。

話を戻して、冒頭、事実上の久坂の婿入りの場面から、はじまりました。
文の花嫁姿、美しかったですね。
もう、これだけで、チャンネルを合わせた価値がありました。
お得な週でした。(笑)
タイトルバックのクレジットも、しっかり久坂文になっていましたね。

床の間の掛け軸は、陽子が和さんと丸庵の2階で婚礼を挙げたときと同じ、朝日の中を、おそらくは夫婦の2羽の鶴が、飛んでいる絵柄でした。
もっとも、覚馬とうらさんの婚礼も、同じような絵柄だったので、定番ということなんでしょうね。(笑)

裸踊りは、キャラ的に利助の出番だと思ったのに、違っていました。
やはり、いい男の鍛え上げた裸身で、視聴率を稼ごうという算段のようです。
そういえば、文之進さん、裸踊りが始まってすぐ、いなくなっちゃいましたね。
あのキャラじゃ、こうしたおふざけは、許せないんでしょうね。(笑)
周布さんは、アンチ椋梨色を前面に出すため、寅次郎一派を取り込みにかかっていますね。
それにしても、完全に酒癖の悪い男として描かれていますけど、史実なのかな。

和さんこと晋作は、態度が悪かったですね。
偉人の若い頃を無頼に描くのは、大河の常套手段ですからね。
それにしても、あんな酔っ払いの戯言を、みんな真に受けるなんて、ありえませんよね。
実家へ帰るなんていうオチ、大島さんも書きたくなかったでしょうね。(笑)
それにしても、有隣をその狂言回しとしてだけ登場させるって、もったいないなぁ。

寅次郎は、謹慎蟄居の身なんですけど、婚礼に出席してもいいのかな。
いつの間にか、みんなと一緒に、朝食まで食べているし。
周布がバックにいるので、怖いものなしなのかな。(笑)

その食卓は、変わった並びになっていましたね。
上座?は、真ん中に百合之助、向かって左が梅太郎、そしてその膝の上に娘の豊、右が寅次郎でした。
その向かい側が、真ん中が文、向かって右が亀、左が玄瑞、そして短い辺には、滝と敏三郎が一人ずつ、という配置でした。

ものずごく、玄瑞の位置が、低いのよね。
これは、文の旦那というよりも、居候として扱われているってことなのかな。
それとも、一人だけ武家ではなく医者坊主だからなのかな。
社会人の端くれとしては、どうしても、こういう並び順に敏感になっちゃうのよね。(笑)

並び順といえば、杉家の箪笥?の上に置かれた雛飾り、お内裏様が右側でしたね。
これはつまり、関東雛じゃなくて京雛だということですよね。
このあたりは、きちっと考証されていました、お見事でした。

その頃、江戸では、ハリスの家定謁見が、大きな波紋を巻き起こしていました。
不満分子が、あちこちに出現してきました。
間部詮勝に、井伊直弼が、御公儀を批判する者どもに、厳しい処罰が下されることになろう、と安政の大獄の伏線となる発言をしました。
後に、井伊直弼が大老に就任する場面もありましたけど、本来は、こうした、江戸城内での重々しい話こそが、大河なのよね。
ところが、悲しいかな、この軽すぎる物語の中では、直弼が力めば力むほど、浮きまくってしまいました。
この緊張感が、全く萩に伝わっていないもんね。

江戸では、稔麿と一九が、通商条約の原案を入手し、寅次郎のもとに送りました。
これは、フィクションでしょ、都合よすぎるもん。
有力大名には、原案を公開しているし、周布や伊之助が主要ポストにいる現状では、その筋から、寅次郎が、条約案を入手できたんじゃないでしょうかね、現実は。

それはともかく、一九は、幕末の動乱で命を落とすというネタバレがなされちゃいました。
そんなこというんなら、まずは、どういう経緯で、一九が江戸に行くことになったのか、そのあたりの説明をしてもらわないと、視聴者には唐突すぎて、ついて行けないよね。

その後、一九は、寅次郎に雲浜一派が、気炎を上げる様子を手紙で知らせてきてましたけど、彼らは越前ですよね、一九は全国をまわっているのかな。
それとも、雲浜が江戸で同士を集めたということなのかな、そのあたりも説明して。(笑)
稔麿は、文が玄瑞と結婚すること、知っているのかな。
どうせなら、そのあたりの葛藤というか苦悩を描いてほしかったな。

文の新婚初夜は、気の毒でしたよね。
文が名残惜しそうに布団に入ったあと、玄瑞は、あのう、と何かいいかけましたけど、何ていおうとしたのかな。
やっぱり、同衾しようと思ったんだろうな。(笑)
そこに亀太郎や彦介たちが乱入してきて、散々な初夜になっちゃったんだよね。

そんな矢先、玄瑞は、江戸に遊学に行けることになりました。
玄瑞は、うれしいでしょうけど、文はショックですよね。
玄瑞から、なぜか別れを切り出されますが、この流れがよくわからん。(笑)
まあ、最後に盛り上げるため、一度は、破局寸前に追い込む、という展開のためだけの、取って付けたような流れですね。(笑)
でも、文は、私の一生の志です、私はあなたとともに生きてまいります、と思いを告げ、二人は、愛を確かめ合いました。

ここは、感動のシーンでしたね。
もっとも、玄瑞の、やっぱり大吉じゃ、お前は俺の大吉じゃ、には、お前こそが若い頃の大吉だろ、と思わずツッコミを入れちゃいましたけどね、でもよかった。
二人が涙を流しながら、抱き合うところまでで、やめてほしかったな。

その後の不美人じゃない、という言い訳から、塾生の乱入という流れが、腰砕けとなって、せっかくのいい場面が、だいなしでした。
とにかく、がっかりでした。

がっかりといえば、寿の描き方もひどいなぁ。
平成の世ですら、あんな女は嫌われますよね。
まして、幕末のあの時代に、あんな身勝手な自己主張女、おりまへんやろ。
妊娠しているみたいだし、情緒不安定だった、と自分の中で解釈しています。

もっとも、伊之助も、百歩譲って金平糖は買うことはあっても、夕食の食材となるふぐは、買わないよね。
それは、明らかに妻の役割だし、武士がそんなことするわけありません。
これまた、現代目線での描写でしたよね。

そうそう、人のものを勝手に見る、女はそういうものだ、という文の開き直りがすごかった。(笑)
玄瑞に、二人は結婚を続けるべきか議論をふっかけたり、さすがは姉妹、血は争えないね。(笑)
でも、寿ほどには、文を嫌いになれないのよね。(笑)

ヒール役の美鶴さんも、あっさり落ちちゃいましたね。
このまま、消え去るのかな。
なんとか、逆襲してほしいなぁ。

このドラマでは、なんか、結婚早々に玄瑞が、江戸に向かったかのように描かれていましたよね。
文も、玄瑞が杉家に持ち込んだ荷物を、解かなければよかったといってたくらいだし。
でも、ナレーションでは、しっかりと、ある程度時間があったことを伝えているのよね。
婚礼は、安政4年12月5日といっていました。
井伊直弼が大老になるくだりでは、玄瑞が江戸に向かった2月後の4月23日に就任した、とはっきりといってました。
もちろん、安政5年のことですよね。

つまり、玄瑞が江戸に向かったのが、2月20日頃となるので、3か月くらいは一緒にいられたのよね。
それなら、雛飾りも分かります。
玄瑞が、伊之助に対峙して、自分は学問のために江戸に行くんじゃない、と言い放ったとき、背景の庭に桜が満開になっていたと思っていましたが、このナレーションで、梅だったんだ、と得心しました。
紀行によると、医学所では、特待生だったそうですけど、とてもそうは見えませんね。(笑)
6尺近いという身長だけかな、似ているところは。(笑)

来週は、ころりが流行するみたいですね。
安政の大獄に向けて、緊張感のあるストーリー展開を期待します。

それでは来週も、優秀な人材をどんどん登用し、若者に道を開き、自分の立場や付き合いを大切にすることに固執せず、士気と才気を使い、為すところがないままに死ぬことなく、軽挙に走らず、腰を据えてしっかりと学び、助けて欲しいときは素直に助けてといい、楽しいときは笑い、ぶつかってこけても、命を大事に、狂う時が来たと志を為す、そんな気概で、こぴっと仕事がんばれば、両刀を差し、武士の心を持って、藩医として江戸に遊学できるじゃんね。

「武士として行く、そうゆうておった。その意味が、文には分かるか。久坂は、学びに行くんじゃない。事を為しに行くんじゃ、その命を懸けて」
CATCH A DREAM!!

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[7330]麦は泣き 麦は咲き 明日へ育ってゆく投稿者:まっくん
投稿日:2015年03月30日 (月) 20時56分
みなさん、こんばんは。
とうとう、『マッサン』終わりました。
最終回は、予想どおり、手紙と受賞祝賀式典でした。

手紙の内容は、大したことはないけど、香水を振りかけたところが心憎いね。
政春の脳裏に、エリーがはっきりと浮かび上がったんじゃないかな。
最後に、ookiniおおきにと書いてありましたね。
最初に覚えた大阪弁でしたよね。(笑)

そして、昭和46年、スーパーエリーの特別賞受賞祝賀式典、ドラマの冒頭に繋がりました。
このウイスキーには、一馬の残した大麦の種のようなエピソードは、なにもないのね。
ただ、エリーを思って造ったということなのかな。
このウイスキーに込めた思いこそが、ドラマの肝だと思っていたのに、完全スルーでした。
政志さん、私は、このドラマの肝を最後まで掴むことができませんでした。(笑)

そして、エリーの墓の前で、スーパーエリーを二つのグラスに注ぐ政春。
この時の注ぎ方が雑で、外にこぼれちゃっているのよね。
以前、鴨居商店のときも書いたけど、こういうところを一つ取っても、ウイスキーへの愛情が伝わって来ないのよ。
一滴でも無駄にしないよう、優しく注がなきゃ、せっかくの場面が台無し。
スーパーエリーにも描かれていた、指ぬきのペンダントと6ペンス銀貨を墓標にかけたところはよかったですね。

回想シーンを観ても、エリーが、はにかみながら、政春をテーブルの下で蹴ってアイラブユーを催促するところは、ほのぼのとしました。
また、子供が産めないと分かりベット上で泣くエリーの手を政春が握りしめるところは、ジーンときました。
いい場面もあったんだけどね、残念ながら面的に広がりませんでした。
この手、離すなよ、のラストシーンもよかったです。
終わりよければ、ということにしておきましょう。(笑)

『まれ』が始まりました。
みなさん、いかがでしょうか。
私は、15日に、すでにプレミアム先行試写会で、第6話まで、観てるのよ。
ネタバレをしそうなので、感想は、今は、やめておきます。
ムフフ、優越感でイッパイ。(笑)




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