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聖夜
新刊はどちらも予約させて頂き、いっきに読み終えてしまいました。今回のテーマは音楽。学生時代に音楽しかやってこなかった同世代(誕生日が1ヶ月しか違いません)の人間として、特別な思い入れをもって読ませて頂きました。 あの頃は、音楽は言葉で表せないものだからこそ直接心に響くものであり、アンサンブルが上手くいった時の心が響きあう感覚、高揚感、聴衆との一体感などを言葉に置き換えるのは不可能だと思っていました。そんな、言葉とは全く異なる表現手段である音楽の世界、学生時代の純真な気持ちで向かい合うことのできた音楽の世界、しかも音楽を奏でる側の心の内を、佐藤さんは見事に言葉で表現していました。圧倒されました。 いつもながら、同世代の人間として共感とノスタルジーに浸る以上に、今回の新作2冊は読んだ後も心に深く残っています。なかなか時間を見つけられませんが、最近、無性にまた楽器を弾きたくなっています。残り二つのアイデアも、作品として読ませて頂けるのを楽しみにしています。 2010/12/25(Sat) 10:21[1538]
ありがとうございます! 音楽をフィクションで表現するのは、確かにむずかしいですね。映画とか漫画とか、好きで名作だと思うものでも、「壁」を感じることがあります。 今回、どこまで、読者の方に「実感」していただけたのかは、ほんとに自分でも疑問です。 なので、すごく嬉しいコメントでした。 ありがとうございます。 今回の五編は、色々な年代を書きましたが、リアルにその世代の方が、どう感じるのかも、なかなか怖いところです(笑) 2010/12/25(Sat) 14:47[1539]
こちらこそ、ありがとうございます 早々にResを頂き、ありがとうございます。佐藤さんの「日記」を見て、楽器を練習なさっている、とありましたので、そうした追体験も見事な「実感」を言葉で生み出す重要な要素なのかもしれない、と思いました。 佐藤さんはご自身で、取材を綿密にする作家だと思われている、とどこかに書かれていました。でも、どうすれば当事者の「実感」を言葉にして伝えるほどの濃い情報が得られるのですか?取材を当事者に密着して、徹底的にすることですか。それともいろいろな関係者からの取材を通じて、立体的なイメージをふくらませることをなさっているのでしょうか。何か特別な「アンテナ」を持つ秘訣があるのでしょうか。 画家の父親にコンプレックスを持ちながらも、絵を一心に描き続ける少年の心境。一流の「スリ」の鋭い感覚、駆け引き、緊張感と陶酔感。舞台に立つ落語家が目指す聴衆との一体感と、現実との落差。トップアスリートたちが感じる風と光の全感覚。到底、取材や追体験だけで得られたものとは思えません。(たぶん「スリ」は追体験できませんし。) 佐藤さんの鋭い「アンテナ」が、次は何に反応するのか、今後のご活躍も楽しみにしています。 2010/12/25(Sat) 16:43[1540]
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