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谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の弐

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[99] 自民党に要望する   生長の家総裁  谷口雅春  〔昭和40年12月〕
童子 - 2014年09月03日 (水) 20時44分

 
   自民党に要望する
     ―  日韓条約締結祝賀会における挨拶  ――

              生長の家総裁  谷 口 雅 春

                昭和40年12月21日 午后1時
                於  東京ヒルトン・ホテル



 まず私は今回日韓条約の批准に当りまして、これによりまして日本の新しい歴史がここに始まろうとすることを心よりお祝い申上げます。


 それとももに今日この席を借りまして一言自民党に注文しておきたいと思います。


 私、大体生長の家が自民党に応援しているのは、決して自民党の一つ一つの政策に賛成してやっているのではないのであります。 いま日本の政党のうちで、  天皇制を護持しようとしているところの政党は自民党しかないというのでありますので、自民党それ自身に欠陥もあり、汚職もあるけれども、われわれは自民党を支援しなければならないという、こういうふうに私は考えているのであります。


 私は今度の日韓条約にはいろいろの不満の点がありまして、むしろ私は屈辱外交だと思っているのであります。 日本側は全ての請求権を抛棄して、まるで賠償同様の8億弗のカネを出して、しかも竹島はやっぱり韓国の領土とした、その沿岸を韓国の側では漁労専管区域とした。 それにも拘らず私は韓国と日本とがああいう条件を経て手を握らなければならないのは、日本が自由国家群の一員として国を護ってゆく上に、韓国と国交の正常化の必要があるという意味において私は賛成したのであります。 けれどもあの条約が完全であるとは思っていないのであります。


 今後、あの竹島は日本の領土であることははっきりしたことでありますから、あれは本当に日本の領土であることを、はっきり主張して、今後、吾々日本国民の満足できるような外交をやっていただきたいと思います。


 それから次にお願い致したいことは、自民党の党是であるところの自主憲法の制定ということを今後積極的に推進していただきたいと思うのであります。 国会正常化なんて謂われておりますけれども、いまの憲法のある限り、国会の正常化は行なわれ得ないということは明らかなのであります。 日本の国を穢がすどんな言論も、現行の憲法が無制限に言論の自由を謳っている限り、それを止めるわけにゆかない。 そのよい例が日本を革命するために有能なる働き手となる学生生徒を教育することが目的だとハッキリ声明している日教組の倫理綱領すら、中村文部大臣が日教組の幹部と折衝しても、それを改めさすことができないではありませんか。


 日本国憲法が現状のままであるかぎり、日本を破壊し革命する思想は、白蟻が旧い建物の大黒柱を蝕んで行き、ついには大家の覆える時が来るように、日本国の危機が来るのであります。 無制限な団体争議権は、ひとたび革命が行なわれようとする際に全国の交通機関を停止せしめる予行演習として使われております。 だから、あの日本国憲法なるものは私は革命準備憲法だと考えているのであります。 それで生長の家では、いまの憲法は占領行政基本法に過ぎないから、占領行政の終了と同時に明治憲法が既に復活しているのであると、こういうふうに認めているのであります。 別にいまの憲法を改正する必要がない。 明治憲法は生きているということを勇敢に佐藤総理大臣が宣言しさえすればそれで足りると私は信じております。


 それで池田前首相が咽頭癌に罹って生命がどうか解らなかった時、癌で殺されるより、あの憲法、明治憲法がすでに復元しているのであるということを宣言して、そのために革新系
人から危害を受けても、日本国を本当に安定の基盤の上に置くために生命を捨てるのだったら、その方が死に甲斐があるのではないか、万世にゆるぎなき日本国の基礎を築くために殺されてもいいではないかと、私は帝都日々新聞に公開状を書きましたが、それが実行されずというふうになっているのでございます。 この際、佐藤首相に希望致しますことが一つ生命をかけてすでに明治憲法が復元していることを中外に宣言していただきたいと思います。 この機会に要望する次第であります。


 もう一つ自民党にお願いしたいのがベトナム戦争の問題であります。


 日本の政府はアメリカに対して追随政策ばかりやっているようでございます。 自主的な政策が乏しい。 それであのベトナム戦争に対しても日本国として自主的な政策を打ち出してそしてアメリカをリードするようにしていただきたいと思うのであります。 私はあのアメリカが北ベトナムを爆撃しているのに無論賛成するのではないのであります。 アメリカも悪いところがあります。 それは日本を爆撃したら終いに手を挙げたから、北ベトナムにも爆撃したら手を挙げると思っているようであるけれども、しかしながら日本が手を挙げたのは、あの当時防ぎようのない原子爆弾に対して手を挙げた、反撃の自由のないところに手を挙げたのであります。 しかし、今日アメリカはベトナムにおいて軍事基地や軍事施設だけを遠慮がちに爆撃しているようなことでは、かえって相手に敵愾心を起こさせるだけであって、いつまで経っても北ベトナムは降伏することもなければ、仲裁に応じて講和を求めることもないと私は思うのであります。


 そこで私は自民党の人にこういう提案をして貰いたいと思うのであります。 それはどういう提案かと言いますと、国連の警察軍、それも原子爆弾を持った、警察軍をつくる。 それにはまずアメリカとソ連とが仲良くして、そしてソ連は共産圏の代表国として、アメリカは自由国家圏の代表として、その両方の原爆、水爆をもって国連の警察軍の武器とするのであります。 そして世界各国の一切の地上軍は全部廃止してしまう。 そして、アメリカが北ベトナムを爆撃しているところの軍事費用を悉く低開発国の文化建設事業に、平和産業に使うことにいたします。 ソ連も北ベトナムに援助している武器の生産費を共産圏の低開発国の文化建設事業に、平和産業資金に使うことにします。 そして自由主義と共産主義との優劣は戦争によらずして、それぞれの国の文化及び経済状態の発展向上の事実によって証明することにいたします。 すべての戦争を停止して、そして各国のすべての地上軍は全部停止してしまって、国際紛争は悉く国連の裁判によって決定することにいたします。


 国連の裁判組織は共産圏の側と自由国家圏の側の両方が同数の代表を出して、国際紛争は悉く裁判に委ねてその通りに決める。 それに従わないものは反撃可能の小軍隊などを出して、反撃の反撃の繰返しで人命を損するような拙いことをやらないで、国連警察軍が原子爆弾をもって制裁を加えることに定める。 こうすれば、反撃が不可能だから、すべて国連の裁決に従うことになり、実際に原爆を用いることもなくなる。 各国に軍隊はなく軍備に費した費用が平和産業と文化建設とにのみ使われるから地上に天国が建設される。 これがやがて列国の世界政府になってゆくわけでありますが、そうなれば、世界中の軍備がなくなり、世界中の人類は戦う必要がなくなる。


 こういうふうな発案を自民党はアメリカやソ連政府にして貰いたい。 そして世界連邦の建設に第一歩を具体的に進めていただきたいと、そういうふうに私は思うのであります。



           速記文責者  石 村  暢 五 郎
              (日本大学教授・新日本文化人会議常任委員)





   ・・・・・・・・・


 山ちゃん1952様がお探しのチラシです

 やはり原本がよろしいのでしょうか?


 『現行の日本国憲法前文の非合理性と非真理性を明らかにする』 (生政連福岡)もあります



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