今月も見事な絵手紙有難う❤いつも楽しみにしております。
コスモス、私の大好きな花の一つです。というより一番好きです。それで、我が家の庭では何がなくともコスモスの花だけは毎年咲き乱れております。この花、ダリア、バラのような華やかさはないけれど、可憐で、かわいい花ですね。それでいて、茎はしなやか、風に倒されてもいつの間にか起き上がってきれいな花をさかせている・・・きぬ子さんが書かれているように嫋やかでもあり、母のように強くもあります。
さて、コスモスといえば、必ず思い出す童話があります。
それは、今西祐行作の『一つの花』ごく簡単にあらすじをいえば、
ー出征する父親を駅に送って行く母親と幼い娘、戦時中で食べ物も少なく、娘の口癖になっている「一つだけちょうだい」ということばに、何もない父親は、道端に咲いていた1本のコスモスの花を与える。・・・・・・。時は何年か過ぎ、その子の家の庭には一面にコスモスが美しく咲き乱れているーというお話です。
コスモスの種は、タンポポと違って綿毛がありませんから、遠くまで飛んでいくことはありませんが、こぼれ種でどんどん増えますね。
この子の庭には父親の気持ちがいつまでもいつまでも暖かく咲き続けることでしょう(・・・とこれは、私の一言感想ですが)
*追加
@毎日のように恐ろしいニュースが飛び交っていますが、戦争だけは絶対避けてほしいものです。全然関係のない多くの庶民が犠牲者となり、これ以上ない深い悲しみを背負ってしまうことになります。『一つの花』は、戦争に対するメッセージですね。
A前月に書いた私の同僚の橋本さんは、赤い黄花コスモスを開発した橋本さんとは違う血筋の方でした。