大石陽子さんのご訃報に接し、ただただ驚いています。
夫君、宣隆さんを送って僅か半年余り。そんなに急がなくても…という思いです。
私、陽子さんとは小・中も一緒でした。
小学校(厨小)では5,6年の2年間同級であり、NHK合唱コンクール用に特別編成された合唱団でも一緒でした。一度は、市の学童独唱コンクールに、彼女と、なぜか私も参加し、あの時彼女が歌った童謡「叱られて」を聴衆の一人として聴いた感動は、今でも思い出すくらいです。あの美声で、切々と語るように歌うのには,凄い
説得力を感じたものでした。
以来、歌姫「陽子ちゃん」は、マドンナ的存在でした。
中学・高校はクラスが一緒ということもなく、特段の接点もなかったのですが、通りがかりで会ったら気軽に声を掛け合う関係でした。その後、かなりの時間が経過し、陽子ちゃんが「大石陽子さん」になったことを知って、すごく納得した気分でした。
最近20年ほどは、中学(厨中)や高校の同期会で再会する機会が増え、ある時期から、病を得た夫君の看病についても、それとなく
伺う場面がありました。
一昨年7月、「久木田はるみさんを偲ぶ会」で彼女とあったのが
最後になりました。あの時の彼女のスピーチは、「私もはるみさんと同様に縁あって同級生同志で結婚したのですが、主人、大石は入院しており、昨夜”はるみさんを偲ぶ会に行ってくるよ”と言って
聴かせたけど、話は通じていないようです。だんだんそういうことになります。さびしいことですね」というのが締めでした。
遠方からですが、心をこめて合掌し、陽子さんのご冥福をお祈り
申しあげます。