「むすめふさほせ」---変なタイトル。 「あぁ。」と思い当たって下さったら、アナタは多分古典好き。 そう、これは百人一首の「一字決まり」デス。
百人一首、中学校の時に覚えさせられませんでした?高校かな。 小学6年の時にひょんなことからある男の子が教室へ持ち込んで、それからなぜかはやりました。わたしもハマりました。札?覚えました。中学に行ってからも、カルタ好きが1クラスに2,3人いて1月の校内競技会前には放課後、結構居残って練習していました。男女比はほぼ1対1。団体戦と個人戦がありました。個人戦は競技カルタの源平です。 いやぁ、今思い出しても懐かしい。誰か腕自慢の方、いらっしゃいましたら是非お手合わせ願いマス。
「むらさめの…」寂蓮法師、これは狙う人が多くて、だいたい2,3人は手がぶつかる。 「住の江の…」取りやすい札なんですけどね。人気度↓。 「めぐり逢ひて」「吹くからに」・・・一字決まりの割には地味な印象・・・ 「寂しさに 宿を立ちいでてながむれば いづこも同じ秋の夕暮れ」これ、好きな人、多いです。Simple is the bestの典型例。団体戦でかなりの面子が狙っとると思ったら、捨ててかかってもよろし。負けず嫌いならあえて止めません。 「ほととぎす…」きりぎりす、とセットで覚えている人、いはります。 「瀬をはやみ」崇徳院・・・ロマンチスト大好き札。なぜかこの歌好きなのは男性が多い。 橋本さんが詠むとぴったりやなぁ、あ、いらんとこへ引っぱり出して堪忍な。余談ですが「由良の戸を 渡る舟人 かじを絶え ゆくえもしらぬ恋のみちかな」も、ロマンチストが狙うもう一枚。これは2字決まり。小学生の時は実感も何もわかず、覚えたな。
放課後のサブ教卓でああじゃこうじゃ言うて練習するのが好きでした。 その頃は、男の子と女の子がただしゃべっているだけで、冷やかされたものです。練習中なら何の気兼ねもなく、わりと平気にしゃべれたから。複数の男子と話したほうがそれぞれの特徴がよくわかる…なんてことにも気づいたりして。女子ばかりの、いささかそのつきあいに疲れた身にはちょうど良いめぐり逢わせ。今は昔、まだ恋の夜明け前…。
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