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耐震補強の基礎についてお教え下さい。 |
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キロロン
(774)投稿日:2010年12月02日 (木) 00時55分
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ご返事感謝申し上げます。
増築部の基礎と柱の施工についての疑問はほぼ解決できました。どうもありがとうございます。
既存建物の耐震補強についてお伺いしたいのですが、土台の下に基礎が無い部分が多数ある状態になっています。その基礎の無い土台を使って、耐力壁を施工しようと考えています。2間の間に束が2箇所というような間隔で、束石は直径40-50cmあります。土台の材木の側面は平面に加工されておらず幅15cm前後あるようです。
上記のような状態ですが、既存の土台の下に、土台より10-20cm広めに鉄筋、型枠を組み、アンカーボルトを先に仕込んで、土台と型枠の隙間からコンクートを、土台の底面にが浸かるように流し込んで基礎を(立ち上げ幅が広いことと、平屋、金属屋根のためフーチングなしで)施工することは、土台を支える上で構造上十分なものになるでしょうか。
また、束石がある部分は地業をせずに立ち上げるか、束石部分は基礎なしの半島状の基礎にするか迷っています。
また、既存の束が木製のため基礎に埋め込むような、専用の金属製などの束はあるでしょうか。ホームセンターで高さの調節できる金属製の束(天板はL字状)が500円前後で売られていますが、基礎打設に耐えて埋め込んで使用できますでしょうか。
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質問の補足になります。
「>既存基礎にフーチング・・・平屋なら問題ないと思いますが、同じ程度のフォーチングを増し打ちしてやれば、なお安心でしょう。」-----コンクリート打設を1回で済ませるには、立ち上がげを斜めにして三角形に施工するのはどうでしょうか。コンクリートの量は増えますが、範囲が狭いため補強箇所や基礎を平行に密着させる部分だけに限りできればと考えています。
質問が多くなり恐縮ですが、ご回答よろしくお願い致します。
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□補足(訂正)です。/キロロン
(776)投稿日 : 2010年12月04日 (土) 01時16分
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「土台の下に基礎が無い部分」は土台ではなく大引でしょうか。大引きの下に基礎を新設し土台にして耐震補強するようなケースについての質問になります。 |
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□/D工(でぇ〜く)管理人
(777)投稿日 : 2010年12月04日 (土) 19時36分
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こんばんは管理人のD工です。
ご指摘の部分は大引です。 耐震補強するなら、基本的に大引は垂直加重しか考慮されていないので、土台との仕口(土台と大引が接合する直角の部分)の接合が弱いのでボルトや金物で補強したいです。
>既存の土台の下に、土台より10-20cm広めに鉄筋、型枠を組み、アンカーボルトを先に仕込んで、土台と型枠の隙間からコンクートを、土台の底面にが浸かるように流し込んで基礎を(立ち上げ幅が広いことと、平屋、金属屋根のためフーチングなしで)施工することは、土台を支える上で構造上十分なものになるでしょうか。<
フーチングなしでの施工は大丈夫だと思います。 ただ、底面が浸かるように一発打ちすると、コンクリートは固まる時点で収縮するので土台の下に隙間ができて、うまく密着しない可能性があります。底面より15〜20ミリ程度下でコンクリートを打って後の隙間を土台パッキンや猫土台のように木でスペーサーを作りアンカーボルトで固定してはどうでしょう。
>また、束石がある部分は地業をせずに立ち上げるか、束石部分は基礎なしの半島状の基礎にするか迷っています。 また、既存の束が木製のため基礎に埋め込むような、専用の金属製などの束はあるでしょうか。ホームセンターで高さの調節できる金属製の束(天板はL字状)が500円前後で売られていますが、基礎打設に耐えて埋め込んで使用できますでしょうか。<
調節できる金属製の束はありますが、想定外の使い方なので、 大丈夫かはわかりません。 その部分を人通口や換気口として開口しておいてはどうでしょうか?
>打設を1回で済ませるには、立ち上がげを斜めにして三角形に施工するのはどうでしょうか。コンクリートの量は増えますが、範囲が狭いため補強箇所や基礎を平行に密着させる部分だけに・・・<
斜めにしてもいいでしょうが、できれば一発で打てる最低限、幅広のコンクリートにしてやれば、被り厚も十分に確保できていいですね。
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□ご回答感謝申し上げます。/キロロン
(778)投稿日 : 2010年12月04日 (土) 22時28分
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明快なご回答感謝申し上げます。次々疑問が解けたいへん有難く思っております。 また、追加の質問よろしくお願い致します。
その部分を人通口や換気口として開口しておいてはどうでしょうか ・・・・・布基礎が島状になりますので、布基礎の幅をどの程度のものにすれば良いでしょうか。
既存の大引の下に大引を動かさずに基礎を新設する場合、一般的にはどのよな方法で施工されているのでしょうか。
既存の大引の下に、大引より10-20cm広めにとった型枠の隙間からコンクートを流し込んで施工する際、両側に隙間を作ると流し込みにくいため、片側へ型枠を寄せた位置に鉄筋を合わせて組んで施工した場合、コンクリートが流し込む側に10cm以上厚くなりますがバランスに問題はないでしょうか。
また、別の方法として、立ち上がりの型枠の片側を20cmくらい低くして支えの柱だけ30cmおき程度に立てておいて、その高さまで流し込んでから、残りの高さの板を入れるのはどうでしょうか。
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下記は増築部の基礎も含めての質問になります。 フーチングは無くても良いということですので、フーチング部分に施工不足があっても良いという前提での質問になりますが、底から立ち上がり部分は大丈夫かどうかお聞かせ下さい。フーチング部分も強度があれば尚良いです。
フーチング部分の型枠の上部のセパの軸に立ち上がり部分を固定し、フーチングの露出した部分は板を張ります。 フーチング部分の高さを15cm以上に設定した場合、フーチング部分の型枠の底から上部のセパまでが20cm程度あればコンクリートがフーチング部分の肩の部分に入らなくても、だいたいの厚みは施工できるように思うのですがどうでしょうか。また、何か問題はないでしょうか。
ご回答よろしくお願い致します。 |
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□/D工(でぇ〜く)管理人
(779)投稿日 : 2010年12月07日 (火) 21時31分
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>布基礎の幅 幅は普通120〜150ミリくらいですが、上に書いたことと関連しますが、幅を少し広めにして土台下端より15〜20ミリ程度下でコンクリート仕上りにすれば施工しやすいでしょう。後は上に書いたような感じです。
>片側へ型枠を寄せた・・・ 片側に寄せると基礎仕上げ天端がわかりにくいので水平に 均すのが難しいですよ。バランスは特に問題にはならないでしょう。
>フーチング部分の型枠の上部・・・
フーチングの寸法的にはそれで大丈夫ですが、 フーチングの露出した部分の板は少しコンクリートを多めに見ておけば、なくても大丈夫だと思います。板を貼ってしまうとコンクリートが端(肩?)まで行き届かなくて空洞になりやすいです。
板を貼らなくてもコンクリートは少ししか流れ出ません。
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□/キロロン
(780)投稿日 : 2010年12月09日 (木) 00時56分
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ご返事感謝申し上げます。またまた解決できました。
板を貼らなくてもコンクリートは少ししか流れ出さないのは意外でした。
またまた質問になります。
半間幅の2本の柱と、その柱直下の両端にのみ基礎のある大引きを利用して筋交いを設置することは、通常の筋交いのように強度を増すことができるのでしょうか。
(上記について、現状をもう少し詳しく説明しますと、土台にT字に接続した大引きの半間の部分についてになります。
T字に交わる部分には柱があり、そこから大引きへ半間の位置に柱があります。 土台と大引きは堅結します。 交わる部分から大引きの半間までは基礎なしです。 半間より遠い部分は布基礎を新設します。)
ご回答よろしくお願い致します。
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□/D工(でぇ〜く)管理人
(782)投稿日 : 2010年12月10日 (金) 21時44分
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この規模の建物と限定すれば、
筋交いが入る半間の下部のみ基礎がないと言う ことですね。
T字の部分及びIの部分ともに直近にアンカーボルトが あれば、現実問題としては強度を増すことも可能だと思います。
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□/キロロン
(783)投稿日 : 2010年12月18日 (土) 00時32分
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ご返事感謝申し上げます。
解決でき助かりました。施工は少し先になりますが、仕上がりましたら報告させていただきます。それより前に相談させて頂く様なことになるとは思いますので、その際は宜しくお願いします。 |