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聖名 - ベールゼブブ (男性) - 2009年01月02日 (金) 19時39分 [796]
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「そういえば」 不意にペネロペが声をかけた。 「お前の身内に神官がいたりとかしないか?」 「何故妹のことを?」 アーサーが目を皿のように丸くして尋ねた。 「いや、もしいるのならこれを渡して欲しいのだが」 ペネロペは戸棚から石の板を取りだした。マゼンダの持っている石板の欠片と全く同じ色だった。 「これは・・・・・・! マゼンダさん・・・・・・」 「ええ・・・・・・。どうしてこれを?」 ペネロペはクロードに椅子を持ってこさせ、座りながら言った。 「この森を抜けた先にベストール神殿という所がある。カリアス神官長とはちょっとした知り合いでな。詳しい話はそこで聞いてくれ」 ペネロペはパイプを吹かし始めた。
一行はペネロペの家を出た。 「さて、歩いて帰るのも面倒だな」 「それじゃ」 アーサーは持っている杖で陣を描き、ぶつぶつと呪文を唱え始めた。 「ルーラ」 そうアーサーが力強く言い放つと、全員の体が光に包まれ、足下が浮いたような感覚に見舞われた。
一同はセバルムスの、ルビーとルルの待つ家へと向かった。 「ルル、御苦労だったな。特に変わったことはなかったか?」 「大丈夫。薬はあった?」 ルークは荷物袋から薬を取りだした。 「・・・・・・何か・・・・・・臭う薬ね」 「まあね。それじゃお姉ちゃん、ちょっと部屋へ・・・・・・」 ルイーズは姉と奥の部屋へ引っ込んでいった。その後、生々しい呻き声が何回も聞こえ、一同は不安に駆られた。 「あれ・・・・・・本当に大丈夫なのかしら・・・・・・?」 マゼンダの顔が引きつり、 「でもルイーズさん、結構手慣れてるみたいですけど?」 アーサーの顔も青ざめ、 「なんか・・・・・・聞いてはいけないものを聞いてしまってるような・・・・・・」 流石のルークも青い顔で耳を塞ぎ、 「・・・・・・」 ルルは乾いた笑顔を見せるのであった。
「色々あったけどありがとう」 ルイーズは深々と頭を下げた。 「いえ、それよりお姉さんは大丈夫なんですか?」 「はい。今はちょっと薬の副作用で気分が悪いってまた寝込んでますけど、すぐに良くなるはずだから」 薬を飲んで悪化したのでは、と誰しもが思っていたが、ルイーズは構わずに笑顔で4人を送り出した。
「ベストール神殿、か。どのみちあの森を抜けないことにはポートリアには辿り着けない。一度行ってみるか」 「ベス・・・・・・トール?」 ルルが眉をひそめて鸚鵡返しした。 「知ってるの? ルル」 「ううん。でも、知らないはずなのに何故か懐かしい感じがするの。なんて言ったらいいか分からないけど・・・・・・」 「そうか・・・・・・。いずれにせよ行く必要はあるな」 4人はペネロペの家までアーサーのルーラで行き、そこから歩き始めた。
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どんどん核心へ - ベールゼブブ (男性) - 2009年01月02日 (金) 21時08分 [797]
近づいております。
ではここでレス返し >天使様
あくまでここでの設定です。 一般のRPGの設定と異なる確率高しですのであしからず。 まあ、現実的な答えを言っちゃうと製作sy(殺気)
ル 「はい、失礼な作者は放っといて早速の質問だアーサー」 ア 「はい。竜の髭と牙だそうです」 ル 「予想済みの質問だったからここに資料を持ってきた」 ア 「わ〜、用意周到!!」 ル 「まず前も言ったが金額はピンキリで、同じスライムの目玉でも状態によって金額が上下する。あまりに粗悪だと引き取り料を請求されることもある」 ア 「なかなか難しそうですね」 ル 「そう。因みにスライムの目玉が今のところ最高額片方20ゴールドってのは、完全形でも極めて珍しいパターンの時だ」 ア 「というと?」 ル 「充血してる」 ア 「・・・・・・燕の巣ですか・・・・・・?」 ル 「要するに必死になってるときになりやすいのだが、ここで奇妙だと思わんか? スライムのどこに血が流れてる?」 ア 「あ。確かに」 ル 「あれはな、襲った人間や家畜の血なんだ」 ア 「そうなんですか!?」 ル 「つまり、あんな弱小モンスターに襲われて多少の傷を負うことはあっても、目が充血するほど血をとられることなぞ滅多にないだろ? だからそういう意味で珍しいんだ。だが、その気になればわざと自ら血を吸わせて殺すって方法もとれるわけだ。そういったことを考慮して片目20ゴールドな」 ア 「はあ。で、本題のドラゴンの髭と牙はいくらぐらいなんですか?」 ル 「まあ落ち着け。あと、例えばスライムは片目で最高額20、スライムベスは最高21」 ア 「あんまり差がないんですね」 ル 「ああ。区別が付きにくいから相場があまり変動しないんだ。で、バブルスライムが80にまで昇る」 ア 「え?片目で?」 ル 「バブルスライムの毒は薬にできるから、意外に高値で取り引きされるんだ。薬を扱う魔術師なんぞには格好の材料というわけだな」 ア 「かかると厄介ですけどね」 ル 「ホイミスライムとベホマスライムなんかも癒し効果がかなり期待されるからそれぞれ100と130。メタルスライムとはぐれメタルなんかはまず捕まらないから片目で1500と3000ゴールド。すごいだろ?」 ア 「へえ。流石ですね。むしろ捕まえたことに価値があるわけですね」 ル 「そう。最高級なのは当然メタルキングの目玉の15000だ。しかしメタル系全部に該当するが、薬としての価値というより宝石やオブジェとしてよく使われている」 ア 「そういえばお爺さま持ってたかもしれませんね」 ル 「・・・(これだから金持ちは・・・・・・)で、ここで本題のドラゴンだが、要するに相手の強さと状況、種類によって大きく分かれる。一口でドラゴンといってもベビーニュートクラスからグレイトドラゴンクラスまで数は多い」 ア 「ええ、まあ」 ル 「ドラゴン最弱のベビーニュート程度の牙なら最高でも一本200ぐらいか」 ア 「流石にスライムの目より価値がありますね」 ル 「だが薬効はスライムの目と同等なため、持ってくと魔術師に嫌われやすい。牙を持っていくのが正解。で、だ。対するグレイトドラゴンの牙は魔術用ナイフやら魔術人形やらと用途が広いため、大体一本5000ゴールド」 ア 「ってことは一頭につき牙が一本なんてことはあり得ないから・・・・・・すごいじゃないですか!!」 ル 「だろ? で、髭のほうなのだが・・・・・・」 ア 「どうかしたんですか?」 ル 「髭を持ってるドラゴンが数種類しかいない。えっと、スカイドラゴンとサラマンダー、スノードラゴンだったかな? それぞれ魔術薬の材料になったり保存に関わるから結構貴重なんだな。それぞれ一本1000、3000、2500ぐらいか」 ア 「思ったより安いんですね」 ル 「まあ、スカイドラゴンの髭からはそれほど大した薬が出来ないからってのと、ほかは寧ろ加熱と冷却に使われることが多いからってのと・・・・・・。」 ペネロペ(以下ペ) 「そんなことはない」 ル&ア 「うわっ!! びっくりした!!」 ペ 「最近ではスカイドラゴンとサラマンダーとスノードラゴンの髭から抽出した成分を混ぜ合わせてとある重要な薬の材料になることが分かっている。そのために最近ではそれぞれの値段は大きく跳ね上がっていて、スカイドラゴンの髭が大体8000、サラマンダーが12000、スノードラゴンが10000ゴールドが相場となっている」 ル 「はあ」 ペ 「そしてそれぞれの成分を混ぜて出来たのがこれ、『竜の涙』だ。私が名付けた。ここから伝説の秘薬、『ドラゴラムーン』だ。私が作った」 ア 「なんか・・・・・・オチが読めました」 ペ 「これを使えばドラゴンと同じ力を持てて、炎も冷気も吐き続けられる。一つ50000ゴールドでどうだ?」 ル 「・・・・・・結構だ。もう時間なので」
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初めまして - クロネコ (男性) - 2009年01月10日 (土) 18時43分 [798]
どうも!初めまして!RPG大好きで、現在「RPGツクールXP」でゲームを製作中の初心者の ツクラーです。 ドラクエは、1と2とDS版の4を持っています(1と2はなくして行方不明) よろしくお願いします。
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連続投稿ごめんなさい - クロネコ (男性) - 2009年01月10日 (土) 18時52分 [799]
二回も連続投稿してすみません。 これはどうやらオリジナルのドラクエのようですね。 続きが楽しみです。 投稿頑張ってください! 俺もいつか小説を書くかもしれません。
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