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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年07月04日 (土) 06時42分 [939]
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第8話「元気いっぱいの野性児ガウと、金髪の男・ゼル。」
前回までのあらすじ 私とアルスは、自分の故郷を出て旅を初めていた。
その途中、魔道士のような格好をした少女・ティナさんを発見し 彼女を私達の村へ連れて帰る事になったの。 新たな仲間も増えて、村も少しずつ明るくなって来たの。
今回は、どんな出会いがあるのかしら。 引き続き 宜しくお願いします。
アルスが帰って来て、ティナさん達が仲間になって私は嬉しいの。 こんなに、旅が出来る仲間を私は集めたんだと…思って来たんだ。
バッツさんとティナさんは、まだ起きて来ない。 アルスが2人を見てるけど、大丈夫なのかしら。
彼の部屋に行き、様子を見に行く。 私が行った時は、アルスしか居なかった。
「あれ?バッツさんとティナは。」 「そういえば…ティーダを連れて修行に行くって言ってたぞ。俺の勘に依ると、あいつらはコルツ山に行っている筈だ!」
コルツ山…そこは確か、ティナさんの仲間・マッシュさんが修行していた場所。 ダンガンさんの弟子として、修行を積んだのね。
何溜め息付いてるのかしら、私は。 別にあの3人は大丈夫よ、きっと。
自分の家に戻り、部屋へ休みに行く私。 何か、疲れて来たわ。
ガボ アイラさん メルビン キーファ…今頃、元気で頑張ってるのかしら。 別に私、英雄の事なんて気にしてないわよ。
「何考えてるの?マリベル。」 「ルーネス。」
私の事、心配してたのね。 ルーネスならきっと、私の話を聞いてくれる筈だわ。
私は自信を持って、彼に今までの事を話す。 自称;ティナさんの騎士だった彼は、私の気持ちを理解してくれている。
どうして今は、彼女の傍に居ないのか気になっていた。 ルーネスの話だと、ティナさんは彼を諦めて…バッツさんとクラウドさんを選んだのね。
何だか、悲しい話ね。 私ったら、何て事を言っちゃったのかしら。
「泣かないでマリベル、僕が付いてるから。」 「ありがとう、ルーネス。」
私は彼に抱き付き、精一杯涙を流した。 ルーネスはアルスより少し背は低いけど、私よりは高い。
私達の仲間の事を思うと、涙が零れてしまうの。 許してね、ルーネス。
「ゼル…あいつらは誰だ?」 「この家のお嬢様・マリベルと元・ティナの騎士だったルーネス。あいつが居るって事は、リノアもじきこの村に来るって事かも知れないな!」 「リノアって誰だ?」 「ティンバーのレジスタンス・森のフクロウのメンバーだった女の子だ。今は俺達の仲間なんだ!」
私達の後ろに、謎の2人組が話していた。 金髪の人は知ってるけど、モンスターみたいな格好をしてる少年は一体誰なのかしら。
彼等は私達に1人ずつ自己紹介する。 ゼルさんとガウさんか、良い名前ね。
すぐに仲良くなれた私達は、一度アルスの家に戻る事にした。 そこには、遅れて起床したリルムさんの姿があった。
私にしがみ付き、心配を掛けたと彼女は言う。 ごめんね、リルムさん。もう貴方の傍から離れないわ!
新たな仲間が増えて、少しホッとした。 バッツさん達の帰りを、願っています。
次回「元帝国の将軍・セリスとザンガンの弟子・ティファ。」 セリスさんって、どんな人なのかしら。
早く会いたくて、溜まらないわ。 テンション上がり過ぎで、すみません。
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年07月18日 (土) 12時52分 [942]
第9話「元帝国の女将軍・セリスと武闘家ザンガンの弟子・ティファ。」
私達の村を離れ、ティーダさんを連れてコルツ山に出掛けたバッツさんとティナさん。 バッツさんは確か、仲間の武器をものまねして使いこなすって聞いた事があるわ。
ティナさんは戦闘キャラじゃないけど、魔道士の1人。 魔法で彼等を援護したり、回復魔法を使いこなす少女。
ティーダさんはある場所のエースで、肉体労働を父に持つ青年。 彼は昔から、父親を嫌っているみたい。
「懐かしい場所ッスね、ティナ。」 「ええ、ここはコルツ山。私が元居た世界に居た時に上ったの!」 「マッシュだったよな、そのモンク槽の名前は。」 「ええ、彼はマッシュ・フィガロ。武闘家ダンガンさんのお弟子さん!」
マッシュと言う男は、ティナさんの仲間。 帝国に操られていた彼女は、炭鉱都市ナルシェで幻獣と接触し、帝国から逃れたけど…追われる身になってしまった。
そんな時、彼女を助けたのが冒険家のロック。 彼は子供の頃、彼女にそっくりな恋人・レイチェルを帝国に殺されてしまい…自分の故郷を離れ、反乱組織・リターナーの一員になった。
彼は、出会ったティナさんに守ると言った見たい。 一度守ると決めた人を、決して見捨てないのが彼の特徴。
その人は今、私達の村に滞在中。 リルムちゃんって言う、魔導士の子孫と一緒に…私達の村に来た。
その頃、私の村では。 アルスはしっかり私の傍で働いている、もう1人にはさせないわ。 オニオンナイトの称号を持つ少年・ルーネスは今バッツさんの相棒・ボコちゃんのお世話をしている。
彼が傍に居ると、嬉しく飛び跳ねるボコちゃん。 バッツさん以上に優しいと思い、彼の顔をペロペロなめ始める。
「あははっ、そんなに僕の顔をなめちゃ駄目だよボコ。」 「クェー!」
ボコちゃんはすぐ、ルーネスに懐いた。 バッツさんが不在の間、彼女の面倒を見なきゃ行けないからね。 そして、誰かがアルスの家に来た。
敵なのか、人間なのかと思いドアを開ける私。 そこには元帝国の女将軍・セリスさんと、ザンガンの弟子・ティファさんが来た。
「!貴方達は…。」 「久し振りね、マリベル。元気そうで良かったわ!」
セリスさん ティファさんとの再会に、大泣き状態の私。 この日を、私は待っていたの。
お2人に会えるのを、待ち続けていたわ。 私の涙を見て、私を抱き締めるセリスさん。
「良く待っててくれたわ、マリベル。これからはずっと一緒に居られるわ。」
セリスさんはきっと、私達の傍に居たいのね。 でも、ティナさん達が戻って来なきゃ始まらないわ。
今は3人の帰りを、待つしかない。 そう誓い、私は一晩彼等の帰りを待つ事にしたの。
バッツさん達、無事に戻って来て。 貴方達に、会わせたい人達がいるの。
次回「バッツとティナ ティーダの帰還。」 コルツ山での修行を無事に終えて、フィッシュベルに帰還する3人。 果たして、彼等が見た2人とは一体…!?
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年07月31日 (金) 06時11分 [946]
第10話「バッツとティナ ティーダの帰還。」
彼等がコルツ山に修行へ出掛けて、3ヶ月が経過した。 バッツさん達を心配する、冒険家のロックさん お絵描き大好きな少女・リルムちゃん。
私も心配だけど、彼等は大丈夫。 きっと、私達より強くなって戻って来るわ。
さっきから、セリスさんの姿が見えないけど…。 彼女が居ない事に気付き、探しに行くアルス。
私はまた、ただ待つ事を祈るしか出来なかった。 私だって少しは、アルスの力になりたいのに…どうして。
そう、悲しんでいる時だった。 バッツさん達がフィッシュベルに戻って来て、涙を流す私に気付いてくれた。
「何を泣いているんだ?マリべル。」 「……バッツさん 私……。」
何があったのかと、色々話し…バッツさんは理解してくれた。 涙を流す私を支えてくれるのは、生まれつき魔導の力を持つ少女・ティナさん。
本当は、アルスと一緒に行きたかった。 でも、私は未だに成長していない。
あの時、オルゴ・デミーラとの戦いで私はアルスを必死に守った。 ずっと傍に居て欲しくて、私は無茶をしてまで彼を守ったの。
「あっ!アルスさん、セリス。」 「久し振りッスな、セリス。」 「もしかして…ティーダなの?」 「そうだ、俺って…何処か変わったッスか?」
彼と再会出来た事を思い、精一杯涙を流しながらティーダさんに抱き付くセリスさん。 きっと、寂しかったのね。
セリスさんとティナさんは、元ガストラ帝国の将軍と兵士。 ティナさんは昔から、自分の力を帝国に操られ…コントロール出来なくなっていた。
私は、目の前で関係のない人が殺されるのは嫌なの。 アルスも ティナさん達も皆、私にとってかけがえのない仲間なの。
ティナさんを操って来た男は、魔導実験体で心を壊れたガストラ帝国直属の魔道士・ケフカ。 彼にティナさんは渡さない、必ず私が守って見せるわ。
ケフカがどんな人なのか知らないけど、私は許せない。 もっと仲間を集めて、ケフカを倒して見せるわ。
次回「召喚士の少女・ユウナと人間界に住む召喚士・リディア。」 お互い召喚士なのに、服装が違うのね。
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コメントありがとうございます。 - ティファ・ロックハート (男性) - 2009年07月31日 (金) 18時59分 [948]
翼無し天使さん、初めまして。 私にとって、一番好きなのはFF4 5 6 7ですね。 4ではセシル(暗黒騎士)ローザ リディア エッジが好きです。 DS版の時の声は、嫌いですけど…リディア思いみたいな感じで好きです(笑) こちらこそ、宜しくお願いします。
後、12話位にDISSIDIAメンバーも出しますので・・・読んで下さいね。
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〜ナレーション交代のお知らせ〜 - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年07月31日 (金) 20時41分 [949]
申し訳ありませんが、ここからはバッツ視点で行きます。 先程までは、マリベル視点でしたので…ごめんなさい。
第11話「召喚士の少女・ユウナと人間界に済む召喚士・リディア。」
あれから3ヶ月経ち、俺達がマリベルとアルスの故郷・フィッシュベルに帰って来た時…セリスとクラウドの幼馴染・ティファが来ていた。
クラウドの奴、せっかくティファが来てくれてるのに何してんだよ。 この3ヶ月で学んだのは、ティナが究極魔法・アルテマを覚えた事だ。
俺の愛する彼女として、これからも守って行きたい。 だけどティナは、俺と1つ違いの弟・クラウドに淡い恋心を抱いていた。
身長なんか、関係ねぇよ。 ルーネスは今、アルスやマリベルの力になろうとマーレのお袋から色々教わっている。
「以外だったわね、貴方と出会えたのがこの村だったなんて…。」 「来るなら来るって言ってよセリス、心配したじゃない。」
普段の彼女は天然の時もあるが、セリスとの話になると心配症になる。 2人は確か、幼馴染だったな。
アルスからの情報に依ると、ティナとセリスが再会したのは炭鉱都市ナルシェ。 ケフカから幻獣を守る為に、頑張って戦っていたんだな。
それにしても、中には空気の読めない奴が1人いる。 俺と5つ違いの冒険家・ロックの趣味は、野原で昼寝。
嫌いな物はキノコ 大事な物はバンダナか。 彼はきっと、自分の恋人を失くしてしまった過去を今も引きずり出しているのか。
「どうした兄貴、元気ないぞ。」 「いや、ちょっと考え事してたんだ。」 「なぁ兄貴、ティナって前と変わらないな。俺から見れば彼女は、少し変わった気がするんだよ。無茶もしなくなったし、天然じゃなくなってる。これはきっと…兄貴の仕付けが効いたみたいだな!」 「俺のお陰みたいな事言うなよロック、お前だって元の世界に居た時…ティナを必死に守ったじゃないか。」
本当は、ロックに感謝している。 けど何で、こんなにイライラしてんだよ俺は。
まじでカッコ悪いな、俺は。 後で、謝って見るか。
そう考えていた時、俺は誰かとぶつかってしまった。 当たった相手は、召喚士の格好をしている女の子。
「イテテテテテ……。」 「ごめんなさいバッツさん、大丈夫。」 「どうしたの?リディア…って、貴方はティーダの仲間の…。」 「紹介が遅れたな、俺はバッツ バッツ・クラウザーだ。」 「私はミストの村の召喚士・リディア、隣にいるのは同じ召喚士のユウナさんよ。」 「初めまして、バッツさん。」
リディアならティナから聞いた事あるが、ユウナと少し恰好が違うんだな。 さっきはぶつかって悪かったな、2人とも。
お互い仲良くなった俺達は、アルスの家に入る。 1人1人ずつ紹介し、皆で盛り上げた。
オルゴ・デミーラって、一体何者なんだろうな。 マリベルの話に依ると、ドラゴンのような魔物って言ってたな。
エクスデス以上の、最悪な敵だなそいつは。 俺達の世界の場合…ケフカやセフィロス 暗闇の雲が最終ボスだったから戦ったのは覚えている。
英雄セフィロス、あいつの持つ刀は非常に長いな。 あいつの真似は絶対したくない、勿体ないからな。
次回「獅子の心を持つ青年・スコールと女性に弱い盗賊・ジタン。」 カオスとの戦い以来、会ってなかったな〜。 う〜ん、再会したら旅の事を聞いて置くか。
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年08月02日 (日) 19時19分 [952]
第12話「獅子の心を持つ青年・スコールと女性に弱い盗賊・ジタン。」
ティーダの奴、飯を食う時は正しい姿勢で食べろよ。 ティナを見て見ろよ、ちゃんとした姿勢で食べてるぜ。
俺も彼女の姿勢を、真似するか。 だけど、リディアに何て謝れば良いんだろう…。
昨日、彼女にぶつかったのは俺のせいだしな…。 でも…謝る自信なんて、俺にはないぞ(しゅん)
「どうしたんだ?兄貴。何だか暗いぞ!」 「昨日リディアとぶつかっちまったから、何で謝罪するか考えてたんだ。」
これ以上、ロックや皆に迷惑を掛けたくない。 そう決心しても、自分から実行しないと意味ないな。
クラウドも心配してるし、ここは正直に話した方が良いかもな。 だけど、俺達は1つ違いの兄弟だ。
……考えてたら、余計に自信を失くしたぞ。 やっぱり、ついてないのかなー俺は。
「兄貴、兄さんは一体どうしたんだ?」 「リディアの事で悩んでるらしいぞ、素直に謝れば良いけどな…。」
結局、空気を読めてないのは俺だけだな。 今は、2人の傍に居ない方が良いな。
「バッツ?どうしたんだよ。」 「…大丈夫か?」
俺の名前を呼んだのは、共に戦った仲間・ジタンとスコール。 久し振りだな、お前等。
けど、そんな元気もないよな。 はぁー、リディアに何話せば良いのか全く分からなかった。
今は、考える時間が欲しい。 悪いけどジタン、スコール。今は1人にしてくれ。
次回「バッツの決断。」 あれから考えてたけど、中々良い言葉が見付からなかったぜ。
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年08月06日 (木) 07時12分 [958]
少しだけ、紫色にしてみました。 色が被ったら、ごめんなさい。
第13話「バッツの決断。」
駄目だ〜、あれから一晩で謝罪する言葉を考えてたのに何故見付からないんだ畜生ー。 ティナだったら、何かいい方法知ってるかも知れないな。
ティナに聞いて見たが、クラウドと一緒に熟睡中だった。 寝てる所を、邪魔しちゃいけないよな。
「どうしたんだ?兄貴。」 「アルスか、頼みがあるんだ。」
俺は今までの事を、彼に話した。 アルスなら、リディアにどう謝れば良いのか知ってる筈。
けど、中々答えが出ない。 このまま謝らなかったら、皆に何を話せば良いんだ。
やっぱり、俺じゃ駄目なのか。 お前に聞いた俺が、情けなかったぜ。
「待ちな、兄貴。リディアを説得するにはこれしかない!」 「何で…野薔薇なんだ?」 「以前、兄貴が寝てる間…フリオニールって言う人が来て野薔薇を置いて行ったんだ。カッコ良いよな…彼は!」
カッコいいか?あいつが。 女性には苦手な癖に、アルスには平気ってどういう事だよ。
成る程、そういえばリディアも許してくれる筈だ。 ありがとうな、アルス。
これなら、きっとリディアを説得出来るぞ。 だけど、上手く言えるのか…俺は。
今日は疲れた、もう寝よう。 明日は必ず、リディアに謝罪するぞ。
次回「野薔薇を愛する男・フリオニールと光の戦士・ウォーリアオブライト。」 で、何であんたらまでこの村に居るんだ?
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お久しぶりです - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月06日 (木) 14時02分 [962]
野バラの花言葉は「優しい心」だそうで。 優しい気持ちで謝って下さい、バッツさんw まあ、リディアさん自体そんなに気にしてないような気もしますが。
あ、ここで何かマゼンダさんからキャッチ入りました。
「いい? 女性を口説くにはあれこれ言葉を並び立てるのは逆効果よ。素直な気持ちではっきりと好きだと伝えるのよ。それから・・・・・・」 「先生、口説くんじゃなくて謝るんです。空気読めてますか?」
もしも〜し。 切れちゃったみたいです。
それでは♪
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お久し振りです - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年08月06日 (木) 15時21分 [964]
テストお疲れ様です。 あの…そちらにもお訪ねしたいので申し訳ありませんが… 今、FFシリーズで誰を出したら良いのかと言うアンケートを募集しています。 DFFメンバーでは、コスモスメンバーを出す予定なので結構です。 貴方が、出して欲しいキャラなど居たら教えて下さい。 勿論、3や9 4 5 6 7 8でも良いですよ。 ベールぜブブさん 復帰、おめでとうございます。
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年08月06日 (木) 18時19分 [969]
翼無き天使さん ですよね、私もそう思ってます。
第14話「野薔薇を愛する男・フリオニールと光の戦士・ウォーリアオブライト。」
俺は、勇気を振り絞ってリディアを呼び出した。 待ち合わせした場所は、マリベルの家の前。
緊張しながら、彼女が来るのを待った。 アルスからの情報を参考に、頑張ろう。
「バッツさん、お待たせ。」 「リディア、さっきの事だけど…ぶつかってごめんな。」 「ううん、気が付かなかった私が行けないの。バッツさんは悪くないわ!」
俺のせいなのに、リディアはそんな俺をかばってくれる。 さすがはミストの村の召喚士だな、彼女は。
それから俺達は長時間話し、一緒にアルスの家へ帰って行った。 俺が帰宅すると、ルーネスが俺に抱き付いて来た。
ボコが見てるだろ、離れろよルーネス。 だけどボコは、ルーネスの顔をなめていた。
ボコにくすぐりそうな事をされて、大喜びのルーネス。 彼のすぐ後ろには、俺の恋人である少女・ティナが居た。
まずい、何て話せば良いんだ。 彼女にも心配掛けたし、ここは正直に言うしかない。
「リディアさんとは上手く話せたの?」 「ああ!彼女から突然、謝罪されたけどな。」 「ふふっ、そうだったの。でも…あまり無理しないでね!」
怒られるかと思ったが、いつも通りティナは明るかった。 傍にはクラウドが居るし、問題ないな。
本当は彼女を、クラウドに取られたくなかった。 奪い返したいが、クラウドが何か手強そうで怖いぜ。
「あのさ、クラウド。ティナの事…宜しく頼むな!」 「ああ!必ず守って見せる、約束するよ兄さん。」 「ただし…ティナを泣かせるなよ。」 「(兄さんは全く変わってないな…。)安心しろ、俺はそんな事は絶対しないぜ。」
とりあえず、一安心だな。 ティナ、ちゃんとクラウドを守ってやるんだぞ。
少しショックだが、今はそうするしかないんだ。 でもなクラウド、俺は諦めないからな。
ゴンっ
「イテテテテ……。」 「大丈夫か?バッツ。」
今、俺の名を呼んだ気がする。まさか…! 俺の前に現れたのは、光の戦士・ウォーリア・オブ・ライトとフリオニールだった。
懐かしいな、2人供。 あの時以来の再会を果たした俺は、2人に今までの事を話した。
「そっか、今はこの村で暮らしてるんだな皆は。」 「ああ!ここの村の連中は良い人ばかりでさ、俺達の事を尊敬してくれているんだ。」 「私にも、手伝う事はあるのだろうか…。」
突然何かを言い始めたライトさんの言葉に、俺とフリオニールは驚いた。 そうだな…、ライトさんの出来そうな仕事って何かあったかな。
落ち着け、俺。 今はライトさんに良い仕事を紹介するんだ、絶対に。
「じゃあさ…、この村を出て少し行ったとこに働ける場所があるぞ。」 「本当か?済まないな、バッツ。」 「気にすんなって、ライトさんだってあの時…俺達の事守ってくれたからさ。そのお礼だよ!」
良い仕事を紹介したライトさんは、万面の笑顔だった。 何もないよりは、楽かも知れないからな。
そういえば…シャントット博士は今頃どうしてるんだろう…。 あの戦い以来、会ってないからな。
今の俺に出来る事は、皆を守ってやる事だ。 ティーダの仕付けを直さないと行けないし、ジタンの性格を直さなきゃ行けないからな。
女癖って、確かあの国王も一緒だったよな。 ジタンとエドガーの性格はまじで似てるから、困るんだぞ。
次回「砂漠の城の若き王・エドガーとダンガンの弟子・マッシュ。」 お前等に会うのも、久し振りだなー。
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DQ&FF 旅の始まり - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年08月09日 (日) 07時04分 [985]
第15話「砂漠の城の若き王・エドガーとダンガンの弟子・マッシュ。」
俺達の旅は、あいつを倒さない限り終わらない。 エクスデスは俺が倒したし、ケフカはティナが倒した。
今度の敵は、クラウドとティファの故郷を焼き払った男・セフィロス。 あいつの持つ長い刀に、俺達は耐えられるのか…。
「戦いも…そんな気楽じゃないよなー。」 「どうしたの?バッツ。さっきから…溜息付いてるよ!」
俺を心配してくれたのは、スラムの教会で花を育てている少女・エアリス。 俺は、何て事を言ってしまったんだ。
目の前に彼女が居るのに、みっともない事言っちまった。 これで、許してくれれば良いが…。
「心配してくれて、ありがとうエアリス。実は俺…セフィロスに勝てるのか不安だったんだ!」 「英雄セフィロス、ね。私から言うのも変だけど…彼は別の何かを持っているわ!とても不思議な力を…ね。」
英雄と呼ばれていたその男が何故、俺達の敵なのかは未だに分からない。 この戦いが終わったら、ティーダは消えてしまう。
俺は、嫌なんだ。 大事な仲間が消えてしまうのが、とても怖い。
クラウドはティナに、これからの事を話している。 彼と話している時のティナは、万面の笑顔。
初めてクラウドと知り合った時、俺の相棒に似ていた。 あの時は…ごめんな。
「セフィロスは、俺とティファの故郷を焼き払ったんだ。今も…あいつが許せない!」 「それは私にも分かる、セフィロスじゃないけど…ケフカは私を操って関係のない人々を殺そうと考えていたの。」 「最悪だったよな、ケフカは。」 「でも、コスモスが私達に力をくれたから…失われずに済んだわ。」
そうだ、俺達はコスモスに召喚された戦士だ。 これからは俺が、皆を守ろう。
俺は外へ出て、ボコの散歩に行こうとした。 だが、誰かとぶつかってしまう…。
「イテテテ…、ったく危ないじゃないか。」 「済まないバッツ、急いでたんだ私達は。」
もしかして…エドガーとマッシュなのか。 久し振りだな、お前等。
まさかこの村で、彼等と再会するとは思わなかったぜ。 あの時の戦い以来…会ってなかったからなー。
元気そうで、本当に良かったよ。 まあ、エドガーは全然変わってねぇけどな。
こいつの癖は、一生治らないな。 だが…、ティナとクラウドの幸せは邪魔させないぜ。
次回「エアリスの過去。」 彼女に一体、何があったんだ…?
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あ、なるほど - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月09日 (日) 22時38分 [992]
あ、レスの続きに書いてたんですね。それは気づかなかった。 というより、同じスレに同じ人がコメントを何度も入れるのは、少なくともここのサイトではやらないほうがいいと言われています。雑談掲示板に限らず。 というわけで、ちょっと私が更にコメントをしようと思ったら、前のコメントを削除してからの新たなコメント、という方式になってしまいますが、それでよろしいでしょうか?
では長々と失礼、本コメと参りましょう。
やっぱりセフィロス出てくるみたいですね。 出てきたらあのBGMかけながら読もうかと思います。
では。
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おお - 翼無き天使 (男性) - 2009年08月09日 (日) 23時36分 [995]
セフィロスが出てきましたね^^ 俺の好きなキャラではかなりの上位に位置してます。
レスが長くなってきたのでそろそろ新しいレスにしてはいかがですか? これでは話が更新されてもパッと見わかりにくいですし。
では
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