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ナーティス物語 - クロネコ (男性) - 2009年01月13日 (火) 20時04分 [820]
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第3話「選ばれし4人」
ライ達はさらに洞窟の奥へと進んでいった。 痛みはあるし、どうやら夢ではないようだが、 おかしい点があった。
なぜ洞窟なのにあまり暗くないのか? なぜ寝ていたのに、起きてここにいた時にはパジャマでは なく普段着なのか? そして、なんで都合良く白骨死体が自分達に合った武器 を持っているのか?
謎につつまれたままである。 「なんか奥へ行けば行くほど寒くなってくるね・・・」 ライは少し寒がっていた。 「それは、やっぱり地下の洞窟だからじゃないかな?」 リーナは言った。 「狂った人間ってどんな奴なんだろうか?やっぱヤバイ 薬を使った連中とか?」 ルビィは冗談まじりで言った。 「でも、奴らはそんな顔色ではなかった、なんていうか・・・ 本当に狂ったような?」 ケルスは言った。 「そういえば、リーナさんって、さっき僕と戦った時に炎を 出したよね?あれは魔法でしょ?魔法剣士?」 ライはリーナに質問した。 「うん、魔族だから他の種族よりも魔力が高いし、身体能力も 高めだから剣を装備しているんだ。純粋な剣士には剣技は劣る けど・・・」 リーナはそう答えた。 「ほんで、俺が治癒術師・・・つまり、回復魔法だけが使える 魔術師さ」 ケルスは言った。 「けど、私達は魔法に力を入れてるから腕力にはあんまり自信が なかったりするから、たぶん、物理攻撃だけだったらライ君と ルビィちゃんの方が上ね。」 リーナは言った。 「当たり前だよ!俺はなんせ毎日、鉄パイプの素振りをやって 腕鍛えてるからな!」 ルビィは自信満々に言った。 「でも、僕は銃の力に頼ってるから本当はあんまり腕力に 自信がないんだ・・・けど、射撃ならちょっとだけ自信・・・ あるかな?」 ライは言った。 「何言ってるんだよ!ライ!お前は射撃だったら天才だろーがよ! お前だったら「ガンナー(銃使い)」にでもなれるんじゃねーか?」 ルビィはライにそう言った。 「ガンナーか・・・」 ライは小さくつぶやいた。
そんな4人の目の前に、何かが倒れていた・・・。 近づいて見るとそれは、小さなワイバーン(飛竜)の子供だった。 「きゅううー?」 ライ達の存在に気づいた。 「!!きゅうー!!」 ワイバーンの子供は怯え始めた。 「大丈夫!?・・・ケガをして動けないようだね・・・」 ライは言った。 そして、ルビィは・・・ 「か・・・かわいい♪こいつかわいいぜ!」 ルビィはいつもの男勝りな表情からかわいいペットを見る少女の ような表情に変わった。 「回復魔法で助けてあげられませんか?ケルスさん」 ライはそう言うが 「うーん、でも、魔物の子供かー・・・んー・・・どうしよう、 ワイバーンって凶暴なドラゴンって聞くし・・・」 ケルスは悩んだがリーナが 「何言ってんのよケルス!ワイバーンは確かに野生では凶暴だけど 飼い慣らしたらとっても忠実なのよ!それに、助けるのに人も 魔物も関係あるの?」 リーナは厳しくケルスを叱りつけた。 「あ!そうだったな!はははは!ごめんごめん!忘れていたよ (このワイバーンを1000年で大人に育て上げたら空を自由に 飛べるな♪俺のガキの頃からの夢がかなうぜ!)」 ケルスはそう言うと、にやにやしながら回復魔法をワイバーンに かけてあげた。 背中の傷はみるみるうちに回復した。 だが、ワイバーンは警戒して・・・ 「きゅー!!」 逃げ出して行った。 「あ!待ってくれよー♪」 ルビィはワイバーンを追いかける。 「ねえ、ライ君、ルビィちゃんって男勝りなばかり思っていたけど 、ああいう女の子らしい一面もあるのね。」 リーナはクスクス笑いながら言った。 「お姉ちゃんはかわいい生き物が大好きだからね。」 ライはそう言うと、ワイバーンをルビィといっしょに追い続けた。 しかし、ワイバーンは飛んで逃げている途中で何かにぶつかった。 そのぶつかった物は20代後半くらいの男性だった。 「よーし!ぶち殺してしまおう♪殺してこいつの肉を食べよう♪」 男性はそう言って、ワイバーンの子供をなぜか鉄製のハリセンで 殴り殺そうとした。 「危ない!!」 ライは叫んで、小型自動式拳銃のワルサーPPKで撃った。 この銃は38口径で、威力は比較的に低いが、普通の生身の人間の 息の根を止めるのには充分だ。 男性は心臓を撃ちぬかれたはずなのに死ななかった。 血を流しながら笑いながらこっちへ向かってくる。 「気をつけろ!そいつがさっき言った人間の化け物だ!」 ケルスは言った。 「こいつ!その子に手を出すんじゃねーぞ!!」 ルビィは思いっきり男性の頭を鉄パイプで殴った。 だが、男性はダメージを受けているようだが、まだ笑いながら 鉄製のハリセンでルビィに殴りかかった。 だが、ルビィは鉄パイプで受け止めた。 「ルビィちゃん!そのワイバーンを連れて下がってて!」 リーナはルビィにそう言った。 ルビィはワイバーンの子供を抱いて下がった。 そして、リーナは魔法を詠唱し始める。 そして、強力な炎の玉が男性に当たる。 「やったか・・・?」 ケルスはそう言うが・・・ 男性は皮膚がややただれて焼けていてもなおも笑い続けて、 いきなりお祈りのような行為をし始めた。 「なんで祈ってるの・・・?」 ライは疑問に思った。 そして、男性はなんと、どんどん体の肉や臓器が溶けるように 落ちていき、骨だけになった。 リーナの炎魔法は確かに強力だが、まだ人間の皮膚を溶かしつくす ような威力はない。 それに、その肉の溶け方はあきらかに炎が原因ではなかった。 そして、その骨は全高6mの巨人となった。 「こんな化け物初めてだ・・・」 ケルスはあきれた表情で言った。 「うわー!!ガイコツが巨大化したー!!怖いよー!!」 ライは叫びながら銃でガイコツの頭を撃つ。 ダメージはあるようだが、まだこっちへ向かってくる。 そして、ライを踏み潰そうとしたが 「危ない!」 リーナがとっさにライにかけた魔法障壁でなんとか助かった。 この魔法障壁は物理攻撃を防ぐ事が出来るが、連続使用が出来ない。 「この化け物がー!!いい加減に死にやがれ!!」 ケルスはジャンプして槍でガイコツの頭部を槍で突きまくり、 頭部を破壊したが、まだ動き続ける。 「どうやら、完全に砕かないと動き続ける巨大なスケルトン (ガイコツの魔物)のようね・・・アンデット(不死)だから 弱点はわかっている・・・」 リーナは詠唱をまた始めた。 そして、リーナの剣の先から光の玉がガイコツを襲う。 ガイコツは骨がカスカスになったかのように動きが不安定に なった。 「今だ!ルビィ!ライ!」 ケルスは叫んだ。 そして、ライはガイコツに銃を連射して、ルビィはジャンプして 鉄パイプで殴りかかった。 ガイコツは完全に崩れ去った。 「ふう・・・怖かったー・・・」 ライは一息ついた。 そして、先ほどのワイバーンの子供がこっちへ向かってきて 「僕を助けてくれてありがとうございます!」 ワイバーンは確かにそう言った。 「!!喋った!!」 ライ達は驚いた。 「僕は「カメムシ仙人」様の使いの「テテル」です。 カメムシ仙人様があなた達に重大な用があるとの事です! 着いてきてください!」 ワイバーンのテテルはそう言うと、奥の部屋までライ達を 案内させた。 そして、奥の部屋には、テテルが言った通り、巨大なカメムシが いた。 「よく来た・・・選ばれし者達よ」 カメムシはそう言った。
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はい - ベールゼブブ (男性) - 2009年01月13日 (火) 20時46分 [825]
色々大変だったみたいですね。その辛さはよく分かります。私の周りにダウン症の子がいまして、その子も小学校入る前に結構周りと色々トラブルあったのを見てきました。かく言う私も人間関係のトラブルは色々ありまして、まあ私の場合は障害とかはなかったと思いますけど、精神病んでた節はあったと思います。精神病んでなきゃ「あいつ殺したい」とか思わなかったでしょうし。
でも文を書くのに肝心なことは障害云々、ということより、いかに文を書き散らすか、ですね。勉強が出来なくても文章は書けます。典型例が今流行の携帯小説。っていうか、どんなに学があっても書かなきゃ文は上手くなりません。焦らないでゆっくり、自分のペースです。お互いがんばりましょう。
まず始めることは、好きな作家さんの本を読み込むことですかね。どうせここは出版の場じゃないので、多少真似して書いても誰も文句言いません。話の構造を面白くできてる、それだけでもすごいことなんですよ☆ というのも話の構造が好きなんです。色々と深まる謎を出すというのは小説の王道で、これをうまくできるようになれば私も・・・・・・。
長々とすみません。
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ファンタジー小説の素晴らしさ - クロネコ (男性) - 2009年01月13日 (火) 20時55分 [826]
小説は結構読みますね(ファンタジー小説中心) ですが、なかなか文章力がつきません・・・(涙) 基本的に小説は好きです。マンガも好きですが、マンガよりも 長く楽しめますし
昨夜、また新しい小説「MOTHER1」を注文したので明日には 届きます(どんだけMOTHERシリーズが好きなんだ?自分は?)
その他にも、アニメの小説なども読んでいます。 小説はRPG製作に非常に役に立つ物なので・・・結構の量が あります。
色々とありがとうございます。
ところで、第3話はいかがでしたか? 出来たら感想とかも書いてくれたら嬉しい限りです(図々しくて すみません)
RPGツクールは家庭用ゲーム機版では確かに容量は少ないです。 ですが、PC版は容量が結構あります。 市販のRPGと同じくらい長いRPGが製作可能です。 しかも、「ベクター」と言うサイトでRPGツクールで作られた長編RPGが無料で遊び放題です。 ただし、遊ぶにはRPGツクールのRTP(ランタイムパッケージ)が必要です。 RTPはエンターブレインの公式サイトで無料でダウンロード出来ます。
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失礼いたしました; - ベールゼブブ (男性) - 2009年01月13日 (火) 23時36分 [827]
そういえば肝心の感想書いてないことに今気づきまして、慌てて立ち上げました。何かすみませんーー;
えっと、一応「話の構造が好きだ」というところの続きからですね。なかなか謎めいてきましたね。色々と。なんか今回出てきたモンスター(ボス?)が想像すると果てしなくコワいと思うのは私だけ・・・?っていうか現実にいたら普通にコワイです。 しかも何か秘密を握ってそうな方が出てきたようで。続きが気になる次第です。
それでは♪
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どうも^^ - 翼無き天使 (男性) - 2009年01月14日 (水) 03時28分 [829]
RPGのスタンダードな序盤の展開ですね。 謎を残しつつ、仲間と出会い、謎のダンジョン。 読みやすかったです^^ 続きに期待です。
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