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ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー小説投稿掲示板


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  第11章 4節:マイヤの戦略 - 翼無き天使 (男性) - 2009年01月14日 (水) 03時34分 [830]   
 
「穿て、飛水刀!」
数十本の水で出来た短剣をマイヤが放った。ひゅっという風切り音とともに水の刃がティックを襲う。
「へぇ、水か。こりゃまた面白そうだ」
ティックはその身を軽やかに宙に跳ばし、足下を通り過ぎる短剣を見て楽しそうに言った。
「さぁ、行くぜ!」
ティックは蒼く光る両手でマイヤに迫る。
「縛れ、水蘭鞭!」
マイヤは今度は水の鞭を錬成し、空中にいるティックの足を拘束した。
「はぁああ!」
マイヤはそのままぐいっと鞭を引っ張り、ティックを反対側に投げ飛ばした。
壁に叩き付けられたティックは、そのまま崩れ落ちる瓦礫に埋もれが、すぐに起き上がった。
「いいね。技のタイミング、テクニック、コンビネーション、完璧だったぜ」
服の砂埃を払い落としながらティックは楽しそうに言う。
「でもお嬢さん、あんたには足りないモノがある。何か知ってるか?」
「教えてもらえるかしら?」
マイヤは毅然として言い返す。
「あんたに足りないモノ、それは――…」
ティックは足元に転がる瓦礫を蹴り飛ばした。一瞬、瓦礫に気を取られた瞬間にティックの姿はマイヤの視界から消えていた。
「…――破壊力だよ」
「…っ!!」
ティックがマイヤの後ろを取った。揺らめく蒼光がマイヤを捉える。
「囲え、水牢球!」
「!!」
間一髪、ティックの右手がマイヤに触れるより先に、水がティックの全身を包んだ。取り込まれたティックは速度を失い、水の監獄に漂う。
マイヤはここぞとばかりに猛攻を仕掛けた。
「斬り裂け、飛水刃!」
巨大な水の刃が袋の鼠とも言えるティックに波状攻撃をかけ、水飛沫を上げてながら水牢球ごと斬り飛ばした。
「…はぁ、はぁ」
しかし――
「あ〜あ、セットが台無しだ」
全身ずぶ濡れのティックは髪を掻き上げながら起き上がった。
「オーケイ、そこそこ威力があるのもわかった。だが、少し息が上がってきたな」
「まだまだ余裕よ」
「ははは、そうでなくちゃ!」
ティックは攻撃の構えを取る。諸手の蒼光はより激しく揺らめき、より大きな光になった。
十数メートル離れた位置からでも感じる熱気。陽炎がティックの周囲の空間を歪める。まるで異世界から現れた、蒼き悪魔。
(来た…!)
「食らえ、ブルー・フレア!!」

「無理です…!逃げられっこない」
「大丈夫。私、かけっこじゃ負けたことないんだから」
アルトは何かを言いかけたが、すぐに口をつぐむ。
「……わかりました。マイヤの考えは変わらないんですね?」
マイヤはあえてイエスとは言わなかったが、その目からアルトは意思を汲み取った。
「あの男は、ティックは、手足から発する蒼い光で攻撃してきます」
マイヤが闘うというのなら、アルトは可能な限りマイヤに情報を与えることが、今できる最良の行動だと判断した。
「基本的には接近戦です。あの光がどういった性質のものなのかはわかりませんが、触れるだけで危険です」
蒼く光る脚の蹴りを食らった天峰は吐血した。おそらくは衝撃を体内に直接与えるのだろう。
「光を熱に性質変化させて炎のようにして飛ばしたり、電撃のようにもしたりします。高威力な上に射程も自由自在な厄介な光です」
「……熱、か。わかった、ありがとう」
「マイヤ、最悪の場合は、あなただけでも逃げてください」
マイヤは笑って答えるだけだった。
「……秘密会議は終わったか?」

マイヤはこの攻撃をずっと待っていた。
炎と水。熱気と冷気。ぶつかり合えば水は蒸発して水蒸気になり、逃げるための絶好の目眩ましになる。
熱が高ければ高いほど、水が多ければ多いほど。
マイヤは氣を一気に練り上げた。
「ブルー・フレア!!」
「迸れ、水龍砲!!」
ティックの放った灼熱の蒼炎。マイヤの放った水の激流。
二人の攻撃は、互いのちょうど真ん中でぶつかり合った。
じゅっと水の蒸発する音。激しく揺らめく炎。空気の膨張。衝撃。
瞬間、世界は霧に呑まれた。
「これは…」
アルトはゆっくり体を起こし、目を凝らして当たりを見回す。
やがてアルトに近づいてくる人影が見えた。濃霧でぼやけて誰か判別できない。
「アルト」
現れたのはマイヤだった。水をベッドのようにして、その上に天峰を乗せて連れてきた。
「天峰は…!?」
「静かに。総くんはまだ生きてる。でもあんまり良い状況じゃないわ。はやく治療しないと」
マイヤの息がだいぶ荒い。かなり力を消耗しているのだろう。
「マイヤ、大丈夫ですか?」
アルトは痛みを堪えて立ち上がる。
「平気。アルト、走れる?さすがに二人運ぶのはちょっときついわ」
「大丈夫です。初めからこれが狙いだったんですか?」
「まぁね。アルトの情報のおかげ。ありがとう」
「いえ、僕は何も。力になれなくてすみませんでした」
マイヤが来なければ、アルトと天峰は確実に死んでいた。
「そんなことないわ。さ、早く行きましょ」
マイヤが一歩踏み出したその時だった。
「ブルー・レイ」
「!!」
蒼い光線がマイヤの身体を貫いた。
「ぐっ…!」
光線はマイヤの腹部を貫通し、マイヤはその場に倒れ込んだ。
「マイヤ!!」
アルトはマイヤの側に駆け寄る。マイヤの意識はあったが、かなりの重傷だ。
「なかなか頭を使ったな、お嬢さん」
コツ、コツ、と足音が近づいてくる。
「だが、これで今度こそチェックメートだ」
霧の中からアルト達の前に現れたのは、ティック=エルシェントだった。


  あぁ、マイヤさんが - 翼無き天使 (男性) - 2009年01月14日 (水) 04時20分 [831]   
闘ってます。
思えばマイヤさんがしっかり闘うのは初めてだったりするんですよね。
水を使ってバッタバッタと。かいてて思ったんですけど、水って使い勝手いいな〜(笑)
切り裂き、突き刺し、縛って、窒息^^;

いやはや、ますます恐いお方になってしましますね。

  次元を超えた戦い - クロネコ (男性) - 2009年01月14日 (水) 16時38分 [832]   
ティック怖いですね!ていうか強すぎます。
素手で銃の弾丸を弾くとかもうドラ○ンボールレベル
ですよ!
マイヤが重傷を負ってしまいましたね。
果たして、主人公はマイヤを助けられるのか?
気になります!

さて、ナーティス物語のキャラからのメッセージ
です。

ライ
「あんな奴に勝てるわけないよ!!怖い!!もはや
彼は人間ではない!!」
ルビィ
「あきらめるな!何事も勇気が勝利の鍵を握ってる
って前も教えたろ?俺たちもいつかこんな感じの敵、
いや、それ以上の敵に遭遇するかもしれねーんだぞ!
それでも俺は絶対にあきらめねぇ!この鉄パイプで
戦いぬいてみせる!」
リーナ
「それより、マイヤさんが心配ね・・・内臓に損傷
を受けてなければいいけど・・・」
ケルス
「俺たちの世界のナーティスでは化学と魔法が進歩
してるからな、俺たちの世界の手術や回復魔法なら
助かるかもしれねえ」

  どはぁっ - ベールゼブブ (男性) - 2009年01月14日 (水) 17時57分 [833]   
これは・・・・・・もう絶望か・・・っ
絶望しかないのかっ!!
はてさて最終的にどうやって勝つんだアルトたち!!

っていうか我らがマイヤさんがっ!!
我らが女神(大袈裟だろ)マイヤさんがっ!!
私の心の師匠がぁ〜!!



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