【広告】Amazonからポイントアップキャンペーン5月6日より開催

ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー小説投稿掲示板


ここは小説投稿掲示板だ。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーまたはその他(アニメ、ドラマ)などでも、楽しそうな小説やストーリー、
詩、日記などがあったらとにかく書き込もう。
他人が見ておもしろいと思った内容、自分が思いついた内容があったら、とにかくどんどん投稿してみてくれい。

(注)最近ここをチャット代わりに使われている方がたくさんいます。
チャット代わりに使われますと、せっかく一生懸命小説等を書いた方の内容がすぐに流れて見れなくなってしまいます。
ここは小説やストーリー、詩、日記などを書くところですので、チャットはこちらにてお願いいたします。

166566


ホームに戻る
ログ管理


お名前:
メールアドレス:
題名:
ホームページ:    性別:  
メッセージ:
色:                        
  パスワード(8文字以内):       クッキー: 

こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

  仮面 〜闇の精〜 - ベールゼブブ (男性) - 2009年04月27日 (月) 18時28分 [913]   
  「大変です女王陛下!!」
 突然兵隊の一人が玉座の間にやってきて女王の前に倒れ込んだ。
「何事です!? っつーかさっさと喋れ」
 騒ぎを聞きつけ、ルーク達も客間兼作戦会議室から飛び出した。兵士は荒く息を繰り返し、急かす女王に答えた。
「申し上げます! ニンフのカトリーヌ女王が、ここに来てます!」
「何ですって!? っつーかマジ!?」
『ええ!?』
 とんだ出来事にその場にいた全員が飛び上がるような感覚に襲われた。直後、玉座の間の扉を開く音が聞こえた。エルフの兵の鎧とは異なる、華美な装飾がなされた豪華な鎧。その後ろに、耳の尖った、一目で高い身分にいると分かる女性。彼女はティアラと深紅の豪華なドレス、そしてワインレッドのマントを纏っていた。肩までの髪にウェーブがかかり、人形のような白い顔には勝ち誇ったような笑みが見える。彼女は更に後ろに銀色に輝く女性の鎧兵を従え、エルフの女王の前まで優雅に進み、立ったまま頭を下げた。
「何のご用です? っつーか何か用?」
「あいかわらず礼儀を知らぬ口調じゃのう、ここの女王は」
「礼儀をご存じないのはどちらかしら? なんの前触れもなくやってきて、なんのあいさつもなしに簡単な礼ですませるなんて。っつーかまず詫びろっての」
 ニンフの女王は嫌味たらしく高笑いを始めた。
「本日わざわざここへ参ったのは、この無益な争いを止めるように伝えるためじゃ。このまま一進一退の戦いを繰り返しても互いの兵が減るだけ。何のためにこのような争いを繰り返すことがあろう?」
「これは不可解なことを仰いますわね。勝手に戦争を仕掛けてきたのはあなたの方じゃありませんの? っつーかした」
 また、ニンフの女王の高笑いが始まった。
「わらわが!? 何のためにそんなことを?」
「それはこちらが伺いたいところです!! っつーかアンタが先に来た!!」
「何を根拠に? そち達エルフが先に攻撃を仕掛けてきたのじゃろう? 何子供みたいなことを申す!」
 あまりにちぐはぐな両者の主張に、ルーク達は頭がこんがらがってきた。
「わたくしはガイル公爵が、見張りの部下から武装したニンフが攻めてくるのを見たと聞いたのを聞いてそれに応戦しただけです! っつーか喧嘩ふっかけたよね!? アンタ!!」
「こちらこそ、この兵士長のグラスが、エルフの軍が家宝の宝石を狙って軍隊を集めているという情報をわらわに持ってきた。案の定わらわが戦場まで到着する間もなく軍隊で攻め寄せてきたではないか!?」
「家宝の宝石?」
 今度はエルフの女王が笑った。
「そんなものの存在存じ上げませんでした。っつーかアンタにあったの?」
「白々しいのう! よくもまあそんなことが言えたものじゃ! 持たざるものの妬みほど醜いものはないのう」
「残念ですけど、わたくしには先祖より代々伝わる家宝ぐらいあります。っつーか持ってるっつーの」
 ルーク達の目には子供じみた喧嘩にしか見えず、結局戦争というものはこういったものなのかもしれないという実感が湧いてきた。
「大体、わたくしにはあなたの宝石を狙う理由がございません! っつーか別にいらねー」
「それじゃ、グラスの情報に誤りがあるとでも申したいのか!?」
「真に恐縮ではございますが、そういうことになるのではないかしら? っつーか絶対そう」
 カトリーヌはグラスと呼ぶ派手な鎧へ目を移した。
「グラス! そちの申した情報に偽りはないな!?」
「ございませんとも。確かに密偵が持ってきた情報でございます」
 低い声が兜の中でくぐもりながら聞こえた。
「ならその密偵とやらを連れてきていただけます? っつーか連れてこい」
 女王の言葉に、いきなりグラスとカトリーヌが大声で笑った。
「エルフには『密偵』という言葉の意味が分からぬと見える。連れてこられないから『密偵』というのであろう?」
「それでは、その密偵はいつどこでその情報を仕入れたと仰るのです?」
 カトリーヌの笑いは止まらない。
「グラス、答えてやるがよい」
 グラスは笑いが止まり、俯いていた。カトリーヌの呼びかけに答えることなく。
「言えないのですか? 密偵に情報を聞くときはいつ、どこで、どのような状況でその情報を聞いたのか明確に尋ねなければなりません。っつーか常識」
 しかし、グラスは含み笑いをし、
「お言葉ですが、今問題としているのは密偵が持ってきた情報の内容です。彼が情報を得た状況など、何も関係ないでしょう?」
 と開き直った。
「なるほど。余程聞かれるとまずいようですね。それでは質問を変えましょう。あなたは本当にニンフなのですか?」
 カトリーヌが腹を抱えて笑い出した。
「当たり前じゃろう!! だからわらわの元で兵士長をしておるのじゃ!! のう? グラス」
 グラスが黙り込むのを見、カトリーヌの笑い声が止まった。
「どうなのです? なぜ答えないのです? っつーか答えろ」
「何を申すか!! 失礼な!! ニンフの国にいるのだからニンフに決まって・・・・・・」
 カトリーヌの焦るような言葉に、女王はぴしゃりと言い放った。
「カトリーヌ、あなたも気づいているはずです! っつーかアンタが一番よく分かってるよね!?」
 女王はグラスを指さしながら、更に突っ込んでいった。
「エルフとニンフの決定的な違い、人間や他の種族に何故分からないのか分かりませんが、大きな違いがあります。あなたは誰なのです? っつーか誰?」
 ルークまでぐっとつまり、顔を赤らめながらぽりぽりと頬を掻いていた。グラスはただじっと黙っていた。
「カトリーヌ、なぜ彼を『ニンフ』と思ったのですか?」
「『彼』? グラスは女じゃ!!」
 え? とルークは頭を捻った。
「なるほど。女性、ですか。それにしては声が低すぎるんじゃございません? っつーか男だろ」
 ようやっと、ルークにもエルフとニンフの決定的な違いが分かってきた。
「こ、声が低く聞こえるのは兜でくぐもっているからじゃ!!」
「それでは質問を戻しましょう。先ほどあなたは密偵を『彼』と言いましたね? 同じ理由で色々おかしいんですよ。っつーかツッコミ所満載」
 女王はそっと玉座から立ち上がった。

「ニンフには、男性なんていないはずです!! っつーかいねー」

  仮面 〜闇の精〜 - ベールゼブブ (男性) - 2009年04月27日 (月) 18時29分 [914]   
 鎧の「男」は大声で笑いながら、兜を脱いだ。
「さすがはエルフの女王。俺様の正体に気づくとは」
 逆立った赤毛、つり上がった赤い目、尖った耳。美男子ではあるがそれだけに裂けた口が不気味に見える。一同が息を呑んだ。
「ダークエルフ、ですね。エルフとニンフ、そして魔族の混血。あなたの目的は何です? ただニンフ族を騙すためというだけではないでしょう? っつーか何か用?」
「お察しの通り。エルフとニンフの混沌を招き、永久に鳳凰の塔への『鍵』を封印するためです。ここに父・ゲルグマイアスを討伐するものが来ないとも限りませんからね。そのために俺はニンフの女王に取り入って計画を実行してきたと言うに・・・・・・」
 グラスはカトリーヌを指さし、続けた。
「こいつは扱いやすかった分おつむが足りないらしい。取り入る方を間違えたようだ」
「グラス・・・・・・! 最初からわらわを騙すつもりだったのじゃな!?」
「今頃気づいたのか。本気で俺をニンフと信じてやまなかったみたいだな。しかし、まさかニンフには本当に男がいなかったとは。もう少し研究しておくべきだった」
 カトリーヌは顔を真っ赤にして怒っているようではあったが、ショックも凄まじかったらしく、二の句を継げずにグラスを睨むほかなかった。
「さて、それじゃ最終計画を実行させてもらうか。本当は互いの軍隊が消耗しきったところで女王二人を暗殺しようと思っていたのだが・・・・・・ばれてしまった後では仕方がない。この場でエルフ族ニンフ族両方を殲滅する」
「させるか!!」
 ルークのかけ声とともに4人飛び出した。
「魔王の息子ともなれば話が早い。私たちがその魔王・ゲルグマイアスを討伐するためここまで来たものだ!」
 グラスは声のした方を睨み付け、鼻を鳴らした。
「人間か。なるほど。お前達が悠久の巫女・ルルアの生まれ変わりとその従者たちだな」
「従者、か。なるほどな。確かに私たちはルルのおまけと言えるかもしれない。だが」
 ルークは剣を取り、他も武器をそれぞれ構える。
「ルルが伝説の巫女だろうがなんだろうが関係ない! 私たちの仲間、かけがえのない『妹』だ!」
 グラスは怪しい笑みを取り去り、見下すように冷たい視線を浴びせた。
「愚かな人間よ。ここに骸を埋めるがいい」
 そういってグラスは氷の術を手から放った。
「メラゾーマ!」
 アーサーも燃えさかる巨大な火球を呼び出し、グラスの頭上へ落とす。グラスは平気な顔で火炎を打ち破った。
「これでも喰らいなさい!!」
 マゼンダは鞭に雷を宿し、グラスをひっぱたこうとした。しかしグラスは鞭を平気な顔で掴み、引きちぎった。
「!! なんですって!?」
「甘いんだよ!! 魔族の反射神経にキサマら人間風情が追いつけるわけねえんだよ!!」
「こいつっ・・・・・・!!」
 魔族の怪しくけたたましい笑い声が響いた。

  こぎつけた - ベールゼブブ (男性) - 2009年04月27日 (月) 18時40分 [915]   
えっと・・・・・・どうやってグラス倒しましょう??
どうやって倒そうか困ってたのでなかなか書けずにいたため今日まで持ち越しました。

っていうかプロット書けよって言われればそれまでなんですが・・・・・・。

では☆



Number
Pass

このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板