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ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー小説投稿掲示板


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  アークブレード - 漆黒の騎士 (男性) - 2009年07月12日 (日) 16時39分 [940]   
  アレンは車の方へ向かって歩き出すが辺りの様子を伺いながらである。ルイナートが他にも何かを送り込んだかも知れないというソルジャーとしての経験が彼をそうさせているのだろう。しかし何も出なく無事に車までたどり着きホッと肩を撫で下ろした。

車に乗り込むと何故か先程とは雰囲気が違った。暗いながらもルームミラーに目をやるとそこにはちらっと銀髪の男が映っていた。

「だ……」
アレンは「誰だアンタは」と言おうとしたが銀髪の男が空かさず口を挟んだ。

「やぁ、お帰り。」

「だからアンタは誰だ!そして運転席に座っていたジィさんはどうした!」

「ああ、彼かい?それなら…」
と言い徐に薄っぺらい何かを取り出し被り更に続けた。

「こんな感じの老紳士だったかい?」
彼はマスクの様な物を被ると何処から見ても見事に老人にしか見えない。そしてアレンがルームミラー越しに見ていた老人の顔とも同一であり、アレンは少し驚いていた。

「おっと先程は甲冑のままで失礼した。僕は…」
改めて自己紹介をしようとしたが今度はアレンが遮るように言った。

「…ツァイベル=ラディンだろ。その喋り方と甲冑の話で飲み込む事ができた。」
やはりツァイベルの鼻につく様な喋り方は個性的であった。

「先ず、何故僕が変装までして此所に居るのか説明しなくてはね。」
ツァイベルはエンジンを始動させ車を発進させ、更に続けた。

「僕はとある団体の一人で政府の事を調べていたらルイナート=ケビンと言う男が不穏な動きをしていて、研究所を調べるにも一般人は入れない。そこでソルジャーの出番さ。だから彼が研究成果の報告をメールで軍事施設に送信した段階でソルジャーを誰か一人を派遣すると言う話を予め総司令にしておいたから事がスムーズに進んだよ。」

ツァイベルは大体の成り行きを説明するもアレンには彼と総司令がどう繋がっているのか分からず質問をした。

「アンタは総司令とはどう言う繋がりなんだ。」

「おや、それは詳しくは言えないが君とはまた一緒に仕事をしそうなので話しておくよ。総司令は総司令って言うけど名前を使い分けているから本名は僕にも分からないよ。総司令は軍人として総理やカメリカ軍のトップの言う事を聞いて仲良しごっこをやるのが建前で本当の所は反政府組織の裏のリーダーと言う側面を持っているのだよ。だからスムーズに事が進んだのさ。」

「それは初耳だな。だが何故俺がその仕事に選ばれた。他にも適任者がいただろう。俺は脅されてまでこなしたんだ。」

「君も知っての通りケビン氏はあの通りの性格だから皆嫌がって巡回に回ったから頼めるのは君しかいなかったのだよ。それに関してはすまないと思うよ。して何かネタは掴んだのかい。是非とも教えてくれたまえ。」

「…今から言う事は本当の事だから驚かずに聞いて欲しい。」
アレンは座り直し改まりそう言った。

「先ずルイナートから『人を甦らす事に成功した』と言う胡散臭いメールが届いた。それで早速行ったがそれは人体実験で魔物の細胞を使い何らかの方法で蘇生させるらしい。奴はそれを"半身半魔"の存在だと言っていた。そしてこうも言っていた。『理性の乏しい奴は 興奮したりして感情的になると"覚醒"と言う半身半魔が保てなくなり心身共に魔物になる現象を引き起こす』とな。奴はそう言った奴等を使って魔物の親玉を倒すと偉そうに言っていたがあの様子では実現は有り得ないだろうな。」

「この間君が倒した化け物男もじゃあ彼が造り出した存在だと言うのだね。成る程、だから人が急に魔物になったのか…」

アレンは更に続けた。

「その話しには続きがあってその時に化け物男を倒した俺とクレア=カトレーンと言う女にルイナートが間接的に何処からか観ていたらしく制裁を下したらしい。勿論女の名前は聞かれても答えなかったがな。」

「クレアはあまりにも強いから、出る杭は打たれると思い僕が変装して弱いふりして彼女は本当はか弱いんだと言う事をアピールしようと思ったがまさか裏目に出るとは…」
と自身無さげに小声で呟く様に言ったがアレンは聞き逃さなかった。

「と言う事はクレアと言う女は存在しないんだな…」
アレンは冷静を装っているが実は怒りたいのを我慢しているようだ。

「クレア=カトレーンと言う女性は実在するよ。君も噂位は聞いた事あるだろう、『カメリカ人狩り』とか『桃色の悪魔』と言う噂を。これらは彼女に付けられた通り名だから色々な輩に目を付けられてはいけないと思いやったのさ。それに君の力をいきなり見せてくれと言っても承諾してくれないだろうから君の様なタイプが好きそうな活発だが少しだけか弱い一面を持った女性に変装しわざと騒ぎを起こしたのさ。お陰で君の力を少しばかり見る事が出来て良かったよ。」

「アンタは俺が来なかったらどうしていたんだ。」
冷静にしているがまだ少し怒っているようだ。

「僕も一応一般人の様にお金を払ってジム通いをして鍛えていたからあれ位は楽勝だけどあの格好だし使い慣れていない槍で戦うのは少し不利だったかも知れないな。」

「本気で守ろうと思ったのに残念だ。」

「本人に会ったらその情熱的な台詞を言ってあげるといいよ。きっと喜ぶと思うよ。」
ツァイベルは彼女の性格を知るが故にどうなるか分かるのに含み笑いをしながらアレンにそう提言した。

「馬鹿にしてい……」
とアレンが言いかけたがツァイベルが遮る様に口を挟んだ。

「と、そんな事よりもケビン氏は何故あれだけ強い魔物を放ったのか気にならないかい。まるで足止めして別のひた隠しにしていたものを繰り出すそんな気がするよ。」

「確かに俺も同じ事を考えた。仮にそうだとしたら急いで都心部に向かった方がいいかも知れない。」

「僕も同胞達が心配さ。けどこれ以上スピードは出せないよ。」
普通なら焦る所だがツァイベルは冷静にそれを言ってのけた。

それなら仕方無いかとアレンは黙っていた。だがどうにかしたくて内心焦っていたのはツァイベルも同じである。

そんな二人を尻目に遥か後ろで僅かに音がする。ツァイベルは微かな音を聞き取ったのか無茶ではあるが更に速度を上げた。すると車が激しく揺れる。

遥か遠くで聞こえて来た音も次第に大きくなっていく。ツァイベルが運転操作で急がしい中車外に取り付けられているサイドミラーに目をやると小さくだが後ろに追跡車両がいるが遠くて色や形を判別出来るレベルではない。

(…ポリスなのか。政府が組織の合理化か何かでソルジャーと統合してそれを拒んだ残党風情が未だに融通の利かないお務めか。全くご苦労な事だ。)

とアレンは近付いている追跡車両を眺めながらそう思った。

追跡車両はどんどん速度を上げ迫り警告と思われる声が発せられた。

「其処の車!止まれ!さもなくば強制停車させる!」声の主は30代位だろうかエネルギッシュな声の持ち主である。

だが二人共警告には耳を貸さなかった。そのせいか後方で銃声が響いたが幸い弾は外したようだ。アレンは何を思ったのか窓の外に身を乗り出し様子を伺いつつ車外に出てトランクの上にうつ伏せになり剣を抜き切っ先を下に向けた。

すると二発目が発せられた。しかし金属と金属がぶつかり乾いた音が響き渡った。そうアレンはタイヤに弾が命中しない様に受け流したのである。

強制停車とは拳銃を発砲しタイヤに命中させパンクを起こし停車させる事だった。

そして今度はアレンが風の魔法を使い、それは複数の渦となり車の後方を塞ぎまるで防御壁の様だ。これでは弾が来ても当たらない。追跡車両の男も躍起になって止めようと必死に追跡し距離を詰めては発砲しを繰り返すがアレンも繰り返し風の魔法を使い応戦した。
弾が当たらず今度は追跡車両自体を体当りさせて止めようと言うのか速度を上げて突進する姿はまるで闘牛の牛の如くである。

しかし風の魔法による防御壁で追跡車両は弾かれスリップしたかと思うとスピンしクルクルと何回も回転し遥か後方まで飛ばされガードレールに当たり漸く止まった様だ。車両が当たったガードレールは余程凄い衝撃だったのか激しく変形していた。

「…そうか、あれが魔法か。噂に聞いていたが凄いな。よもやあんな子供騙しでここまでやるとは流石はアレン=エクスター大尉…」
スピンした末にガードレールに当たって止まった車両の中で警官らしき男がそう呟いた。



━━━



ここは代わってアレン達の乗る車両の中である。追跡車両を撃退し追っ手が来ない様に一時的に猛スピードで走行しある程度になるとスピードを緩め走行した。
「僕は見ていなかったが追跡車両を撃退したようだね。」

「…こんな事は朝飯前だ。」
とアレンは言ってのけた。
「謙遜しなくていいさ。本当に君のお陰なんだから。」

「俺は他人に借りを作るのが嫌いな主義だ。」

「借りだって?僕が言うのも難だけど困った時は御互い様だと思うよ。それに君もそう言いたいのだろう。」ツァイベルは言いながらアレンの方を向いた。するとアレンは静かな寝息を立て眠りについていた。

「フッ、全く君は素直じゃないな。」
ツァイベルは溜め息をつきそう呟いた。

車は次第に都心部へと近付いて行く。標識には市街地20q先と書かれていた…




最後に、毎度毎度下らない話ばかりで本当に恐縮です

  初めまして - ティファ・ロックハート (女性) - 2009年07月18日 (土) 11時44分 [941]   
う〜ん、読んで見ましたが知らないアニメですね。
私はDQやFF ナルト ワンピース 銀魂などは知ってますね。
CTって、ドラクエやFFの中には入っていないのでしょうか?

  感想ありがとうございます - 漆黒の騎士 (男性) - 2009年07月19日 (日) 13時35分 [943]   
感想ありがとうございます

ネタ的には半身半魔のアイディアはクレイモアで機動鎧はハガレンやレッドアイズと言ったところです。

後、微妙にですが名前に意味があるキャラもいます。


アレン(剣)=エクスター(撲滅の英語を短縮しました)



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