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ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー小説投稿掲示板


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ドラゴンクエストやファイナルファンタジーまたはその他(アニメ、ドラマ)などでも、楽しそうな小説やストーリー、
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チャット代わりに使われますと、せっかく一生懸命小説等を書いた方の内容がすぐに流れて見れなくなってしまいます。
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  アークブレード - 漆黒の騎士 (男性) - 2009年08月11日 (火) 16時17分 [1005]   
   彼奴、アレン=エクスターにはまだ聞きたい事があるのに非常警報で遮られるなんて最悪。ま、でもアレンの実力を確認出来るチャンスって考えるのも悪くないわ。
「フン!どうやら奴が今回の元凶のようだな。」
暫く進むとアレンは岩肌の蛇の様な生物を指差しそう言っているけどあれは一人で敵う相手じゃないし彼がいてくれて助かったと思う。
あの岩肌の蛇はよく見たら人間の胴の二回りは太く体の色は白色でくねくね動いて気持ち悪い。そして周りに一般人が居なくてホッとしたわ。もし居たら避難させながらだから面倒だったわ。

「…見てみろ。奴は岩肌で剣や槍の攻撃は効かない。だが関節は岩肌じゃないから俺達の武器も効きそうだ。そこで俺は奴を惹き付けるからクレアは上手く回り込んで奴の関節を狙って攻撃してくれ。」
冷静な観察眼で分析して有利な状況に導く、流石はソルジャー。アレンは剣を振り回し岩蛇を挑発して見事に惹き付けていた。私もこっそりと背後から迫り距離を詰めて行く…そして渾身の力で関節を突き刺した。槍が深々と刺さり岩蛇が体を左右に揺さぶり悶え苦しむ。そして一旦槍を抜き距離を取った。
岩蛇は興奮していて尻尾で薙ぎ払ったが私もアレンも余裕で回避できたけど今度は尻尾を地面に叩きつけている。アレンも少し離れた所から挑発するけれど余りにも興奮していて挑発すら効かないみたい。

「…彼奴尻尾を地面に叩きつける事で気合いを入れているのか。最初に見た時よりも動きが軽いな。クレア、こいつは先程よりも動きが速くなっているから気を付けろ!」
「OK!」
確かに、少し落ち着いて挑発に気を取られているのに後ろから近づいているのに気付くタイミングが早くなっている気がする。
だったら囮の囮でアレンが挑発して私が近づいて気が付かれたら私が注意を惹き付けてアレンに攻撃して貰うのも悪くないわ。
アレンが剣を振り回し奴はそっちに気を取られている。少し様子を伺いながら近付いて尻尾の薙ぎ払いを回避して奴の体の上に乗り槍で突き刺そうとしたが動きを読まれているのか体をクネクネと捩らせて的が絞れない。動きが大人しくなるのを待っても一向に大人しくなる気配はなく更に体を激しく揺さぶり始め、必死に掴まっていなければ振り落とされるのは言うまでもない。しがみつく事で精一杯で気が付かなかったが不気味な鳴き声がし何時の間にか遊園地のアトラクションに乗っている感覚が無くなっていた。よく見るとアレンが頬から出血し両手にナイフを握った状態で其所に立っていた。

「アレン、アンタ剣はどうしたのよ!」
「…落とした。けどな、拾いに行く必要はない。今はこいつを倒す事だけに専念しろ!」
「分かったわ!」
私は武器が手元から離れただけでも取り乱しそうになるのに何で彼奴は武器を落としたのにあんなに冷静で居られるの。それに折角取りに行ってあげようかなと思ったけどああも真剣に言われたら目の前の敵に専念するしかないと思うわ。

クレアはまだ岩蛇の体の上にいた。岩蛇は急所を攻撃されて相当痛かったのか息の根は止まってはいないが大人しくなっている。今の内にと言わんばかりに槍で刺した。先程よりも深々と刺さり再び不気味な鳴き声が木霊した。槍を抜こうとしたら竜巻が起こっている風景が眼前に飛び込んで来た。偶然にも発生したものだろうかそれとも誰かが意図的に発生させたものだろうか考える暇はなくアレンの声がした。

「早くそいつから離れろ!」
訳も分からず言われるままにクレアは槍を抜くと岩蛇の体から降り急いで竜巻の進路とは全然違う方向に回避した。回避し様子を伺っていると竜巻が岩蛇まで数十センチと言う所まで迫っている。岩蛇は必死に逃げようとしているがもう手遅れで体の一部が竜巻に取り込まれていて遂には舞い上げられ落下し再び竜巻の中心部に戻され物凄い断末魔を上げながら身体中を竜巻によって切り裂かれた。そしてその破片は細かく小石程度のもので四方八方に飛散したが幸い誰にも当たらず竜巻も小さなサイズになり吸い寄せられる様にアレンの掌の中へ戻って行った。

「ふっ、やったか…」
「お疲れの所悪いんだけどあの竜巻って…」
「見られてしまっては仕方無い。そうだあの竜巻は俺の詠唱で発生させたものだ。」
「へぇ、あれが魔法の威力か…恐ろしいわね。ってアンタさっき頬から出血してなかった?」
「ああ、あれか。あんなかすり傷ならこの通りだ。」
アレンは頬を指差しそう言ってるけど傷は塞がっているしおまけに傷口すら見えない。此も魔法の力だと言うのか。

「俺は見せ物じゃない。さぁ行くぞ。」
アレンは剣を拾い鞘に戻しそう言った。
「行くって何処に行くのよ。」
「ツァイベルを車の中に待たせてある。彼奴に黙って買い出しに行ったきりだったからそろそろ心配している頃だろうから戻るぞ?」
行くぞって言うからこの流れでデートかなと思ったのに。アレン見たいなイケメンで腕の立つソルジャーとだったらデートしてもいいかなと思ったのにホント空気読めないのね。いや、ツァイベルが居なかったらもしかして…
せめて彼奴の車に戻るまでの僅な時間を楽しもう。手なんて繋げたら最高なんだけどそんな事したら怒るか。

「…どうした、何かつまらなさそうな顔しているな。」
つまらなそうってアンタがデートしてくれないからつまらないに決まっているじゃないの!このバカアレン。なんて言える訳ないよね。
「アンタさぁ…」
「何だ。」
「女の子とデートした事無いでしょ?」
「無い。」
そんな顔で聞くな。あんなに淋しそうな顔で言われたら必死にうつ向いて冷静なふりをしていても直ぐに顔が真っ赤になる。
けどそんな事聞くって事はよっぽどデートがしたかったのだろうか。クレアとは親しい訳ではないが横に居るだけでも緊張するし、それにこう言う時は何を話せばいいのか分からないな。
「何話せばいいか分からなくて困っているでしょ。こう言う時は音楽の話とか後、女の子は髪型とか褒めてもらったら嬉しいのよ。」
「…分かった。今後の参考にする。」
あ〜あ本当に分かっているのかぁ、あれ…

「着いたぞ。ツァイベルー、クレア連れて来たぞ。」
短い間だったが楽しかった。だがそんな一時ともおさらばしなくてはいけない。そう、ツァイベルの車の前に着いたからな。寝ているかと思いきや携帯で誰かと話している様だ。

「はい、彼なら今戻って来たので至急そちらの方に帰らすので宜しくお願いします。はい、失礼します。」
「ツァイベル戻ったぞ。」
ツァイベルが電話を切ると同時にドアを開けて俺とクレアは後部座席に座った。しかも数十センチの隙間を開けてだが。
「おや、クレアも一緒かい?」
「一緒に居ちゃダメな訳でもある〜!」
「そんなに元気なら大丈夫そうだね。それにしてもアレン、君は何処へ行っていたんだい?」
「腹が減ったからコンビニに買い物しに行っていた。」
「はぁ、それでその帰りにクレアと接触したのだね。」
「そうだ。」
「それはそうと君の所のボスがお呼びだよ。何でも西方の紛争している諸外国に対する武装鎮圧の手伝いを頼みたいそうだよ。」
「分かった。車を出してくれ」
そう言うとツァイベルはエンジンを始動させ車を発進させた。

それにしても後部座席からどんよりとした重たい空気を感じるなぁ。電話しながらちらっと見ていたけど二人とも先程までバカップルみたいに楽しそうにしていたのに今じゃそれも嘘みたいにお通夜状態、此方まで気分が滅入りそうだよ全く。

「あのさ、アンタこれから戦争に行くけど怖いとかって思った事ある?」
「禺問だな。怖がっている余裕があればそれは確実に死へ繋がるだけだ。」
クレアが言っているのは総司令やソルジャー仲間が社交辞令で言う言葉とは違って心配して言ってくれているが素直になれそうもない。本当の事を言った所でただ彼女の不安を煽るだけだし、それにあの日に俺は誓ったんだ「俺は強くなるんだ!」と。

「アンタさぁ、クールを装っているけど凄い不安だと言うオーラ出ているわよ。」
やはりな見透かされていたか…怖くない筈がないだろう。今まで数々の戦場で勝利を上げて来たが一番怖かったのは仲間が皆負傷して戦えるのが俺一人しか居なかった時だな。あの時は戦車や戦闘機が通常よりも大きい気がしたが何時の間にか訳の分からない内に終結していたな。あの戦いは"トレントの奇跡"として歴史書に書かれるだろうがあれよりも酷い戦いはそれ以降ないとは言い切れない。かと言って此所で戦いを止める訳にはいかないんだ。俺は親父が嫌いだった。いつも偉そうにしていて母さんが亡くなった時も彼奴は戦争をしていた。その親父も15年前に戦地で消息を絶ったと言うがそれは胡散臭い。消息を確める為にも俺は5年前にソルジャーになった。そして親父が生きていればこの手で倒すのだったな。

「クレアそっとしてあげたまえ。」
「分かったわよ…」
クレアは知らないとは思うのだが実はアレンがソルジャーになったばかりの時に反政府グループが武装してデモ活動していてソルジャーは総動員で鎮圧にあたったんだったな。その時アレンも駆り出されていたが何よりも彼にソルジャーを薦めた祖父が当時の反政府グループのリーダーでアレンは特別に彼の息の根を止めると言う任務を命じられていたそうだ。そんな辛い任務だったが彼はやるしか無く彼の祖父も彼に殺される事が本望だと言っていた…
けれど、はいそうですかと言ってできるものではなく最後まで躊躇っているアレンに泣きながら「ワシはこう言う運命だったのじゃ。さぁ、早く殺れ!」と鬼気迫る表情でそう叫んでいてアレンは銃を乱射させ祖父を射殺した…
その後アレンは「俺に力があれば…」と呟き暴走してその後はどうなったかは知る由もない。僕はこんな惨い惨劇をテレビの画面で目の当たりにして今そのアレンが後部座席に座っている。かける言葉が見つからなくこの空気を変える程の力も無くああ何て無力なのだろうか…

 ぐうぅ…

「…誰か空腹の様だね。もしもアレン君が空腹なら言わせてもらうけれど『腹が減っては戦はできぬ』と言う諺の通り空腹では勝てる戦いも負けてしまうよ。そうならないないように僕と君の出会いの証の鯨の缶詰を好きなだけ食べるといい。
僕に言えるのは此くらいだな。

「アンタ、"僕と君の出会いの証"とか自分で言っていて恥ずかしくないのか。」
出会いの証しか。悪くないな…
それにしても鯨は美味いな

「は、恥ずかしいに決まっているだろう。」
「ったくクレアだってそんな事言わないぞ。」
「其所で何で私が出てくるのよ。」
「悪い悪い。二人共何か気を遣わせたみたいだな…」

「困った時はお互い様だろう。」
「困った時はお互い様よ。」
どいつもこいつも馬鹿が付くくらいのお人好しだな…とアレンは思った。

そんな三人を乗せ車は颯爽と街道を走り抜ける。


  ほむほむ - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月14日 (金) 17時39分 [1008]   
身内を殺すハメになった暗い過去。
強く生きて欲しいと思う今日この頃ですが、とりあえず無事でなにより。

では☆



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