|
試練:炎 - ベールゼブブ (男性) - 2010年04月01日 (木) 22時30分 [1093]
| |
巨大な虹孔雀は嘴で襲いかかってきた。ルークはすんでのところでそれを避けつつ、剣を振り下ろした。剣は音を立てて弾かれた。 「硬!!」 ルークはそのまま回転し、後ろへ滑り込んだ。 「おらっ!!」 そしてその尾を両断する。気づいた虹孔雀が振り返り、鉤爪で空を穿つ。 「マヒャド!!」 アーサーの放った冷気が孔雀の足を止めた。怒り狂った孔雀は、手羽に閃光を集め、一気に放つ。 「うぁっ!」 閃光は巨大な炎のように広がり、4人を包み込んだ。 「巫山戯んじゃないわよ!!」 マゼンダが鞭に氷の力を込め、振り回しながら駆け出す。 「クエェっ!?」 氷の鞭に巻き付かれ、虹孔雀はじたばたと巨体を暴れさせる。 「バギクロス!!」 手で印を結んでいたルルも、見上げるばかりの肥えた竜巻を放ち、孔雀の体を切り刻む。 ルークが顔で合図すると 「バイキルト!」 アーサーが答え 「いくぞこの鳥!!」 増強された力で斬りかかる。孔雀は更に怒りを露わにした。 グギャアアアアアア…… 孔雀は大きく胸を膨らませて息を吸い、そのまま4人に吐き出した。 ただの息ではない。激しく燃えさかる炎が辺りを這っていく。 『うあぁっ!!』 最中、ルルが炎の中で印を結び 「ベホマラー!」 全員の傷を癒す。 「マヒャド!!」 辺りの炎をうち消しながら、アーサーの放った氷の魔法が孔雀を貫いていく。 「鳥のクセに、火で焼こうなんて10年早いわ!!」 マゼンダの鞭がまた、孔雀を凍らせた。そしてそのまま鞭が孔雀を巻き付けたまま振り回され、 「そぉ〜……れっと!!」 地面に叩きつけて離れた。骨の折れる嫌な音がした後、孔雀はぴくりとも動かなくなった。 奥の方の壁がそれと共に動き、ぽっかりと口を開ける。そっと中に入っていくと、竜を模したような兜が台座の上に見て取れた。 「これは……!」 台座には「サラマンダー」の文字。ルークはその兜を手に取り、被った。 辺りをすさまじい光が照らし、一同は目をつぶる。光が消えたのを確認し、恐る恐る目を開けた。 「これは……。認められた、ってことか……?」 「きっとそうよ! なんだかあたしもスッキリした感じ」 ルルも大はしゃぎで拍手をした。 「ですが、あと3つですね」 アーサーの言葉と共に、一同は頷き、その場を後にした。
|
|
うっわ - ベールゼブブ (男性) - 2010年04月01日 (木) 22時35分 [1094]
久々の投稿過ぎてもうド忘れ状態です。
っていうかスパムが多いんで、ほとぼりが冷めるまでブログに専念しちゃってたりともう・・・・・・。
でもまあ、ちょくちょく見に来れたらな、と思います。
因みにブログについては、よろしければ「水島 恍」あるいは「Damas y caballeros」で検索かけて下さい。本日はエイプリルフール仕様ですが。
久々過ぎるので、今回はレス返しはナシです。
それでは。
|
|