【広告】Amazonからポイントアップキャンペーン5月6日より開催

ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー小説投稿掲示板


ここは小説投稿掲示板だ。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーまたはその他(アニメ、ドラマ)などでも、楽しそうな小説やストーリー、
詩、日記などがあったらとにかく書き込もう。
他人が見ておもしろいと思った内容、自分が思いついた内容があったら、とにかくどんどん投稿してみてくれい。

(注)最近ここをチャット代わりに使われている方がたくさんいます。
チャット代わりに使われますと、せっかく一生懸命小説等を書いた方の内容がすぐに流れて見れなくなってしまいます。
ここは小説やストーリー、詩、日記などを書くところですので、チャットはこちらにてお願いいたします。

166581


ホームに戻る
ログ管理


お名前:
メールアドレス:
題名:
ホームページ:    性別:  
メッセージ:
色:                        
  パスワード(8文字以内):       クッキー: 






  こちら超常現象対策室! - 翼無き天使 (男性) - 2010年03月27日 (土) 15時08分 [1090]   
  【第10話】京都!花と怪奇の都!

 「…………暑っ!」
土曜日、午前11時。
京都府、空港。
俺こと二界堂煉治は、夏休みの前に立ちはだかる灰色のテスト週間を目前に、週末の土日を利用して真夏の京都に参上した。
もちろん、観光などという暢気な用向きではない。仕事だ。まぁ、正確にはバイトなんだが。
何を隠そう俺は、日本国が極秘に設立した防衛省の特務機関、「超常現象対策室」でアルバイトとして雇用されている。
通称ASUと呼ばれるこの組織は、日本中に存在する悪霊・妖怪・化物・エトセトラ、ありとあらゆる超常的霊的厄災から日本国民を守ることを至上任務とするオカルト機関だ。
嘘だと思うか?いや、超マジだ。
日本の国防費の実に30%強は、このASUのために費やされているらしい。
日本国民の納めた税金は、みんなが知らないところでしっかりと、「悪霊退治」に使われている。
信じられないだろう。俺だって決して信じたいわけではないのだが、残念ながら厳然たる事実である。
目に見えるもの、耳に聞こえるもの、手に取れるものがこの世の全てでは、決してないのだ。
見えない聞こえない触れない。それは認知できないだけで、存在しないことの証明にはならない。
怪奇は、存在するのだ。どこにでもいるし、どこにもいない。どこにもいないけど、確かにいる。解る奴には解るし、解らない奴には解らない。
そんな面倒くさいかつ厄介なモノから日本を守るのが、どうやら俺たちらしい。
俺がASU、超常現象対策室の存在を知って、今日で6日目。まだたったの6日だ。
この6日で俺の人生は大きく動いた。大きく前進したのか、大きく軌道が逸れたのかは定かではないのだが、移動した確かだ。
そんなこんなで今、京都の地を生まれて初めて踏んだ次第である。
バイト、つまりは悪霊退治だ。
 「うわぁ〜、京都だ〜!」
俺の横で、コンクリートの照り返すむわ〜んとした暑さをものともせず、はしゃぎ回る女が一人。
天宮美言だ。
右肩に布袋に入った愛刀・連舞鴉を引っさげ、左手でボストンバッグを持って、露出度の高めな服装で透き通るような白い肌を惜しげもなく太陽光線に曝しながら、空港前の広場のど真ん中でクルクル回ってる。
やめろ!恥ずかしいから!
 「じゃ、とりあえず関西支部に行くぞー」
俺と美言にそう声をかけたのは安倍明晴。ASU本部上級処理班にして情報収集班主任で、陰陽師。
すごそうだろ?いや実際すごい奴なんだろうけど、騙されちゃ駄目だ!
こいつは人の私生活、プロフィールから成績から恋愛関係に至るまで、ありとあらゆる情報を暴き出して楽しむ、プライバシーの保護なんて概念は欠片も持ち合わせていない変態なんだ!
しかも変態のくせに、男の俺から見てもかなりカッコイイ部類に入るであろうルックスだから余計に腹が立つ。
 「はーい!」
 「お前、元気だな……」
夏の京都は暑いとは聞いていたが。しかも今日はまるで図ったかのような炎天下。ゲンナリだ。
 「え?だって京都だよ!?花の都だよ!?日本の歴史がいっぱい詰まってるんだよ!?」
 「どうせ歴史なんて大して知らねぇだろ」
なんたってクラークとマッカーサーを混同するような奴だ。まともな日本史の素養があるとは思えない。
 「むっ、失礼な!あたし日本史得意なんだから!」
 「ほほう、何点だ?」
まさか、俺より高いなんてことないだろうな……。
こいつに学問で劣るというのは、高校生として致命的な気がする。もっとも、俺もそこまで成績が良いというわけではないのだが。
ちなみにこの前の中間テスト、日本史は64点だった。会心の出来だ。
 「ふふふ、あたしの日本史のテストの点は、ズバリ――」
くっ、この自信……!
こいつ、まさか本当は秀才で、あの数々のボケは天然ではなく人為的で計算し尽くされたボケだったとでも言うのか……!?
この浅学非才な俺にあえてレベルを合わせていただけだとでも!?
そうだ、こいつは裏の世界とは言え一応、良家のお嬢様なのだ。高校生の勉強など、取るに足らない些末な教養なのか!?

 「――43点!!」

 「赤点ギリギリじゃん!!」
……話を戻そう。
そもそもなぜ、俺たちが遠方の京都にまで足を運んできたのか。そこから話して然るべきだろう。
時間軸は今日の午前8時に戻る。

     ◇

 「すでに聞いてると思うが、お前たちにはこれから京都へ飛んでもらう」
午前8持。
東京都東京市、ASU本部。
中小企業の事務室のように庶民的でこぢんまりとした処理班の待機室で、立ちながら朝のコーヒーをすする源田が言った。
部屋には俺と美言、安倍に源田しかいない。俺は未だにこの4人以外の処理班の人を見たことがない。みんな任務で出払っているらしい。
朝の朝礼とか、みんなで集まる機会はないのだろうか。
 「わ〜い!京都京都〜♪」
両手を挙げて喜ぶ美言。朝からテンション高いな〜この子。
 「ついに俺も左遷ですか」
椅子の背もたれの方を前にして座っている安倍が冗談を言う。
 「残念ながら違う」
まぁ出張だな、と源田。
 「京都にある関西支部から応援要請が来た」
 「応援要請……?珍しいな。京都の連中がウチに助けを求めるなんて」
安倍が驚いたような声をあげた。
 「そうなのか?処理班は人数不足だって言ってたじゃん」
 「まぁそうなんだが」
源田はコーヒーカップをデスクに置いて続けた。
 「確かにこっちが本部ではあるんだが、人員では関西支部の方が多いんだ。ASUが発足する前は、京都の陰陽連という一団が日本の除霊組織を引っ張っててな。その名残だ」
 「へぇ」
まぁ昔の都だし、霊的な場所は東京なんかよりもたくさんありそうだし。それも当然かもしれない。
ところが、と安倍が引き継ぐ。
 「ばあさんたち御門ヶ原家が、国の支援を取り付けて40数年前にASUを設立すると、他の組織もどんどんASUに加わり、やがてその陰陽連もASUに追随せざるを得ない形になった」
国の支援は大きいだろう。税金という半無限の資金があるし、警察の介入を防いだりと国家権力は色々役に立ちそうだ。
 「で、その陰陽連っていう一大勢力がASUになった後もそのまま京都に残ってるわけか」
 「そういうことだ。京都だけじゃない。それぞれの地域に元々あった除霊組織は、ASUに吸収された後もその地域をずっと守り続けてきた。それが今の各支部だ」
ここで話し手がまた源田に変わった。
 「まぁしかし、昔の本丸だけあって、元陰陽連の奴らはプライドが高くてな。特に過激派の連中は伝統だの縄張りだの、そういうのにうるさい」
 「じゃあなんで応援要請を?」
 「それがわからん。関西支部が応援要請を出すなんてことはここ十数年起きていない」
それに、と源田が続ける。
 「人員派遣は早急かつ、くれぐれも極秘に、だそうだ」
 「……どういうことだ?」
安倍が怪訝な顔をする。
 「わからんが、向こうもだいぶ退っ引きならない状況なのかもしれん。加えて指名付きだ」
 「指名?」
 「天宮美言、安倍明晴、プラス1名の計3人を送って寄越せと」
なるほど。俺はその「プラス1名」なわけね。
別に僻んじゃいませんよ?どうせボクはしがないアルバイトですし?実力もまだ大した事ありませんし?
 「……どうも妙だな。ばあさんは何て言ってんだ?」
 「断る理由もないから送ってやれと」
 「あっそ」
 「ということで、少々気になる点があるが、向こうに行けば説明があるだろう。これよりお前たち3人に極秘任務を与える」
椅子に座っていた安倍が立ちあがって俺と美言の横に並ぶ。
 「安倍明晴、天宮美言、二界堂煉治の3名はこれより京都に向かい、以降は2日間、関西支部の指揮下で任務をこなすこと。リーダーは安倍。煉治はこれが初任務になるが、何事も経験だ。悪霊の本場に乗り込んで一皮剥けてこい!」
 「……はぁ」
 「精々死なないように気をつけろ〜。京都の化け物は怖いぞ〜」
安倍がニヤニヤしながら脅しをかけてくる。
 「大丈夫だよ♪いっぱい特訓したんだし!」
この状況、明らかにおかしいよな!?
RPGで言ったら初期装備でいきなりラストダンジョンに乗り込むようなもんじゃね!?
 「まぁそう憂鬱になるな。向こうにお前へのプレゼントを用意してある」
と源田。
 「プレゼント?」
 「ま、向こうに着いてからのお楽しみだな」
 「バイト代もちゃんと出るし、出張手当も付くぞ。おまけに向こうに行けばプレゼントと化け物が待ってる。良いこと尽くめじゃないか」
と安倍。
 「じゃあ早く行こう♪」
とルンルンの美言。
 「……ははは」
そしてスーパー鬱な俺。
 「そうだよな。いくら美言とお泊まり旅行だからって、任務だもんな。つーか安倍も一緒かよ……」
 「ん?なんか言ったか?」
 「いーや、なんにも。精々生き残れるように頑張りますよ」
 「煉ちゃんなら大丈夫だよ♪」
 「……俺、お前の性格が羨ましいわ」
 「へ?」
というわけで、俺、美言、安倍の3人は東京第二空港から京都へ飛び立った次第である。



  どーもー^^ - 翼無き天使 (男性) - 2010年03月27日 (土) 15時17分 [1091]   

約半年ぶりくらいの続編です。
なんという不定期っぷり笑
まぁ就活やなんやで微妙に忙しかったりするんで・・・
私の小説もひどいですが、今日の求人の少なさもひどいもんです。
仕事がみつかればいいんだが・・・笑
次がいつになるかわかりませんが、また暇を見つけて投稿したいなと考えております。
暇な人は読んでみてくださいな^^
ではでは


  どんも〜 - ベールゼブブ (男性) - 2010年04月01日 (木) 21時52分 [1092]   
私もここに顔を出すのは久々です。

最近ブログに全部書いちゃってるってのと、こっちから転用して書いてるのが多いってのとで。

あ、安心して下さい。ルークのほうは全然書いてません。

そろそろ続き書くかな〜。ちょっと暇だし。

でも前の内容忘れた・・・・・・。

探そ・・・・・・。


  こんなシンデレラの夢は叶わなくていい - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 13時57分 [997]   
  シ「ねえねえ、いい悪魔は見つかったの?」
魔「ええ。アスタロト様って言うの!! 魔界ナンバー2よ、ナンバー2!!」
シ「すごいじゃな〜い!! それじゃどんな魔法も使えるの?」
魔「な〜〜んでもできるわよ!! 何がして欲しい?」
シ「あのね〜、かくかくしかじかなのぉ〜」
魔「そう〜、かくかくしかじかなのね〜」
シ「そうなの〜。かくかくしかじかなのよぉ〜。なんとかして偉大なる大魔法使い様〜!」
魔「偉大なる大魔法使い様がなんとかしてあげるわ〜!」
 魔女は杖を取りだし、振り始めた。
魔「フロイデシェーネルゲッテルフンケントホテルアウスエリージウム!!」
 すると突然シンデレラの服はロイヤルなドレスに変わり、突然馬車と馬が現れた。
シ「すっご〜い!! さすが世界一の大魔法使いね!!」
魔「それほどでもあるけどっ!! それじゃレラ、がんばって!!」
シ「おっしゃ殴り込みにいってやらぁ〜!!」
魔「がんばって! レラ〜!」
 シンデレラは馬車の窓から手を振りつつ
シ「ありがとぉ〜、メグちゃ〜ん!!」
魔「名前で呼ばないでよ〜!! ・・・違った! 愛称で呼ばないで〜! あたしの名前はマーガレット〜!!」
 魔女っこ○グちゃん?
 当然魔女の叫びはシンデレラには届かなかった。

  こんなシンデレラに夢はない - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 14時10分 [998]   
シ「ホ〜ッホッホッホ! おどき〜!!」
 シンデレラはぶとー会会場の立食パーティーで人をおしのけながらがっついていた。
姉「なんか品のない人がいるわねえ〜・・・」
母「放っときなさい。所詮王子様に見向きもされないかわいそうな人なのよ」
姉「全くね・・・・・・い!?」
母「どうしたのよ!? びっくりした〜!!」
姉「いや、なんか・・・何でシンデレラがいるのかと思っちゃって・・・」
母「は? シンデレラ? いるわけないじゃない、あの馬車馬が。他人の空似よ」
姉「そう・・・よね。はは・・・は」
 キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
姉「ちょっとこの時報やめてよ!! 学校思い出すじゃない!!」
母「あんた成績悪かったものねえ・・・。王子様にお馬鹿がバレないようにうまく取り入るのよ」
姉「分かってるわよ!!」
大臣「王子様の、おな〜〜〜り〜〜〜」
 大臣の言葉とともに幕が開いた。中で豪奢な衣装の若い男性が椅子に座っている。
王子「・・・・・・」
大「これより王子ダニエルよりお話がございます。心して聞くように。それでは王子様、どうぞ」
王子「・・・・・・」
大「王子様?」
王子「・・・・・・か〜・・・くか〜・・・・・・」
大「はっはっは。王子はただいま緊張していらっしゃる様子。どうぞお許し下され」
 大臣は側にある紐を引っ張り、タライが王子の頭に直撃する。
王子「痛っ!! なんだ!? 何があった!?」
大「王子、お言葉を」
王子「あ? ああ、あ〜あ〜あ〜、はいはいはい。皆の者、舞うように闘え。そして優勝した者を私の妃に迎える。以上だ」
 し〜ん
大「・・・あの・・・舞踏会では?」
王子「うん。舞闘会。踊りながら闘うの。話通しただろ?」
大「コホン。そういうことだそうだ。あとはテキトーにやっててくれ。では健闘を祈る」
 ドソミド〜♪
 し〜ん
 ざわざわざわ

  はい - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 14時16分 [999]   
魔女の呪文はなぜかベートーヴェンの第9。気づいたかな〜?

ではレス返し

天使様>

今までのシンデレラのイメージを払拭します^^
メルヘン方面も
グロ方面も。(原作とか解釈本とかってグロいですからね〜)
ちなみに魔女のメグちゃん(ぁ)は学生時代の同級生みたいです。
魔女ならイギリスに行けばた〜くさんいますヨ☆

追伸:次の書き込みの方、1000ゲットおめでとうございます^^

  1000GET! - 翼無き天使 (男性) - 2009年08月10日 (月) 14時50分 [1000]   

いや〜記念すべき1000!
いただきました^^

しかしなんという会^^;
踊りながら闘うって^^;
弱肉強食がここの国是なんですかね。


  こんなシンデレラは夢を持たなくていい - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 19時08分 [1001]   
   かくして舞闘会は始まった。
シ「華麗なる大円舞曲!!」
 シンデレラはワルツのリズムに合わせて回りながら相手に連続キック。一人目を倒した。その後も
シ「剣の舞!!」
 どこからか取りだした剣を持って舞いながら二人目、
シ「仮面舞踏会!!」
 仮面を被って扇子で三人目、
シ「ハンガリー舞曲!!」
 エキゾチックに四人目とノしていった。ちなみにこの時代少なくとも真ん中二つの作曲者であるハチャトゥリアンはまだ生きていない。
姉「なんでアンタがこんなところにいるのよおおおおう!?」
 勝ち進んできた姉と対峙。すでに決勝まで進んでいた。
シ「王子様は渡さねえぜ!! ワルキューレの騎行!!」
 シンデレラはどこからか馬を召喚し、それに乗って姉に突進する。最早舞っていないと言うのは野暮なこと極まりない。
 しかし
姉「グラン・ジュテー!」
 義姉は軽やかにバレエのステップで馬の大群をかわした。
シ「何ですって!? 私の奥義・ワルキューレの騎行がかわされたですって!?」
姉「ほっほっほほほ!! アンタの技など見切ったわ!! どれだけやられ慣れてると思ってるのよ!! もうアンタに勝ち目はないわ!! 諦めることね! 家で名前の通り灰でもかぶって働・・・」
シ「スワン!!」
 しかしその義姉も、シンデレラの跳び蹴りに撃沈した。
シ「アタシお喋りは嫌いなの。」
姉「無念・・・がくっ・・・」
大「優勝、シンデレラ〜!!」
 ワーワーワー
 シンデレラは優勝カップを手に有頂天であった。そのとき
 どろん
シ「わ!! びっくりした〜!! ・・・何だあんたか」
魔「言い忘れてたけど、魔法は惑星の干渉が弱くなったり、守護する惑星が変わる時間―――今日は12時ね―――になると解けちゃうから気をつけてね。それじゃ」
 どろん
 ワーワーワー
シ「んなこたもっと早よ言わんかい!! え〜! あと5分もねえじゃねえか!! 帰る!!」
 帰ろうとするシンデレラを王子が追ってくる。
王子「ああ! シンデレラ!! どこへ!?」
シ「もう帰らないといけないのよ!!」
王子「そんな!! 戦国BASARAはもう終わってるのに!! あれもっと遅い時間だったっけ?」
シ「あ〜も〜!! 構ってられないのよ!!」
 シンデレラは急ぎすぎた余り階段に靴を落としてしまった。
シ「あ〜も〜!! 鬱陶しい!! 拾ってられっか!!」
王子「待って!! 見失った・・・。ん? あれは・・・」
 王子はガラスの靴を拾った。

 シンデレラがなんとか家に滑り込むと同時に魔法が解けた。シンデレラは疲れ切り、玄関で倒れ込む。
シ「あ〜、もう動けない〜」
 そして義母と義姉が帰ってくるも
母「ちょっとあんた!! どういうつもりよ!!」
姉「よくも玉の輿の邪魔をしてくれたわね!?」
シ「くか〜・・・・・・」
 すでに眠っていた。義母と義姉がそのスキにシンデレラをボコろうとしたものの、シンデレラの睡拳の返り討ちにあい、できなかったという。

  こんなシンデレラは夢を持つな - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 19時21分 [1002]   
シ「ん〜・・・ふえ?」
 翌朝シンデレラが目を覚ますと、外が妙に騒がしかった。なんと、王子がシンデレラを探しにきていたのだった。
王子「この靴のサイズにあう者を妃に迎える!!」
シ「ゲッ!! そこまでするかフツー・・・」
 見ると義母が靴を履こうとしていた。しかし足がムクんで入らないらしい。
大「失格!! 次の者!」
 義姉も履いてみるが、元々彼女の靴のサイズは一般女性平均よりも大きいため、全く入らなかった。
王子「あれ〜? どこに・・・」
シ「あ。そういえば洗濯物干してなかった」
 シンデレラは急いで洗濯が終わった自分の服だけを取りに行った。そして干していると
王子「まだそこにいるじゃん!! お〜い、君〜!!」
 王子に呼ばれた。
 当然ながら靴はすっぽりとシンデレラの足にはまった。沸き上がる歓声。
シ「まあ、そりゃそうだけどサ・・・」
母&姉「キーッ!! 悔しーっ!!」
王子「やっと見つけた・・・! よかった・・・」
 シンデレラもよかった、と思っていた。これであのババアどもを処刑出来るわ、と。
王子「それじゃ、城へ一緒に行こう」
シ「はい」
 王子に馬車まで連れられ、ふと見ると王妃らしき女性が立っていた。ああ、あの方が私のお母様になるのね、と思っていると
妃「早くいらっしゃ〜い。私のかわいいダニエルちゃん♪」
王子「は〜い☆ ママ♪」
 ぴし
 シンデレラは凍り付いた。
シ「え? 今、何て?」
王子「あのね、あれ、僕のママなんだよ☆」
 ぴしぴしぴし
 シンデレラは更に凍り付いた。そしておもむろに先ほどのガラスの靴を持つと
シ「ガラスの・・・カ〜ツ!!」
王子「ぶほぅっ!!」
 王子のどたまを殴りつけた。

  こんなシンデレラは存在をやめろ - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 19時30分 [1003]   
王子「シンデレラぁ〜、何が気にくわないの!?」
シ「近寄らないでよこのマザコン!! おねえ、夢の玉の輿よ。良かったわね」
姉「あたしだってイヤよこんなマザコン!!」
シ「結構お似合いよ!!」
王子「僕だってこんなオバサン一歩手前イヤだ!!」
姉「だれがオバサンよ!! マザコンのあんたに言われたくないわよ!!」
シ「それじゃお義母さんは!?」
母「何であたしに話を振るのよ!? っていうかあんたがお義姉ちゃんを吹っ飛ばして勝っちゃうからでしょ!? 身から出た錆じゃない!!」
シ「それじゃ・・・メグちゃ〜ん!! メグちゃ〜ん!!」
 どろん
魔「あたしはマーガレットだってば!! 無理よ。あたしアスタロト様と結婚したようなものなんだから!」
王子「僕だってこんな怪しいオカルト女願い下げだよぉ〜!」
魔「死! 殺! 呪! 滅!! 永遠に呪ってやる!!」
王子「ママ、怖いよぉ〜」
妃「ああ可哀想なダニエルちゃん! この子はあなたに一目惚れしてるんだから。ねえ、ダニエルちゃん♪」
王子「ねえ、ママ♪」
シ&母&姉「たゃーぎゃーにしとけ!!」
 シンデレラと義母と義姉が初めて意気投合し、王子に張り手をくらわせた。

 めでたくなしめでたくなし

 完

  終わった - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月10日 (月) 19時37分 [1004]   
はい、とうとう終わりました。一発ネタシンデレラ編。
次は白雪姫ですね。ハイ。あ〜、過去に書いたヤツを改めて書くのってラクですね。ちょこっと改変するだけでいいし。
っていうか中途半端に台本形式にすると結構面倒だな〜・・・。ちょっと考えよ。

あ、ちなみに魔女の呪文にはもう一パターンありました。

「サラダあぶ〜ら メンチカツ〜だ ビンでかびてる〜」

はい、某ネズミーをもじった危険なネタでした。のでボツに。

ではレス返し。

天使様>

おめでとうございます☆

本当は自分で「あげ」とか書いて1000ゲットして、その書き込みを削除して「実は1001でした〜」という悪戯をしかけようと思ってたんですけど、流石に性格悪いと思ったのでやめました☆

実は王子様がマザコンなだけでちっとも役に立たないので、自立した強い女性と結婚させようと思ったみたいです。でも強いだけだといけないので優雅さも欲しいということで王妃が王子に注文つけて結果あの大会、とww

それでは次の白雪姫で会いましょう〜☆


  アークブレード - 漆黒の騎士 (男性) - 2009年08月11日 (火) 16時17分 [1005]   
   彼奴、アレン=エクスターにはまだ聞きたい事があるのに非常警報で遮られるなんて最悪。ま、でもアレンの実力を確認出来るチャンスって考えるのも悪くないわ。
「フン!どうやら奴が今回の元凶のようだな。」
暫く進むとアレンは岩肌の蛇の様な生物を指差しそう言っているけどあれは一人で敵う相手じゃないし彼がいてくれて助かったと思う。
あの岩肌の蛇はよく見たら人間の胴の二回りは太く体の色は白色でくねくね動いて気持ち悪い。そして周りに一般人が居なくてホッとしたわ。もし居たら避難させながらだから面倒だったわ。

「…見てみろ。奴は岩肌で剣や槍の攻撃は効かない。だが関節は岩肌じゃないから俺達の武器も効きそうだ。そこで俺は奴を惹き付けるからクレアは上手く回り込んで奴の関節を狙って攻撃してくれ。」
冷静な観察眼で分析して有利な状況に導く、流石はソルジャー。アレンは剣を振り回し岩蛇を挑発して見事に惹き付けていた。私もこっそりと背後から迫り距離を詰めて行く…そして渾身の力で関節を突き刺した。槍が深々と刺さり岩蛇が体を左右に揺さぶり悶え苦しむ。そして一旦槍を抜き距離を取った。
岩蛇は興奮していて尻尾で薙ぎ払ったが私もアレンも余裕で回避できたけど今度は尻尾を地面に叩きつけている。アレンも少し離れた所から挑発するけれど余りにも興奮していて挑発すら効かないみたい。

「…彼奴尻尾を地面に叩きつける事で気合いを入れているのか。最初に見た時よりも動きが軽いな。クレア、こいつは先程よりも動きが速くなっているから気を付けろ!」
「OK!」
確かに、少し落ち着いて挑発に気を取られているのに後ろから近づいているのに気付くタイミングが早くなっている気がする。
だったら囮の囮でアレンが挑発して私が近づいて気が付かれたら私が注意を惹き付けてアレンに攻撃して貰うのも悪くないわ。
アレンが剣を振り回し奴はそっちに気を取られている。少し様子を伺いながら近付いて尻尾の薙ぎ払いを回避して奴の体の上に乗り槍で突き刺そうとしたが動きを読まれているのか体をクネクネと捩らせて的が絞れない。動きが大人しくなるのを待っても一向に大人しくなる気配はなく更に体を激しく揺さぶり始め、必死に掴まっていなければ振り落とされるのは言うまでもない。しがみつく事で精一杯で気が付かなかったが不気味な鳴き声がし何時の間にか遊園地のアトラクションに乗っている感覚が無くなっていた。よく見るとアレンが頬から出血し両手にナイフを握った状態で其所に立っていた。

「アレン、アンタ剣はどうしたのよ!」
「…落とした。けどな、拾いに行く必要はない。今はこいつを倒す事だけに専念しろ!」
「分かったわ!」
私は武器が手元から離れただけでも取り乱しそうになるのに何で彼奴は武器を落としたのにあんなに冷静で居られるの。それに折角取りに行ってあげようかなと思ったけどああも真剣に言われたら目の前の敵に専念するしかないと思うわ。

クレアはまだ岩蛇の体の上にいた。岩蛇は急所を攻撃されて相当痛かったのか息の根は止まってはいないが大人しくなっている。今の内にと言わんばかりに槍で刺した。先程よりも深々と刺さり再び不気味な鳴き声が木霊した。槍を抜こうとしたら竜巻が起こっている風景が眼前に飛び込んで来た。偶然にも発生したものだろうかそれとも誰かが意図的に発生させたものだろうか考える暇はなくアレンの声がした。

「早くそいつから離れろ!」
訳も分からず言われるままにクレアは槍を抜くと岩蛇の体から降り急いで竜巻の進路とは全然違う方向に回避した。回避し様子を伺っていると竜巻が岩蛇まで数十センチと言う所まで迫っている。岩蛇は必死に逃げようとしているがもう手遅れで体の一部が竜巻に取り込まれていて遂には舞い上げられ落下し再び竜巻の中心部に戻され物凄い断末魔を上げながら身体中を竜巻によって切り裂かれた。そしてその破片は細かく小石程度のもので四方八方に飛散したが幸い誰にも当たらず竜巻も小さなサイズになり吸い寄せられる様にアレンの掌の中へ戻って行った。

「ふっ、やったか…」
「お疲れの所悪いんだけどあの竜巻って…」
「見られてしまっては仕方無い。そうだあの竜巻は俺の詠唱で発生させたものだ。」
「へぇ、あれが魔法の威力か…恐ろしいわね。ってアンタさっき頬から出血してなかった?」
「ああ、あれか。あんなかすり傷ならこの通りだ。」
アレンは頬を指差しそう言ってるけど傷は塞がっているしおまけに傷口すら見えない。此も魔法の力だと言うのか。

「俺は見せ物じゃない。さぁ行くぞ。」
アレンは剣を拾い鞘に戻しそう言った。
「行くって何処に行くのよ。」
「ツァイベルを車の中に待たせてある。彼奴に黙って買い出しに行ったきりだったからそろそろ心配している頃だろうから戻るぞ?」
行くぞって言うからこの流れでデートかなと思ったのに。アレン見たいなイケメンで腕の立つソルジャーとだったらデートしてもいいかなと思ったのにホント空気読めないのね。いや、ツァイベルが居なかったらもしかして…
せめて彼奴の車に戻るまでの僅な時間を楽しもう。手なんて繋げたら最高なんだけどそんな事したら怒るか。

「…どうした、何かつまらなさそうな顔しているな。」
つまらなそうってアンタがデートしてくれないからつまらないに決まっているじゃないの!このバカアレン。なんて言える訳ないよね。
「アンタさぁ…」
「何だ。」
「女の子とデートした事無いでしょ?」
「無い。」
そんな顔で聞くな。あんなに淋しそうな顔で言われたら必死にうつ向いて冷静なふりをしていても直ぐに顔が真っ赤になる。
けどそんな事聞くって事はよっぽどデートがしたかったのだろうか。クレアとは親しい訳ではないが横に居るだけでも緊張するし、それにこう言う時は何を話せばいいのか分からないな。
「何話せばいいか分からなくて困っているでしょ。こう言う時は音楽の話とか後、女の子は髪型とか褒めてもらったら嬉しいのよ。」
「…分かった。今後の参考にする。」
あ〜あ本当に分かっているのかぁ、あれ…

「着いたぞ。ツァイベルー、クレア連れて来たぞ。」
短い間だったが楽しかった。だがそんな一時ともおさらばしなくてはいけない。そう、ツァイベルの車の前に着いたからな。寝ているかと思いきや携帯で誰かと話している様だ。

「はい、彼なら今戻って来たので至急そちらの方に帰らすので宜しくお願いします。はい、失礼します。」
「ツァイベル戻ったぞ。」
ツァイベルが電話を切ると同時にドアを開けて俺とクレアは後部座席に座った。しかも数十センチの隙間を開けてだが。
「おや、クレアも一緒かい?」
「一緒に居ちゃダメな訳でもある〜!」
「そんなに元気なら大丈夫そうだね。それにしてもアレン、君は何処へ行っていたんだい?」
「腹が減ったからコンビニに買い物しに行っていた。」
「はぁ、それでその帰りにクレアと接触したのだね。」
「そうだ。」
「それはそうと君の所のボスがお呼びだよ。何でも西方の紛争している諸外国に対する武装鎮圧の手伝いを頼みたいそうだよ。」
「分かった。車を出してくれ」
そう言うとツァイベルはエンジンを始動させ車を発進させた。

それにしても後部座席からどんよりとした重たい空気を感じるなぁ。電話しながらちらっと見ていたけど二人とも先程までバカップルみたいに楽しそうにしていたのに今じゃそれも嘘みたいにお通夜状態、此方まで気分が滅入りそうだよ全く。

「あのさ、アンタこれから戦争に行くけど怖いとかって思った事ある?」
「禺問だな。怖がっている余裕があればそれは確実に死へ繋がるだけだ。」
クレアが言っているのは総司令やソルジャー仲間が社交辞令で言う言葉とは違って心配して言ってくれているが素直になれそうもない。本当の事を言った所でただ彼女の不安を煽るだけだし、それにあの日に俺は誓ったんだ「俺は強くなるんだ!」と。

「アンタさぁ、クールを装っているけど凄い不安だと言うオーラ出ているわよ。」
やはりな見透かされていたか…怖くない筈がないだろう。今まで数々の戦場で勝利を上げて来たが一番怖かったのは仲間が皆負傷して戦えるのが俺一人しか居なかった時だな。あの時は戦車や戦闘機が通常よりも大きい気がしたが何時の間にか訳の分からない内に終結していたな。あの戦いは"トレントの奇跡"として歴史書に書かれるだろうがあれよりも酷い戦いはそれ以降ないとは言い切れない。かと言って此所で戦いを止める訳にはいかないんだ。俺は親父が嫌いだった。いつも偉そうにしていて母さんが亡くなった時も彼奴は戦争をしていた。その親父も15年前に戦地で消息を絶ったと言うがそれは胡散臭い。消息を確める為にも俺は5年前にソルジャーになった。そして親父が生きていればこの手で倒すのだったな。

「クレアそっとしてあげたまえ。」
「分かったわよ…」
クレアは知らないとは思うのだが実はアレンがソルジャーになったばかりの時に反政府グループが武装してデモ活動していてソルジャーは総動員で鎮圧にあたったんだったな。その時アレンも駆り出されていたが何よりも彼にソルジャーを薦めた祖父が当時の反政府グループのリーダーでアレンは特別に彼の息の根を止めると言う任務を命じられていたそうだ。そんな辛い任務だったが彼はやるしか無く彼の祖父も彼に殺される事が本望だと言っていた…
けれど、はいそうですかと言ってできるものではなく最後まで躊躇っているアレンに泣きながら「ワシはこう言う運命だったのじゃ。さぁ、早く殺れ!」と鬼気迫る表情でそう叫んでいてアレンは銃を乱射させ祖父を射殺した…
その後アレンは「俺に力があれば…」と呟き暴走してその後はどうなったかは知る由もない。僕はこんな惨い惨劇をテレビの画面で目の当たりにして今そのアレンが後部座席に座っている。かける言葉が見つからなくこの空気を変える程の力も無くああ何て無力なのだろうか…

 ぐうぅ…

「…誰か空腹の様だね。もしもアレン君が空腹なら言わせてもらうけれど『腹が減っては戦はできぬ』と言う諺の通り空腹では勝てる戦いも負けてしまうよ。そうならないないように僕と君の出会いの証の鯨の缶詰を好きなだけ食べるといい。
僕に言えるのは此くらいだな。

「アンタ、"僕と君の出会いの証"とか自分で言っていて恥ずかしくないのか。」
出会いの証しか。悪くないな…
それにしても鯨は美味いな

「は、恥ずかしいに決まっているだろう。」
「ったくクレアだってそんな事言わないぞ。」
「其所で何で私が出てくるのよ。」
「悪い悪い。二人共何か気を遣わせたみたいだな…」

「困った時はお互い様だろう。」
「困った時はお互い様よ。」
どいつもこいつも馬鹿が付くくらいのお人好しだな…とアレンは思った。

そんな三人を乗せ車は颯爽と街道を走り抜ける。


  ほむほむ - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月14日 (金) 17時39分 [1008]   
身内を殺すハメになった暗い過去。
強く生きて欲しいと思う今日この頃ですが、とりあえず無事でなにより。

では☆


  こんな白雪姫に王子は来ない - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月14日 (金) 17時33分 [1007]   
  「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ? って聞くまでもございませんわ! なぜならこの世で一番美しいのはこのあ・た・く・し!! 他に誰がいらっしゃると言うの? まあ、全世界の人間がこのあたくしの美しさにひれ伏すっていうかって、何言わせるのよ鏡さんったら!!」
「勝手に一人で盛り上がらんで下さい、王妃様。失礼、女王様」
「・・・今さりげなくあたくしを未亡人と仰ったわね?」
 鏡の中の青年は明後日の方向を眺める。
「あの〜、私はいつになったらここから出られるのでしょうか?」
「ごまかそうったってそうはいきませんわよ!! あたくしの質問に答えなさい!!」
 青年は手をぽんと叩く。
「ああ、世界一美しい人ですね」
「それもですけど!! 今あたくしを未亡人と言ったかどうかを聞いているの!! 何話を反らそうとしているの!?」
「個人的には白雪姫のほうが美しいと思いますけどね」
 はた、と女王の動きが止まった。
「し〜ら〜ゆ〜き〜ひ〜め〜!!」
「な〜んだ。結局そっちが重要なんじゃん。未亡人・・・」
「何か仰いまして!?」
 鏡の青年は答えた。
「女王サマハオ美シイト申シアゲマシタ」
 かなりの棒読みで。
「やっぱりぃ〜? オ〜ホホホホ!!」
「白雪姫の次に」
 また、女王の動きが止まった。
「し〜ら〜ゆ〜き〜ひ〜めぇ〜!! よくもあたくしのお株を奪ってくれたわねェ〜!?」
「あ〜あ。なんかムダに燃えてるし。っていうかまだ続きが・・・」
 女王は鏡の前にある玉座をずらし、床板を開けて階段を出し、降りていった。そして廊下を右に曲がったところにある扉を開け、優雅な城に似つかわしくない機械だらけの部屋に入っていった。女王はonと書かれたボタンを押し、マイクに語りかけた。
「あ、あ〜。マイクテストテスト。衛兵ロランド、大至急ここに」
「お呼びでしょうか陛下」
 女王は機械に突っ伏し、振り返った。
「いくらなんでも早すぎるわ!!」
「いや、この辺りを見回ってたら丁度大至急と仰ったものですから」
「まあいいわ」
 女王は乱れた髪を直しながら言った。
「ロランド、白雪姫を殺しなさい」
「白雪姫って〜と、あのべっぴんさんですかい? いや〜、いいですよね〜、優雅で美人で、あこがれなんすよ〜」
「ロランド!!」
 デレデレしているロランドを女王が怒鳴りつけ、ロランドは慌てて敬礼し直した。
「はっ! で、殺せとはどういうことで・・・?」
「あなたには関係ないことよ!! なんでもいいから殺しなさい!!」
「は、はいぃ〜!!」
 ロランドは逃げるようにその場を去った。
「目にもの見るがいいわ、白雪姫!! ほ〜っほっほっほ!!」

  Someday my prince will come♪ - ベールゼブブ (男性) - 2009年08月14日 (金) 17時54分 [1010]   
やっぱりセリフの前の印つけないほうが自然だなァ・・・。
やっぱ中途半端な台本形式はやめよう。

というわけで当分このはちゃめちゃ白雪姫が続きます。
最後はあんなことが・・・!?

  女王様(笑 - 翼無き天使 (男性) - 2009年08月16日 (日) 15時47分 [1027]   

ニヤニヤ笑いながら読ませてもらいましたよ^^
そして鏡もまたやる気を感じられないところがウケます。

では







Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】Amazonからポイントアップキャンペーン5月6日より開催
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板