本日ただ今がしあわせの原点 (593) |
- 日時:2014年09月24日 (水) 04時41分
名前:伝統
*「幸せな気持ちになる不思議な本」福田 純子・著(P57~60)より 明日という字は、「明るい日」と書きます。 「明るい」という字を、よく眺めてみましょう。 お日さまとお月さまが仲よく並んでいる姿です。
その「明」にもう一つ、お日さまがついて、「明日」です。 お日さまが二つにお月さまが一つですから、いやがうえにも明るいわけです。
「若い時は二度とない」といいますが、実は「『若くない時』も二度とない」のです。 人生に二度ある時は、一つもありません。 いつも「永遠の今」しかないのが、人生なのです。
夜が明けて「明日」になれば、その日は「今日」で、 そのまた夜が明けて「明日」になれば、また「今日」です。 朝のこない夜がないように、「明日」のこない「今日」はありません。
昔の人は、その日その日を大切に生きろと説明するために、 太陽のことを「今日(こんにち)さま」といいました。
あるいは、お年寄りが「お天道さまに申し訳ない」などと 囗にするのを聞いたことがありませんか。
人間は昔から、お日さまを大切にし、 本日ただ今がしあわせの原点であることを知っていたのです。
一方、「暗い」という字は、お日さまに音と書きます。 暗いのに「日」の字が二つも含まれています。
じっと眺めていると、真っ暗な中で、お日さまが横と下から 「さあ、早く立ち上がりなさい」と応援しているように見えませんか。
「くらい」という字は、このほかにも「昏」「冥」「闇」などの字を当てますが、 ほとんどといっていいくらい、「日」の字が含まれているのです。 暗いという状態は、けっして絶望的ではないのですね。
今はまだ真っ暗でも、「もうすぐどこからかお日さまの音が聞こえてくるんだなあ」と、 プラスイメージを描いてみましょう。 実際、空か一番暗いのは、月や星が消え、朝日が昇る直前です。 また、「朝」という字も不思議です。 日が昇るからこそ朝なのに、右側には日ではなく大きな月が残っています。
この字を右回りに読むと十月十日となります。 これは、「どんなにつらいことがあっても、十月十日で赤ちゃんが生まれてくるように、 次の朝にはまた新しい自分が生まれているんですよ」という意味があるそうです。
明日は「明るい日」です。 先のことを暗く考えていては今を充実して生きることはできません。
ならば1秒先は未来、すなわち明日につながるのですから、 「この先、何かあるのかしら」「なんだかわからないけど、面白そう!」と ウキウキ、ワクワクして生きていきましょう。
勇気を奮って明るい「気」を起こして、 気持ちを切り換えてスタートすると数倍楽しくなりますよ。
【 今、何を見て、何を考えるかで、あなたの未来が決まるのです 】
<感謝合掌 平成26年9月24日 頓首再拝>
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